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第8話
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生まれたばかりの眷属は、全裸の状態で跪いている。
この世界に生まれたばかりの頃の俺を見るようで他人の気がしない。
事実として他人ではなく眷属なわけだが。
しかも魂が繋がっている。
親子よりも深い繋がり……。
もっとも今は魂の繋がり云々よりも大事な事がある。
この眷属、人間のような外見に見える。
しかも……女の。
全裸。
眷属は跪いた姿勢でピクリとも動かない。
コンナトキ、ドウスレバイイノ?
あまりの事に感情が突き抜けてしまったのか、全裸を前にしてもエロ要素は何も感じない。
どれくらい時間が過ぎたか解らないが、お互い微動だにしないで時間が流れていく。
良く分からない緊張感で冷や汗が出てくる。
身体も妙にだるいし頭が良く回らない。
ここまで来ると、眷属からのリアクションはもう期待できそうも無い。
俺から、何か声をかけるしかないか?
観念して取り敢えず無難な挨拶でもと口を開く。
「頭を上げ楽にせよ」
俺がそう言うと、ピクリと肩を揺らした後、ゆっくり頭を上げはじめる眷属。
俺の方はと言うと、自分のその言葉に――な、なぜこんな偉そうなもの言いを……。
と内心焦りだす。
しかし、ついスルリと出てしまったのだから仕方ない。
こんな異常事態で、この緊張感。
ついつい焦って思わぬ言葉が出ても、誰が俺を責められよう。
もっともこの言葉遣いが、眷属に対して正しいと直感的に感じ取った部分もある。
魂の繋がりの部分が大きいのだろう、俺が眷属に対して絶対上位者であると感じるのだ。
それ故に、それにふさわしい言葉遣いや態度を取らなくてはと直感的に感じたのだ。
それでつい口について出た言葉であるが……違和感が強い。
当然だ。なんせ前世ではそんな言葉遣いをしたこと無かった。
だが一方で、丁寧な言葉を喋ろうかとすれば、その方がより違和感が強い。
眷属に丁寧な言葉を使う事は、自分の子供に土下座するくらいの違和感を感じるのだ。
もっとも前世の俺に子供はいなかったし、正確には分からないが。
まあ子供がいたとすれば、それくらいの違和感を感じる事をしているという事だ。
自分自身でも戸惑いを感じるが、いまの所はこのままでいいだろう。
いまはそれよりもこの状態をどうするべきかが優先事項だ。
とは言え、よく考えれば声をかける前に、ローブでもかけてやるべきだった。
緊張し過ぎているとは言え、少々抜けていた。
俺は急ぎ自分のローブを眷属にかけようとして……頭を上げてこちらを見る眷属と目があった。
……そこには想像を遥かに超える美少女が。
俺は思わず手を止めてマジマジと見てしまう。
優しげな、澄んだ栗色の瞳。
柔らかな長髪は、瞳よりも色素の薄い、光が透き通るような栗色。
微笑するように口角が少しだけ上がった小さな唇はピンク色。
肌は、白雪のように白い肌をしている。
跪いているので良くは分からないが、身長は150センチくらいか?
グラビアアイドルなど軽く凌ぐようなスタイルをしている。
年齢は15、6歳くらいで、醸し出すオーラはゆるふわ系美少女といった雰囲気だ。
「えっど……」
自分でも良く分からない呻き声を発し固まってしまう。
その間も眷属は微笑みつつキラキラとした視線を俺に向けてくる。
しばし時が止まったように見つめあう俺と眷属。
と、突然。
――無垢な愛情と忠誠心。
なぜか俺は眷属の感情を感じ取る事が出来た。
これも魂が繋がっているゆえだろうか?
しかし同時にどう対処すべきかますます混乱する。
俺はこんな愛情を向けられた事が前世では一度もなかった。
恋人もおらず、親も幼い頃に亡くしたから、無償の愛を感じる相手には恵まれなかった。
だから戸惑ってしまう。
こんな感情を向けられたとき、どうすればいいのか。
相手への愛情の返し方が分からない。
「着ろ」
戸惑いと照れを隠すように、ぶっきら棒にローブを被せる。
すると眷属は目を見開いて俺を見た後、愛おしそうにローブを惜しい抱く。
眷属が嬉しそうにローブを着るのを見ながら、一つ疑問が湧いてきた。
この眷属は先程から言葉を喋らないけど、喋れないのだろうか?
それとも生まれたばかりで言葉が分からない?
頭を上げろと言ったのも、ローブを着ろと言ったのも分かったようだが。
「言葉は話せるのか?」
俺が眷属に問いかけると、目をハッと開き口を開きかけて一瞬止まる。
「ん、なんだ? やはり話せないのか? 無理なら頷くだけでもいいが、話せるならば返事をしろ」
もし喋る事が出来ないなら『念話』を使って意思疎通を図るしかない。
そう考えていたとき、
「は、話せます。我が君」
柔らかく可愛らしい声で眷属が答える。
天使のような声とは、きっとこの事を言うのだろう。
たとえ俺の悪口を言われても心地よく聞こえてしまうかもしれない。
それにしても我が君だと?
眷属にとっては俺はそんなに偉い感じなのか?
でもそれならより疑問に思う。
「そうか。ならばなぜ先程から黙っているのだ?」
別にその程度で不愉快になったりしないが、なぜだろうと疑問には思う。
話せるかとの問いにも、返事すらしないのだから。
俺はべつに何も思わないが、上位者に対してとるには少々無礼な態度だ。
少し矛盾を感じる。
「あ、あのそれは……」
眷属が言いにくそうに躊躇う。
「その、わ、私が悪いのですが、えっと……」
自分が悪いと慌てる眷属を見て、閃くものがあった。
「もしかして俺が発言を許可していなかったからか?」
「あ、そ、それは……」
俺が問いかけても眷属がまだ躊躇っている。
「質問に答えよ。これ以上の躊躇いは俺への礼を欠く行動と受け取る。俺が発言を許可しなかったからか?」
「…………は、はい。我が君。……申し訳ございません……」
やはりそうか。俺の許可が無ければ、返事を発することすら躊躇うのか……。
直感的に感じ取っていたとはいえ、俺と眷属にはそこまでの上下関係があるとは思わなかった。
許可がなかったため黙っていた、と答えれば俺の落ち度として責める事となると思ったのか。
黙っていた理由を問うたのに躊躇ったのは、それが理由か。
「これよりお前に自由な発言を許す。今後何か言いたい事がある時は、自由に発言せよ」
俺は取り敢えずそう言って、今後の発言を許可しておくことにする。
いちいち許可を出すのは面倒だし、なにより俺には他に言いようもない。
元が一般人の俺に、こんな事態の対処法の正解など分かりようも無いのである。
この世界に生まれたばかりの頃の俺を見るようで他人の気がしない。
事実として他人ではなく眷属なわけだが。
しかも魂が繋がっている。
親子よりも深い繋がり……。
もっとも今は魂の繋がり云々よりも大事な事がある。
この眷属、人間のような外見に見える。
しかも……女の。
全裸。
眷属は跪いた姿勢でピクリとも動かない。
コンナトキ、ドウスレバイイノ?
あまりの事に感情が突き抜けてしまったのか、全裸を前にしてもエロ要素は何も感じない。
どれくらい時間が過ぎたか解らないが、お互い微動だにしないで時間が流れていく。
良く分からない緊張感で冷や汗が出てくる。
身体も妙にだるいし頭が良く回らない。
ここまで来ると、眷属からのリアクションはもう期待できそうも無い。
俺から、何か声をかけるしかないか?
観念して取り敢えず無難な挨拶でもと口を開く。
「頭を上げ楽にせよ」
俺がそう言うと、ピクリと肩を揺らした後、ゆっくり頭を上げはじめる眷属。
俺の方はと言うと、自分のその言葉に――な、なぜこんな偉そうなもの言いを……。
と内心焦りだす。
しかし、ついスルリと出てしまったのだから仕方ない。
こんな異常事態で、この緊張感。
ついつい焦って思わぬ言葉が出ても、誰が俺を責められよう。
もっともこの言葉遣いが、眷属に対して正しいと直感的に感じ取った部分もある。
魂の繋がりの部分が大きいのだろう、俺が眷属に対して絶対上位者であると感じるのだ。
それ故に、それにふさわしい言葉遣いや態度を取らなくてはと直感的に感じたのだ。
それでつい口について出た言葉であるが……違和感が強い。
当然だ。なんせ前世ではそんな言葉遣いをしたこと無かった。
だが一方で、丁寧な言葉を喋ろうかとすれば、その方がより違和感が強い。
眷属に丁寧な言葉を使う事は、自分の子供に土下座するくらいの違和感を感じるのだ。
もっとも前世の俺に子供はいなかったし、正確には分からないが。
まあ子供がいたとすれば、それくらいの違和感を感じる事をしているという事だ。
自分自身でも戸惑いを感じるが、いまの所はこのままでいいだろう。
いまはそれよりもこの状態をどうするべきかが優先事項だ。
とは言え、よく考えれば声をかける前に、ローブでもかけてやるべきだった。
緊張し過ぎているとは言え、少々抜けていた。
俺は急ぎ自分のローブを眷属にかけようとして……頭を上げてこちらを見る眷属と目があった。
……そこには想像を遥かに超える美少女が。
俺は思わず手を止めてマジマジと見てしまう。
優しげな、澄んだ栗色の瞳。
柔らかな長髪は、瞳よりも色素の薄い、光が透き通るような栗色。
微笑するように口角が少しだけ上がった小さな唇はピンク色。
肌は、白雪のように白い肌をしている。
跪いているので良くは分からないが、身長は150センチくらいか?
グラビアアイドルなど軽く凌ぐようなスタイルをしている。
年齢は15、6歳くらいで、醸し出すオーラはゆるふわ系美少女といった雰囲気だ。
「えっど……」
自分でも良く分からない呻き声を発し固まってしまう。
その間も眷属は微笑みつつキラキラとした視線を俺に向けてくる。
しばし時が止まったように見つめあう俺と眷属。
と、突然。
――無垢な愛情と忠誠心。
なぜか俺は眷属の感情を感じ取る事が出来た。
これも魂が繋がっているゆえだろうか?
しかし同時にどう対処すべきかますます混乱する。
俺はこんな愛情を向けられた事が前世では一度もなかった。
恋人もおらず、親も幼い頃に亡くしたから、無償の愛を感じる相手には恵まれなかった。
だから戸惑ってしまう。
こんな感情を向けられたとき、どうすればいいのか。
相手への愛情の返し方が分からない。
「着ろ」
戸惑いと照れを隠すように、ぶっきら棒にローブを被せる。
すると眷属は目を見開いて俺を見た後、愛おしそうにローブを惜しい抱く。
眷属が嬉しそうにローブを着るのを見ながら、一つ疑問が湧いてきた。
この眷属は先程から言葉を喋らないけど、喋れないのだろうか?
それとも生まれたばかりで言葉が分からない?
頭を上げろと言ったのも、ローブを着ろと言ったのも分かったようだが。
「言葉は話せるのか?」
俺が眷属に問いかけると、目をハッと開き口を開きかけて一瞬止まる。
「ん、なんだ? やはり話せないのか? 無理なら頷くだけでもいいが、話せるならば返事をしろ」
もし喋る事が出来ないなら『念話』を使って意思疎通を図るしかない。
そう考えていたとき、
「は、話せます。我が君」
柔らかく可愛らしい声で眷属が答える。
天使のような声とは、きっとこの事を言うのだろう。
たとえ俺の悪口を言われても心地よく聞こえてしまうかもしれない。
それにしても我が君だと?
眷属にとっては俺はそんなに偉い感じなのか?
でもそれならより疑問に思う。
「そうか。ならばなぜ先程から黙っているのだ?」
別にその程度で不愉快になったりしないが、なぜだろうと疑問には思う。
話せるかとの問いにも、返事すらしないのだから。
俺はべつに何も思わないが、上位者に対してとるには少々無礼な態度だ。
少し矛盾を感じる。
「あ、あのそれは……」
眷属が言いにくそうに躊躇う。
「その、わ、私が悪いのですが、えっと……」
自分が悪いと慌てる眷属を見て、閃くものがあった。
「もしかして俺が発言を許可していなかったからか?」
「あ、そ、それは……」
俺が問いかけても眷属がまだ躊躇っている。
「質問に答えよ。これ以上の躊躇いは俺への礼を欠く行動と受け取る。俺が発言を許可しなかったからか?」
「…………は、はい。我が君。……申し訳ございません……」
やはりそうか。俺の許可が無ければ、返事を発することすら躊躇うのか……。
直感的に感じ取っていたとはいえ、俺と眷属にはそこまでの上下関係があるとは思わなかった。
許可がなかったため黙っていた、と答えれば俺の落ち度として責める事となると思ったのか。
黙っていた理由を問うたのに躊躇ったのは、それが理由か。
「これよりお前に自由な発言を許す。今後何か言いたい事がある時は、自由に発言せよ」
俺は取り敢えずそう言って、今後の発言を許可しておくことにする。
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