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待ち望まない日
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朝、いつもより早く、全員が集合する。
皆、不安が募り早くに目が覚めてしまったのだろう。
「少し早いが、向かうとするか」
レーネが、移動を促し冒険者連盟へと向かう。
1度、冒険者連盟に集まってから、ダンジョンに向かう手筈になっているからだ。
冒険者連盟への移動中、重苦しい空気が漂う。
レーネでさえも、少し緊張で体がこわばっているのだ。
皆も、それ以上に緊張しているだろう。
「今日、他のギルドの奴らもいるが、身内のことだけを考えるんだぞ!?」
唐突に、レーネが口を開く。
皆は、この意味がわかっていないだろうが、レーネは真剣だ。
「少し、厳しいことを言うようだが、恐らく死人が出る事になる」
その言葉を聞き、全員が青ざめる。
転生組は当然だが、人が目の前で死ぬということに慣れていない。
サリーも、周に出会うまでほとんど、ダンジョンをこなしてこなかった為、全く慣れていない。
「ショッキングな経験になるだろうが、狼狽えずに頑張ってくれ」
重苦しい空気が、さらに重たくなる。
そのまま、無言が続き冒険者連盟まで着いてしまった。
「お待ちしておりました!夜ト神さんは来られてないんですか?」
スコットが、軽々と地雷を踏んでいく。
皆、一斉に口を噤んでしまう。
だが、レーネが回答する。
「周は、体調が優れなくて来れないんだ。妾が居れば、戦力的には問題ないだろ?」
「えぇ、問題は無いです。夜ト神さん大丈夫なんですか?」
「あぁ、心配には及ばんよ」
そこで、周の話は呆気なく終わり、スコットに中へと案内される。
中へ入ると、見知らぬ顔ぶれで溢れかえっていたが、1人だけこちらに歩いてくる人物がいた。
「久しぶりだね、覚えているかい?」
「失礼だが、妾の記憶には、お主はおらぬ」
「覚えられてないのは、なかなか傷つくねー」
口でそう言いながらも、笑を零している。
「レネットさん、この方大会の決勝で戦った人じゃない?」
「そーですよ!あんなに激戦だったのに覚えてないです!?」
サリーと桜田は、準決勝で当たっているので面識があり、2人は覚えていたのでレーネのフォローに入る。
「あぁ、そんな奴いたな。名はなんじゃったか?」
「ライオットでいいよ。今日は、一緒に戦うんだ、名前くらいは覚えて欲しいね」
ライオットのギルドも、今回のクエストに招集がかかっていた。
周達のギルドとは違い、一般的なギルドはかなりの人数を抱えている為、こう言った稼げるクエストには、基本的に積極的なのだ。
「妾と周に負けた小僧が、今回の戦いで役に立つのか?」
久しぶりに、レーネの毒舌が火を吹きライオットへと突き刺さる。
「これでも、妻子持ちで皆よりは歳上だと思うんだけどな..ははは.......」
痛いところを突かれたので、言い返すライオット。
レーネも言い返したいが、素性を明かす訳には行かないので、自分がこの形でライオットよりも、歳上だということは言えない。
「レーネさんは、ちょっと常識がないので許してあげて下さい」
「すいません.......」
翠蓮姉妹のナイスアシストが入る。
「この年齢で、冒険者をやっているって事はそういうことなんだろうし、気にしていないよ」
ライオットも、年齢を重ねている故に大人だ。
ここは何とか、事を収めた。
「そういば、君達は大会で見なかったね、新入りかい?」
大会の時、翠蓮姉妹はまだこちらの世界に来ていないので、知らないのは当然のことだ。
「私達、時音と風音って言います!冒険者ランクはBです!不束者ですが、今日はよろしくお願いします!!!」
風音がわざわざ、時音の分まで自己紹介をする。
「君たちのギルドは、少数精鋭なんだね。ここら辺のギルドの中じゃ珍しい」
皆、この世界で他人とのコミュニケーションを、ギルド内以外であまり取らないので、この世界の定石について知らない。
「普通のギルドはどんな感じなんですか?」
桜田が、情報収集のためにライオットに問掛ける。
「僕達のギルドとかは、たくさんの低ランカーを抱えてて、その中に少数の高ランカーがいるって感じかな」
確かに、それを踏まえて自分のギルドを考えると、かなり偏りのあるギルドだ。
「だけど、君たちはまだギルド作ったばかりみたいだし、仕方ないんじゃないかな?」
「まぁ、妾達は弱くない故、それほど仲間は欲しておらんのじゃ」
レーネがまた心無い言葉を、ライオットに向けて発射する。
「本当にすいません、うちのレネットが」
「レーネも謝るです!」
次は、桜田とサリーが全力でカバーに入る。
実力差では、レーネはダントツだが、コミュニケーション能力は著しく低いようだ。
「いいよ、君はそういう子なんだね。そう言えば、夜ト神君は?」
ライオットは、笑って許してくれる。
これも大人の懐の広さだ。
話が切れたところで、先程から気になっていたであろう、周の話題が出る。
「周は、体調不良なのじゃ」
「このタイミングで体調不良とは、運が悪いね」
やはり大人な対応の、ライオットだ。
ライオットとの、世間話に花を咲かせていると、一人の女が壇上に上がり話し始める。
「静粛に!!!我々は今から遊びに行く訳では無い、民を守るため、モンスター共を抹殺しにゆくのだ!」
急に、その女による演説が始まる。
「誰じゃ?あの偉そうな女は」
「君たち知らないのかい?今回のランク変更に伴ってSSランクに上がって、今日の攻略指揮を任された、血濡れの花のギルドマスター、カルナ・フィオーレだぞ?」
「聞いた事の無い名だな?」
「自分の名前をギルド名に入れるなんて、なかなかいいセンスしてますね」
風音が、話を茶化す。
「先程から、そこの者達五月蝿いぞ!」
ライオットと、話していると注意を受ける。
「なんじゃあの小娘、少し癪に障るな」
レーネが、キレかけて攻撃を仕掛けようとするが、何とか4人がかりで止める。
「今作戦に参加する、4ギルドが揃った。これからダンジョンへと向かう訳だが、詳しい作戦は到着次第伝える!それでは、早速向かうぞ!」
カルナの指示の元、移動が始まる。
「意外と人数いないんですね?」
桜田が、移動中ライオットに質問をする。
この世界で、数少ない知り合いだ。
聞けることは、聞いておこうということなのだろう。
「普段は、もっと大人数なんだけど、今回はランクがランクだから、低ランカーが沢山来ても、無駄な命が失われるだけだからね」
桜田達は、この言葉を聞き、やはり命懸けだということを思い知らされる。
「止まれ!」
急に、先導していたカルナが叫ぶ。
「なんじゃ、急に叫びよって」
どうやら、レーネはカルナのことが嫌いらしい。
何かある事に、突っかかる。
「到着したぞ、ここが今回攻略するSSランクダンジョンだ。情報がないので、あまり詳しい説明は省く」
なら、どうやって作戦を立てるのじゃ。
心の中でツッコミを入れるレーネ。
「今、ここにはSSランクが一人、Sランクが7名が居る。決して勝てぬダンジョンでは無いだろう!」
「私たち数えられてないです.......」
「あくまでも、戦力外という事ね」
桜田達は、少し気を落とす。
「最終伝達を行う、各ギルドマスターは、私の元にこい」
「いちいち偉そうな、小娘じゃ」
レーネは、ライオットと共にカルナの元へと行く。
各ギルドマスター3人が、カルナの元に集まる。
「おい、ギルドマスターは全員男と聞いていたが?」
ギルドマスターは、周なのでそれに関してカルナが突っかかってくる。
「妾は、夜明けの転生者達のギルドマスター代理だ」
「ギルドマスターは、どうした?」
「今日は、体調が優れず来れない」
「体調不良だと?!こんな大事に日に!?笑わすな!」
「そんなことを言われても、来れぬものは来れんのじゃ」
「まぁいいだろう、所詮、体調不良で来れぬ程度の奴、居てもさほど変わらないだろう。まさか、怖気付いて仮病でも使ってるんじゃないか?」
カルナは、周のことを小馬鹿にする。
だが、この発言は、ギリギリの所で苛立ちを押さえていたレーネを、キレさせるには容易い言葉だった。
否、通常のレーネでも、こんなことを言われれば、ブチ切れていたであろう。
レーネは、刀を取り出しカルナに斬りかかる。
だが、意図も簡単にその斬撃は受け止められてしまった。
「殺す気で斬ったつもりだったのだが、少々手加減をしてしまったようだ」
「私に刃を向けるとは、怖いもの知らずのようだな?」
「まあまあ、2人とも落ち着いて」
ライオットが仲裁に入る。
「周は、お主など比にならぬ強さを秘めておるのだ!」
「秘めているだけなら、何の役にもたたん!」
ライオットが、仲裁に入るも2人の睨み合いは続く。
「まぁ、良い。来ない者の話をしてもただの結果論に過ぎぬ。皆時間を取らせてしまって悪い、早く攻略して帰るぞ!」
こうして、ピリピリした空気が続いたまま、ダンジョン攻略が始まってしまった。
カルナは、颯爽と先頭を歩いていく。
「皆の者、着いてこい!足を引っ張るでないぞ初心者共」
最後まで、レーネたちを煽り立てる。
こんな状態のまま、攻略が始まってしまって大丈夫なのか。不安が積み重なった皆の心には、雨が降ろうとしていた。
「皆案ずるな、妾が何としてでも命だけは守ってやる」
だが、レーネの一言を聞き、皆の心には再び、やる気が満ち溢れたのだった。
皆、不安が募り早くに目が覚めてしまったのだろう。
「少し早いが、向かうとするか」
レーネが、移動を促し冒険者連盟へと向かう。
1度、冒険者連盟に集まってから、ダンジョンに向かう手筈になっているからだ。
冒険者連盟への移動中、重苦しい空気が漂う。
レーネでさえも、少し緊張で体がこわばっているのだ。
皆も、それ以上に緊張しているだろう。
「今日、他のギルドの奴らもいるが、身内のことだけを考えるんだぞ!?」
唐突に、レーネが口を開く。
皆は、この意味がわかっていないだろうが、レーネは真剣だ。
「少し、厳しいことを言うようだが、恐らく死人が出る事になる」
その言葉を聞き、全員が青ざめる。
転生組は当然だが、人が目の前で死ぬということに慣れていない。
サリーも、周に出会うまでほとんど、ダンジョンをこなしてこなかった為、全く慣れていない。
「ショッキングな経験になるだろうが、狼狽えずに頑張ってくれ」
重苦しい空気が、さらに重たくなる。
そのまま、無言が続き冒険者連盟まで着いてしまった。
「お待ちしておりました!夜ト神さんは来られてないんですか?」
スコットが、軽々と地雷を踏んでいく。
皆、一斉に口を噤んでしまう。
だが、レーネが回答する。
「周は、体調が優れなくて来れないんだ。妾が居れば、戦力的には問題ないだろ?」
「えぇ、問題は無いです。夜ト神さん大丈夫なんですか?」
「あぁ、心配には及ばんよ」
そこで、周の話は呆気なく終わり、スコットに中へと案内される。
中へ入ると、見知らぬ顔ぶれで溢れかえっていたが、1人だけこちらに歩いてくる人物がいた。
「久しぶりだね、覚えているかい?」
「失礼だが、妾の記憶には、お主はおらぬ」
「覚えられてないのは、なかなか傷つくねー」
口でそう言いながらも、笑を零している。
「レネットさん、この方大会の決勝で戦った人じゃない?」
「そーですよ!あんなに激戦だったのに覚えてないです!?」
サリーと桜田は、準決勝で当たっているので面識があり、2人は覚えていたのでレーネのフォローに入る。
「あぁ、そんな奴いたな。名はなんじゃったか?」
「ライオットでいいよ。今日は、一緒に戦うんだ、名前くらいは覚えて欲しいね」
ライオットのギルドも、今回のクエストに招集がかかっていた。
周達のギルドとは違い、一般的なギルドはかなりの人数を抱えている為、こう言った稼げるクエストには、基本的に積極的なのだ。
「妾と周に負けた小僧が、今回の戦いで役に立つのか?」
久しぶりに、レーネの毒舌が火を吹きライオットへと突き刺さる。
「これでも、妻子持ちで皆よりは歳上だと思うんだけどな..ははは.......」
痛いところを突かれたので、言い返すライオット。
レーネも言い返したいが、素性を明かす訳には行かないので、自分がこの形でライオットよりも、歳上だということは言えない。
「レーネさんは、ちょっと常識がないので許してあげて下さい」
「すいません.......」
翠蓮姉妹のナイスアシストが入る。
「この年齢で、冒険者をやっているって事はそういうことなんだろうし、気にしていないよ」
ライオットも、年齢を重ねている故に大人だ。
ここは何とか、事を収めた。
「そういば、君達は大会で見なかったね、新入りかい?」
大会の時、翠蓮姉妹はまだこちらの世界に来ていないので、知らないのは当然のことだ。
「私達、時音と風音って言います!冒険者ランクはBです!不束者ですが、今日はよろしくお願いします!!!」
風音がわざわざ、時音の分まで自己紹介をする。
「君たちのギルドは、少数精鋭なんだね。ここら辺のギルドの中じゃ珍しい」
皆、この世界で他人とのコミュニケーションを、ギルド内以外であまり取らないので、この世界の定石について知らない。
「普通のギルドはどんな感じなんですか?」
桜田が、情報収集のためにライオットに問掛ける。
「僕達のギルドとかは、たくさんの低ランカーを抱えてて、その中に少数の高ランカーがいるって感じかな」
確かに、それを踏まえて自分のギルドを考えると、かなり偏りのあるギルドだ。
「だけど、君たちはまだギルド作ったばかりみたいだし、仕方ないんじゃないかな?」
「まぁ、妾達は弱くない故、それほど仲間は欲しておらんのじゃ」
レーネがまた心無い言葉を、ライオットに向けて発射する。
「本当にすいません、うちのレネットが」
「レーネも謝るです!」
次は、桜田とサリーが全力でカバーに入る。
実力差では、レーネはダントツだが、コミュニケーション能力は著しく低いようだ。
「いいよ、君はそういう子なんだね。そう言えば、夜ト神君は?」
ライオットは、笑って許してくれる。
これも大人の懐の広さだ。
話が切れたところで、先程から気になっていたであろう、周の話題が出る。
「周は、体調不良なのじゃ」
「このタイミングで体調不良とは、運が悪いね」
やはり大人な対応の、ライオットだ。
ライオットとの、世間話に花を咲かせていると、一人の女が壇上に上がり話し始める。
「静粛に!!!我々は今から遊びに行く訳では無い、民を守るため、モンスター共を抹殺しにゆくのだ!」
急に、その女による演説が始まる。
「誰じゃ?あの偉そうな女は」
「君たち知らないのかい?今回のランク変更に伴ってSSランクに上がって、今日の攻略指揮を任された、血濡れの花のギルドマスター、カルナ・フィオーレだぞ?」
「聞いた事の無い名だな?」
「自分の名前をギルド名に入れるなんて、なかなかいいセンスしてますね」
風音が、話を茶化す。
「先程から、そこの者達五月蝿いぞ!」
ライオットと、話していると注意を受ける。
「なんじゃあの小娘、少し癪に障るな」
レーネが、キレかけて攻撃を仕掛けようとするが、何とか4人がかりで止める。
「今作戦に参加する、4ギルドが揃った。これからダンジョンへと向かう訳だが、詳しい作戦は到着次第伝える!それでは、早速向かうぞ!」
カルナの指示の元、移動が始まる。
「意外と人数いないんですね?」
桜田が、移動中ライオットに質問をする。
この世界で、数少ない知り合いだ。
聞けることは、聞いておこうということなのだろう。
「普段は、もっと大人数なんだけど、今回はランクがランクだから、低ランカーが沢山来ても、無駄な命が失われるだけだからね」
桜田達は、この言葉を聞き、やはり命懸けだということを思い知らされる。
「止まれ!」
急に、先導していたカルナが叫ぶ。
「なんじゃ、急に叫びよって」
どうやら、レーネはカルナのことが嫌いらしい。
何かある事に、突っかかる。
「到着したぞ、ここが今回攻略するSSランクダンジョンだ。情報がないので、あまり詳しい説明は省く」
なら、どうやって作戦を立てるのじゃ。
心の中でツッコミを入れるレーネ。
「今、ここにはSSランクが一人、Sランクが7名が居る。決して勝てぬダンジョンでは無いだろう!」
「私たち数えられてないです.......」
「あくまでも、戦力外という事ね」
桜田達は、少し気を落とす。
「最終伝達を行う、各ギルドマスターは、私の元にこい」
「いちいち偉そうな、小娘じゃ」
レーネは、ライオットと共にカルナの元へと行く。
各ギルドマスター3人が、カルナの元に集まる。
「おい、ギルドマスターは全員男と聞いていたが?」
ギルドマスターは、周なのでそれに関してカルナが突っかかってくる。
「妾は、夜明けの転生者達のギルドマスター代理だ」
「ギルドマスターは、どうした?」
「今日は、体調が優れず来れない」
「体調不良だと?!こんな大事に日に!?笑わすな!」
「そんなことを言われても、来れぬものは来れんのじゃ」
「まぁいいだろう、所詮、体調不良で来れぬ程度の奴、居てもさほど変わらないだろう。まさか、怖気付いて仮病でも使ってるんじゃないか?」
カルナは、周のことを小馬鹿にする。
だが、この発言は、ギリギリの所で苛立ちを押さえていたレーネを、キレさせるには容易い言葉だった。
否、通常のレーネでも、こんなことを言われれば、ブチ切れていたであろう。
レーネは、刀を取り出しカルナに斬りかかる。
だが、意図も簡単にその斬撃は受け止められてしまった。
「殺す気で斬ったつもりだったのだが、少々手加減をしてしまったようだ」
「私に刃を向けるとは、怖いもの知らずのようだな?」
「まあまあ、2人とも落ち着いて」
ライオットが仲裁に入る。
「周は、お主など比にならぬ強さを秘めておるのだ!」
「秘めているだけなら、何の役にもたたん!」
ライオットが、仲裁に入るも2人の睨み合いは続く。
「まぁ、良い。来ない者の話をしてもただの結果論に過ぎぬ。皆時間を取らせてしまって悪い、早く攻略して帰るぞ!」
こうして、ピリピリした空気が続いたまま、ダンジョン攻略が始まってしまった。
カルナは、颯爽と先頭を歩いていく。
「皆の者、着いてこい!足を引っ張るでないぞ初心者共」
最後まで、レーネたちを煽り立てる。
こんな状態のまま、攻略が始まってしまって大丈夫なのか。不安が積み重なった皆の心には、雨が降ろうとしていた。
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だが、レーネの一言を聞き、皆の心には再び、やる気が満ち溢れたのだった。
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