俺最強と思ってる主人公が異世界でハーレムを作りながら最強を目指す!

白神 白夜

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黒の番犬 ヨートス

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変身してからの、ヨートスは先程とはうって代わり、全員を圧倒していた。

「やはり、本気は出さなくて良かったですね」

余裕が出てきたヨートスが、冷静さを取り戻す。
こうなってしまうと、桜田達としても、カルナとしても先程より、倒しずらくなる。

「あなたの剣、こんなに遅かったですか?」

見事に、先程押さえ込んでいたカルナの剣は、完全に見切られてしまっていた。

「なら、これならどうだ?!」

そう言うと、カルナはおもむろに異空間より、剣を更に6本追加する。
そして、新たに出した剣を、ヨートスに向けて飛ばす。

「手数を増やしたところで、このスピードでは、私には当たりませんよ?」

「そうとも限らんと思うが?」

剣が増えたことによって、一つ一つの操作の精密性が落ちるかと思われたが、カルナもSSランクに認められただけある。
剣の精密性は、落ちるどころか、寧ろ上がっているようにまで感じる。

「本当に、小癪な.......」

剣を増やしたことにより、少しずつだが、再びカルナが押し始める。

「今なら行ける!」

そう言うと、ディスクを取り出した風音が、急に駆け出す。
よく分からないが、とりあえず桜田とサリーも援護の為に、横に着き共に駆け出す。

「モード 死を司る大鎌デス・デスサイズ! スキル 死への誘いデス・ロンド!」

風音は、ディスクを鎌へと変え、付与スキルを使う。
先程とは違い、カルナはヨートスを攻撃しながらも、ミリ単位の修正を加え、風音の鎌がギリギリ通る道筋を作る。
ヨートスは、カルナの攻撃を防ぐので、精一杯だ。

「貰いました!」

そのまま、カルナの作ってくれた隙間へと、思いっきり鎌を振る風音。
ヨートスは、この際一撃はやむを得ないと考え、風音の攻撃を避けることを諦めていた。
風音が振り切った鎌は、完璧にヨートスを捉え、切り裂いた。
だが、風音以外が驚愕した。何故なら、完全にヨートスの体を通過したはずなのに、外傷が無かったからだ。

「おい!どうなっている!?」

わざわざ、道を作ってやったのに、ダメージが通っていないことに怒るカルナ。

「安心してください、ちゃんとスキルは発動してます!」

風音は、手応えを感じた為、当たったことを確信していた。
同時に、ヨートスも自分の体の違和感に気付く。

「おい!俺の体に何をした?!」

カルナの攻撃を防ぎながら、ヨートスは風音に問う。
そして、カルナもその違和感に気づく。

「先程よりも、動きが鈍くなっている?」

「まさにその通り!!!」

風音は、ドヤ顔で説明し出す。

「このスキルの攻撃に当たると、その対象の生命力を根こそぎ刈りとります!」

生命力を刈り取られたが故に、ヨートスは体その物を動かすエネルギーが無くなってしまったのだ。

「さぁ!後は皆さんに任せますので、やっちゃってください!!!」

「出来したぞ、小娘!!!」

カルナにとって、動きの鈍ったヨートスを圧倒するのは、容易なことだった。
カルナの操る剣は、ヨートスを捉え、四肢を貫き、壁に貼り付ける形で拘束する。

「手柄はくれてやる」

カルナは、意外にも桜田とサリーに、トドメを譲った。
桜田とサリーは、困惑しながらも、最後の一撃を引き受け、ヨートスへと近づいていく。

「悪く思わないでください」

「ごめんなさいです」

「ふざけるな!僕はこんな所で死ぬ訳ないだろ!」

ヨートスは、先までの丁寧な言葉遣いをやめ、激怒し叫び出す。
だが、その言葉は誰にも届いていない。

「居合 桜吹雪」

疾風乱撃ヴラスカ・ディストルド

2人は、静かにヨートスへとトドメを刺した。
ヨートスは、首を跳ねられ完全に絶命する。
カルナもそれを確認し、四肢に突き刺していた剣を引き抜く。

「なんとか倒せてよかったね」

ライオットは、何事もなく終わりほっとしているようだ。

「お前は何もしていないだろ!」

カルナに突っ込まれるが、これは予測していた反応なので、それほどダメージはなかった。

「こちらの戦いも終わったことですし、レーネさんを助けに行きましょう.......」

「そうね、レネットさんが心配だわ」

早々に、気持ちを切り替える桜田達。
別の場所で戦っているような言い回しだが、途中まで隣で戦っていたはずのレーネは、戦いの中で別の場所に移動してしまったようだ。

「早く、行ってあげましょう!」

「もう一体も片付けて、さっさと帰るぞ」

こうして、ヨートスを倒した一行は、レーネを助けに、部屋を後にした。
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