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第11話 困り事
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性別が違う事で、一番困るのが、着替えや
入浴でした。
一人で入りたいと言っても、無言で顔を
赤くし、怒ってますって、メイドさんたちが
訴えてくるので、強く言えず、脱衣場では、
着替える事ができませんでした。
怪しまれるけど、バレてしまうより
いいかなぁと、思い、何十人もの人が、
一斉に入れそうな、広い浴室に、
着替えなどを持ち込み、手早く
入浴をすませていました。
湯上りに、髪の毛を、乾かされるのは、
まだまだ、照れくさいですが、
気持ち良かったので、昨日は、
ついうっかり、寝そうになりました。
バレたら大変だわ。
気を引き締めないとね。
念の為、寝る時にも、小さな胸に、布を巻いて、
しています。
朝起きると、いくつか服を準備してくれる、
メイドさんには、悪いけど、喉元が、
隠れる服を選び、自分で身につけています。
話さなければいけない時には、なるべく
低い声ではなし、最低限必要な会話しか、
しなくなりました。
体調不良という事で、剣術を休み、なるべく
人と、接する機会を 少なくしました。
儀式が近いという事で、成人の儀式の
練習だけは、欠かさずしました。
体力は、あるほうだと、思っていたけど、
練習が、終わると、ぐったりして、
そのまま、食事もとらずに、
寝てしまう事も、度々ありました。
食事をしていても、眠くて、今日は、
食べてる途中で、寝てしまいました。
ガチャ。
「リマーユ。眠ってしまったのか。また、
あまり食べていないな。」
メイドたちは、頭を下げ、部屋のすみに
控えました。
誰だろ?眠くて、もう目も開けれなくなり、
体の力が、抜けていくようでした。
誰かが、私の頭を撫でて、くれているわ。
「すまない。」
ゆらゆら揺れているのが、心地よく、
そのまま、眠ってしまいました。
アラン目線
食堂の前で、出てきたストルグ王子と、
バッタリあった。
腕には、リマーユ王子に似た、
チマリが、お姫様抱っこという抱き方で、
ストルグ王子の腕の中で、眠っていた。
寝顔もかわいい。
「ストルグ王子、代わります。」
王子は笑いながら、
「私のかわいいリマーユが、狼に、
食べられそうだから、私が、このまま、
部屋のベッドまで、送るよ。」
「狼?俺は、純粋に……。」
「純粋?ふふっ。かわいいし、軽いし、
私は大丈夫だから、このまま送って、
疲れもたまってるから、添い寝して、
あげるつもりだよ。兄弟だから、
別に、変じゃないからね。」
添い寝だと。
兄弟ならいいんだろうが、んっ?
いいのか?イヤイヤ。
チマリは、女の子だ。
しかも、かわいい。ダメだ。
「ストルグ王子、仕事が、おありですよね、
ここは、俺が、送りますから。」
俺は無理矢理、ストルグ王子から、
かわいい、チマリを奪って
お姫様抱っこをした。
背中から、ストルグ王子の、笑い声が、
聞こえていた。
リマーユ王子の部屋のベッドに、
チマリを、そーっと寝かした。
ここ数日、食事もとらず、笑顔も少なく、
なったと、メイドからきいていたが、
確かに、痩せてしまった。
剣術では、さすがにバレてしまうので、
体調不良で、休んでいるが……。
病気との、噂も出はじめたが、食事途中で、
眠るほど、疲れているのか?
人疲れ?気疲れか?
つい、かわいい手を離したくなくて、
チマリの手の甲に、口付けを落とした。
入浴でした。
一人で入りたいと言っても、無言で顔を
赤くし、怒ってますって、メイドさんたちが
訴えてくるので、強く言えず、脱衣場では、
着替える事ができませんでした。
怪しまれるけど、バレてしまうより
いいかなぁと、思い、何十人もの人が、
一斉に入れそうな、広い浴室に、
着替えなどを持ち込み、手早く
入浴をすませていました。
湯上りに、髪の毛を、乾かされるのは、
まだまだ、照れくさいですが、
気持ち良かったので、昨日は、
ついうっかり、寝そうになりました。
バレたら大変だわ。
気を引き締めないとね。
念の為、寝る時にも、小さな胸に、布を巻いて、
しています。
朝起きると、いくつか服を準備してくれる、
メイドさんには、悪いけど、喉元が、
隠れる服を選び、自分で身につけています。
話さなければいけない時には、なるべく
低い声ではなし、最低限必要な会話しか、
しなくなりました。
体調不良という事で、剣術を休み、なるべく
人と、接する機会を 少なくしました。
儀式が近いという事で、成人の儀式の
練習だけは、欠かさずしました。
体力は、あるほうだと、思っていたけど、
練習が、終わると、ぐったりして、
そのまま、食事もとらずに、
寝てしまう事も、度々ありました。
食事をしていても、眠くて、今日は、
食べてる途中で、寝てしまいました。
ガチャ。
「リマーユ。眠ってしまったのか。また、
あまり食べていないな。」
メイドたちは、頭を下げ、部屋のすみに
控えました。
誰だろ?眠くて、もう目も開けれなくなり、
体の力が、抜けていくようでした。
誰かが、私の頭を撫でて、くれているわ。
「すまない。」
ゆらゆら揺れているのが、心地よく、
そのまま、眠ってしまいました。
アラン目線
食堂の前で、出てきたストルグ王子と、
バッタリあった。
腕には、リマーユ王子に似た、
チマリが、お姫様抱っこという抱き方で、
ストルグ王子の腕の中で、眠っていた。
寝顔もかわいい。
「ストルグ王子、代わります。」
王子は笑いながら、
「私のかわいいリマーユが、狼に、
食べられそうだから、私が、このまま、
部屋のベッドまで、送るよ。」
「狼?俺は、純粋に……。」
「純粋?ふふっ。かわいいし、軽いし、
私は大丈夫だから、このまま送って、
疲れもたまってるから、添い寝して、
あげるつもりだよ。兄弟だから、
別に、変じゃないからね。」
添い寝だと。
兄弟ならいいんだろうが、んっ?
いいのか?イヤイヤ。
チマリは、女の子だ。
しかも、かわいい。ダメだ。
「ストルグ王子、仕事が、おありですよね、
ここは、俺が、送りますから。」
俺は無理矢理、ストルグ王子から、
かわいい、チマリを奪って
お姫様抱っこをした。
背中から、ストルグ王子の、笑い声が、
聞こえていた。
リマーユ王子の部屋のベッドに、
チマリを、そーっと寝かした。
ここ数日、食事もとらず、笑顔も少なく、
なったと、メイドからきいていたが、
確かに、痩せてしまった。
剣術では、さすがにバレてしまうので、
体調不良で、休んでいるが……。
病気との、噂も出はじめたが、食事途中で、
眠るほど、疲れているのか?
人疲れ?気疲れか?
つい、かわいい手を離したくなくて、
チマリの手の甲に、口付けを落とした。
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