不幸体質の私、トリップ先は○○ですか?!強面男性と童顔女性の物語。

カヨワイさつき

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新たな問題

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神は頑張っています。
シリアスな内容だけど神のおかげ様で
シリアスさが誤魔化されています。
たぶん。

「"歪み''"澱み"よ、私のまぁちゃんへの
愛のパワーで滅せよ。」
「いでよ、私。最強のラブパワー、
ミラクルパーンチ。」
ハアハア、ハアハア。

「あいつら、なぜ、せっかくバラバラに
しといてやったのに、こんな邪悪な
塊を作るんだよ。なんで、この塊
はああああ…あと何個
あるんだよ。くそっ。」

邪悪な塊は"歪み''"澱み"がまとめられたモノ、
それはじわじわとゆっくり周りの
陰の気を吸い続け成長していた。

「なかなか、減らないな。なぜだ。」

吸い続けている事に気づかない神は、
想像力豊かな発想で、小さなマキを
作り上げ、マキなら絶対言わない
「シン、私の為に頑張って。」
「シン、頑張ったらご褒美あ、げ、る。」
「シン、好きよ。愛してる。」
と言ってくれる小さな人形を生み出して
しまっていた。

ミニマキ。
「いつの間に、こんな可愛いマキが
出来たんだ。いや、まさか、そんな
僕とマキの子ども。しかも、マキそっくりな
僕との女の子の子ども。」
「可愛すぎる、大人になっても嫁には
やらん。たとえ何百人、私とマキの
子どもが出来ようと、私以上のいい男にしか
嫁にはやらん。」
「心配しなくても、私のスネどころか
ひざ、肩、腰は丈夫だ。」
「好きなだけかじれ。」

塊は何も話さない。
ミニマキも、三パターンしか話さない。
ほぼ独り言の神は、やっとの思いで
半分の量にまで減らす事が出来た。

隠の気を吸い続ける塊。

「娘をかっさらうヤツがいたら、私は
容赦なく成敗してやる。」
想像を膨らませすぎた神は、僅かながら
陰の気、黒いモヤが出てしまった。
「あっ。」
黒いモヤは、塊にすいこまれると
僅かながらに大きくなってしまった。  
それを見てしまった神は、塊の周りに
結界を張り、これ以上陰の気を
吸い込まれないようにした。

地上に一旦置いてしまっていた
塊も結界をはり、天界に移動させて、
順番に処置、処理をしていた。

自分が作った3神も吸い込まれていた。
もうかなり混ざりあい、ほぼ再生
不可能になっていた。

地上の塊を覗くと、ミーナ、ユリ、
ゼルンの気配がする塊があった。
「やっかいな、塊だ。いっちょ前に
意識をもちはじめている。」
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