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お姫様生活
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夜明け前に、目覚めている気がする。
分厚いカーテンで、窓が覆われているので
わからないけど、朝昼晩がある世界で
ある事は間違いなさそうだ。
ボットマさんというおじ様、イケメンの
執事さんが、毎回食事前に美味しい紅茶を
入れてくれながら、痛みが和らぐ魔法を
かけてくれていた。
私が目覚めてから5日目。
本当は1日目からかなり暇だったんだけど、
なかなか言いだせずにいた。
1日をほぼベッドで過ごす毎日。
メイドさん数人に囲まれながら1日に
数回着替えてベッドでご飯食べて、
トイレは、お姫様抱っこで移動。
28歳で…もうすぐで29歳なんだけど
女性にお姫様抱っこされるのは、かなり
精神的にくる。
みんなここの人が私より少し大きい人
ばかりなんだけどね。
服、というか可愛い系のワンピースドレス、
基本膝丈でリボンやレース付きの
可愛いドレスが多かった。
私が着るにはイタイ感じのドレスである。
オレンジや、レモンイエロー、グリーン系、
ブルー系やピンク系……。
ピンク系は、断ってしまった。
私もメイドさん達が着ているシンプルで
動きやすそうなワンピースがいいと伝えると、
「大きくなれば、着れますよ。」と、
微笑みながら言われてしまった。
もうすぐ29歳の私の成長期は終わっているので
これ以上無理だと思った。
ここに来てから、女性はメイドさんしか
知らないけど、ロング丈のメイド服である。
これは、もしかしなくても……。
子ども服?もうすぐ29歳の私が膝丈の
可愛い系ドレスは、違和感ありすぎて
自分自身の姿を見れない。
ほぼ寝たきり生活だから、ドレスは
飾り少なめだと言うが、寝る時の
パジャマ?はナイトドレスと言うものなのか、
薄手の可愛いひらひらしたワンピースだった。
寝返りをうつときには、ひらひらした
スカート部分が巻きつき寝心地が悪かった。
ズボンを履きたい。
この世界の女性は、大変だあー。
朝昼夕にうとうとし、ボーッとする毎日。
夜寝れるわけもなくカーテンを開けようと、
ベッドから降りようとした。
ふわぁと身体から力が抜けるような
なんとも言えない感覚が起き、床に倒れるのを
覚悟した私。
ガシッ。
ボットマさんではない?身体が大きく
筋肉質、たくましい男性に助けられた後
問答無用でベッドに寝かされた。
「あ、あの、ごめんなさい……。」
あっ、お礼を言わなきゃならないのに……。
なぜか先に謝ってしまった。
暗闇のせいで顔は見えないけど、不思議と
落ち着く雰囲気だった。
優しい手つきで頭を撫でてくれたので
私なりに笑顔でお礼は言ったんだけど……。
「窓の外が見たかったんです。
月は出てますか?」
「……寝ろ。」
何かを言おうと思ったのに、急に
眠気が来たのでそのまま眠って
しまったのだった。
翌朝、いつものメイドさんといつもの
挨拶を交わしながらボットマさんに
昨日の出来事を言うと、一瞬黙り込んだ気が
したけど、次には何事もなかったような
営業スマイルをされてしまった。
「姫様、立ち上がれるようでしたら
宜しければお庭にご案内しますよ。
ですが、くれぐれも痛みや体調が
悪くなれば仰って下さいね。」
と言われ、何故かまたお姫様抱っこで、
移動したのだった。
これは、私の散歩というよりボットマさんの
負担を増やしているだけのような気がした。
「明日晴れましたら、ここでお茶しましょうか?」
チラッと、視線を上に上げボットマさんは
私に話しかけてくれた。
「楽しみにしてます。」
「かしこまりました。」
今までで1番の笑顔を見た気がしたのだった。
分厚いカーテンで、窓が覆われているので
わからないけど、朝昼晩がある世界で
ある事は間違いなさそうだ。
ボットマさんというおじ様、イケメンの
執事さんが、毎回食事前に美味しい紅茶を
入れてくれながら、痛みが和らぐ魔法を
かけてくれていた。
私が目覚めてから5日目。
本当は1日目からかなり暇だったんだけど、
なかなか言いだせずにいた。
1日をほぼベッドで過ごす毎日。
メイドさん数人に囲まれながら1日に
数回着替えてベッドでご飯食べて、
トイレは、お姫様抱っこで移動。
28歳で…もうすぐで29歳なんだけど
女性にお姫様抱っこされるのは、かなり
精神的にくる。
みんなここの人が私より少し大きい人
ばかりなんだけどね。
服、というか可愛い系のワンピースドレス、
基本膝丈でリボンやレース付きの
可愛いドレスが多かった。
私が着るにはイタイ感じのドレスである。
オレンジや、レモンイエロー、グリーン系、
ブルー系やピンク系……。
ピンク系は、断ってしまった。
私もメイドさん達が着ているシンプルで
動きやすそうなワンピースがいいと伝えると、
「大きくなれば、着れますよ。」と、
微笑みながら言われてしまった。
もうすぐ29歳の私の成長期は終わっているので
これ以上無理だと思った。
ここに来てから、女性はメイドさんしか
知らないけど、ロング丈のメイド服である。
これは、もしかしなくても……。
子ども服?もうすぐ29歳の私が膝丈の
可愛い系ドレスは、違和感ありすぎて
自分自身の姿を見れない。
ほぼ寝たきり生活だから、ドレスは
飾り少なめだと言うが、寝る時の
パジャマ?はナイトドレスと言うものなのか、
薄手の可愛いひらひらしたワンピースだった。
寝返りをうつときには、ひらひらした
スカート部分が巻きつき寝心地が悪かった。
ズボンを履きたい。
この世界の女性は、大変だあー。
朝昼夕にうとうとし、ボーッとする毎日。
夜寝れるわけもなくカーテンを開けようと、
ベッドから降りようとした。
ふわぁと身体から力が抜けるような
なんとも言えない感覚が起き、床に倒れるのを
覚悟した私。
ガシッ。
ボットマさんではない?身体が大きく
筋肉質、たくましい男性に助けられた後
問答無用でベッドに寝かされた。
「あ、あの、ごめんなさい……。」
あっ、お礼を言わなきゃならないのに……。
なぜか先に謝ってしまった。
暗闇のせいで顔は見えないけど、不思議と
落ち着く雰囲気だった。
優しい手つきで頭を撫でてくれたので
私なりに笑顔でお礼は言ったんだけど……。
「窓の外が見たかったんです。
月は出てますか?」
「……寝ろ。」
何かを言おうと思ったのに、急に
眠気が来たのでそのまま眠って
しまったのだった。
翌朝、いつものメイドさんといつもの
挨拶を交わしながらボットマさんに
昨日の出来事を言うと、一瞬黙り込んだ気が
したけど、次には何事もなかったような
営業スマイルをされてしまった。
「姫様、立ち上がれるようでしたら
宜しければお庭にご案内しますよ。
ですが、くれぐれも痛みや体調が
悪くなれば仰って下さいね。」
と言われ、何故かまたお姫様抱っこで、
移動したのだった。
これは、私の散歩というよりボットマさんの
負担を増やしているだけのような気がした。
「明日晴れましたら、ここでお茶しましょうか?」
チラッと、視線を上に上げボットマさんは
私に話しかけてくれた。
「楽しみにしてます。」
「かしこまりました。」
今までで1番の笑顔を見た気がしたのだった。
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