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第29話 あいさつ

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「 は はじめまして。」
「グ、グラン様に 
大変、お世話になってます。」
「ココ・メイです。 
よ、よろしくお願いします。」
私は、緊張していたので、
出迎えてくれた方たちに
目を、合わす事が、出来なかった。
うつむきながら
挨拶をし、部屋に通され、
グラン様と一緒に、座っていました。
なぜか、ひざの上に。

生暖かい視線に、居心地悪かったけど、
なぜか、ドキドキしてしまいました。
しかも、私の代わりに
グラン様が 「ココ・メイだ。」と
紹介してくれていました。
このままでは、ダメだと思いながらも 
肝心なところで、人見知り続行中。

途中、グラン様の、ご両親に挨拶し 
あと数時間で、新年の挨拶になる事 。
魔法の花火が打ち上がり、その間に
大切な人と挨拶するのが、
新年の挨拶だと教えてくれました。
豪華な夕食と、お風呂を済ませて
いつもより、豪華なドレスに着替えました。

色々と、新年の準備をしていると、
グラン様に、綺麗な色の魔石を
プレゼントされました。
そして、耳につけてくれました。
以前、魔石作りを教えてもらった時、
私がはじめて作った魔石を、
プレゼントしたものでした。
その魔石で作ったピアスを
グラン様は、
身につけてくれていました。

しばらくすると、
打ち上げ花火の音がしたので
「グラン様、
新年おめでとうございます。」
「あぁ。おめでとう。」
と言うと、抱きしめられ
口付けされました。
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