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第59話 光の月 月末

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どの 世界でも 月末は 忙しいかも 
しれないとおもいました。
忙しい月末を さらに 私のせいで 忙しく 
させてしまいました…。

いつも通りの朝
いつも通りに出勤
いつも通りに魔法省に行きました。
仕事中 魔石を作っていたら 
トイレに、ゴホッ。
トイレじゃなくて
お花摘みに行きたくなり
行こうと、しました。

いつもは開かない おもいドアに
ふにょふにょ 泳いでる 
オブジェ?がわりの 花。
これも 節分の時の 空飛ぶ豆 と同じ 
開発品かなあ ?
色々なカラフルな花の中から
金色のかわいい 
ふにょふにょ泳いでる花を触りながら
グラン様から聞いた 鬼人族 ってどんなんだろう
って 考えた瞬間
周りの 景色が 変わりました。

目の前には 市場?
色々な 食べ物や 不思議な色の 
魚屋さん?が
並んだお店がありました。
ワープ? 転移?
どーしよ?って 悩んでいたけど
目の前の景色に、ついつい好奇心が
抑えれず あちこち 
見て回ることにしました。
わぁ。すごい。すごい。
あちこちに 魔法具?
魔具が、売られていました。
私には 少し大きめの 
食器や調理器具も魔法具。
魔法のお鍋?
瞬間沸騰機能付き やかん?
なんか 便利そう。

アクセサリー?魔石?髪飾り?
なんだろう?
説明文を読むと 
髪にツヤ機能。
濡れ髪に乾燥機能。
髪に撥水機能。
などなど なんだか 
すごい欲しくなる機能がついた
綺麗な石が埋まっていました。
つけ変えれるように 
なっているみたい。
これも 便利かも。

網に入ってる 空飛び豆。
同じく網に入ってる、キノコや野菜。
食べ物 空に 飛んでるのが
 流行ってるのかな?

一番目をひいたのが やはり
鬼人族? 鬼獣族?
人見知りを 発揮してしまい はっきりとは
ここは どこですか?って
聞けなかったけど  
頭に一本から 数本 ツノあるし
かわいい顔立ちの 小動物系から
怖い いかにも 鬼らしい 鬼?
節分の日によく見かけた、あの感じの
鬼人がいて思わず 
笑ってしまいました。
案の定 からまれ  
今に至る。
「おい。そこのねぇちゃんじゃなく
チビすけか?おい。ちび 何笑ってんだ。」
‥‥‥‥‥。
ヒーローは あらわれず
 つれさられました。
へこむ。
連れ去られた 場所。
たぶん どこか 身分が 高そうな 
鬼人族のおうち。
広い庭に 大きな 3メートル位の
四足歩行のかわいい犬? 
 ツノありが、数匹。
部屋の入り口には  
かわいい 猫耳 鬼人?二足歩行
身長 2メートルは 
超えてそうな男性。
私 どーなるんだろう。
鬼人族の国 と アルヴァン王国って
近いのかな? 遠いのかな?
帰りたい。グラン様のところに  
帰りたい。
いつのまにか 心細くなり
泣いてしまい 眠ってしまいました。

とある男性目線
黒目黒髪の人族?
下働きの者が 一緒に 
連れてきたみたいで、迷子?
あやふやな情報ばかりで  鬼人族の男性は 
その人族を見に行きました。
「かわいい。私が保護する。丁重にしろ」
部下に 命令しました。
「泣き顔 いい感じで かわいい」
「このまま 可愛がってあげよう」
「楽しい毎日になりそうだ」

魔法省長官から グラン
魔法伝達じゃなく 魔法手紙

ココちゃんが 消えました。
おもいドアの 転移装置に  
触ってしまったみたいです。
ココちゃんが行きそうな場所に 心あたり 
ありませんか?

グラン目線

ガタッ 。バタバタ。
しゅ。バサっ。
「ココ~。」

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