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朝方
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深夜を過ぎ少しドキッとした?様な
そうでないような事はあったけど……。
特に問題なく順調に時は流れていった。
「おっ、いい感じに仕上がったな。」
「相変わらず、せいちゃんはコレが
好きなんやね。」
「たまに、ムショーに食べたくなるけど
美味しいお店って、たいがい子連れや
俺には入りにくい店やからなぁ。」
「あぁ…まぁ、そーやろね。」
「服装で断られたこともあるし……。」
そう言ったせいちゃんは、作った
ホカホカの物をふーふーしながら
口いっぱいに頬張り食べていた。
いい食べっぷりだ。
「服装?高級なとこやとドレスコード
ってやつで、スーツにネクタイって
感じの店に行ったんか?」
「アホさらせ。俺がそんなとこ
行くわけないやろが。普通の
服装の客あるとこやけど、たまたま
スーツ着とったんやけど……。」
なんだか言いにくそうに、また
頬張り、しゃべれないぞって感じで
見つめられた。
「……結局、うまそうな店で食べれんかった?」
「えっ?なんで?」
空も薄らと明るい。
釣り仲間の数人は、うどんやら昨日
釣った魚の南蛮漬けやら魚料理を
堪能し、「釣れたら持ってくるわ!!」
とおっしゃり、おっしゃられ………
好き勝手にしゃべり……。
お店があるからしょうがないけど
置き去りにされた私は、一人
お店でせかせかと働き、釣り仲間は
さっさと海へと旅立った……。
店を閉めて釣りに行こうか?
朝まづめ(朝の釣れる時間帯)は
逃してるが、なんや釣れそうな気がする。
アジングでもしようか?
そう考えていたら、仕事を終えたのか
子どもを抱っこした母親、お客様
1号様と2号様だった。
「いらっしゃいませ。あっ、お疲れ様です。」
「あっ、あ、ありがとう。」
「おっ?お子ちゃまは寝てますね。
可愛い寝顔ですね。」
「あ、ありがとうございます。朝、
どうしようか迷いましたが……。
寝たままでも……。預けっぱなしも
可哀想かなあって思って……。」
「24時間保育の仕組みが、あんまり
わからないけど、預けっぱなし?
そんな事ってできるんですね?」
「はい。夜勤のお仕事対応というか?
他の仕事仲間に教えてもらったところで、
最低でも1週間に一度は顔出ししないと
行けないらしいけど……。あと、
どの時間帯でも子どもの着替えなど
持って行くことも出来る24時間保育で……。」
ポツポツと話してくれた母親だった。
この母親は家に帰って寝て、子どもは
家に帰る前に保育園とやらに
また預けるんだろうなと思いながら
こっそりため息をついてしまった。
保育園が家状態なのか?
「ご注文は?」
母親は、せいちゃんをチラ見した。
「あのぉ~お持ち帰りってできますか?」
「まだ、思案中ですがモノによりますね。」
「……。」
「食べる時間にもよりますが、ナマモノ
以外なら、お持ち帰りも一応大丈夫ですよ。」
また、せいちゃんをチラ見。
せいちゃんも、母親を…ガン見?!
「せいちゃん?!」
ま、まさか?!
お互い一目惚れとかいうやーつ?!
子育てに疲れた母子(推定、母子家庭)
20代前半やつれているが美人。
ちょい悪風どころか、イカツイ顔の
心優しい?!30代の独身男。
そこそこ金持ち。
ある意味シンデレラストーリーが
生まれるのかしら?!
ワクワク!!
ドキドキ!!
「あの、オムライスってお持ち帰り
できますか?」
「お持ち帰り?!は、はい、出来ます。」
えっ!!ま、まさか、せいちゃんを
お持ち帰り?!
て、い、く、あ、う、と(ハート)
独身女性の母子家庭に、独身男性の
せいちゃんが!!きゃ~!!
そ、そして、子どもが寝ている間に……。
「かたいのじゃないと、ダメですよね?」
「!!!」
た、たしかに、柔らかいままだと
ダメっぽいし、かたい方が……。きゃー!!
人は見かけによらず積極的?!
そして刺激的!!
「半なまが好きですが、やはり無理ですよね。」
半なま?半分だけナマ?
この際、おもいっきってアレ!なしで
ここは一発、ナマ出しでどうよ?!
せいちゃんも男になって、解放感味わおうぜ!
「ナマ……。」
「おい、ヤバイ思想、ダダ漏れ中悪いが
お前の考え、かなり違うと思うぞ。」
へっ?せいちゃん?
「俺のコレは半熟たまごだが、
そちらさんが言うてるのは、たぶん
同じく半熟たまごのが欲しいが、
衛生?なんやらかんやらでナマモノは
お持ち帰り出来ないから、しゃーなしで
かた焼きの薄いたまごが乗っかった、
"オムライス"を、も、ち、か、え、り
したいんだと思うぞ!!」
「……へ?」
説明、ダラダラ……ゴホッ。
長い説明、ありがとう、せいちゃん。
「お~い、早く戻ってこい。
戻らないなら、デコピンするぞ!!」
ピシッ。
言葉と早技の指が同時だった。
痛い、かなりいたい。
ひどい、ひどいわ。
か弱い私にこんな事するなんて……。
しばらくお待ち下さい…ピーーーーー。
***
「はい、かた焼きの薄~いたまごを
乗っけたオムライスと、おまけの
からあげ、はい、どうぞ!」
「ありがとうございます。」
このお店でラブストーリーが
生まれたわけではなく、せいちゃんは
5杯目のオムライスを食べていた。
母親は持ち帰りのオムライスを
嬉しそうに
「今日、休みだから1度寝たら
この子と食べます。本当に
ありがとうございます。」
そう言って立ち去った。
なんだか、ズッコケたくなる感覚だった。
ここはやはり、大阪だったのか?
そうでないような事はあったけど……。
特に問題なく順調に時は流れていった。
「おっ、いい感じに仕上がったな。」
「相変わらず、せいちゃんはコレが
好きなんやね。」
「たまに、ムショーに食べたくなるけど
美味しいお店って、たいがい子連れや
俺には入りにくい店やからなぁ。」
「あぁ…まぁ、そーやろね。」
「服装で断られたこともあるし……。」
そう言ったせいちゃんは、作った
ホカホカの物をふーふーしながら
口いっぱいに頬張り食べていた。
いい食べっぷりだ。
「服装?高級なとこやとドレスコード
ってやつで、スーツにネクタイって
感じの店に行ったんか?」
「アホさらせ。俺がそんなとこ
行くわけないやろが。普通の
服装の客あるとこやけど、たまたま
スーツ着とったんやけど……。」
なんだか言いにくそうに、また
頬張り、しゃべれないぞって感じで
見つめられた。
「……結局、うまそうな店で食べれんかった?」
「えっ?なんで?」
空も薄らと明るい。
釣り仲間の数人は、うどんやら昨日
釣った魚の南蛮漬けやら魚料理を
堪能し、「釣れたら持ってくるわ!!」
とおっしゃり、おっしゃられ………
好き勝手にしゃべり……。
お店があるからしょうがないけど
置き去りにされた私は、一人
お店でせかせかと働き、釣り仲間は
さっさと海へと旅立った……。
店を閉めて釣りに行こうか?
朝まづめ(朝の釣れる時間帯)は
逃してるが、なんや釣れそうな気がする。
アジングでもしようか?
そう考えていたら、仕事を終えたのか
子どもを抱っこした母親、お客様
1号様と2号様だった。
「いらっしゃいませ。あっ、お疲れ様です。」
「あっ、あ、ありがとう。」
「おっ?お子ちゃまは寝てますね。
可愛い寝顔ですね。」
「あ、ありがとうございます。朝、
どうしようか迷いましたが……。
寝たままでも……。預けっぱなしも
可哀想かなあって思って……。」
「24時間保育の仕組みが、あんまり
わからないけど、預けっぱなし?
そんな事ってできるんですね?」
「はい。夜勤のお仕事対応というか?
他の仕事仲間に教えてもらったところで、
最低でも1週間に一度は顔出ししないと
行けないらしいけど……。あと、
どの時間帯でも子どもの着替えなど
持って行くことも出来る24時間保育で……。」
ポツポツと話してくれた母親だった。
この母親は家に帰って寝て、子どもは
家に帰る前に保育園とやらに
また預けるんだろうなと思いながら
こっそりため息をついてしまった。
保育園が家状態なのか?
「ご注文は?」
母親は、せいちゃんをチラ見した。
「あのぉ~お持ち帰りってできますか?」
「まだ、思案中ですがモノによりますね。」
「……。」
「食べる時間にもよりますが、ナマモノ
以外なら、お持ち帰りも一応大丈夫ですよ。」
また、せいちゃんをチラ見。
せいちゃんも、母親を…ガン見?!
「せいちゃん?!」
ま、まさか?!
お互い一目惚れとかいうやーつ?!
子育てに疲れた母子(推定、母子家庭)
20代前半やつれているが美人。
ちょい悪風どころか、イカツイ顔の
心優しい?!30代の独身男。
そこそこ金持ち。
ある意味シンデレラストーリーが
生まれるのかしら?!
ワクワク!!
ドキドキ!!
「あの、オムライスってお持ち帰り
できますか?」
「お持ち帰り?!は、はい、出来ます。」
えっ!!ま、まさか、せいちゃんを
お持ち帰り?!
て、い、く、あ、う、と(ハート)
独身女性の母子家庭に、独身男性の
せいちゃんが!!きゃ~!!
そ、そして、子どもが寝ている間に……。
「かたいのじゃないと、ダメですよね?」
「!!!」
た、たしかに、柔らかいままだと
ダメっぽいし、かたい方が……。きゃー!!
人は見かけによらず積極的?!
そして刺激的!!
「半なまが好きですが、やはり無理ですよね。」
半なま?半分だけナマ?
この際、おもいっきってアレ!なしで
ここは一発、ナマ出しでどうよ?!
せいちゃんも男になって、解放感味わおうぜ!
「ナマ……。」
「おい、ヤバイ思想、ダダ漏れ中悪いが
お前の考え、かなり違うと思うぞ。」
へっ?せいちゃん?
「俺のコレは半熟たまごだが、
そちらさんが言うてるのは、たぶん
同じく半熟たまごのが欲しいが、
衛生?なんやらかんやらでナマモノは
お持ち帰り出来ないから、しゃーなしで
かた焼きの薄いたまごが乗っかった、
"オムライス"を、も、ち、か、え、り
したいんだと思うぞ!!」
「……へ?」
説明、ダラダラ……ゴホッ。
長い説明、ありがとう、せいちゃん。
「お~い、早く戻ってこい。
戻らないなら、デコピンするぞ!!」
ピシッ。
言葉と早技の指が同時だった。
痛い、かなりいたい。
ひどい、ひどいわ。
か弱い私にこんな事するなんて……。
しばらくお待ち下さい…ピーーーーー。
***
「はい、かた焼きの薄~いたまごを
乗っけたオムライスと、おまけの
からあげ、はい、どうぞ!」
「ありがとうございます。」
このお店でラブストーリーが
生まれたわけではなく、せいちゃんは
5杯目のオムライスを食べていた。
母親は持ち帰りのオムライスを
嬉しそうに
「今日、休みだから1度寝たら
この子と食べます。本当に
ありがとうございます。」
そう言って立ち去った。
なんだか、ズッコケたくなる感覚だった。
ここはやはり、大阪だったのか?
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