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34、村長宅
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魚人族のチェプさんのお父さんが村長。
村長さんはビックリしたほどきれいな人で
チェプさんはお母さん似。
自分の妻をすごく愛していて、
その奥様に似た我が子のチェプさんを
溺愛しているようだった。
ダイニングルームのような場所に
移動した俺たちは、それぞれに席に着き
いつのまにか準備された
お茶とお茶菓子に驚いた。
「マイハニー、無理はしないでくれよ。
君が照れ屋なのは分かってるから。」
「……?」
【…いらっしゃいませ、ごゆっくり
おくつろぎくださいませ。では。】
「「「「「「!!!」」」」」」
「……あ、頭の中に。」
「……声が。」
「……念話?」
「申し訳ない。極度の照れ屋さんで、
人見知りなんだよ。まっ、私に
ベタ惚れなとこもすごく可愛いんだが。
妊娠中で、もうすぐ産卵期で
産まれたら私も手が離せなくなるから
すまないね。本題を頼む。」
***
「このお手紙を、お、お世話になる
場所の責任者に渡しなさいと
言いつけられました。」
赤ちゃんを抱いた女性は震えながら
手紙を出したのだった。
「あの方は…まったく…仕方ない人ですね。
安心してくださいね。ここは、
あなたのように傷ついた方々が
よく訪れ自立され新たな場所に行ったり
この村で仕事したりさまざまです。
あの方にどのように言われたかは
存じませんが、ここにいる限り
私が守ります。定期的に数人ずつ
人手をおくられてきますが、
皆様、笑顔を取り戻されてますよ。」
「……。」
「あっ、到着した事知らせなきゃ、
あの方は相当、無茶してますからね。」
そう言い残し席を外した村長と入れ替わりに
入ってきた人物に馬車メンバーの人が
驚いていた。
「ぶ、無事だったのですね。良かった。」
赤ちゃんを抱っこした女性と、もう1人
クロード様より年上に見える男性。
クロード様たちを見慣れているからか
体が細く見えるし少し小さく見えてしまう。
だけど、たぶん世間一般には
平均並なのか、赤ちゃんを抱いた女性と
身長的につりあっていた。
「美男美女ね。」
「お知り合い…で、再会。」
「恋の予感。」
その男性は足を軽く引きずりながら
新たなお茶を準備してくれたのだった。
「私はこの村に5年前からお世話に
なってます。」
とある場所で食事を作っていたそうで
ご主人様のお部屋に運んだ時、
お誘いを受けたらしい。
だけど、断ってしまったために
片足を折られた上、ひどく罵られながら
乱暴な事をされたらしい。
そこの2番目の奥様が手助けし
その場所から逃してくれたそうだ。
その当時は言葉は酷く、追い出され
無理やり馬車に乗せられたが、
ここに来るまでの路銀、身の回りを
整える支度金までこの村に届けられたそうだ。
路銀はギリギリで、盗賊などに狙われない様に
するためだと、あとでわかったけど
あの方に今更、お礼を言えないままだと
複雑な表情で語っていた。
言葉の裏に隠された優しさ?
2番目の妻が助けた?
ご主人様って、男なの?
男が男を???
俺が戸惑っていたからか
「世の中には性別関係なく
色を好む者がいるからね……。」
「……。」
「その元ご主人様はひどいけど、
2番目の、その元ご主人様の妻大丈夫かな?」
村長さんはビックリしたほどきれいな人で
チェプさんはお母さん似。
自分の妻をすごく愛していて、
その奥様に似た我が子のチェプさんを
溺愛しているようだった。
ダイニングルームのような場所に
移動した俺たちは、それぞれに席に着き
いつのまにか準備された
お茶とお茶菓子に驚いた。
「マイハニー、無理はしないでくれよ。
君が照れ屋なのは分かってるから。」
「……?」
【…いらっしゃいませ、ごゆっくり
おくつろぎくださいませ。では。】
「「「「「「!!!」」」」」」
「……あ、頭の中に。」
「……声が。」
「……念話?」
「申し訳ない。極度の照れ屋さんで、
人見知りなんだよ。まっ、私に
ベタ惚れなとこもすごく可愛いんだが。
妊娠中で、もうすぐ産卵期で
産まれたら私も手が離せなくなるから
すまないね。本題を頼む。」
***
「このお手紙を、お、お世話になる
場所の責任者に渡しなさいと
言いつけられました。」
赤ちゃんを抱いた女性は震えながら
手紙を出したのだった。
「あの方は…まったく…仕方ない人ですね。
安心してくださいね。ここは、
あなたのように傷ついた方々が
よく訪れ自立され新たな場所に行ったり
この村で仕事したりさまざまです。
あの方にどのように言われたかは
存じませんが、ここにいる限り
私が守ります。定期的に数人ずつ
人手をおくられてきますが、
皆様、笑顔を取り戻されてますよ。」
「……。」
「あっ、到着した事知らせなきゃ、
あの方は相当、無茶してますからね。」
そう言い残し席を外した村長と入れ替わりに
入ってきた人物に馬車メンバーの人が
驚いていた。
「ぶ、無事だったのですね。良かった。」
赤ちゃんを抱っこした女性と、もう1人
クロード様より年上に見える男性。
クロード様たちを見慣れているからか
体が細く見えるし少し小さく見えてしまう。
だけど、たぶん世間一般には
平均並なのか、赤ちゃんを抱いた女性と
身長的につりあっていた。
「美男美女ね。」
「お知り合い…で、再会。」
「恋の予感。」
その男性は足を軽く引きずりながら
新たなお茶を準備してくれたのだった。
「私はこの村に5年前からお世話に
なってます。」
とある場所で食事を作っていたそうで
ご主人様のお部屋に運んだ時、
お誘いを受けたらしい。
だけど、断ってしまったために
片足を折られた上、ひどく罵られながら
乱暴な事をされたらしい。
そこの2番目の奥様が手助けし
その場所から逃してくれたそうだ。
その当時は言葉は酷く、追い出され
無理やり馬車に乗せられたが、
ここに来るまでの路銀、身の回りを
整える支度金までこの村に届けられたそうだ。
路銀はギリギリで、盗賊などに狙われない様に
するためだと、あとでわかったけど
あの方に今更、お礼を言えないままだと
複雑な表情で語っていた。
言葉の裏に隠された優しさ?
2番目の妻が助けた?
ご主人様って、男なの?
男が男を???
俺が戸惑っていたからか
「世の中には性別関係なく
色を好む者がいるからね……。」
「……。」
「その元ご主人様はひどいけど、
2番目の、その元ご主人様の妻大丈夫かな?」
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