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37、王の最後
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***クロード目線***
吊り橋を渡り終えたのを見計らい
俺たちの背後で吊り橋が上がっていった。
警戒しながら王城に向かったが
明らかに異常だ。
暴徒化した人がいると聞いていたが
暴徒化した民衆どころか、
人はもちろん馬、飼い慣らされた魔獣すら
広場にはいなかった。
いつもなら騒がしい王城が
静まり返っている事が異常としか言えなかった。
城に入るしかないのか?
「たくさんのスケルトン?
アンデットかな?囲まれてる?かも。」
「……。」
チアキの言葉に、クロードたちは
チアキを守るように陣形をとった。
「襲ってこない、ね?」
「チアキには見えるのか?」
「うん、ほとんどがお城の方を
みてるけど、一部だけ俺たちをみてるよ。」
「敵意は?」
「敵意はなさそうだし、80体中
10体位かな、 剣とか持ってるよ。」
「……。」
「……あっ。」
どうしたのかと声をかけようとしたら
少し前に見た、神器?
透き通ったきれいな瓶に、まるいタマが
はまっている神器。
チアキは、たしかラムネのビンとか
言うていたが、光出したと思ったら
ぱちぱちと痛みはないが、弾ける
水?があたりに降り注がれた。
神器から溢れ出した水は、
神の橋、虹を作り出しぱちぱちと
弾ける水であたりを濡らし
突然現れた様々なアンデットは、
人や動物、魔獣になりやがて
消えていった。
何が起きたかは分からなかった。
どのくらい呆けていたかは
わからないけど、浄化されたんだと思った。
浄化した中には、俺が昔世話になった
人物も含まれていた。
死んだのか…。
寂しさと安堵?複雑なものが
込み上げてきたが、王城に行かなければ
ならないと思い、気持ちを奮い立たせるのに
少し時間がかかってしまった。
***
人気のない城の中を、俺たちの足音が
響いていた。
城の迷路の様な廊下。
迷わず、玉座のある場所に向かった。
鼻をつくような血の匂いがした。
ある意味、嗅ぎなれた血の匂い。
ダレの血…だ?
ギギギギギィー……。
心情的に重苦しい空気と分厚いドアが
音を立てるように扉が開いた。
その光景は一生忘れないだろう。
身体が弱い国思いの賢姫マリーチェ王妃。
俺の産みの母。
儚げな美しいマリーチェ王妃と
言われている王妃。
第二夫人のチェリカ・ギーゼ・ルーモイ。
俺が生まれたことにより、我が子が
王位継承権2位と4位になったからか
美しい顔だが笑った顔を見た事はなかった。
目は鋭く、いつも俺を睨んでいた。
王妃の子は3番目にうまれた第三王子だが
王位継承権は1位。
俺は討伐隊隊長の第三王子。
クロード・アッベツ・ルーモイ。
チェリカ夫人が企てし、俺を
王城から退けたともいえる人物だ。
その2人と第3、第4……。
6人の夫人たち。
床には血だらけのよく肥えた
血だらけの身体が横たわっていた。
生きてるとは思えない、おびただしい
血の量だった。
吊り橋を渡り終えたのを見計らい
俺たちの背後で吊り橋が上がっていった。
警戒しながら王城に向かったが
明らかに異常だ。
暴徒化した人がいると聞いていたが
暴徒化した民衆どころか、
人はもちろん馬、飼い慣らされた魔獣すら
広場にはいなかった。
いつもなら騒がしい王城が
静まり返っている事が異常としか言えなかった。
城に入るしかないのか?
「たくさんのスケルトン?
アンデットかな?囲まれてる?かも。」
「……。」
チアキの言葉に、クロードたちは
チアキを守るように陣形をとった。
「襲ってこない、ね?」
「チアキには見えるのか?」
「うん、ほとんどがお城の方を
みてるけど、一部だけ俺たちをみてるよ。」
「敵意は?」
「敵意はなさそうだし、80体中
10体位かな、 剣とか持ってるよ。」
「……。」
「……あっ。」
どうしたのかと声をかけようとしたら
少し前に見た、神器?
透き通ったきれいな瓶に、まるいタマが
はまっている神器。
チアキは、たしかラムネのビンとか
言うていたが、光出したと思ったら
ぱちぱちと痛みはないが、弾ける
水?があたりに降り注がれた。
神器から溢れ出した水は、
神の橋、虹を作り出しぱちぱちと
弾ける水であたりを濡らし
突然現れた様々なアンデットは、
人や動物、魔獣になりやがて
消えていった。
何が起きたかは分からなかった。
どのくらい呆けていたかは
わからないけど、浄化されたんだと思った。
浄化した中には、俺が昔世話になった
人物も含まれていた。
死んだのか…。
寂しさと安堵?複雑なものが
込み上げてきたが、王城に行かなければ
ならないと思い、気持ちを奮い立たせるのに
少し時間がかかってしまった。
***
人気のない城の中を、俺たちの足音が
響いていた。
城の迷路の様な廊下。
迷わず、玉座のある場所に向かった。
鼻をつくような血の匂いがした。
ある意味、嗅ぎなれた血の匂い。
ダレの血…だ?
ギギギギギィー……。
心情的に重苦しい空気と分厚いドアが
音を立てるように扉が開いた。
その光景は一生忘れないだろう。
身体が弱い国思いの賢姫マリーチェ王妃。
俺の産みの母。
儚げな美しいマリーチェ王妃と
言われている王妃。
第二夫人のチェリカ・ギーゼ・ルーモイ。
俺が生まれたことにより、我が子が
王位継承権2位と4位になったからか
美しい顔だが笑った顔を見た事はなかった。
目は鋭く、いつも俺を睨んでいた。
王妃の子は3番目にうまれた第三王子だが
王位継承権は1位。
俺は討伐隊隊長の第三王子。
クロード・アッベツ・ルーモイ。
チェリカ夫人が企てし、俺を
王城から退けたともいえる人物だ。
その2人と第3、第4……。
6人の夫人たち。
床には血だらけのよく肥えた
血だらけの身体が横たわっていた。
生きてるとは思えない、おびただしい
血の量だった。
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