空と日と月に愛された子

カヨワイさつき

文字の大きさ
13 / 14

第13話 車やさん

しおりを挟む
3つ子が、生まれると5人家族。
今は軽自動車だから、家族全員
乗れません。
思い切って、普通車購入する事に
しました。

車やさん到着。
簡単なアンケートに答えていました。
今更ながら、なんの車を、買うかも決めて
いなくて、とりあえず、今乗っている、
軽自動車の車やさんに、来ています。

お探しの車は……。
普通車、8人乗りくらい。
年式など、こだわりなし。

いつ頃、購入予定ですか?
即~二カ月以内。

予算は……。
安ければ、安いほど。

太陽さんは、真面目な顔で、記入
していました。
8人乗り?
気になったので、聞くと、
「末広がりで、縁起いいし、これから、
5人以上、家族が、増えてもいいように、
とりあえず、8人かな。」
8人以上なら、また、その時、
考えようと言われました。

双子以上産む人は、また、双子以上
産む確率が高いって、ベビー雑誌
読んだとこだから、たぶん、
それでかなぁ?

車やさんは、すごく丁寧に説明も、
してくれました。
新車から、新中古車の情報も、
教えてくれました。

展示してある車や、試乗車もあり、
試乗車を勧められていましたが、
太陽さんに、少し体調が優れない事を
伝えると、車やさんは、
聞こえていたのか、膝掛けや
ノンカフェインの暖かいお茶を
いれてくれました。

妊婦マークも、つけていないし、
妊婦の事もつたえていないのに、
すごい。
「季節の変わり目ですし、冷房が、
苦手な方おおいですから。体調、
大丈夫ですか?」
気遣いも、最高の、車やさん。
数件回って、車をみるつもりでしたが、
太陽さんも、この車やさんで、
買うと決めたような、顔をしていました。

目ぼしいパンフレットをもらい、
担当者の名刺も、ちゃんともらいました。

体調が、優れず、つわりが治まって
いたはずなのに、吐き気が、
続きました。

夜になっても、横になっているのに、
気持ち悪さがあり、お腹や腰が
痛くなりました。
冷えたのかな?
妊娠がわかってからの、この1週間
動きっぱなしだったなぁ。

横になったまま、なかなか寝付けず、
身体もだるく、吐き気、腰やお腹も
痛くて、起き上がりにくい状態です。

恥ずかしながら、お漏らし
しちゃいました。

片付けていると、めまいも起き、
立っていられませんでした。
私の異常に、犬のくろが吠え、
猫ちゃんも、心配そうにしていました。

太陽さんは、起き出し、半分倒れたような
私に駆け寄り、病院に、連絡していました。

私は、病院の事すっかり、忘れていました。
太陽さんの運転で、産婦人科に
着くと、早朝にも、かかわらず、
車椅子を準備して、看護師さんが、
待っていてくれました。
すごい。
気分も、お腹も腰も痛かったけど、
病院の、対応の良さに、すごいと
思いました。
さすが、人気ある産婦人科だわ。

診察が始まり、超音波の検査で、
先生の告げられた、言葉に、
頭が真っ白になりました。

二卵性の三つ子。双子の方の赤ちゃん
小さい赤ちゃんの、心臓が動いて
いません。
破水も起きているので、
今から、緊急帝王切開します。
同意書にサインお願いします。

心臓?動いていない?
破水?
涙が止まりませんでした。

太陽さんは、仕事を休む連絡をし、
色々、あちこちに、連絡しついました。
同意書にサイン、入院手続きなど、
色々、慌ただしくしています。

私は、淡々と進められる準備に、
看護師さんも、手伝ってくれながらの
お着替え。術着になりました。

点滴をされ、麻酔もしました。
長い長い時間が、たった気がしました。
わずか、1時間弱の出来事でした。 
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

愛していました。待っていました。でもさようなら。

彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。 やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

冷遇王妃はときめかない

あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。 だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。

さようなら婚約者

あんど もあ
ファンタジー
アンジュは、五年間虐げられた婚約者から婚約破棄を告げられる。翌日、カバン一つを持って五年住んだ婚約者の家を去るアンジュ。一方、婚約者は…。

義妹の嫌がらせで、子持ち男性と結婚する羽目になりました。義理の娘に嫌われることも覚悟していましたが、本当の家族を手に入れることができました。

石河 翠
ファンタジー
義母と義妹の嫌がらせにより、子持ち男性の元に嫁ぐことになった主人公。夫になる男性は、前妻が残した一人娘を可愛がっており、新しい子どもはいらないのだという。 実家を出ても、自分は家族を持つことなどできない。そう思っていた主人公だが、娘思いの男性と素直になれないわがままな義理の娘に好感を持ち、少しずつ距離を縮めていく。 そんなある日、死んだはずの前妻が屋敷に現れ、主人公を追い出そうとしてきた。前妻いわく、血の繋がった母親の方が、継母よりも価値があるのだという。主人公が言葉に詰まったその時……。 血の繋がらない母と娘が家族になるまでのお話。 この作品は、小説家になろうおよびエブリスタにも投稿しております。 扉絵は、管澤捻さまに描いていただきました。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

【完結】あなたに知られたくなかった

ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。 5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。 そんなセレナに起きた奇跡とは?

処理中です...