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番外編
ポーションつくり(挿絵あり)
「・・・あ、やべ。」
調子に乗って魔力を注ぎすぎた。
フラスコの中で、もこもことポーションが膨れていき、撹拌しきれなかった魔力が熱を帯び、光を放ち始める。
「何がやばいんですか?」
「っ、キイチ?!いつからそこに・・・って!ケーキじゃん!!」
ケーキを見た瞬間、口の中が甘くなる。
今日は頭を使いすぎてちょうどそれが欲しくなってきたところ。
さすが、俺の番。
俺のこと、よく分かってる。
「ノクスさん甘いの喜ぶかなと思って買いに行・・・、え、それやばいですね?」
「ケーキ逃げろ!!!」
「ふはっ!あははっ、俺は?!」
「お前は強いから大丈夫!!」
大声を張り上げてケーキに避難指示を出す。
キイチは笑いが止まらないようで、大口開けて笑いながら器用にケーキが乗ったトレーと、俺を抱え、玄関まで猛ダッシュ。
一歩外に出た瞬間、背後からボンっという音がして、俺は掃除の手順を脳内でシュミレーションする。
「すっげ~!家が泡だらけだ!」
「・・・笑い事じゃねえよ・・・」
甘い香りを漂わせる出来損ないのポーションが、部屋という部屋を泡だらけにした。
今回は望んだ形にならなかったが、魔法ってのは何が起こるかわからない。
だから、魔法はやめられない。
「じゃ、ケーキは庭で食べましょ!天気良いからピクニックですね!」
「・・・そうだな。」
猫舌の俺には、冷めた紅茶がちょうどいい。
甘いケーキと青空と、隣でなぜか嬉しそうなキイチ。
「うまい。」
「いっぱい食べてくださいね!夜は俺がノクスさんをいただきますから!」
「っ?!ゴホッ、ゲホッ、」
「だっ、だ、大丈夫ですか?!!」
咳き込む俺の背中をキイチがさせる。
ジロリと睨みつければ、一瞬だけ怯んだふりをするキイチ。
「そんな可愛い顔しても、食べますよ?」
「・・・馬鹿。」
大真面目な顔して何言ってんだ。
そんなこと言われたら、睨めなくなるだろ。
だって、本当は嬉しいし。
「さて、ノクスさんを美味しくいただくためにも掃除頑張りますかぁ!」
「っ、声がでけぇ!!」
「イテッ」
何でもない一日が、特別な一日に。
もちろん隣に、キイチがいることが大前提。
----------------⭐︎
ご無沙汰しております。
素敵なイラストを描いていただきました(作:佐藤千鳥 様 X:sato_osashimi)ので、それに合わせた話を追加しました◡̈
今でもこの作品を読んでくださる方がいて、大変嬉しいです。
これからもキイチ×ノクスをよろしくお願いします!
毎日暑いですね。
どうぞみなさま熱中症にお気をつけて。
N2O 2025.7.1
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みんなの感想(4件)
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番外編、ありがとうございます。萌の供給、心のオアシス。ノクスくん、キイチくん、大変美味しゅうございました。ご馳走様です。
白眼 様
こちらも!?読んでいただき!ありがとうございます〜〜🥹✨
あたたかい感想はわたしのオアシスです・・・ッ!
キイチ×ノクスに幸あれ🫶
めちゃくちゃ好みですありがとうございます。
転生ストーリー大好物 様
感想ありがとうございます。
私も大好きな組み合わせです(*^^*)
とっても嬉しいです。
朝木 彩葉 様
番外編はいちゃいちゃを書こうと思ってます(^^)
お時間ある時に、読んでいただけると嬉しいです!
感想ありがとうございました。
とても励みになります(*'▽'*)