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メラン編
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今日は雷魔法の練習の続きだった。加減が難しい、ということでタミルが手本を見せてくれ、それを真似する。
自分の出した電気に追いかけ回されたが「結界張っとけばいいじゃん」とタミルに冷静なツッコミを入れられた。
ここまでは良かった。
突然、ゾワっと嫌な悪寒が走った。周りを見渡したが何もない。そしてその悪寒を感じたのはトウヤだけのようで、周りの人は何も変わらない。キョロキョロし出すトウヤを側にいたタミルとエドガーは不思議そうに見ている。
「トウヤくん?ど、どうかしたの?雷魔法怖かった?」
「あ!そうなの?!やっぱり扱いが難しいからかぁ。でも練習しといた方がトウヤのためにもな」
「ううん、違うんだ。・・・なんか嫌な感じがする。」
「嫌な感じ?・・・僕は何も感じ・・ん?」
するとタミルも周囲を見渡し始める。高魔力のタミルも異変には気付きやすいのだ。「結界の中じゃないね・・」とトウヤに同意を求め、トウヤもそれに頷く。
ちょうどその時だった。
「た、大変です!!!東の砦付近で魔物が出ました!!出迎えに行った団員からの報告です!い、イグニス次期領主様はこちらにいらっしゃいますか!?」
場内に慌てて入ってきた団員が叫んでいる。東の砦ということは今日来るターナーを出迎えに行った団員からの報告だろう。領地の主の危機を次期領主に知らせにきたようだ。
「あ゛あ?!俺がイグニスの次期領主だが・・親父襲われてんのか?でもああ見えて相当な手練れだぞ。魔物の一匹、二匹程度どうってことないぜ?そんな騒ぎ立てな」
「フィン様、嫌な感じがします。迎えに行ったほうがいいです。」
フィンの服の裾をぎゅっと掴み、言葉を被せるようにトウヤが言う。その顔は真剣だ。そのトウヤを見て、フィンの表情も変わる。団員に「馬を貸してくれ」と声をかけた。
「フィン様、俺も行きます。」
「・・・・だめだ。ここにいろ。エドガー、トウヤを見とけ。他の2人は一応付いてきてくれ。」
「嫌です。絶対に行きます。俺もイグニス領民です。それに俺なら浄化ができます。フィン様に殴られても行きますから。」
「・・・・・いざとなったら自分の周りに結界張れよ。トウヤ、弱っちーんだしよ。せっかく溜まったんだからあんま力使って欲しくねーけどよ。」
フィンはトウヤが心配なのだ。自分より魔力が高く、結界も張れる人間なのだから心配する必要はない。だが、万が一でもトウヤが傷つく姿は見たくない、というのがフィンの本音である。ぶっきらぼうに言うフィンの本音に感付いたのか、トウヤは目を細め「ありがとうございます」と頷いた。
馬に一人で乗ったことがないトウヤは、イーサンと一緒に乗せてもらった。
5人とその場にいた第四班の団員、そしてラドリーも合流して東の砦に向かった。
自分の出した電気に追いかけ回されたが「結界張っとけばいいじゃん」とタミルに冷静なツッコミを入れられた。
ここまでは良かった。
突然、ゾワっと嫌な悪寒が走った。周りを見渡したが何もない。そしてその悪寒を感じたのはトウヤだけのようで、周りの人は何も変わらない。キョロキョロし出すトウヤを側にいたタミルとエドガーは不思議そうに見ている。
「トウヤくん?ど、どうかしたの?雷魔法怖かった?」
「あ!そうなの?!やっぱり扱いが難しいからかぁ。でも練習しといた方がトウヤのためにもな」
「ううん、違うんだ。・・・なんか嫌な感じがする。」
「嫌な感じ?・・・僕は何も感じ・・ん?」
するとタミルも周囲を見渡し始める。高魔力のタミルも異変には気付きやすいのだ。「結界の中じゃないね・・」とトウヤに同意を求め、トウヤもそれに頷く。
ちょうどその時だった。
「た、大変です!!!東の砦付近で魔物が出ました!!出迎えに行った団員からの報告です!い、イグニス次期領主様はこちらにいらっしゃいますか!?」
場内に慌てて入ってきた団員が叫んでいる。東の砦ということは今日来るターナーを出迎えに行った団員からの報告だろう。領地の主の危機を次期領主に知らせにきたようだ。
「あ゛あ?!俺がイグニスの次期領主だが・・親父襲われてんのか?でもああ見えて相当な手練れだぞ。魔物の一匹、二匹程度どうってことないぜ?そんな騒ぎ立てな」
「フィン様、嫌な感じがします。迎えに行ったほうがいいです。」
フィンの服の裾をぎゅっと掴み、言葉を被せるようにトウヤが言う。その顔は真剣だ。そのトウヤを見て、フィンの表情も変わる。団員に「馬を貸してくれ」と声をかけた。
「フィン様、俺も行きます。」
「・・・・だめだ。ここにいろ。エドガー、トウヤを見とけ。他の2人は一応付いてきてくれ。」
「嫌です。絶対に行きます。俺もイグニス領民です。それに俺なら浄化ができます。フィン様に殴られても行きますから。」
「・・・・・いざとなったら自分の周りに結界張れよ。トウヤ、弱っちーんだしよ。せっかく溜まったんだからあんま力使って欲しくねーけどよ。」
フィンはトウヤが心配なのだ。自分より魔力が高く、結界も張れる人間なのだから心配する必要はない。だが、万が一でもトウヤが傷つく姿は見たくない、というのがフィンの本音である。ぶっきらぼうに言うフィンの本音に感付いたのか、トウヤは目を細め「ありがとうございます」と頷いた。
馬に一人で乗ったことがないトウヤは、イーサンと一緒に乗せてもらった。
5人とその場にいた第四班の団員、そしてラドリーも合流して東の砦に向かった。
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