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フラーウム編
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フラーウムの2人が領地に帰ったことを聞いたタミルは「あ、そうなんだぁ」と興味がなさそうだった。当たり前でしょ、と言わんばかりである。仮にもタミルは次期領主なのに、この待遇は何なのだろう、とトウヤは疑問が大きくなるばかりだった。そんなトウヤの思惑にタミルは気付いているらしく「フラーウムの中心街に行ったら全部分かるから、それまで待っててほしい」と、また眉を下げて言うだけだった。トウヤはそれに頷くしかできなかったのである。
それから数日後、トウヤと契約者4人、そしてフラーウムからタミルと共にメランへ来ていた護衛騎士3人と神官2人、というなかなかの大所帯で、フラーウムへと結界を張る旅に出発したのだった。
フラーウムの中心の街、マンジャルまでは場所で約5日だ。メラン以外の領地の広さは大体メランの4倍~7倍である。森の多いシェマフが一番領地が広い、とエドガーから聞いた。
結界を張るには張る地域の空が見えないといけないので、フラーウムに入ってから少しずつ、少しずつ結界を張って行き、最終的に全てを覆っていこう、と言うことになった。他の領地の場合も同様の作戦である。
そして、道中魔物を見つけた場合は徹底的に浄化、殲滅する。
トウヤは広範囲に結界を張れるが、自分の身の回りにもそうしてしまうと、魔物がどんどん違う場所に移動してしまう。そのため、移動中は基本最低限の結界を身に纏うだけにした。
「僕もトウヤと馬乗りたいんだけどぉ。フィン様、いい加減そこ変わってください。」
「アホか。お前の方がトウヤよりも小せぇだろうがよ。トウヤ落っこちたらどうすんだ。俺が4人の中じゃ一番身体がでけぇーんだよ。」
「えぇ~、じゃあトウヤ、馬車に乗ってよぉ。フワフワでお尻痛くないよ?それに僕エドガー様の古代魔法講義、もう飽きたぁ~。トウヤとしゃべりたい~。」
「タミル様、まだまだお話ししたいことありますから。ちゃんと、聞いてくださいね。ふふ。」
「では、次の休憩後トウヤは私と馬に乗ろう。いいだろう?トウヤ。」
「はーい!イーサン様、よろしくお願いします。俺、馬車より馬がいいです。めっちゃ楽しい!」
トウヤはメラン滞在中、馬に乗る練習もしたのだ。だが、まだまだ不安定で一人で乗るには心許ない。馬車で移動するのも優雅でいいが、馬の上は周りの景色が見られるし、何より気持ちがいい。尻は少し痛いが、我慢できるところまで馬に乗っていたかった。
属性の色もあって、ほとんどリーニャ村から出ていなかったトウヤにとってここまで色んな街や村を見られる機会は初めてだったから、大事な任務を抱えているとはいえ、楽しいのだ。終始ニコニコしている。
「元気で何よりだな、トウヤ。こうして密着してるうちは魔力流しといてやるよ。」
「わ!い、いきなりはやめてくださいって言ってるじゃないですか、フィン!いきなり送られると、ゾ、ゾワゾワするんです!」
「・・・ずっと、聞きたかったんだが、いつの間にフィン様の敬称が無くなったんだ?私の敬称もそろそろやめてほしいんだが。」
「ああ、確かにそうですよね。私も思ってました。トウヤくん、私のこともエドガー、と呼んでくださいね。」
「え、ええっ?!フィンは何か平気ですけど、イーサン様とエドガー様は、と、歳上だし、その、」
「あ゛?トウヤ、その言い方だと俺が歳下みてぇじゃねーか。俺も歳上だぞ?でも、様、はいらねぇ。」
「え、ええええ~・・・?」
フィンはその素行から呼び捨てにしても抵抗がなかった(怒られそうだけど)。イーサンとエドガーは歳上感がかなりあるので、トウヤにはなかなか了承し難い内容だった。しかし、その後2人から繰り返しお願いされ、トウヤは「イーサン」「エドガー」と照れ照れしつつ呼ぶようになったのである。その様子をフィンとタミルは面白くなさそうに見ていた。
それから数日後、トウヤと契約者4人、そしてフラーウムからタミルと共にメランへ来ていた護衛騎士3人と神官2人、というなかなかの大所帯で、フラーウムへと結界を張る旅に出発したのだった。
フラーウムの中心の街、マンジャルまでは場所で約5日だ。メラン以外の領地の広さは大体メランの4倍~7倍である。森の多いシェマフが一番領地が広い、とエドガーから聞いた。
結界を張るには張る地域の空が見えないといけないので、フラーウムに入ってから少しずつ、少しずつ結界を張って行き、最終的に全てを覆っていこう、と言うことになった。他の領地の場合も同様の作戦である。
そして、道中魔物を見つけた場合は徹底的に浄化、殲滅する。
トウヤは広範囲に結界を張れるが、自分の身の回りにもそうしてしまうと、魔物がどんどん違う場所に移動してしまう。そのため、移動中は基本最低限の結界を身に纏うだけにした。
「僕もトウヤと馬乗りたいんだけどぉ。フィン様、いい加減そこ変わってください。」
「アホか。お前の方がトウヤよりも小せぇだろうがよ。トウヤ落っこちたらどうすんだ。俺が4人の中じゃ一番身体がでけぇーんだよ。」
「えぇ~、じゃあトウヤ、馬車に乗ってよぉ。フワフワでお尻痛くないよ?それに僕エドガー様の古代魔法講義、もう飽きたぁ~。トウヤとしゃべりたい~。」
「タミル様、まだまだお話ししたいことありますから。ちゃんと、聞いてくださいね。ふふ。」
「では、次の休憩後トウヤは私と馬に乗ろう。いいだろう?トウヤ。」
「はーい!イーサン様、よろしくお願いします。俺、馬車より馬がいいです。めっちゃ楽しい!」
トウヤはメラン滞在中、馬に乗る練習もしたのだ。だが、まだまだ不安定で一人で乗るには心許ない。馬車で移動するのも優雅でいいが、馬の上は周りの景色が見られるし、何より気持ちがいい。尻は少し痛いが、我慢できるところまで馬に乗っていたかった。
属性の色もあって、ほとんどリーニャ村から出ていなかったトウヤにとってここまで色んな街や村を見られる機会は初めてだったから、大事な任務を抱えているとはいえ、楽しいのだ。終始ニコニコしている。
「元気で何よりだな、トウヤ。こうして密着してるうちは魔力流しといてやるよ。」
「わ!い、いきなりはやめてくださいって言ってるじゃないですか、フィン!いきなり送られると、ゾ、ゾワゾワするんです!」
「・・・ずっと、聞きたかったんだが、いつの間にフィン様の敬称が無くなったんだ?私の敬称もそろそろやめてほしいんだが。」
「ああ、確かにそうですよね。私も思ってました。トウヤくん、私のこともエドガー、と呼んでくださいね。」
「え、ええっ?!フィンは何か平気ですけど、イーサン様とエドガー様は、と、歳上だし、その、」
「あ゛?トウヤ、その言い方だと俺が歳下みてぇじゃねーか。俺も歳上だぞ?でも、様、はいらねぇ。」
「え、ええええ~・・・?」
フィンはその素行から呼び捨てにしても抵抗がなかった(怒られそうだけど)。イーサンとエドガーは歳上感がかなりあるので、トウヤにはなかなか了承し難い内容だった。しかし、その後2人から繰り返しお願いされ、トウヤは「イーサン」「エドガー」と照れ照れしつつ呼ぶようになったのである。その様子をフィンとタミルは面白くなさそうに見ていた。
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