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誰かに気を許すことが怖くなったのはいつからだろう。・・・きっと親から捨てられた時。
信じていた相手に、裏切られる。
それがどれだけ自分の心を抉るのか、俺は小さい時から知っていた。だからシハーヴのことも、気持ちも、信じるのが怖かった。
「・・・・・・・・で、信じる前に怖くなって俺のところから逃げた、と?」
「・・・・・・は、はい。ソウデス・・・ごめんなさい・・・」
俺は今、胡座をかいたシハーヴと向き合ってソファに座っている。
変な例え話をするより伝わるかと思って、俺のこれまでの人生の話を一通りしてみることにした。
話が進むにつれてどんどん曇っていくシハーヴの顔。俺は自然と正座スタイルになった。だって・・・何か怖ぇんだもん、シハーヴが。
「・・・はぁ・・・」
「ご、ごめん・・・変な話して・・・」
「・・・そうじゃない。この俺の、シハーヴ様の愛をその程度だと思われてたなんて、な。」
「んぐぇえ?!」
ぐいっと手を引かれ、シハーヴの厚い胸板へ顔面から突っ込んだ。
とくとくとく、と以前聞いた時よりも速い心音が聞こえる。シハーヴ・・・何か緊張してた・・・?
「イーリスの領主の家系はなぁ!代々一生を添い遂げると決めた奴としか性交をしないんだよ!!それをお前・・・っ、見事に逃げやがって・・・!」
「・・・・・・えええ?!!!」
だから、ターリャさんが泣いてたり、メイドさん達が騒いでたってこと?そういうことなのねって・・・結婚を決意ってことね!!?
いやいやいや、シハーヴさん。決断が早すぎる。まずはお付き合いを、とかじゃないわけね。この国の人たち。情熱的だ・・・!
俺が頭の中で今までの経緯を整理整頓していると、ぐいっと顎を上げられて、シハーヴの方を向かされた。
「俺はアヤトを森で初めて見た時から決めてたんだ。俺の気持ちを舐めんなよ・・・!愛し子が何だってんだ。アヤトはアヤトだろ!?」
ぐぐっと、奥歯を噛み締める。
そうでもしないと、涙がこぼれそうだったから。
真っ直ぐに俺を見据えて離さない赤い瞳は、燃えるように揺らめいていて、固い決意みたいなものが強く伝わってきた。
俺が口をぎゅっと閉じ、泣くのを我慢していたのが伝わったのか、ちゅ、ちゅ、と頭や頬に優しい触れるだけのキスを落とし始めたシハーヴ。
俺は今までの独りよがりな行動を、心から悔いた。
「・・・シハーヴ。」
「ん、なんだ。アヤト。」
「俺、シハーヴが好きだよ。」
今度はシハーヴがぎゅっと、泣きそうな顔で口を閉じた。
好きだよ、俺だって最初から。
偉い奴とか、男前な奴だとか、自分の中でシハーヴに難癖つけてたのは、本当の自分に気づきたくなかっただけ。
好きになるのが怖かった。
俺は初めて自分からシハーヴにキスをした。
触れるだけの、キスだったけど俺の気持ちは伝わるかな。
「シハーヴ。俺とずっと一緒に居てくれる?」
「・・・・・・喜んで。」
「ふふ、うん。好きだよ。シハーヴのことが好きだよ。」
「・・・・・・はぁああああ・・・ようやく捕まえた・・・っ!長かった・・・!」
ぎゅうううっと強く抱きしめられて、苦しかったけど、そんなこと吹き飛ぶくらい俺の心は幸せで満ちていた。
すりすり、とシハーヴの胸元に顔を擦り付ける。あったかくて、心地良い。ああ・・・俺にもようやく心から安心できる相手が・・・・・・
「さ、アヤト。今日は朝まで寝かせないからな。」
「んへぇ?」
俺が幸せに浸っていると、ぐるんっと突然視界が反転し、目の前には俺をソファに押し倒すシハーヴと天井。
不敵な笑みはいつも通り。あっという間に通常運転のシハーヴの顔だ。
「シ、シハーヴさん?あの・・・ほら!さっきまで結構酷い怪我を、」
「散々待たせた責任は自分自身でとらねぇとなぁ、アヤト。」
「・・・・・・そ、れは、えっと、その・・・ですね、」
「怪我はあの不思議な実とアヤトのキスでバッチリ治ったから安心しろ。」
「ソ、ソウデシタカ、ヨカッタデス・・・」
「あとは朝まで抱かせてくれればとりあえず・・・今日の分は許してやるよ。」
「きょ、今日の分、ですと・・・・・・っ!?」
目がギラついてきた。これはマズイ。頭の中ドロドロに蕩けさせられるやつだ。しばらく碌な運動もしてないし、絶対動けなくなるぞ・・・?!
「お、俺、あれから誰とも、その・・・してなくて、また一からほ、解すのとか、面倒だ、」
「アヤト。」
「は、はいぃ・・・」
急にピリッとした空気が漂う。あ、あれ・・・?シハーヴさん・・・、顔がめちゃくちゃ怖いんですが・・・?ついさっきまでの甘い顔は何処へ?
ふう、と息吐いて俺と向き直っちゃったりなんかして・・・、おお・・・怖い。
「いいか、アヤト。よく聞け。」
「ふ、ふぁい!」
「もし万が一・・・万が一だぞ?アヤトが誰かとヤッてようもんなら俺は相手を探し出して殺す。アヤトは屋敷に監禁だ。」
「ひょっ・・・」
「これから先もそんなことはないと今誓え。」
「ち、誓います!」
「・・・まあ、今日は俺がまたとろとろにしてやるから、安心しろ。」
「それはそれで、あ、安心できないやつぅ・・・っ!」
「何でだよ。動けなくなって何か問題でもあんのか?」
「・・・・・・あ、あした・・・」
「・・・ん?」
「明日からお祭り・・・あるから、シハーヴと、一緒に行きたいなと、思って・・・う、動けなくなると、困るなって・・・その、」
「・・・・・・・・・・・・・・・落ち着け。落ち着け、俺。」
「・・・?」
今度は突然念仏を唱えるようにぶつぶつ言い出したシハーヴ。耳を澄まして聞いてみると「可愛すぎる」とか「抱き潰すなよ、俺」とか「壊したい」とか「いっそのこと監禁するか」とか・・・・・・。な、なんか不穏な言葉が含まれてるんだけど・・・?
ふぅーーーっと、長く息を吐いたシハーヴは気分を一新するかのようににっこりと俺に微笑みかけてきた。・・・どこか胡散臭いぞ。
俺の手はあっという間にソファに縫い止められて、両足の間にはシハーヴの太い足。どこか、見覚えのある体勢。
「・・・その祭り、隣町のやつだろ?三日間あるから。どこか一日は行けるといいな。最終日なんかどうだ、アヤト。」
「・・・んんん?さいしゅうび・・・?」
「さて、と。そろそろ心の準備はいいか?」
「えっとーーーー・・・ま、まだ、」
「これ以上待たない。」
「うぇえ?お、お手柔らかに、お、お願いします・・・?」
「・・・努力する。」
「ど、どりょく、なの・・・?」
勿論、俺がお祭りに行けたのは三日目の夜。
連日のように愛され、鳴かされ、体はヘロヘロになったけど、嬉しそうなシハーヴの顔を見たら文句もどこかに消えていった。・・・気持ちよかったし。
お祭りに実際来てみると、元の世界の祭りとはまた違った雰囲気だった。
みんな陽気で、好きな音楽にのって至る所で踊りだす。俺は体が痛くて(察してください)踊れなかったけど、その場に居るだけで十分楽しかったなぁ・・・!
特に子ども達は普段と違った街の雰囲気に大盛り上がり。祭り三日目とは思えないくらいみんなはしゃいで、食べて、笑って。本当、可愛くて癒し風景だった。
「そう言えば、俺、子ども産めるらしいんだよね。」
「・・・・・・・・・は?」
シハーヴが持っていた串焼きをポロッと落とす。勿体無いじゃん。三秒ルールとは言え、地面に落ちてガッツリ砂まみれの肉は流石に俺も食えない。
あ、あれ?シハーヴ固まってる?そ、そりゃびっくりするか。俺一応男だし。急に「子ども産めます!」は衝撃が強いよな。
「か、神様がこの前夢で言っててさ。」
「・・・神託ってことか。」
「おお・・・神託って言うと一気に神感出るな。」
「どうすれば子を授かる?」
「んーと、精を受け続ければって・・・あ゛あっ!べ、べつに、中に出して、ってせがんでる訳じゃなくて、子ども見てたら、か、かわいい、なぁって・・・うっひゃあ!!」
「今すぐ帰るぞ。俺は四人欲しい。」
「よ、よ、四人!?ちょっ、まだ俺果物飴食べっ、ちょっと!シハーヴぅ!?」
鼻息を荒くさせながら俺を丸太のように担ぐシハーヴの背中を、恥ずかしさのあまりポカポカ叩いた俺だけど。
実はシハーヴとの家族が増えることが嬉しくて、満更でもない顔を必死に隠そうとしていたことを、シハーヴはきっと知らないし、恥ずかしいから内緒にしておこうと思う。
おしまい
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読んでいただき、ありがとうございました。
信じていた相手に、裏切られる。
それがどれだけ自分の心を抉るのか、俺は小さい時から知っていた。だからシハーヴのことも、気持ちも、信じるのが怖かった。
「・・・・・・・・で、信じる前に怖くなって俺のところから逃げた、と?」
「・・・・・・は、はい。ソウデス・・・ごめんなさい・・・」
俺は今、胡座をかいたシハーヴと向き合ってソファに座っている。
変な例え話をするより伝わるかと思って、俺のこれまでの人生の話を一通りしてみることにした。
話が進むにつれてどんどん曇っていくシハーヴの顔。俺は自然と正座スタイルになった。だって・・・何か怖ぇんだもん、シハーヴが。
「・・・はぁ・・・」
「ご、ごめん・・・変な話して・・・」
「・・・そうじゃない。この俺の、シハーヴ様の愛をその程度だと思われてたなんて、な。」
「んぐぇえ?!」
ぐいっと手を引かれ、シハーヴの厚い胸板へ顔面から突っ込んだ。
とくとくとく、と以前聞いた時よりも速い心音が聞こえる。シハーヴ・・・何か緊張してた・・・?
「イーリスの領主の家系はなぁ!代々一生を添い遂げると決めた奴としか性交をしないんだよ!!それをお前・・・っ、見事に逃げやがって・・・!」
「・・・・・・えええ?!!!」
だから、ターリャさんが泣いてたり、メイドさん達が騒いでたってこと?そういうことなのねって・・・結婚を決意ってことね!!?
いやいやいや、シハーヴさん。決断が早すぎる。まずはお付き合いを、とかじゃないわけね。この国の人たち。情熱的だ・・・!
俺が頭の中で今までの経緯を整理整頓していると、ぐいっと顎を上げられて、シハーヴの方を向かされた。
「俺はアヤトを森で初めて見た時から決めてたんだ。俺の気持ちを舐めんなよ・・・!愛し子が何だってんだ。アヤトはアヤトだろ!?」
ぐぐっと、奥歯を噛み締める。
そうでもしないと、涙がこぼれそうだったから。
真っ直ぐに俺を見据えて離さない赤い瞳は、燃えるように揺らめいていて、固い決意みたいなものが強く伝わってきた。
俺が口をぎゅっと閉じ、泣くのを我慢していたのが伝わったのか、ちゅ、ちゅ、と頭や頬に優しい触れるだけのキスを落とし始めたシハーヴ。
俺は今までの独りよがりな行動を、心から悔いた。
「・・・シハーヴ。」
「ん、なんだ。アヤト。」
「俺、シハーヴが好きだよ。」
今度はシハーヴがぎゅっと、泣きそうな顔で口を閉じた。
好きだよ、俺だって最初から。
偉い奴とか、男前な奴だとか、自分の中でシハーヴに難癖つけてたのは、本当の自分に気づきたくなかっただけ。
好きになるのが怖かった。
俺は初めて自分からシハーヴにキスをした。
触れるだけの、キスだったけど俺の気持ちは伝わるかな。
「シハーヴ。俺とずっと一緒に居てくれる?」
「・・・・・・喜んで。」
「ふふ、うん。好きだよ。シハーヴのことが好きだよ。」
「・・・・・・はぁああああ・・・ようやく捕まえた・・・っ!長かった・・・!」
ぎゅうううっと強く抱きしめられて、苦しかったけど、そんなこと吹き飛ぶくらい俺の心は幸せで満ちていた。
すりすり、とシハーヴの胸元に顔を擦り付ける。あったかくて、心地良い。ああ・・・俺にもようやく心から安心できる相手が・・・・・・
「さ、アヤト。今日は朝まで寝かせないからな。」
「んへぇ?」
俺が幸せに浸っていると、ぐるんっと突然視界が反転し、目の前には俺をソファに押し倒すシハーヴと天井。
不敵な笑みはいつも通り。あっという間に通常運転のシハーヴの顔だ。
「シ、シハーヴさん?あの・・・ほら!さっきまで結構酷い怪我を、」
「散々待たせた責任は自分自身でとらねぇとなぁ、アヤト。」
「・・・・・・そ、れは、えっと、その・・・ですね、」
「怪我はあの不思議な実とアヤトのキスでバッチリ治ったから安心しろ。」
「ソ、ソウデシタカ、ヨカッタデス・・・」
「あとは朝まで抱かせてくれればとりあえず・・・今日の分は許してやるよ。」
「きょ、今日の分、ですと・・・・・・っ!?」
目がギラついてきた。これはマズイ。頭の中ドロドロに蕩けさせられるやつだ。しばらく碌な運動もしてないし、絶対動けなくなるぞ・・・?!
「お、俺、あれから誰とも、その・・・してなくて、また一からほ、解すのとか、面倒だ、」
「アヤト。」
「は、はいぃ・・・」
急にピリッとした空気が漂う。あ、あれ・・・?シハーヴさん・・・、顔がめちゃくちゃ怖いんですが・・・?ついさっきまでの甘い顔は何処へ?
ふう、と息吐いて俺と向き直っちゃったりなんかして・・・、おお・・・怖い。
「いいか、アヤト。よく聞け。」
「ふ、ふぁい!」
「もし万が一・・・万が一だぞ?アヤトが誰かとヤッてようもんなら俺は相手を探し出して殺す。アヤトは屋敷に監禁だ。」
「ひょっ・・・」
「これから先もそんなことはないと今誓え。」
「ち、誓います!」
「・・・まあ、今日は俺がまたとろとろにしてやるから、安心しろ。」
「それはそれで、あ、安心できないやつぅ・・・っ!」
「何でだよ。動けなくなって何か問題でもあんのか?」
「・・・・・・あ、あした・・・」
「・・・ん?」
「明日からお祭り・・・あるから、シハーヴと、一緒に行きたいなと、思って・・・う、動けなくなると、困るなって・・・その、」
「・・・・・・・・・・・・・・・落ち着け。落ち着け、俺。」
「・・・?」
今度は突然念仏を唱えるようにぶつぶつ言い出したシハーヴ。耳を澄まして聞いてみると「可愛すぎる」とか「抱き潰すなよ、俺」とか「壊したい」とか「いっそのこと監禁するか」とか・・・・・・。な、なんか不穏な言葉が含まれてるんだけど・・・?
ふぅーーーっと、長く息を吐いたシハーヴは気分を一新するかのようににっこりと俺に微笑みかけてきた。・・・どこか胡散臭いぞ。
俺の手はあっという間にソファに縫い止められて、両足の間にはシハーヴの太い足。どこか、見覚えのある体勢。
「・・・その祭り、隣町のやつだろ?三日間あるから。どこか一日は行けるといいな。最終日なんかどうだ、アヤト。」
「・・・んんん?さいしゅうび・・・?」
「さて、と。そろそろ心の準備はいいか?」
「えっとーーーー・・・ま、まだ、」
「これ以上待たない。」
「うぇえ?お、お手柔らかに、お、お願いします・・・?」
「・・・努力する。」
「ど、どりょく、なの・・・?」
勿論、俺がお祭りに行けたのは三日目の夜。
連日のように愛され、鳴かされ、体はヘロヘロになったけど、嬉しそうなシハーヴの顔を見たら文句もどこかに消えていった。・・・気持ちよかったし。
お祭りに実際来てみると、元の世界の祭りとはまた違った雰囲気だった。
みんな陽気で、好きな音楽にのって至る所で踊りだす。俺は体が痛くて(察してください)踊れなかったけど、その場に居るだけで十分楽しかったなぁ・・・!
特に子ども達は普段と違った街の雰囲気に大盛り上がり。祭り三日目とは思えないくらいみんなはしゃいで、食べて、笑って。本当、可愛くて癒し風景だった。
「そう言えば、俺、子ども産めるらしいんだよね。」
「・・・・・・・・・は?」
シハーヴが持っていた串焼きをポロッと落とす。勿体無いじゃん。三秒ルールとは言え、地面に落ちてガッツリ砂まみれの肉は流石に俺も食えない。
あ、あれ?シハーヴ固まってる?そ、そりゃびっくりするか。俺一応男だし。急に「子ども産めます!」は衝撃が強いよな。
「か、神様がこの前夢で言っててさ。」
「・・・神託ってことか。」
「おお・・・神託って言うと一気に神感出るな。」
「どうすれば子を授かる?」
「んーと、精を受け続ければって・・・あ゛あっ!べ、べつに、中に出して、ってせがんでる訳じゃなくて、子ども見てたら、か、かわいい、なぁって・・・うっひゃあ!!」
「今すぐ帰るぞ。俺は四人欲しい。」
「よ、よ、四人!?ちょっ、まだ俺果物飴食べっ、ちょっと!シハーヴぅ!?」
鼻息を荒くさせながら俺を丸太のように担ぐシハーヴの背中を、恥ずかしさのあまりポカポカ叩いた俺だけど。
実はシハーヴとの家族が増えることが嬉しくて、満更でもない顔を必死に隠そうとしていたことを、シハーヴはきっと知らないし、恥ずかしいから内緒にしておこうと思う。
おしまい
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読んでいただき、ありがとうございました。
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