峰打ち攻撃兵の英雄伝

マサ

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First Season

〜18話€選抜〜

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スプーン防衛軍設備の中で1番の広さを持つ第1ホールに全隊員が集められ、その中にあっきー、ひー、ミサキ、コト、ユウ、ステラ、やっしー、そしてアルトの姿はあったがリツの姿は無かった

ミサキ「あれ?リツさんは?」

ステラ「なんかみんなが聞くなら俺は行かなくて良いだろとか言って、また1人でトレーニングしてる!もう本当に勝手な人!!」

ユウ「後で僕から話しときますよ」

アルト「じゃあ俺もこの集会が終わったらすぐにリツさんの元に戻ります!!」

コト「あ!みんな集会始まるみたいだよ!」

ステージの上に総司令のゼットが姿を現した瞬間、ザワついていたホールの空気は一瞬でシーンとした

ゼット「今回のユウ隊員が持ち帰った敵の携帯品にあった端末を調べたところ、次にデノールが他国を侵攻するスケジュールとその規模が判明した!詳しくは博士に話してもらうので、皆はそのまま聞いてくれ」

博士「デノールが次に攻める国の名前はFable(フェイブル)、我々スプーン国家とデノール国家との距離はぼぼ同じで中央のプードル国家のちょうど北方に位置する場所にあります。よって我らは事前にこの情報を知った利を活かすためにフェイブルに我が防衛軍所属の全隊員から選抜したメンバーの合同チームで陣を敷くことをゼット総司令が決めました」

アルト(プードルの北方にあるってことは…)

ゼット「なお、今回のデノールの国家侵攻を阻止するためにプードルにも協力を頼んである。現地で合流することになっているから連携をしっかり取り、必ずデノール軍を打ち取れ!」

全隊員「はい!!」

ゼット「よし、これから合同チームのメンバーを発表する。呼ばれなかった者はホールから退室して構わない。そして選ばれた者でも死を覚悟して戦場に立てないと思う者には強要はしない、棄権を出来ることも覚えていて欲しい。では発表する!」

そうして、ゼットは戦闘チームとサポートチームに分けて合同チームの名前を呼び始めた

ゼット「まずは戦闘チームから、ユウ、リツ、ステラ、アキヒロ、ヒロミ、カリーナ…」

アルト(やっぱり…ついにミネト達に強くなった俺の力を見せることが出来るんだ!!)

アルトはゼットのメンバー選抜の発表をうっすらと聞き流しながらプードルの人達のことを考えていた、そしてアカネのことも
だがそんなアルトの思いとは裏腹に…

ゼット「シュウガ、やっしー、以上の8人、そしてプードル国家との連携を補助するために最近の対外試合に行ったアラン、ユージン、セレナの3人も加えて合計11人で行くつもりだ」

ステラ「やっしー!」

やっしー「えぇ!なんか私選ばれた??」

盛り上がっている2人のそばでアルトは考え込んでボーッとしていた意識をハッキリさせ、我に返る

アルト(あれ?今俺呼ばれたか?)

ゼット「次にサポートチームの…」

アルト「おい、ちょっと待ってくれ!俺も連れてってくれよ!!」

ユウ「おい、アルトくん!」

ゼット「誰だね君は?」

ユウ「失礼いたしました!彼は僕がプードルから連れてきた隊員ですので、お気になさらず!アルトくんちょっと来い!」

ユウは慌ててアルトの腕を掴んでホールから出ていった

アルト「何するんですかユウさん!!俺もあの戦いに行かな…」

ユウ「自惚れるな!!!」

アルト「!!!」

ユウ「はっきり言うが、アルトくんは戦場に出れる程…ましてや我が国の最強メンバーとも言える今回の選抜に名を上げる程の実力はまだないんだ!」

アルト「そんなこと言ったって!!」

リツ「じゃあ俺と戦ってみるかー?」

2人がホールの外で話しているところにリツが歩いて来た

リツ「ユウさん、その選抜に俺は?」

ユウ「もちろん選ばれてましたよ」

リツ「そうか…よしアル、もし俺に勝てたらお前を俺の代わりに選抜に選ばれたことにしてやる」

アルト「本当ですかリツさん!!」

ユウ「リツさん、そんな勝手に…」

リツ「ユウさん、コイツは俺に任せてください」

真剣な表情のリツにユウは口を閉じ、バトルフィールドに向う2人を静かに見送り、ホールに戻った

ゼット「以上の合計14人が今回のメンバーだ。呼ばれなかった者はホールから退室してくれ、呼ばれた者はステージの前に並んでくれ」

そう言われ、ステージ前に並んだのは13人だった

ゼット「ん、1人足りないが誰がいない?」

ユウ「リツさんがちょっと…」

ゼット「あの子か…まぁ良い、おそらく今いるメンバーでフェイブルに向かってもらうことになる。出発するのは1週間後だ、しっかり互いの能力や戦い方を認識し合い戦場に望むように」

隊員達「はい!!」

ステラ「ユウさん、そう言えばアルトくんは?」

ユウ「それなんですけど・・・」

事情を聞いたステラとユウは走ってバトルフィールドに向かい、中に入りフィールドに目をやるとボロボロになりながら大量の汗を額から流し、四つん這いになって苦しそうなアルトとその目の前に仁王立ちしているリツが見えた

リツ「分かったかアル、それが今のお前の実力だ。これが戦場ならお前は妹を助ける前に死ぬことになるぞ、それでも今の自分の状態で今回の戦場に行くと言うなら俺は止めない、みんなに対決して負けたから俺の代わりにアルトが行くと言うことも出来るがどうする?」

アルト「いえ、俺が間違ってました…アカネを取り戻すまでは…絶対に死ねません…」

ユウ「さすがリツさんですね!」

ステラ「流石じゃないでしょ!アルトくんがボロボロじゃない!もぉ!治療しに行かなきゃ!!」

そう言ってステラはフィールドのアルトの元に走っていった

リツ「お、ステラも選抜に選ばれたらしいな!まぁお前のことはあんまり心配してねぇけど・・・っておいおいちょっと待て!」

バチンッ!!

ステラ「こんなにアルトくんをボロボロにして何考えてんのよ!」

リツ「痛ってーな!!何すん…」

ステラ「うるさい!今はアルトくんの治療が先だから引っ込んでて!」

リツ「あ、はい…」

ステラ「能力発揮!星読み!乙女座の効果で体力を半分まで回復!」

アルト「あ、ステラさん…ありがとうございます…」

アルトはその場で気絶して倒れた

ユウ「僕が救護室に運んできます!」

ステラ「ありがと、ユウさん」

リツ「じゃ、俺もトレーニングに・・・」

ステラ「リツくん?ちょっと待ちなさい?あなたもアルトくんの所に行って、目が覚めたらちゃんとやりすぎことを謝りなさい?トレーニングはそれからにして!!」

リツ「はい、すいませんっ」

いつもは堂々としているリツも怒ったステラには逆らえないようだ

一方その頃、今回のデノールの侵攻スケジュールを知ったプードル国家では・・・
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