峰打ち攻撃兵の英雄伝

マサ

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Second Season

〜21話€通過者達の会合~

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敵を倒したミネトはさっきまでいた広大な屋外フィールドとは違う、天井のあるドーム型の屋内フィールドへと転移された
そしてミネトの他にも続々と進出者達が現れていく

ミネト(結局ほとんどの隊員とは合流できなかった…どのくらい残っているかがこの先の戦いに関わってくるはずだが…アルト達は…)

あっきー「ん…おぉ!ここが先に進んだ人達が来れるフィールドか!」

ひー「俺達はちゃんと敵を倒したからな」

ゼット「今は我々だけか…ここから味方が何人、敵が何人来るかだな…」

シンジ「お、いつも通りに戻りましたか!ゼット総司令!きっと他の隊員達も大丈夫ですよ!」

ゼット「すまない、少し考え事をしていてな…」

あっきー「ん、誰か来るぞ!」

ミネト達の近くに光を放ちながら何人かが出てきた

ユウ「ふぅ…これでとりあえずは一段落か…」

サラ「お疲れ様です、ユウさん」

ルイ「あんなに本気なユウさん初めて見た…」

アマネ「カッコ良かったですっ!!」

あっきー「おぉ!ヤガミ隊は全員生き残ったか!さすがだな!」

ユウ「さすがに今回はキツかったけどな」

ひー「ユウさんに本気を出させるってことは相手もなかなかやるねぇ?」

ユウ「え、ひーくん!?元に戻ったんだな!良かった!…あれ、他の隊員達はまだ来てないのか」

ミネト「今来るみたいです」

ヤガミ隊の到着を皮切りにその場にたくさんの光が出現し、そこから生き残った隊員達が現れた

アルト「ふぅ…」

ミネト「アルト!」

アルト「お!ミネト!やっぱりお前は突破してたんだな!」

ミネト「お前もな!」

ミネトとアルトは互いの顔を見ながらニヤリと笑って、その場でハイタッチした

ネヘラ「あら?兵士の皆さんが消えてしまったわ?でもこれで…カイくんと2人きりねー!!」

カイ「だから来るなって!!助けてくれー!!」

アルト「はは…ここでもかよ…」

ミネト(よし…みんな順調に突破してる!)

アルト「あれミネト、お前もミズナとマモルと一緒じゃねぇのか?」

ミネト「お前もってことはアルトも一緒じゃないのか!」

アルト「あいつら…」

ミズナ「ちょっとそこ!勝手に負けたことにしないでくれる!?」

マモル「そうですよ!僕達だってそれなりに強くなったんですよ!良い加減認めて欲しいですよ全く…」

ミネト「ふっ…」

アルト「へへっ…」

ミネトとアルトは嬉しそうに互いの顔を見ながら、ミズナとマモルに向かって走っていき2人とハイタッチした

マナト「いやぁ…この中に入るのは俺は気が引けるなぁ…」

シンジ「マナトじゃないか!お前もこの戦いに参加してたのか!」

マナト「えぇ、ちょっと訳ありで…」

シンジ「急に消えたから心配してたんだぞ!」

マナト「あははは…」

マナトはシンジから目を背け、何かを隠してるようだった

ステラ「リツくーん!リツくんどこー!!」

コト「確かに私はリツさんの手を掴んでいたはずなのになんで…」

キョウマ「・・・それはおそらく敵が作った存在だからだ、その証拠にアイツらの仲間はここにはいないだろ?」

シンジ「キョウマ!お前も生き残っていたか!」

ゼット「確かに敵の姿は見えないな…」

キョウマ「さっきまで俺はずっとスケさんと一緒にいました」

シンジ「何!?本当にスケがいたのか!?」

ゼット「ステラ隊員は先程リツ隊員の名を呼んでいたが…」

キョウマ「どうやら敵はこの戦いに参加していない隊員を敵として俺達と戦わせたかったみたいですね」

ゼット「ということはやはり偽物なのか…」

ヨシタカ「いや…お兄ちゃんはいますよ…」

ゼット「!!!」

あっきー「!!!」

ひー「!!!」

コト「!!!」

アルト「・・・」

ヨシタカ「何人かは感じていたみたいだね、
さっきのフィールドでも微かにだけどお兄ちゃんと似た気を感じた時があったんだ」

ステラ「よっしー本当なのそれ…」

泣くのを我慢した震える声でステラがヨシタカに聞く

ヨシタカ「俺はずっとお兄ちゃんの気だけを探してたけど、たぶんお兄ちゃんが能力を使った時だけ微かに気を感じたんだ…前と少し気の雰囲気が変わっていたけど…あれはお兄ちゃんの気だったと思う…」

ステラ「リツくんがこの戦いのどこかに…」

溢れ出しそうな涙をぐっと堪えるステラ
そばにいたコトが近寄り、声をかける

ネヘラ「カイく~ん?女ってのはね、泣いてる時に優しく話しかけられると好きになっちゃう生き物なのよ~?」

カイ「バカ言え!好きな人の好きな人が生きてるかもしれねぇんだ!今はその可能性を一緒に信じてやるのが男ってもんだろ!」

ネヘラ「・・・はっ!私ったら今カイくんに見惚れてた!?男を手玉に取ってきたこの私が!?」

そんな時だった、シーマ達3人組がフィールドに姿を見せた

シーマ「皆さん、お集まりのようですね」

ミヨ「みんな良い顔してるねぇ」

デキム「だが、まだだ!俺たちが求めるのは最強だ!」

シーマ「ということで、今度はこのフィールドで敵と戦いながら生き残ってもらうよ」

ゼット「敵とは?我々はほとんど倒したはずだが?」

シーマ「そうですね…あなた達は我々の想像を遥かに超える強さでした…しかし、まだ足りません」

デキム「次は俺がお前らの相手をする!覚悟しておけよ?」

シーマ「そして、先程の戦いで生き残ったこちらの方々も…」

リツ「・・・」

スケ「・・・」

ステラ「リツくん!」

キョウマ「スケさん!」

シーマ「他にも新たに参戦する敵もいるので皆さん頑張ってくださいね?」

デキム「連戦で疲れてるやつを相手しても面白くねぇからな、少し休憩をやる!時間が来たらまた来るぞ!」

ミヨ「みんな頑張ってねぇ~」

シーマ達はそう言い残して、現れたリツとスケと共に消えていった

ゼット「みんな、休憩しながら情報を共有しよう」

シンジ「そうだな、まずはブロンナイツとデノール軍、そしてリベールズの所在だ!誰か遭遇した者はいるか?」

ステラ「ブロンナイツのアイは私が倒したわ」

コト「コトも見たよー!」

マモル「僕はシュウを倒しました」

アルト「おぉ!マモルが倒したのか!やるなぁ!」

ユウ「ズカは俺が倒した」

ヨシタカ(あの人を倒したのか…さすがユウさんだな)

あっきー「サカヤとかいう変な話し方の野郎は俺が倒したぞ」

ひー「俺の協力のおかげでな?」

あっきー「おぉい!こうゆう時はカッコつけさせてくれよぉ!」

コト「2人とも相変わらずで安心した!」

あっきー「コトも良く生き残ってたな」

コト「うんっ!」

一時の安堵の会話だった
隊員達は戦いの中で起きたことや、出会った敵、退場した味方のことを共有した
・・・そしてゼットはある異変に気づいた

ゼット「ブロンナイツに関しては把握したが…デノール国家の隊員達と会った者はいないのか?」

隊員達は皆、周りを見るばかりで誰も会ったと声をあげない

シンジ「いったいどうゆうことだ?まさか俺らと会う前に倒さ…」

ユウ「それはないと思います、少なくともガンガレンはあのぐらいで倒される男ではありません」

シンジの声を遮りながらユウは言った

ゼット「・・・まぁいい、ではリベールズに会った者はいるか?」

カイ「それなら1人は会いましたよ」

アルト「正体はジャヴァでした」

ミネト「なるほど…ジャヴァだったのか…」

シンジ「それで?ジャヴァは倒したのか?」

カイ「いや、それが…」

アルト「さっきのデキムってやつに倒されました…近くで見ていたけど何をしたのか全然分かりませんでした」

シンジ「なるほど…偉そうにするだけの力は持っているということだな」

ゼット「気具の情報を盗む際にジャヴァの能力ではワープして国へは入って来れないはずだ」

シンジ「そうですね、まだ仲間がいたはずだ!」

ゼット「リベールズは4人組だと各国から報告を受けている、他に3人いるはずなんだが…他に遭遇した者はいないか?」

マナト「残りの2人のことなら知ってますよ…」

シンジ「マナト本当か!」

マナト「1人はマモルくんがブロンナイツを倒した時にミズナちゃんが倒してたウエスギって人だ」

ミズナ「え、マナトさん何でそんなことを…」

マナト「そしてもう1人は…僕です」

シンジ「何!?マナトお前リベールズだったのか!?」

マナト「今はちゃんと話すことは出来ないですけど…皆がリベールズと呼んでいるその部隊は…この世界のことを1番に考えて行動しています!今は何を言ってるか分からないかもしれませんが信じて欲しいです…」

カイ「俺はマナトを信じるけどよ…みんな今まで敵だと思ってたヤツらをいきなり信じろってのは…」

アルト「俺は信じますよ!」

あっきー「残りの1人と会えば分かるだろ!」

ひー「そうだね!実際に会ってみないと分からないね!」

ステラ「ちょっとみんな何言ってるの!?リベールズは気具のデータだって盗んだんだよ!?」

コト「ステラ姉、今はマナトさんが話してくれたことを信じよ?」

ステラ「何でみんなはそんな冷静でいられるの?」

ゼット「ステラ隊員、一旦落ち着いてくれ」

ステラ「・・・すいません、少し離れときます」

ステラの精神はリツの参戦によって完全に疲弊しきっていた

ゼット「悪いがコト隊員、あの子の傍に付いていてくれないか?」

コト「はいっ!」

ステラとコトが離れたことを確認すると、ゼットは再び皆に話し始めた

ゼット「つまりマナト隊員の影の能力で国へ侵入、そしてデータを盗んだ後、ジャヴァのワープの能力で逃げたというわけか…」

マナト「はい…その通りです…」

シンジ「なんでそんなことしたんだよ!」

マナト「それは…まだ言えません…」

シンジ「マナト…」

マナト「ですがこれだけは言えます!皆さんが言うリベールズは決して悪いことをしようとしてる訳ではありません!!」

ユウ「ここで話していても誰も確信を持てないままだ」

あっきー「この話は次の戦いを生き抜いてからにしようぜ」

ひー「話はそれからでも遅くないしね」

ゼット「そうだな…では各自休息を取って戦いに備えてくれ」

隊員「了解!」

こうして隊員達は次の戦いに備えて情報の共有をすると共に、マナトやヨシタカの有力な手がかりを持ってシーマ達の思惑へと近づいていくのだった・・・
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