123 / 131
Final Season
〜9話€意味ある死~
しおりを挟む
ミネトとザクトの戦いが拮抗する中、近くで激しい気の高ぶりに2人は気づいた
ザクト「あぁん?あいつまだ気が大きくなるのか?」
ミネト「ユウさん…」
気を激しく周囲に放つユウは目の前にいる敵、時間の能力者アルディと可視化の能力者ジュールを1人で倒さなければならない…
ジュール「さて、どうするかなぁ」
アルディ「向こうが気で敵の位置を感じてるならそれを利用しない手はないな」
ジュール「なるほど…その手がありましたか…」
ユウがアルディ達に近づく中、2人は何かの作戦を考えた
アルディ「行くよ!先刻の我が身を!!」
ジュール「形を持って動き出せ!」
アルディ&ジュール「タイム・ビジュアラドクス!!」
ユウ「何をしても無駄だ…」
アルディ「それはどうかな?」
ユウ「そこか!」
ユウはアルディの首を斬り、確かに血が飛び散りながらアルディは倒れた
しかし…
アルディ「タイムボム!!」
ユウ「何も起こらない…これがさっきの時間差の爆発の能力か。いや、今はそれより…」
アルディ「そう、私はやられていないよ?」
ユウ「そこに倒れているのもお前のはずだ…気で分かる…倒れているヤツもお前も同じ気を感じる」
アルディ「そう…その倒れているのも私だ・・・先刻前…つまり数秒前の私だ…」
ユウ「ほぅ…」
ジュール「我々がこれを使って勝てなかった戦闘は無い!!多勢に無勢のこの状況で勝てるわけが…」
ユウ「くだらん!実にくだらない!」
ジュール「なんだと?」
ユウ「数が多いからなんだ…灰色の能力だからなんだ…俺の相方が倒されたからなんだ…ふぅ……いずれにせよ、俺が全て斬る!!」
ユウの気が更に大きく膨張し、その気は周りに伝播していく
アルディ「なっなんなんだこの膨大な気の放出は!!」
ジュール「黒色の気にこんな力が!?」
その圧倒的な気の放出を目の当たりにしたその男はポツリと小さな声を放った
ガンガレン「そうだユウ殿…強く優しく気高い武道こそが…最大の矛となり盾ともなる…それを体現してこそ、矛盾の使い手だ…」
ガンガレンのその言葉は吹き荒れるユウの気によってかき消され、ユウの耳には届かなかった…
ユウ「気刀-鎌鼬(かまいたち)…」
ユウの能力によって、気に刃が乗った覇気を周囲に放ち、出現した全てのアルディを消し去った
そして残るは…
ジュール「まさか…気の残量全てを使って作り出した全員を倒すなんて…」
アルディ「ありえない…我が惑星で黒色の気は発展しないただの下級能力者ばかりだと言うのに…お前はなぜそこまで…」
ユウ「あぁ?周りからの影響なんて気が受けなくても俺自身が受けるんだよ、周りが強くなれば俺はそれに触発されてもっと強くなろうとする。強くなって当たり前だ!!」
ジュール「私達の知っている黒色では無いということか…」
ユウ「これが俺たち…人間なんだ…」
ユウは気が残っていないアルディとジュールを斬った…
ミネトと戦っていたザクトはユウの気の放出から避難するため撤退していた…
こうして、たった3人の隊員によってテンアボーブ4人を含めた何百人の宇宙人の襲撃から北支部を守り抜いた・・・
しかし…
ユウ「ふぅ…この気の高まり…自分の動きだけが鮮明に意識の中にあるこの感じ…これが俺の本気を出した戦闘…武道を完全に掌握した強さか…」
ユウは戦闘を終え、自分の身に起こったことや何が1番大切なのかを認識し直すことが出来た
それは誰でもない、ずっとユウの隣にいた相方の存在のおかげだった…
ユウはガンガレンを横にした場所に、感謝の言葉を伝えに向かった
ミネトもその場に同席した
ユウ「なぁガンガレン…たぶん俺はお前みたいになりたかったんだと思うんだ…」
ミネト「ユウさん…」
ユウ「強く、優しく、確固たる決意や自信を持ちながらも、周囲を見て自分のやるべきことが分かり、それを実践できる判断の早さ…お前は全部持っていたよな…」
ミネト「・・・」
ユウ「俺はそんなお前に憧れを抱きつつ、久々に相方が出来た気分になったんだ…ソウヒを失った俺に明るい未来を見せてくれて、俺の原動力になっていたのはお前だったんだよ…」
あえてその場に目を向けずに話し、返答が返ってこない事を自分に気づかさせないようにユウはその後も話し続ける…
そして…今までの自分が思っていたことやガンガレンへの感謝の言葉を全て言い終えたユウは…
ユウ「なぁ…何とか言えよ…いつもみたいにうるさく笑ってくれよ…」
ミネト「・・・」
ガンガレンは既に息を引き取っていた…
寿命の死はミネトのメディカルピーキングでもどうしようも無かった…
何滴かの涙を地面に落としながらユウは空を見上げていた…
すでに日は暮れて夜になっていることにユウはその時初めて気がついた…
それだけ戦いに集中していた自分に初めての何かを感じた…
ユウ(ガンガレン…お前が言っていた"本気"ってのが少し分かった気がするよ…)
ミネトはこの場が戦場なのだと、敵も味方も関係なく突然訪れるこの世の別れを感じた…
改めて"死"というものを身を持って感じた瞬間だった…
ユウ「ミネト隊員…他の支部に向かうぞ…」
ミネト「いや…その体では…」
ユウ「俺は死なん!どれだけ強くても!優しくても!・・・最後に死んだら意味が無いんだ…」
ミネト「・・・」
ユウ「だが俺はいろんなやつらの死を見てきた…今俺が出来ることはそいつらの死を意味ある死にするために進み続けることだけだ」
ミネト「意味ある死に…人の死には何かとてつもない力を感じます…」
ユウ「あぁ…それでも俺はみんなを死なせたくは無い…こんな俺をずっと仲間として、力として頼ってくれたみんなを俺は死んでも死なせはしない!」
ミネト「ユウさんも死に急ぐことはしないでくださいね、俺も全力で一緒に戦いますから…」
ユウ「あぁ、では次の戦場に行くぞ」
ミネト「でもどこへ?」
ユウ「俺に考えがある…おいシアロ!」
シアロ{ったく、こうゆう時だけ頼ろうったってそうは…}
ユウ「どこが1番戦況が押されているのか聞きたい…」
シアロ{ぐぬぬ…他支部からは何も無いが、本部からは既に被害報告が出ている!それだけは教えてやる!!}
ミネト(本部だと…アルト!!)
ユウ「ミネトくん聞こえたな?本部に向かうぞ!!」
ミネト「はい!!」
こうして北支部での戦闘は一時的に集結を迎え、他支部の救援に行くため北の支部の守りを地球の隊員達に任せたユウとミネトは本部へと向かった
他支部からは何も無い…
逆に言えば戦いの終結を迎えたという報告も無いということ…
つまり他の支部では今も戦闘が続いているということ・・・
ヨシタカ「ゼットさん!敵が一向に減りません!このままでは…」
ゼット「あぁ、このままではこちらの気が先に尽きてしまう…攻撃力が全てでは無いということを思い知らされたよ…」
アイシャ「あら?嬉しいこと言ってくれるわね?」
西支部ではトライズのアイシャの治癒の能力によってドバンとクルージュが死ぬ前に治癒することで永遠に攻めてくるという状況を作り出し、パキナとジバルを倒したゼットとヨシタカはその後の戦況を維持されてしまっていることで気が枯渇しかけていた
ゼット「あの治癒の能力は死者を蘇生出来るわけでない…だが敵を何度倒そうと攻撃をしても、当たってからその者が死ぬまでには少しの時間が空く…」
ヨシタカ「その時間を的確に突いて治癒をして、死なない敵を作り出されているというわけですね…」
ゼット「小森隊長を含めた地球の隊員達も各々攻撃はしてくれているが決定打にはなりそうにない…いったいどうすれば…」
ヨシタカ(ここまで来てココが他の支部の迷惑をかけるわけにはいかない…使うならここしかない…)
アイシャ「あなた達は確かに強いわ!でも誰だって気の量には限界があるの!だから、長期戦になったら結局はその気の量が勝敗の鍵になるのよ?」
ゼット「くっ…彼女の言う通りだな…」
ヨシタカ「圧倒的な力…」
アイシャ「え?」
ゼット「ヨシタカくん?」
ヨシタカ「圧倒的な力の前では気の量なんて関係ない、数なんて関係ない、結局は己の力量が全てだ」
アイシャ「あなた、その言葉はセンヌさんの…まさか!?」
ヨシタカ「俺がどこまで耐えられるか分からないけど…まずはこの状況をどうにかしなくちゃ….」
ゼット「ヨシタカくん、君には何か考えてることがあるんだな!私は最後まで付き合うぞ!」
ヨシタカ「ありがとうございます…では行きます!!」
アイシャ(何か来る!?)
ヨシタカ「レベル3…斬撃-無限伝播!!」
ヨシタカが放った斬撃が敵に当たった後、その斬撃は違う敵に向かっていき、その斬撃はヨシタカの気の量が続く限り無くならない
アイシャはこの永遠に続く斬撃によって倒れていくドバンとクルージュに半永久的に能力を使わなくてはならなくなった
ヨシタカ「さぁ根比べと行こうか?」
ゼット「我々もヨシタカくんの助けを!小森隊長!今が攻め時だ!全力で行くぞ!!」
小森「はい!みんな!!集中砲火だ!ありったけの攻撃を相手にぶつけろー!!」
隊員達「おぉー!!!」
ヨシタカの能力に加えて、ゼット、小森、そして地球の隊員達の攻撃も合わさりアイシャの治癒のスピードを大きく上回った
その結果…
アイシャ「想定外だわ…」
ヨシタカ「そこだ!!レベル4!!神速反射斬り!!」
ヨシタカは素早い動きでアイシャの近くまで行き、アイシャの周りに無数の見えない壁を生成した後、その見えな壁を飛び移りながら何度もアイシャに刀で攻撃した
アイシャ「ダメ!治癒が間に合わない!嫌だー!!!!!!!」
遂にトライズの1人、治癒の能力者アイシャを倒した西支部
北支部に続き、徐々に地球側に戦況が傾きつつあった・・・
しかし…上手くいってるかに見えたこの戦況は着々に宇宙人側に傾いていっていた…
その片鱗が見え始めたのは…ゼットがヨシタカに駆け寄り、身を案じていた時だった…
ゼット「ヨシタカくん!良くやってくれた!気は大丈夫か?」
ヨシタカ「おやおや…そんなに近づいて私に何か用ですかな?」
ゼット「!?」
ブシュッ!!
ポタポタとゼットの腹部から遠くの地球の隊員の目にも見えるほどの血が地面に垂れ始めた
小森「ゼットさん!!」
隊員「なっ何が起こってるんだ!」
隊員「仲間割れ!?やっぱりアイツらは俺らの味方じゃ無かったのか!?」
ゼット「まずい…このままでは…」
小森「お前ら!!今までのヨシタカさんとゼットさんを見てきてそんなことが言えるのか!!」
隊員「いやでも…」
小森「ヨシタカさんに何が起きたかは分からない!でも!敵を倒せたのはヨシタカさんのおかげだろ!それは変わることの無い事実だ!」
ゼット「小森隊長…」
小森「僕達だけじゃ今頃地球は終わっていた!彼らが地球を守るために、僕達を助けるために来てくれたんだぞ!!」
隊員「そうだ!俺達は戦えてる!」
隊員「さっきだってみんなで力を合わせたから倒せたんだ!」
隊員「そのきっかけを作ってくれたのはあの人達だもんな!!」
小森「そうだ!次は僕達がヨシタカさんとゼットさんを救う番だ!行くぞみんな!!」
隊員達「おぉー!!」
ヨシタカ「やれやれ、私も見くびられたものですねぇ…では全滅させていただきます…」
小森「攻撃が来るぞ!散開!!」
ヨシタカ「レベル5…斬撃-反射分裂」
小森「ヨシタカさんが使っていない技!?」
隊員達が交わした斬撃は地面に当たると2つに分かれて隊員達に襲いかかる…
斬撃はその後も地面に当たる度に増えていき・・・
隊員「うわぁー!!!」
隊員「小森隊長ー!!!」
隊員「死にたくないー!!!」
隊員「助けでぇぇぇー!!!」
小森「あ、あぁ…ぼ…僕のせいだ…僕がみんなに指示を出したから…」
1度の攻撃で数十人いた隊員達はその大半を失った…
ゼット「くっそ…このままではいよいよマズイ…ヨシタカくんを倒すしかないのか…」
ヨシタカ「迷っていますねぇ人間さん、しかしこの体の持ち主は私の能力を使いすぎました…特にレベル4の力を呼び覚ますのは私に人格を譲るのと同義…」
ゼット「そうか…偉いな…」
ヨシタカ「はい?」
ゼット「ヨシタカくんはそんな迷いや恐怖や覚悟やいろんな感情と戦いながら私達と協力して敵とも戦っていたんだな…」
ヨシタカ「結局そのせいでこの惨状では意味がありませんがな?」
ゼット「それでも、ヨシタカくんがいなければもっと酷かった…西支部はおそらく壊滅していた…」
ヨシタカ「そんな話はもうどうでも良いのですよ、結局はこれからそうなる運命なのですから…」
ゼット「終壁-ギブモード…」
ヨシタカ「はぁ…レベル5…能力反射…」
ゼット「何…!?うぉっ!!」
ゼットの能力はヨシタカに反射されてしまい、ゼットが壁に挟まれてしまった
ゼット「能力解除…」
自らの能力を解除して地面に倒れ込むゼット
ヨシタカ「さて…では残りの敵も全滅させますかな…」
小森「ゼットさん!くそ、このままじゃ….」
ヨシタカ「レベル4…神速反射斬り!!」
ゼット「もう辞めるんだヨシタカくん!!」
ヨシタカ「くっ!!」
ヨシタカが能力使おうとした時、倒れ込んでいたゼットが素早く起き上がりヨシタカを押さえ込んだ
小森「ゼットさん!ダメだ!」
ゼット「いいや!私は言ったんだ!最後まで付き合うと!だからこの始末は…私がつける!!」
ヨシタカ「黙りなさい!!レベル5!!斬撃-反射分裂!!」
ゼット「う"っ!ぐはっ!うぐっ……」
ヨシタカ「あなた!いい加減離しなさい!死にますよ!?」
ゼット「たとえ私が死のうともヨシタカくんの精神は返してもらう!!」
ヨシタカ「もうこの体は私が貰いました!この人間は戻ってきません!」
ゼット「いいや…さっきお前は無自覚にレベルを1つ落としたレベル4の能力を使おうとした…つまりお前もそうなんだろ…」
ヨシタカ「この人間…!?」
ゼット「ヨシタカくんがあなたに体を取られたように、あなたもレベルを上げた能力を使うのは精神を取られかねないのでは?」
ヨシタカ「それが分かったところで!!レベル5!斬撃-反射分裂!!!」
ゼット「終力!!」
体でヨシタカを押さえ込みながら、能力をも封じるその光景を地球の隊員達は遠くから眺めることしか出来なかった…
ヨシタカは能力を使おうとして、ゼットはその度にその能力を止めた…
何回…何十回と繰り返した…
そして…
ゼット「はぁ…くそっ…はぁ…連続の発揮で気が…」
ヨシタカ「はぁ…はぁ…これで年貢の納め時ですね…」
ゼット「ヨシタカくん…私の思いが無駄じゃなかったことを願うよ…」
ヨシタカ「その忍耐力は認めますよ人間…レベル2…斬撃-乱反射…」
ゼット「う"っ………シュウガ…カリーナ…すまない・・・」
小森「あ、あぁ…」
隊員「お、おい…どうするんだよこれ…」
隊員「次は俺達も…」
隊員「小森隊長!今ならまだ間に合います!逃げましょう!!」
小森「馬鹿野郎!みんなはなんのために今まで訓練してきたんだ!なんのためにゼットさんはあんなに頑張ったと思ってるんだ…」
隊員「隊長…そ、そうだな!俺らは地球を守るのが仕事なんだ!!」
隊員「怖いけど…俺は戦うぞ!!」
気合いを入れ直す隊員達を見て、小森はゼットの死を追悼した…
そして、覚悟を決めた隊員達の前にヨシタカはやってきた
ヨシタカ「さて、次に私の邪魔をするのはあなた達ですかな?」
小森「絶対に僕達が地球を守る!」
ヨシタカ「そんな覚悟と勢いだけで何かを守れるなら力なんていらないんですよ?では…レベル5…ん?なんだこの内から来る力は…ぐっ!!!!」
ガンガレンだけでなくゼットまでもが戦死してしまう厳しい状況の中、各支部では様々な動き、物語が進み続ける・・・
休む暇もなく続く移動惑星と地球との戦いはすでにミネト達が地球に来てから19日が経とうとしていた・・・
ヨシタカはこの先体を取り戻すことが出来るのか・・・
その体を乗っ取っている反射の能力者の宇宙人センヌが向かった本部の被害状況は・・・
さらなる試練がミネトらフォーター達を待ち受けていた・・・
ザクト「あぁん?あいつまだ気が大きくなるのか?」
ミネト「ユウさん…」
気を激しく周囲に放つユウは目の前にいる敵、時間の能力者アルディと可視化の能力者ジュールを1人で倒さなければならない…
ジュール「さて、どうするかなぁ」
アルディ「向こうが気で敵の位置を感じてるならそれを利用しない手はないな」
ジュール「なるほど…その手がありましたか…」
ユウがアルディ達に近づく中、2人は何かの作戦を考えた
アルディ「行くよ!先刻の我が身を!!」
ジュール「形を持って動き出せ!」
アルディ&ジュール「タイム・ビジュアラドクス!!」
ユウ「何をしても無駄だ…」
アルディ「それはどうかな?」
ユウ「そこか!」
ユウはアルディの首を斬り、確かに血が飛び散りながらアルディは倒れた
しかし…
アルディ「タイムボム!!」
ユウ「何も起こらない…これがさっきの時間差の爆発の能力か。いや、今はそれより…」
アルディ「そう、私はやられていないよ?」
ユウ「そこに倒れているのもお前のはずだ…気で分かる…倒れているヤツもお前も同じ気を感じる」
アルディ「そう…その倒れているのも私だ・・・先刻前…つまり数秒前の私だ…」
ユウ「ほぅ…」
ジュール「我々がこれを使って勝てなかった戦闘は無い!!多勢に無勢のこの状況で勝てるわけが…」
ユウ「くだらん!実にくだらない!」
ジュール「なんだと?」
ユウ「数が多いからなんだ…灰色の能力だからなんだ…俺の相方が倒されたからなんだ…ふぅ……いずれにせよ、俺が全て斬る!!」
ユウの気が更に大きく膨張し、その気は周りに伝播していく
アルディ「なっなんなんだこの膨大な気の放出は!!」
ジュール「黒色の気にこんな力が!?」
その圧倒的な気の放出を目の当たりにしたその男はポツリと小さな声を放った
ガンガレン「そうだユウ殿…強く優しく気高い武道こそが…最大の矛となり盾ともなる…それを体現してこそ、矛盾の使い手だ…」
ガンガレンのその言葉は吹き荒れるユウの気によってかき消され、ユウの耳には届かなかった…
ユウ「気刀-鎌鼬(かまいたち)…」
ユウの能力によって、気に刃が乗った覇気を周囲に放ち、出現した全てのアルディを消し去った
そして残るは…
ジュール「まさか…気の残量全てを使って作り出した全員を倒すなんて…」
アルディ「ありえない…我が惑星で黒色の気は発展しないただの下級能力者ばかりだと言うのに…お前はなぜそこまで…」
ユウ「あぁ?周りからの影響なんて気が受けなくても俺自身が受けるんだよ、周りが強くなれば俺はそれに触発されてもっと強くなろうとする。強くなって当たり前だ!!」
ジュール「私達の知っている黒色では無いということか…」
ユウ「これが俺たち…人間なんだ…」
ユウは気が残っていないアルディとジュールを斬った…
ミネトと戦っていたザクトはユウの気の放出から避難するため撤退していた…
こうして、たった3人の隊員によってテンアボーブ4人を含めた何百人の宇宙人の襲撃から北支部を守り抜いた・・・
しかし…
ユウ「ふぅ…この気の高まり…自分の動きだけが鮮明に意識の中にあるこの感じ…これが俺の本気を出した戦闘…武道を完全に掌握した強さか…」
ユウは戦闘を終え、自分の身に起こったことや何が1番大切なのかを認識し直すことが出来た
それは誰でもない、ずっとユウの隣にいた相方の存在のおかげだった…
ユウはガンガレンを横にした場所に、感謝の言葉を伝えに向かった
ミネトもその場に同席した
ユウ「なぁガンガレン…たぶん俺はお前みたいになりたかったんだと思うんだ…」
ミネト「ユウさん…」
ユウ「強く、優しく、確固たる決意や自信を持ちながらも、周囲を見て自分のやるべきことが分かり、それを実践できる判断の早さ…お前は全部持っていたよな…」
ミネト「・・・」
ユウ「俺はそんなお前に憧れを抱きつつ、久々に相方が出来た気分になったんだ…ソウヒを失った俺に明るい未来を見せてくれて、俺の原動力になっていたのはお前だったんだよ…」
あえてその場に目を向けずに話し、返答が返ってこない事を自分に気づかさせないようにユウはその後も話し続ける…
そして…今までの自分が思っていたことやガンガレンへの感謝の言葉を全て言い終えたユウは…
ユウ「なぁ…何とか言えよ…いつもみたいにうるさく笑ってくれよ…」
ミネト「・・・」
ガンガレンは既に息を引き取っていた…
寿命の死はミネトのメディカルピーキングでもどうしようも無かった…
何滴かの涙を地面に落としながらユウは空を見上げていた…
すでに日は暮れて夜になっていることにユウはその時初めて気がついた…
それだけ戦いに集中していた自分に初めての何かを感じた…
ユウ(ガンガレン…お前が言っていた"本気"ってのが少し分かった気がするよ…)
ミネトはこの場が戦場なのだと、敵も味方も関係なく突然訪れるこの世の別れを感じた…
改めて"死"というものを身を持って感じた瞬間だった…
ユウ「ミネト隊員…他の支部に向かうぞ…」
ミネト「いや…その体では…」
ユウ「俺は死なん!どれだけ強くても!優しくても!・・・最後に死んだら意味が無いんだ…」
ミネト「・・・」
ユウ「だが俺はいろんなやつらの死を見てきた…今俺が出来ることはそいつらの死を意味ある死にするために進み続けることだけだ」
ミネト「意味ある死に…人の死には何かとてつもない力を感じます…」
ユウ「あぁ…それでも俺はみんなを死なせたくは無い…こんな俺をずっと仲間として、力として頼ってくれたみんなを俺は死んでも死なせはしない!」
ミネト「ユウさんも死に急ぐことはしないでくださいね、俺も全力で一緒に戦いますから…」
ユウ「あぁ、では次の戦場に行くぞ」
ミネト「でもどこへ?」
ユウ「俺に考えがある…おいシアロ!」
シアロ{ったく、こうゆう時だけ頼ろうったってそうは…}
ユウ「どこが1番戦況が押されているのか聞きたい…」
シアロ{ぐぬぬ…他支部からは何も無いが、本部からは既に被害報告が出ている!それだけは教えてやる!!}
ミネト(本部だと…アルト!!)
ユウ「ミネトくん聞こえたな?本部に向かうぞ!!」
ミネト「はい!!」
こうして北支部での戦闘は一時的に集結を迎え、他支部の救援に行くため北の支部の守りを地球の隊員達に任せたユウとミネトは本部へと向かった
他支部からは何も無い…
逆に言えば戦いの終結を迎えたという報告も無いということ…
つまり他の支部では今も戦闘が続いているということ・・・
ヨシタカ「ゼットさん!敵が一向に減りません!このままでは…」
ゼット「あぁ、このままではこちらの気が先に尽きてしまう…攻撃力が全てでは無いということを思い知らされたよ…」
アイシャ「あら?嬉しいこと言ってくれるわね?」
西支部ではトライズのアイシャの治癒の能力によってドバンとクルージュが死ぬ前に治癒することで永遠に攻めてくるという状況を作り出し、パキナとジバルを倒したゼットとヨシタカはその後の戦況を維持されてしまっていることで気が枯渇しかけていた
ゼット「あの治癒の能力は死者を蘇生出来るわけでない…だが敵を何度倒そうと攻撃をしても、当たってからその者が死ぬまでには少しの時間が空く…」
ヨシタカ「その時間を的確に突いて治癒をして、死なない敵を作り出されているというわけですね…」
ゼット「小森隊長を含めた地球の隊員達も各々攻撃はしてくれているが決定打にはなりそうにない…いったいどうすれば…」
ヨシタカ(ここまで来てココが他の支部の迷惑をかけるわけにはいかない…使うならここしかない…)
アイシャ「あなた達は確かに強いわ!でも誰だって気の量には限界があるの!だから、長期戦になったら結局はその気の量が勝敗の鍵になるのよ?」
ゼット「くっ…彼女の言う通りだな…」
ヨシタカ「圧倒的な力…」
アイシャ「え?」
ゼット「ヨシタカくん?」
ヨシタカ「圧倒的な力の前では気の量なんて関係ない、数なんて関係ない、結局は己の力量が全てだ」
アイシャ「あなた、その言葉はセンヌさんの…まさか!?」
ヨシタカ「俺がどこまで耐えられるか分からないけど…まずはこの状況をどうにかしなくちゃ….」
ゼット「ヨシタカくん、君には何か考えてることがあるんだな!私は最後まで付き合うぞ!」
ヨシタカ「ありがとうございます…では行きます!!」
アイシャ(何か来る!?)
ヨシタカ「レベル3…斬撃-無限伝播!!」
ヨシタカが放った斬撃が敵に当たった後、その斬撃は違う敵に向かっていき、その斬撃はヨシタカの気の量が続く限り無くならない
アイシャはこの永遠に続く斬撃によって倒れていくドバンとクルージュに半永久的に能力を使わなくてはならなくなった
ヨシタカ「さぁ根比べと行こうか?」
ゼット「我々もヨシタカくんの助けを!小森隊長!今が攻め時だ!全力で行くぞ!!」
小森「はい!みんな!!集中砲火だ!ありったけの攻撃を相手にぶつけろー!!」
隊員達「おぉー!!!」
ヨシタカの能力に加えて、ゼット、小森、そして地球の隊員達の攻撃も合わさりアイシャの治癒のスピードを大きく上回った
その結果…
アイシャ「想定外だわ…」
ヨシタカ「そこだ!!レベル4!!神速反射斬り!!」
ヨシタカは素早い動きでアイシャの近くまで行き、アイシャの周りに無数の見えない壁を生成した後、その見えな壁を飛び移りながら何度もアイシャに刀で攻撃した
アイシャ「ダメ!治癒が間に合わない!嫌だー!!!!!!!」
遂にトライズの1人、治癒の能力者アイシャを倒した西支部
北支部に続き、徐々に地球側に戦況が傾きつつあった・・・
しかし…上手くいってるかに見えたこの戦況は着々に宇宙人側に傾いていっていた…
その片鱗が見え始めたのは…ゼットがヨシタカに駆け寄り、身を案じていた時だった…
ゼット「ヨシタカくん!良くやってくれた!気は大丈夫か?」
ヨシタカ「おやおや…そんなに近づいて私に何か用ですかな?」
ゼット「!?」
ブシュッ!!
ポタポタとゼットの腹部から遠くの地球の隊員の目にも見えるほどの血が地面に垂れ始めた
小森「ゼットさん!!」
隊員「なっ何が起こってるんだ!」
隊員「仲間割れ!?やっぱりアイツらは俺らの味方じゃ無かったのか!?」
ゼット「まずい…このままでは…」
小森「お前ら!!今までのヨシタカさんとゼットさんを見てきてそんなことが言えるのか!!」
隊員「いやでも…」
小森「ヨシタカさんに何が起きたかは分からない!でも!敵を倒せたのはヨシタカさんのおかげだろ!それは変わることの無い事実だ!」
ゼット「小森隊長…」
小森「僕達だけじゃ今頃地球は終わっていた!彼らが地球を守るために、僕達を助けるために来てくれたんだぞ!!」
隊員「そうだ!俺達は戦えてる!」
隊員「さっきだってみんなで力を合わせたから倒せたんだ!」
隊員「そのきっかけを作ってくれたのはあの人達だもんな!!」
小森「そうだ!次は僕達がヨシタカさんとゼットさんを救う番だ!行くぞみんな!!」
隊員達「おぉー!!」
ヨシタカ「やれやれ、私も見くびられたものですねぇ…では全滅させていただきます…」
小森「攻撃が来るぞ!散開!!」
ヨシタカ「レベル5…斬撃-反射分裂」
小森「ヨシタカさんが使っていない技!?」
隊員達が交わした斬撃は地面に当たると2つに分かれて隊員達に襲いかかる…
斬撃はその後も地面に当たる度に増えていき・・・
隊員「うわぁー!!!」
隊員「小森隊長ー!!!」
隊員「死にたくないー!!!」
隊員「助けでぇぇぇー!!!」
小森「あ、あぁ…ぼ…僕のせいだ…僕がみんなに指示を出したから…」
1度の攻撃で数十人いた隊員達はその大半を失った…
ゼット「くっそ…このままではいよいよマズイ…ヨシタカくんを倒すしかないのか…」
ヨシタカ「迷っていますねぇ人間さん、しかしこの体の持ち主は私の能力を使いすぎました…特にレベル4の力を呼び覚ますのは私に人格を譲るのと同義…」
ゼット「そうか…偉いな…」
ヨシタカ「はい?」
ゼット「ヨシタカくんはそんな迷いや恐怖や覚悟やいろんな感情と戦いながら私達と協力して敵とも戦っていたんだな…」
ヨシタカ「結局そのせいでこの惨状では意味がありませんがな?」
ゼット「それでも、ヨシタカくんがいなければもっと酷かった…西支部はおそらく壊滅していた…」
ヨシタカ「そんな話はもうどうでも良いのですよ、結局はこれからそうなる運命なのですから…」
ゼット「終壁-ギブモード…」
ヨシタカ「はぁ…レベル5…能力反射…」
ゼット「何…!?うぉっ!!」
ゼットの能力はヨシタカに反射されてしまい、ゼットが壁に挟まれてしまった
ゼット「能力解除…」
自らの能力を解除して地面に倒れ込むゼット
ヨシタカ「さて…では残りの敵も全滅させますかな…」
小森「ゼットさん!くそ、このままじゃ….」
ヨシタカ「レベル4…神速反射斬り!!」
ゼット「もう辞めるんだヨシタカくん!!」
ヨシタカ「くっ!!」
ヨシタカが能力使おうとした時、倒れ込んでいたゼットが素早く起き上がりヨシタカを押さえ込んだ
小森「ゼットさん!ダメだ!」
ゼット「いいや!私は言ったんだ!最後まで付き合うと!だからこの始末は…私がつける!!」
ヨシタカ「黙りなさい!!レベル5!!斬撃-反射分裂!!」
ゼット「う"っ!ぐはっ!うぐっ……」
ヨシタカ「あなた!いい加減離しなさい!死にますよ!?」
ゼット「たとえ私が死のうともヨシタカくんの精神は返してもらう!!」
ヨシタカ「もうこの体は私が貰いました!この人間は戻ってきません!」
ゼット「いいや…さっきお前は無自覚にレベルを1つ落としたレベル4の能力を使おうとした…つまりお前もそうなんだろ…」
ヨシタカ「この人間…!?」
ゼット「ヨシタカくんがあなたに体を取られたように、あなたもレベルを上げた能力を使うのは精神を取られかねないのでは?」
ヨシタカ「それが分かったところで!!レベル5!斬撃-反射分裂!!!」
ゼット「終力!!」
体でヨシタカを押さえ込みながら、能力をも封じるその光景を地球の隊員達は遠くから眺めることしか出来なかった…
ヨシタカは能力を使おうとして、ゼットはその度にその能力を止めた…
何回…何十回と繰り返した…
そして…
ゼット「はぁ…くそっ…はぁ…連続の発揮で気が…」
ヨシタカ「はぁ…はぁ…これで年貢の納め時ですね…」
ゼット「ヨシタカくん…私の思いが無駄じゃなかったことを願うよ…」
ヨシタカ「その忍耐力は認めますよ人間…レベル2…斬撃-乱反射…」
ゼット「う"っ………シュウガ…カリーナ…すまない・・・」
小森「あ、あぁ…」
隊員「お、おい…どうするんだよこれ…」
隊員「次は俺達も…」
隊員「小森隊長!今ならまだ間に合います!逃げましょう!!」
小森「馬鹿野郎!みんなはなんのために今まで訓練してきたんだ!なんのためにゼットさんはあんなに頑張ったと思ってるんだ…」
隊員「隊長…そ、そうだな!俺らは地球を守るのが仕事なんだ!!」
隊員「怖いけど…俺は戦うぞ!!」
気合いを入れ直す隊員達を見て、小森はゼットの死を追悼した…
そして、覚悟を決めた隊員達の前にヨシタカはやってきた
ヨシタカ「さて、次に私の邪魔をするのはあなた達ですかな?」
小森「絶対に僕達が地球を守る!」
ヨシタカ「そんな覚悟と勢いだけで何かを守れるなら力なんていらないんですよ?では…レベル5…ん?なんだこの内から来る力は…ぐっ!!!!」
ガンガレンだけでなくゼットまでもが戦死してしまう厳しい状況の中、各支部では様々な動き、物語が進み続ける・・・
休む暇もなく続く移動惑星と地球との戦いはすでにミネト達が地球に来てから19日が経とうとしていた・・・
ヨシタカはこの先体を取り戻すことが出来るのか・・・
その体を乗っ取っている反射の能力者の宇宙人センヌが向かった本部の被害状況は・・・
さらなる試練がミネトらフォーター達を待ち受けていた・・・
0
あなたにおすすめの小説
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
はじめまして、私の知らない婚約者様
有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。
見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。
けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。
ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。
けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。
この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。
悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに?
※他サイトにも掲載しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる