姫国あやかし絵封録

蒼村嬉享

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スミジとアカリの姫国あやかし紹介録①

スミジとアカリのあやかし紹介録 第一回 趣旨説明

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 都会の近代化が進み世間の夜の闇さえも失われつつある現代──そんな中にも闇は確かに残されている。

 街談巷説──都市伝説や怪談で語られる怪異・怪奇の類いにはその闇が僅かに紛れていた。

 これはその怪異を祓……

「さぁ~! 始まりました、『スミジとアカリの姫国あやかし紹介録』……案内役の道祖土さいど澄璽すみじと~?」
「本編のヒロイン女子高生! 九郷くごうあかりちゃんで~す!」
「元気だね、アカリちゃん」
「本編のヒロインの筈ですからね~。こちらでも頑張らないと何時誰にポジションを奪われるか……」
「ハハ…ハ……。顔が少し怖いよ、アカリちゃん……」

 ………おい。

「さて……気を取り直してアカリちゃん。この幕間的な話の趣旨説明をお願いします」
「わっかりました~。え~……本作はぶっちゃけ説明回ですね~。本編側の補足や疑問をこちらで消化しようというこすい作者の悪知恵です」

 ……おい。

「完全不定期更新な上、半端に練られた設定だからね……矛盾や説明不足が沢山あるし」
「そんなユルい作者の代わりに私とスミジさん……そして、時々ゲストが加わり説明するのが『スミジとアカリの姫国あやかし紹介録』です」

 ……お~い!無視すんな!

「おっと、忘れてました。この後ろでウルサイ『地の文』ぶった野郎が作者の蒼村です。一応、この作品のマスターなので質問への回答者として参加になります」

 地の文ぶった?……野郎?ま、まぁ良い。作者、蒼村あおむら嬉享うきょうです。宜しくお願いします。

「まぁ、居ても居なくても良いんですけどね?」

 なん……だと?

「それでは早速、最初の疑問から……。え~……アカリちゃん、本編のタイトルにある『姫国』て何だかわかる?」
「そもそも何て読むんですか?」
姫国きこく……と読むらしいよ?」
「う~ん……読み方がわかっても意味がわかりません」
「だってさ、作者?」

 え~……姫国とは日本のことです。

「由来は?」

 さぁ……?

「この馬鹿作者……」

 何だとぉ?このムサ作務衣さむえ男がぁぁぁぁっ!

「何にぉぉ? ナメんな! 作務衣ナメんなよ、ド畜生! そして全国の職人さんやお坊さんに謝れ!」
「ま、まぁまぁ、二人とも落ち着いて……。で、何で姫国なんですか?」

 姫国っていうのは中国が日本をそう呼んでいたのが由来らしい。昔、日本は「東海とうかい姫氏國きしこく」と呼ばれていたんだそうだ。
 理由としては、日本神話において皇室の始祖は天照大神で、女帝・神功じんぐう皇后を輩出していることから姫氏の国と呼んだとか。 因みに「姫」は、漢文化における黄帝と周王の姓、その継承者の姓を意味していたとのこと。

 余談ですが、神功皇后は伝説が沢山ある方です。八幡はちまん神社の八幡は応神天皇を神格化した神様と言われていて、その応神天皇は神功皇后の子息です。女性として初めてお札(日本銀行券ではない)に描かれた方でもある神功皇后は後々作品中にも名前が出てきます。

「へぇ~……でも、何で本作に使用したんですか?」

 ちょっと変わったタイトルにしたかったから?何かカッコイイじゃん?

「成る程……俗っぽいな」

 スミジ……貴様、一々トゲがあるな……。

「ソンナコト、ナイデスヨ~」

 ……………。

「まぁ、本作のタイトルは『姫国きこく山海録さんがいろく』という怪異を載せた本が元ネタ。俺の術は絵に封じるのが本筋なので、絵封かいふうにしたんだね」
「成る程~。これでタイトルについては分かりました。良い子のみんな~? 分かったかなぁ~?」

 そんな歌のお姉さんみたいに……。良い子の皆さん、見てないと思うし。

「え……? じゃあ、悪い子?」
「それは読者さんに失礼だよ。皆さん、とても良い読者さんです。だよな、作者?」

 勿論。読者様は宝です(揉み手)

「と……まぁこんな感じに進んで行きますので、質問等があればできるだけお答えもする予定です。アカリちゃんは何か質問無い?」
「そうですね……スミジさんの年商は幾らなんですか?」
「え? ………。え~っと……。………………。こ、今回は此処まで。それじゃ、次回をお楽しみに~!」
「え~? 教えて下さいよ~」
「ダ~メ!」
「ケチ~」

 ………。

 次回をお楽しみに!!
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