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第十七話:出島大乱戦!変態、海賊、刺客、そしてお龍の「実験」!?
しおりを挟む長崎出島、オランダ商館。桃色助平太一行が頑固な商館長と「月光草」の譲渡交渉(という名の変態的説得)を繰り広げている最中、突如としてけたたましい警鐘が鳴り響き、屈強な紅毛の海賊たちがなだれ込んできた!阿鼻叫喚の巷と化す商館内。助平太の目は、しかし、恐怖ではなく別の光に爛々と輝いていた。
「おおおおおっ!この混沌!この無秩序!そして、あの猛々しき紅毛の男たちの雄叫び!なんと原始的で、そして生命力に満ち溢れた光景でござろうか!特に、あの先頭に立つ女頭領らしきお方!その燃えるような赤髪!潮風に鍛え抜かれた褐色の肌!そして、その豊満なる胸を大胆に誇示する革のビスチェ!まさに、荒波が生んだ『海の女豹』!この助平太、その野性的なる『美』に、全身の血が逆流しそうでござるぞ!」
助平太の視線の先には、腰にカトラスを吊り、二丁の短銃を構えた、実に勇ましい女海賊が立っていた。名をキャプテン・ローズ。その美貌と獰猛さで、荒くれ者の海賊たちを束ねる女傑である。
「野郎ども、お宝は根こそぎいただくよ!逆らうヤツは海の藻屑にしておやり!」
ローズの号令一下、海賊たちは商館の警備兵たちと激しい戦闘を開始した。
その混乱に乗じ、血煙のお蝶と鉄仮面の玄蕃も、商館の奥へと姿を消す。狙いはもちろん「月光草」だ。
「カゲリ殿、辰五郎殿、プルルン殿!我々も、あの『海の女豹』殿の勇姿を拝みつつ、お龍殿から賜った試練をこなさねばなりませぬな!」
「このド変態!火事場泥棒みたいなこと言ってんじゃないゾ!」
かくして、出島オランダ商館は、月光草と商館の財宝を巡り、助平太一行、キャプテン・ローズ率いる海賊団、お蝶・玄蕃の刺客組、そして商館の警備兵たちが入り乱れる、まさに四つ巴の大乱戦の舞台となった!
その頃、お龍は屋敷の屋根の上で、愛用の単眼鏡を片手に、眼下の騒乱を興味深そうに眺めていた。
「あらあら、これはまた…予想以上に賑やかな『実験場』になりましたわね。私の新作、『びっくり箱・改』と『七色催涙煙幕』の性能を試すには、絶好の機会かもしれませんわ」
お龍は、悪戯っぽく微笑むと、足元に置かれた奇妙な筒状の装置に手を伸ばした。
商館の奥、頑丈な扉で閉ざされた一室。そこが商館長の私室であり、月光草が保管されている金庫がある部屋だと、プルルンがネズミに擬態して突き止めた。
「この扉の先に月光草があるんだゾ!でも、鍵がかかってる…!」
「ならば、この辰五郎様が、江戸っ子の気風でぶち破ってやるぜ!」
辰五郎が扉に体当たりしようとした瞬間、背後からお蝶の妖艶な声が響いた。
「うふふ、お待ちなさいな、火消しの坊や。そのお宝は、私たちも頂きたいのよ」
お蝶と玄蕃が、いつの間にか一行の背後に立っていた!
「お蝶殿!またお会いできましたな!そのお姿、前回にも増して『熟れた果実』のよう!特に、その汗ばんだうなじ…ああ、舐め回したい!」
「…この変態侍、少しは学習というものを知らないのかしら」
お蝶は、助平太の変わらぬ変態ぶりに呆れつつも、太刀を抜き放つ。
「秘技・悩殺お色気剣!『花魁道中・乳揺らし斬り』!」
お蝶の剣技は、相手を惑わす動きと、女性の色香を最大限に利用したものであった。太刀を振るうたびに、その豊満な胸が大きく揺れ、着物の合わせ目がはだけ、白い太ももがチラチラと覗く。
「おおおおおっ!その剣技!その乳揺れ!その太もも!まさに『三位一体のエロス』!この助平太、その『究極美』の前には、我が剣(筆だが)も鈍りそうでござる!」
助平太は、鼻血を噴き出しながらも、お蝶の剣技を必死でかわし、その「美しい瞬間」を脳裏に焼き付けようとしている。
一方、辰五郎とカゲリは、鉄仮面の玄蕃と再び対峙していた。玄蕃の剛拳は、部屋の壁を砕き、床を揺るがすほどの威力だ。
「てめえのその鉄仮面、今日こそ叩き割ってやるぜ!」
辰五郎は、折れた鳶口の代わりに、近くにあった燭台を武器に奮戦する。カゲリは、商館の調度品を巧みに利用し、玄蕃の死角から的確な攻撃を仕掛ける。
その時、部屋の窓が外から破られ、キャプテン・ローズが海賊数名を引き連れて乱入してきた!
「おやおや、ここがお宝の隠し場所かい?抜け駆けは許さないよ!」
ローズは、助平太たちの戦いに割って入ると、二丁の短銃を乱射し始めた!
「うわっ!なんだこのアマゾネスは!?」辰五郎が驚く。
「おお!キャプテン・ローズ殿!その登場の仕方、実にワイルドで、そしてセクシー!その引き締まったくびれと、そこから伸びる脚線美!まるで、嵐の海を乗りこなす名馬の如し!この助平太、一度で良いから、その『名馬』に跨ってみたいものでござるな!」
助平太は、新たな「美」の登場に、さらに興奮度を高める。
部屋の中は、助平太一行、お蝶・玄蕃、そしてキャプテン・ローズの海賊団が入り乱れての、まさにカオス状態となった。月光草の入っていると思われる金庫を巡り、三者三様の攻撃が飛び交う。
その最高潮の瞬間、お龍が屋敷の屋根から、例の筒状の装置を商館の窓めがけて発射した!
「さあ、私の『びっくり花火・長崎スペシャル』のお披露目ですわ!」
筒から放たれた物体は、金庫の部屋の真ん中に落下し、次の瞬間、七色の煙と共に、強烈な閃光と衝撃波を発生させた!
「きゃああああっ!?」
「ぐおおおおおっ!?」
「なんだこりゃあああ!?」
部屋にいた全員が、その予期せぬ爆発に目を回し、咳き込み、方向感覚を失う。お龍の「実験」は、戦局をさらに混沌とさせたのだ。
「…けほっ、けほっ…なんという…アーティスティックな爆発…!そして、この煙の中に霞む、美女たちのシルエット!おお、これはまるで、夢の中のハーレム…!」
助平太は、煙の中で咳き込みながらも、新たな「美」の可能性を見出していた。
混乱の中、プルルンが金切り声を上げた。
「あったゾ!金庫が開いてる!月光草だ!」
爆発の衝撃で、金庫の扉がわずかに開いていたのだ。中には、青白い淡い光を放つ、美しい薬草が数本納められている。
「月光草は渡さないよ!」キャプテン・ローズが叫び、手を伸ばす。
「それはこちらの台詞ですわ!」お蝶も負けじと手を伸ばす。
しかし、その二人よりも早く、煙の中からひょいと手が伸び、月光草を掴み取ったのは、意外にも助平太であった!彼は、なぜか月光草の放つ淡い光に恍惚の表情を浮かべている。
「おお…この月光草の輝き…なんと儚く、そして妖艶な…!まるで、月夜の晩に湯浴みをする、うら若き乙女の肌のよう!この助平太、この『美』を、お龍殿にお届けせねば!」
月光草を手に入れた助平太。しかし、その瞬間、彼の手の中の月光草が、突如として強烈な光を放ち始めた!そして、出島全体が、まるで地震のように激しく揺れ動き始めたではないか!
「な、なんだ!?何が起こってるんだ!?」
商館長が、床にへたり込みながら絶叫する。
お龍は、屋根の上で単眼鏡を覗き込み、満足げに呟いた。
「あらあら、どうやら月光草は、私の『活性化装置』に反応して、本来の力を解放し始めたようですわね。これは…実に面白いデータが取れそうですこと…うふふふふ」
果たして、月光草の暴走(?)の行方は?そして、助平太一行は、この大混乱から無事に月光草を持ち帰ることができるのか?長崎出島編は、ますます予測不可能な展開を迎える!
(第十七話 了)
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