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少女
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「私もあなたと同じ、人を殺してるの」
少しの間があり、驚きのあまり止まりかけていた心臓が激しく動き出す。
女子高生?いや、そんなことより今なんて言った?
「私もあなたと一緒。人殺しの大罪人ってこと」
この少女が人殺しだって?
暗がりで顔はハッキリ見えないが、長めの黒髪に華奢な体格、声色からも柔らかそうな雰囲気を感じる。
こんな子が人を殺してるとは到底思えない。
「殺人犯に出会った時の対処法としては考えたね」
うっかり目撃者になってしまった自分が殺されないようにわざとそういう嘘をついたのだろう。
「えぇ~嘘じゃないのに!」
「別に殺したりはしないから安心しなよ」
これ以上の罪を重ねてまで逃げるつもりはない。
「おじさん信じてないでしょ…!考えてみて、こんな時間の山奥に女子高生が一人でいる時点で普通じゃなくない?」
おじさんという言葉に少し引っかかったが、たしかに少女の言う通り、少女が居るには異常な状況だ。
「たまたま今日この場所にお互い死体を埋めに来てたって言いたいのか?」
「まぁ、そんなところかな」
「すごい偶然だな。じゃあお互い何も見なかったし聞かなかったって事で」
この少女が嘘をついていようがどうでもいい。
元から口封じに誰かを殺す気は全くない。少女がこのことを警察や他人に話したとしてその時はその時だ。
「ねぇねぇ、せっかく殺人犯同士が出会うっていう偶然が起きたんだから少し話そうよ」
この少女に教育をしてきた親の顔が見てみたい。
お宅のお子さん、殺人犯との対話を試みてますよ。
「あのなぁ、見てわかる通りこっちは忙しいんだ。邪魔しないでどっか行ってくれよ」
死体処理と子守を一緒にこなせる体力は残ってない。
「えぇー、手伝うからさ、ちょっと話し相手になってよ」
「お子様は早く帰れ。お前も人を殺して疲れてるだろ?」
「今帰ろうとしたら補導されちゃうもん。だから朝までは山で時間潰さなきゃいけないわけ」
「それ、俺がお前に付き合う理由にはなってないからな」
「ケチ!せっかくピチピチの女子高生と無料でお話しできる機会なんだよ?」
「俺は無料だろうが有料だろうが女子高生と話したいとか思わない」
「パパ活作戦もダメか…!」
なぜだろう、この子と会話してると昔の事を思い出して酷くイラついてくる。
「んー、じゃあ聞きたいことがあるんだけど、それだけ教えてくれたらもう居なくなるから、それだけ答えてくれない?」
「言ったな?わかった、じゃあ答えてやるからどっかいけよ?」
子供の扱い方はわからないが。こういう時は素直に教えてあげた方が話が早そうだと思った。
「おじさんが殺したその人って、おじさんとどういう関係だったの?」
どうしてそんな事が気になるのか。ふと疑問に思ったが今は飲み込んでおく。
「簡単な理由だよ」
思い出したくなかった過去の記憶。
「俺は高校時代、コイツにイジメられてたんだよ」
まさかこの歳になってから復讐をすることになるとは思わなかった。
「ふーん、ありきたりな理由だね」
少女の言葉に少しイラっとするが、確かに自分でも面白くない理由だなと思ってしまった。
「でもイジメられてたのは学生時代の話なんでしょ?それがなんで今になって殺そうと思ったの?」
「それは……」
頭の中を1人の少女がよぎる。
今日までずっと忘れられなかった初恋相手の少女。
あの子がいなければ俺もこんな人生を送ることはなかっただろうな。
「あ、もしかして女の子関係?」
こちらを覗き込んでくる目の前にいる少女と、初恋相手の姿が重なる。
そうか。
この少女の雰囲気が初恋の子に少し似ているんだ。
少しの間があり、驚きのあまり止まりかけていた心臓が激しく動き出す。
女子高生?いや、そんなことより今なんて言った?
「私もあなたと一緒。人殺しの大罪人ってこと」
この少女が人殺しだって?
暗がりで顔はハッキリ見えないが、長めの黒髪に華奢な体格、声色からも柔らかそうな雰囲気を感じる。
こんな子が人を殺してるとは到底思えない。
「殺人犯に出会った時の対処法としては考えたね」
うっかり目撃者になってしまった自分が殺されないようにわざとそういう嘘をついたのだろう。
「えぇ~嘘じゃないのに!」
「別に殺したりはしないから安心しなよ」
これ以上の罪を重ねてまで逃げるつもりはない。
「おじさん信じてないでしょ…!考えてみて、こんな時間の山奥に女子高生が一人でいる時点で普通じゃなくない?」
おじさんという言葉に少し引っかかったが、たしかに少女の言う通り、少女が居るには異常な状況だ。
「たまたま今日この場所にお互い死体を埋めに来てたって言いたいのか?」
「まぁ、そんなところかな」
「すごい偶然だな。じゃあお互い何も見なかったし聞かなかったって事で」
この少女が嘘をついていようがどうでもいい。
元から口封じに誰かを殺す気は全くない。少女がこのことを警察や他人に話したとしてその時はその時だ。
「ねぇねぇ、せっかく殺人犯同士が出会うっていう偶然が起きたんだから少し話そうよ」
この少女に教育をしてきた親の顔が見てみたい。
お宅のお子さん、殺人犯との対話を試みてますよ。
「あのなぁ、見てわかる通りこっちは忙しいんだ。邪魔しないでどっか行ってくれよ」
死体処理と子守を一緒にこなせる体力は残ってない。
「えぇー、手伝うからさ、ちょっと話し相手になってよ」
「お子様は早く帰れ。お前も人を殺して疲れてるだろ?」
「今帰ろうとしたら補導されちゃうもん。だから朝までは山で時間潰さなきゃいけないわけ」
「それ、俺がお前に付き合う理由にはなってないからな」
「ケチ!せっかくピチピチの女子高生と無料でお話しできる機会なんだよ?」
「俺は無料だろうが有料だろうが女子高生と話したいとか思わない」
「パパ活作戦もダメか…!」
なぜだろう、この子と会話してると昔の事を思い出して酷くイラついてくる。
「んー、じゃあ聞きたいことがあるんだけど、それだけ教えてくれたらもう居なくなるから、それだけ答えてくれない?」
「言ったな?わかった、じゃあ答えてやるからどっかいけよ?」
子供の扱い方はわからないが。こういう時は素直に教えてあげた方が話が早そうだと思った。
「おじさんが殺したその人って、おじさんとどういう関係だったの?」
どうしてそんな事が気になるのか。ふと疑問に思ったが今は飲み込んでおく。
「簡単な理由だよ」
思い出したくなかった過去の記憶。
「俺は高校時代、コイツにイジメられてたんだよ」
まさかこの歳になってから復讐をすることになるとは思わなかった。
「ふーん、ありきたりな理由だね」
少女の言葉に少しイラっとするが、確かに自分でも面白くない理由だなと思ってしまった。
「でもイジメられてたのは学生時代の話なんでしょ?それがなんで今になって殺そうと思ったの?」
「それは……」
頭の中を1人の少女がよぎる。
今日までずっと忘れられなかった初恋相手の少女。
あの子がいなければ俺もこんな人生を送ることはなかっただろうな。
「あ、もしかして女の子関係?」
こちらを覗き込んでくる目の前にいる少女と、初恋相手の姿が重なる。
そうか。
この少女の雰囲気が初恋の子に少し似ているんだ。
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