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1話 百合絵ゆり(ゆりえ ゆり)との出会い
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平穏な日々を過ごすため俺は
外見を変えることを決めた。
どのように外見を変えるか考えた結果、
眼鏡を掛けることにした。
〝眼鏡を掛ける〟たったそれだけの事だが
俺の外見は大幅に変わった。
そう。俺は眼鏡が似合わなすぎる
人間だったのだ。
元々視力が2・0と良いためこれまで
眼鏡を掛けたことは無かったが外見を変える為に
眼鏡が役に立つのではと、念のため
度が入っていない眼鏡を買った。
家にいる時以外はずっと装着してようと心に
誓った。
しかし、眼鏡が似合わないって…。なんだか複雑な
気分だった。眼鏡が似合う人に密かに憧れを
抱いているからだ。知的でミステリアスな
雰囲気に憧れる。別に眼鏡を掛けている人が皆が皆知的でミステリアスな雰囲気に見える訳
ではないが。
まあこれでようやく普通の外見を得ることが
できた。(俺と家族の見解)まさか俺が世間でよくいう 〝イケメン〟
だなんて、誰も思いはしないだろう。
……そんな事を1人でずっと考えながら
俺(瀬戸祐也)は満員電車に乗っていた。
電車通学憧れ~!とかほざいてる奴、
今すぐその腐った思考回路を捨てろ。
これからこの毎日満員電車に乗ることになる
俺にとって電車通学は苦痛でしかない。
実は今日から俺は高校生になる。高校に入学するに
あたって、自分家の最寄り駅から4駅ほど離れた
私立の高校に入学することになった。
中学の同級生と同じ高校に入ってしまったら困る
からだ。面倒なことになりたくはないからなるべく
家から遠くの学校を選んだ。
俺の通っていた中学では、俺のことを知らない
人間は恐らくいないだろう…。
ふと車内を見渡してみると
満員電車の中で一人、うずくまっている
俺と同じ制服を着た女子と視線が合った。
もしや、中学の同級生か!?と一時焦った俺だが、初めて見る顔だ。
なんだ。たまたま視線が合っただけのようだ。
冷や汗を拭いながらホッと安堵の表情を浮かべた俺は、そのうずくまっている女子を再度見た。
どうやら小さな声で俺に向かって何か
言ってるらしい。
…なんだ?
耳を済ませてみると
「助けて」
その子ががそう言っているように聞こえた。
よくよく考えてみたら訳なく満員電車で
うずくまることはないだろう。
俺は人混みを押しのけながらその子の目の前に
行き、手を引っ張った。行き先の学校より一駅
手前でその子と電車を降りた。
「勝手に手引っ張って降りてごめんな。体調
悪そうに見えたからさ。」
その子に言った。
「水…。」
吐きそうな顔をしているその子が
言った。どうやら水を飲みたいようだ。
俺は近くに会った自販機で水を買うと、
その子に渡した。
するとその子は勢いよく水を飲み始めた。
「み、水ありがと。百合絵 ゆり。あんたは?」
水を飲み終えると頬を真っ赤に染めながら言った。
百合絵ゆり、か。ゆり大好きかよ。てか、性格
キツそうだな。名前と合ってないし。
「ああ。俺は瀬戸祐也。それより熱あるのか?
顔真っ赤だぞ。」
「…っ。熱なんてないし!察しろ!」
そうか。恥ずかしかったのか。可愛いとこ
あんじゃん。
百合絵ゆり(ゆりえ ゆり)はそのまま何処かへ
行こうとした。
てかそれより……。
「おい!どこ行くんだ?学校行く電車そっち
じゃないだろ。ここだよ。」
「なんでうちが通う学校知って…。あ!あ!!!」
なんだコイツ…。
俺と同じ高校だって事分かってなかったのか?制服見たら普通分かるだろ。
あ、さっきまで体調悪かったからそこまで
見てなかったのか。 …ていうか、電車もまともに
乗れないのかコイツは! ここで俺が降ろして
なかったらどこで降りてたかわかったもん
じゃないな…。
「この電車乗るぞ」
「…っ。うちもそれ乗ろうとしてたし!」
うそつけ。
外見を変えることを決めた。
どのように外見を変えるか考えた結果、
眼鏡を掛けることにした。
〝眼鏡を掛ける〟たったそれだけの事だが
俺の外見は大幅に変わった。
そう。俺は眼鏡が似合わなすぎる
人間だったのだ。
元々視力が2・0と良いためこれまで
眼鏡を掛けたことは無かったが外見を変える為に
眼鏡が役に立つのではと、念のため
度が入っていない眼鏡を買った。
家にいる時以外はずっと装着してようと心に
誓った。
しかし、眼鏡が似合わないって…。なんだか複雑な
気分だった。眼鏡が似合う人に密かに憧れを
抱いているからだ。知的でミステリアスな
雰囲気に憧れる。別に眼鏡を掛けている人が皆が皆知的でミステリアスな雰囲気に見える訳
ではないが。
まあこれでようやく普通の外見を得ることが
できた。(俺と家族の見解)まさか俺が世間でよくいう 〝イケメン〟
だなんて、誰も思いはしないだろう。
……そんな事を1人でずっと考えながら
俺(瀬戸祐也)は満員電車に乗っていた。
電車通学憧れ~!とかほざいてる奴、
今すぐその腐った思考回路を捨てろ。
これからこの毎日満員電車に乗ることになる
俺にとって電車通学は苦痛でしかない。
実は今日から俺は高校生になる。高校に入学するに
あたって、自分家の最寄り駅から4駅ほど離れた
私立の高校に入学することになった。
中学の同級生と同じ高校に入ってしまったら困る
からだ。面倒なことになりたくはないからなるべく
家から遠くの学校を選んだ。
俺の通っていた中学では、俺のことを知らない
人間は恐らくいないだろう…。
ふと車内を見渡してみると
満員電車の中で一人、うずくまっている
俺と同じ制服を着た女子と視線が合った。
もしや、中学の同級生か!?と一時焦った俺だが、初めて見る顔だ。
なんだ。たまたま視線が合っただけのようだ。
冷や汗を拭いながらホッと安堵の表情を浮かべた俺は、そのうずくまっている女子を再度見た。
どうやら小さな声で俺に向かって何か
言ってるらしい。
…なんだ?
耳を済ませてみると
「助けて」
その子ががそう言っているように聞こえた。
よくよく考えてみたら訳なく満員電車で
うずくまることはないだろう。
俺は人混みを押しのけながらその子の目の前に
行き、手を引っ張った。行き先の学校より一駅
手前でその子と電車を降りた。
「勝手に手引っ張って降りてごめんな。体調
悪そうに見えたからさ。」
その子に言った。
「水…。」
吐きそうな顔をしているその子が
言った。どうやら水を飲みたいようだ。
俺は近くに会った自販機で水を買うと、
その子に渡した。
するとその子は勢いよく水を飲み始めた。
「み、水ありがと。百合絵 ゆり。あんたは?」
水を飲み終えると頬を真っ赤に染めながら言った。
百合絵ゆり、か。ゆり大好きかよ。てか、性格
キツそうだな。名前と合ってないし。
「ああ。俺は瀬戸祐也。それより熱あるのか?
顔真っ赤だぞ。」
「…っ。熱なんてないし!察しろ!」
そうか。恥ずかしかったのか。可愛いとこ
あんじゃん。
百合絵ゆり(ゆりえ ゆり)はそのまま何処かへ
行こうとした。
てかそれより……。
「おい!どこ行くんだ?学校行く電車そっち
じゃないだろ。ここだよ。」
「なんでうちが通う学校知って…。あ!あ!!!」
なんだコイツ…。
俺と同じ高校だって事分かってなかったのか?制服見たら普通分かるだろ。
あ、さっきまで体調悪かったからそこまで
見てなかったのか。 …ていうか、電車もまともに
乗れないのかコイツは! ここで俺が降ろして
なかったらどこで降りてたかわかったもん
じゃないな…。
「この電車乗るぞ」
「…っ。うちもそれ乗ろうとしてたし!」
うそつけ。
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