会社員だった俺が試しに選挙に出てみたら当選して総理大臣になってしまった件

もっちもっち

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第2巻 新革党の選挙戦

[開票速報]新革党現職全員当選

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 古味良一が当選を決め明らかに新革党の面々は勢いづいているようだ。さて、その他の候補者達の結果はどうなっているのだろうか。


 渦川と同じ滋賀県の会田敬一は腹心だけあって、新革党の中では2番目に決まると思われていたが、まだ当確は出ていなかった。そのせいか、古味良一当選の報を聞いたときもほぼ上の空の感じだ。渦川も会田のためのコメントなどをいろいろ用意していたのだが、古味当確の騒ぎが大きくなってそれどころではなくなっている。複雑な心境だ。だが、まだ開票速報は始まったばかり慌てる必要はないだろう。
 
 
 ところ変わって、選挙終盤に突如”地方の風”と組むという決断を下した大阪の田辺正勝でだったが、良くも悪くも"地方の風"のインパクトが大きすぎたのか、都市部にいた今までの支持者が離れてしまったようだ。その結果、都市部の開票が進んでいる現在は民自党の候補者に水をあけられている。

 「いや、大阪といえど全てが都会ではない!」

 少々自虐的であったが、意気消沈しかけた選挙事務所の人達をそう言って励ました。そして、田辺正勝は選挙速報が流れるテレビを凝視する。テレビには入れ替わり選挙区の開票状況が映しだされるが、再び大阪の選挙区の映像が流れたとき、わずかだが票の差が縮まっているように見えた。

 「地方の風と組んだことを今更悔いてどうする。その得体のしれないパワーに自分も可能性を感じたからじゃないか。選挙終盤、俺は確かに有権者に熱意が伝わっているのを感じていたんだ。」

 そして、前澤卓。赤ポルシェの彼は当確こそ出ていないが、現在トップの位置にいた。対立候補にも恵まれた感もあり、このまま順調に行きそうであった。
 「それ、見ろ。ポルシェより早い奴なんかいないんだよ」
 ポルシェのスピードと自分の得票数をかけたのだが、いつもは前澤のギャグに少しは反応する人たちも当確が出るまでは気が気ではないらしい。完全に無視している。
 結局、前澤の派手な振る舞いが露出を多くし、それが若者に拒まれなかったというのが現在の結果につながっているのかもしれない。

 選挙番組のスタジオもここまでの新革党の奮闘を見て、彼らの評価を変えつつある。
 「ここまでのところ新革党の皆さんはかなり頑張っていますね」
 「全員、当選もあるんじゃないですか?」
 「まさか・・・そんなことあったら政界は大変ですよ」
 さすがにそんなことは起こらないだろうと、出演者同士で苦笑している。

 しかし、その大変が現実になりつつあった。

 「当確でました。新革党の会田敬一さん当選です。あっ前澤卓さんも当確です」
 そして、田辺正勝の当確も出る。

 「これはまさかの大波乱。新革党の立候補者6名のうち5名当選です。新革党の現職の人は全員当選です。」
 選挙番組のスタジオがどよどよする。
 「これは、選挙の後の国会が楽しみですね。いや、民自党の人たちは気が気でないか」
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感想 2

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みんなの感想(2件)

沼津平成@25周年カップ参加中

さわやかでいいと思います。

2025.07.26 もっちもっち

ありがとうございます。

解除
サブロー
2017.06.15 サブロー

面白そうなテーマ。現実では後援会やら組織票を動員できるバックボーンが必須。その辺の記載をどう表現するのか。現実ではプレミアムフライデーは導入企業がなくオワコンとなっているが作品内ではどう盛り上げるのかが気になる。更新を楽しみにしてます。

2017.07.16 もっちもっち

感想ありがとうございます。
参考にさせていただきます。

解除

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