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生方蒼甫の譚
経営危機
「やめたってどういうこと?」
「あ~。え~と」
ティックは随分言いにくそうに言葉を探していた。
「俺たちが留守にしてから何があった?」
まずは順を追って状況を確認しよう。
「そうですね。3か月前にサトシさん達が旅立って……、その後一月くらいは特に問題なかったんですが……」
「何かあったのか?」
「ええ、ウサカへ納品する馬車が襲われるようになったんです」
「襲われる?」
「ええ、街道の途中で野盗に襲われて、商品を全部奪われるようになって」
「奪われるようになった?なに?頻繁に襲われたの?」
「ええ、毎回襲われて……」
「けが人は?」
「けが人は居なかったんですが……」
「そうか、まあ、怪我がないならまだ何とかなるか」
「あの街道ってそんなに物騒だったのか?」
「あぁ、そうですね。ルークスさんは襲われたことないですもんね」
「まあ、俺は転移で移動するからな」
「あそこ、俺とアイが納品に行ってた頃は、しょっちゅう襲われてたんですよ。まあ、簡単に撃退してましたけどね」
「なんだ?野盗って言ってもそんなに強くないのか?」
「ええ、なんか食い詰めた農民みたいな感じでしたよ。だから殺すのも忍びなかったんで、吹き飛ばすくらいで納めてたんですけど……駆逐しとくべきでしたかね」
いや、物騒だな。こいつ。
「まあ、そこまでは……ねぇ。お前極端だな」
「ん~。妨害されるのって面倒じゃないですか。まあ、障害は排除したほうがいいかなって」
なんかサトシの考え方がおかしい気がするが、今回は無視しよう。
「で、納品が出来ずじまいってか?」
「そうなんです。だからジョイスさんやルイスさんから督促の使いも来てたんですが、中々思うように納品できなくって」
「でも、3か月くらいなら納品できなくても給料は払えるでしょ?なんで皆辞めてったの?」
「……」
一段とバツが悪そうにティックが口ごもる。その様子を見かねてアンが口を開いた。
「お給料を払うことは皆にも伝えていたんですが、それでも辞めるって聞かなくて……だから、何でやめるのか問い詰めたらベリーが
『テンスさんのところでもっといい給金で雇ってもらう』って」
「テンスさん?」
なんか知り合いみたいに言うけどさ、それ誰?
「テンスさんって?」
あ、サトシも知らなかったのか。
「テンスさんは、以前俺たちが働いてたウルサンの農場の経営者です」
「ああ」
サトシはその人物に思い当たるところがあるらしく頷いていた。なんだよ。お前ひとりで納得するなよ。俺にも教えてくれよ。
「そいつ、どんな奴なんだ?」
「ジョイスさんともともと取引してた農場の奴ですよ。俺たちが取引し始めて経営が苦しくなったとかなんとか。まあ、あんまり興味がなかったんで聞き流してましたけど」
「そうです。俺たちが雇われてた時に経営が厳しくなって、その時俺たち兄弟はあんまり役に立ってなかったんで、真っ先に首を切られました」
「真っ先にってことは、従業員は結構いたのか?」
「はい。ここに居た従業員は全員元々テンスさんの農場で働いてた人間です。みんながこちらに来たから、私はてっきり農場を閉めたんだと思ってました」
「何?経営盛り返したってこと?」
「そうなのかもしれません。経営の事はよくわかりませんが、以前働いていた時はそれなりに給料はいただいてましたし」
「でも、首切られたんでしょ?」
「ええ、結構お金には厳しい人で、仕事ができる人には手厚いんですが、役に立たないと判断すると即クビになります」
労働基準法とか無いだろうからそのあたりは経営者次第だろうな。まあ、当然の経営判断だろう。
「で、そのあと納品はできてるの?」
「あ、え。はい。一応細々とですが……」
「細々と?」
「ええ、ジョイスさんからは『今までの付き合いがあるからすぐには切らないが、今後納品が滞ることがあれば取引は停止させてもらう』って言われてます」
「仕方ないだろうな。でも、それなら納品はできてるってことだよね?」
「ええ、まあ」
「随分歯切れが悪いな。なにか問題があるのか?」
「この間も野盗に襲われたんです。その時は何とか逃げ切ったんですが……」
「逃げ切ったんだね。で、何かあった?」
ティックとアンは顔を見合わせて、意を決したようにサトシに話す。
「たぶん、その野盗はジョリー達なんじゃないかと思うんです」
「へ?なんで?」
「いえ、野盗に頻繁に襲われるようになったときに、少し気にはなっていたんです」
「何が?」
「ずっと納品は、ハルとジョリーにお願いしてたんですが、野盗に襲われて商品を奪われたって言う割に二人にも馬車にも被害が無いんです」
「それは、商品を素直に渡したからじゃないの?」
サトシは従業員の安全を第一に考えていたので、野党に襲われた場合は「商品を素直に渡して抵抗するな」と言い聞かせていた。
「私たちも最初はそう思ったんですけど、何度も襲われて帰って来るうちに、ちょっと疑わしいなと思っちゃったんです。特に、ハルはアクセサリーをよく身に着けてましたから」
「なに、それは奪われてなかったの?」
「はい」
「それは襲われた時に隠してたんじゃないの?」
「いえ、それだけじゃなくて、この間野盗に襲われて逃げたときに、そのうちの一人がジョリーだったような気がして」
サトシが無言になる。ああ、テンスとやら下手打ったな。これは頭から棘生やす奴ですな。あーやっちまった。シーラナイっと。
「そうか、わかったよ。ちょっと俺の方で調べてみる。次の納品はいつ?」
「今日これから行こうと思ってました」
「そうか、じゃあ俺たちが行くよ。取り敢えず畑での作業をお願い。商品はもう準備できてる?」
「ええ、大丈夫です」
サトシはそれを聞くと、馬車に商品を積み込み装備を脱ぎ始めた。
「どうした?なんで装備を脱ぐ?」
「ちょっと変装しようかと、あ、ティック、アン、ちょっと頼みがあるんだけど」
そう言うと、サトシは、ティックとアンがいつも来ている服を持ってこさせた。
あ~。良い性格してるね。やっぱりこいつは敵に回さない方がいいな。桑原桑原。
サトシとアイは、ティックとアンの服を着こみ、麦藁帽を目深にかぶって馬車に乗り込む。
「じゃあ、俺は後ろで隠れてるよ」
「お願いします。じゃあ、行こうか」
こうして、サトシのお仕置きが始まろうとしていた。
「あ~。え~と」
ティックは随分言いにくそうに言葉を探していた。
「俺たちが留守にしてから何があった?」
まずは順を追って状況を確認しよう。
「そうですね。3か月前にサトシさん達が旅立って……、その後一月くらいは特に問題なかったんですが……」
「何かあったのか?」
「ええ、ウサカへ納品する馬車が襲われるようになったんです」
「襲われる?」
「ええ、街道の途中で野盗に襲われて、商品を全部奪われるようになって」
「奪われるようになった?なに?頻繁に襲われたの?」
「ええ、毎回襲われて……」
「けが人は?」
「けが人は居なかったんですが……」
「そうか、まあ、怪我がないならまだ何とかなるか」
「あの街道ってそんなに物騒だったのか?」
「あぁ、そうですね。ルークスさんは襲われたことないですもんね」
「まあ、俺は転移で移動するからな」
「あそこ、俺とアイが納品に行ってた頃は、しょっちゅう襲われてたんですよ。まあ、簡単に撃退してましたけどね」
「なんだ?野盗って言ってもそんなに強くないのか?」
「ええ、なんか食い詰めた農民みたいな感じでしたよ。だから殺すのも忍びなかったんで、吹き飛ばすくらいで納めてたんですけど……駆逐しとくべきでしたかね」
いや、物騒だな。こいつ。
「まあ、そこまでは……ねぇ。お前極端だな」
「ん~。妨害されるのって面倒じゃないですか。まあ、障害は排除したほうがいいかなって」
なんかサトシの考え方がおかしい気がするが、今回は無視しよう。
「で、納品が出来ずじまいってか?」
「そうなんです。だからジョイスさんやルイスさんから督促の使いも来てたんですが、中々思うように納品できなくって」
「でも、3か月くらいなら納品できなくても給料は払えるでしょ?なんで皆辞めてったの?」
「……」
一段とバツが悪そうにティックが口ごもる。その様子を見かねてアンが口を開いた。
「お給料を払うことは皆にも伝えていたんですが、それでも辞めるって聞かなくて……だから、何でやめるのか問い詰めたらベリーが
『テンスさんのところでもっといい給金で雇ってもらう』って」
「テンスさん?」
なんか知り合いみたいに言うけどさ、それ誰?
「テンスさんって?」
あ、サトシも知らなかったのか。
「テンスさんは、以前俺たちが働いてたウルサンの農場の経営者です」
「ああ」
サトシはその人物に思い当たるところがあるらしく頷いていた。なんだよ。お前ひとりで納得するなよ。俺にも教えてくれよ。
「そいつ、どんな奴なんだ?」
「ジョイスさんともともと取引してた農場の奴ですよ。俺たちが取引し始めて経営が苦しくなったとかなんとか。まあ、あんまり興味がなかったんで聞き流してましたけど」
「そうです。俺たちが雇われてた時に経営が厳しくなって、その時俺たち兄弟はあんまり役に立ってなかったんで、真っ先に首を切られました」
「真っ先にってことは、従業員は結構いたのか?」
「はい。ここに居た従業員は全員元々テンスさんの農場で働いてた人間です。みんながこちらに来たから、私はてっきり農場を閉めたんだと思ってました」
「何?経営盛り返したってこと?」
「そうなのかもしれません。経営の事はよくわかりませんが、以前働いていた時はそれなりに給料はいただいてましたし」
「でも、首切られたんでしょ?」
「ええ、結構お金には厳しい人で、仕事ができる人には手厚いんですが、役に立たないと判断すると即クビになります」
労働基準法とか無いだろうからそのあたりは経営者次第だろうな。まあ、当然の経営判断だろう。
「で、そのあと納品はできてるの?」
「あ、え。はい。一応細々とですが……」
「細々と?」
「ええ、ジョイスさんからは『今までの付き合いがあるからすぐには切らないが、今後納品が滞ることがあれば取引は停止させてもらう』って言われてます」
「仕方ないだろうな。でも、それなら納品はできてるってことだよね?」
「ええ、まあ」
「随分歯切れが悪いな。なにか問題があるのか?」
「この間も野盗に襲われたんです。その時は何とか逃げ切ったんですが……」
「逃げ切ったんだね。で、何かあった?」
ティックとアンは顔を見合わせて、意を決したようにサトシに話す。
「たぶん、その野盗はジョリー達なんじゃないかと思うんです」
「へ?なんで?」
「いえ、野盗に頻繁に襲われるようになったときに、少し気にはなっていたんです」
「何が?」
「ずっと納品は、ハルとジョリーにお願いしてたんですが、野盗に襲われて商品を奪われたって言う割に二人にも馬車にも被害が無いんです」
「それは、商品を素直に渡したからじゃないの?」
サトシは従業員の安全を第一に考えていたので、野党に襲われた場合は「商品を素直に渡して抵抗するな」と言い聞かせていた。
「私たちも最初はそう思ったんですけど、何度も襲われて帰って来るうちに、ちょっと疑わしいなと思っちゃったんです。特に、ハルはアクセサリーをよく身に着けてましたから」
「なに、それは奪われてなかったの?」
「はい」
「それは襲われた時に隠してたんじゃないの?」
「いえ、それだけじゃなくて、この間野盗に襲われて逃げたときに、そのうちの一人がジョリーだったような気がして」
サトシが無言になる。ああ、テンスとやら下手打ったな。これは頭から棘生やす奴ですな。あーやっちまった。シーラナイっと。
「そうか、わかったよ。ちょっと俺の方で調べてみる。次の納品はいつ?」
「今日これから行こうと思ってました」
「そうか、じゃあ俺たちが行くよ。取り敢えず畑での作業をお願い。商品はもう準備できてる?」
「ええ、大丈夫です」
サトシはそれを聞くと、馬車に商品を積み込み装備を脱ぎ始めた。
「どうした?なんで装備を脱ぐ?」
「ちょっと変装しようかと、あ、ティック、アン、ちょっと頼みがあるんだけど」
そう言うと、サトシは、ティックとアンがいつも来ている服を持ってこさせた。
あ~。良い性格してるね。やっぱりこいつは敵に回さない方がいいな。桑原桑原。
サトシとアイは、ティックとアンの服を着こみ、麦藁帽を目深にかぶって馬車に乗り込む。
「じゃあ、俺は後ろで隠れてるよ」
「お願いします。じゃあ、行こうか」
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( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )