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本編
セーフワードって何ですか?(1)
休日の城下町の広場は大勢の人で賑わっている。特に、中央に踊る女神たちの彫刻が並ぶ豪奢な噴水は、城下町の定番の待ち合わせ場所だ。
そんな城下町の噴水前で、ジェシカは腕を組み、仁王立ちしていた。渋い顔をしたジェシカは人待ち顔の人々の中で明らかに浮いている。しかし、今から会うのは犬猿の仲であるイライアスだ。安穏としていられるわけがない。
事の発端は、イライアスが二日前の任務の待機中に週末の予定を聞いてきたことだった。
独身で恋人もいないジェシカは、休日出勤の代打をしてほしいとよく頼まれる。休日はほとんど寝て過ごすだけだ。特に断る理由もないので快く引き受けることが多い。その日もまた、イライアスもまたどうせ休日にある業務を代わってほしいと頼みにきたのだと油断していたジェシカは、素直に暇だと答えた。
ところが、イライアスが「じゃあ、昼過ぎに噴水前で待ち合わせしよう」と言い出したので、ジェシカは面食らった。休日に二人きりで会おうと誘われたのだと、ジェシカは遅れて気付く。完全に予想外だ。
一体全体なんの冗談だと自分の耳を疑ったが、冗談の気配は少しも見受けられず、ジェシカはイライアスの真剣な雰囲気に気圧され、思わず頷いてしまった。――そうして今に至る。
(こうやって休日に会うなんて、目的はハッキリしてるっていうか、しすぎてるっていうか……)
DomとSub、しかもパートナー同士が会うとなれば目的は一つ。お互いのダイナミクスによる欲求を解消のためのプレイに決まっている。
騎士団長から定期的なプレイを命じられたのはつい先日。ついに、その時が来たというわけだ。
おそらく、イライアスはこれから王都の郊外にあるローデ家の屋敷にジェシカを連れていくのだろう。もしかしたら、手っ取り早くそこらへんの宿場で済ませるのかもしれない。
(……えっ、これからイライアスとあんなことやこんなこともやるの!? やだやだ、なんだか生々しくなってきた!)
とにかく気が重い。プレイ自体に抵抗感があるのはもちろん、その相手は騎士団のライバルであるイライアスだ。一番弱っているところを見られたくない相手でもある。
第一、イライアスに成り行きでアフターケアをされたのも、ジェシカにとってはかなり屈辱的なできごとだった。思い出すだけで、ジェシカは頭を抱えたくなる衝動に駆られる。
なによりも、イライアスの甘いアフターケアで、身も心も支配される歓喜に震えてしまった自分が恥ずかしくて仕方ない。Subとしての本能的なものだと頭では分かっているものの、自分がどんどん変わっていくようで怖い。
「どうしよう。今からでも帰ろうかしら……」
「ジェシカ。すまない、待たせた」
ぐるぐると考え込みはじめたジェシカは、背後から自分の名前を呼ぶ声がして勢いよく振り向いた。
そこには、こちらに駆け寄ってくるイライアスの姿があった。騎士団の制服を着ている時の凛々しい雰囲気とは違い、さっぱりとした仕立ての良い白色のシャツに、チャコールグレーのリボンタイを合わせている。体にピッタリと沿った焦茶色のズボンは、長い足をさらに強調しているようだ。
ラフな私服姿はなかなか新鮮で、思わず見惚れてしまいそうになる。どこからどう見ても完璧な美男子だ。通りがかりの町娘たちが頬を赤くしてイライアスを振り返っている。
イライアスは、じっとジェシカを見つめた。群青色の瞳がいつもより少し輝いている気がする。
「今日は、髪を下ろしてるのか」
「……そうよ。変?」
「いや、似合う。すごく魅力的だ」
刺々しく返したものの、さらりと褒め言葉が返ってくるものだから調子が狂う。
(うう、こんなことなら、ワンピースくらいは着るべきだったかも……)
今日のジェシカは、迷いに迷った末、今日の服はシンプルな薄緑色のシャツにすっきりとした細身のズボンという、いつも通り以上にいつも通りの出で立ちになってしまった。クローゼットの一番奥にあるワンピースを着ていこうとも考えたのだが、気恥ずかしくなってやめてしまったのだ。
なんとなくもじもじしていると、イライアスは自然とジェシカの手を取った。
「行こうか」
さりげないエスコートに、ジェシカはさらにぎょっとする。
(えっ、本当にこの人はあの冷徹騎士って呼ばれてるイライアスなの!? しかも、これってデートっぽくない!?)
人並みの中を歩くジェシカとイライアスは、さながら普通の恋人同士のようだった。これまで異性とデートをした経験がないため、嫌でも意識してしまうから悔しい。
イライアスが向かう先は、城下町の大通りの方面。ローデ家の屋敷のある郊外とは別方向だ。
「ど、どこに連れて行く気?」
「何か食べに行こう。どうせジェシカのことだから、待ち合わせの時間ギリギリまで寝て慌てて用意して、朝は抜いてきたんだろ」
言いあてられて、ジェシカはウッと言葉を詰まらせた。確かに、慌てて出てきたせいで朝食は食べていない。
「な、なんでわかったのよ……」
「当てずっぽうだったが、当たったのか。まったく、ジェシカはわかりやすいな」
イライアスは感情の乏しい顔にふっと淡い笑みを浮かべる。その笑顔は、ジェシカの心臓をきゅっとつかんだ。
(どうしよう。心臓が大変なことになりそう)
せめて顔には出すまいと表情筋に力を入れ、ジェシカはさっさとイライアスの先を歩き出す。
「い、いいからさっさと行くわよ!」
ぐいぐいとジェシカが腕を引っ張ると、イライアスは頷いて歩き出す。
到着したのは、大通りにあるこじんまりとした店構えのレストランだった。
城下町にあるレストランの中で、料理が美味しいと騎士たちの間で評判になっていた店だ。店内は落ち着いた雰囲気で、城下町にある店の割にはテーブル同士の距離がゆったり取られており、大きな声でなければ隣の席の会話も聞こえないようになっている。
二人で窓際の席に座り、各々好きなものを頼む。出てきた料理はどれもこれも美味しくて、不機嫌そうな顔を作っていたジェシカもいつの間にか表情を緩ませていた。特にペスカトーレは絶品で、ジェシカはもう一皿注文しようか迷ったほどだ。
美味しい料理で胃が膨れたためか、先ほどまでの緊張は多少ほぐれた。いつも喧嘩ばかりの会話も、今はスムーズだ。
食後のお茶を飲みながら、ジェシカは上目遣いでイライアスを見る。
「……いきなり家とか宿とかに連れこまれて、プレイして解散するのかと思った」
その言葉に、優雅に紅茶を飲んでいたイライアスはゴホッと咽た。
「あからさまに警戒してくるSubとプレイに及んでも、どうせ失敗するだけだろ」
冷めた口調だが、ジェシカを気遣っての判断だったらしい。
(ふーん。さすが、貴族階級のDomだわ。こうやって油断させて、プレイに持ち込むってわけ。Subの扱いにも慣れてるわね)
いささかつまらない気持ちにはなるものの、イライアスのこれまでの経緯はどうであれ、プレイの目的はあくまで欲求の解消だ。イライアスの過去は関係ない。
そんな城下町の噴水前で、ジェシカは腕を組み、仁王立ちしていた。渋い顔をしたジェシカは人待ち顔の人々の中で明らかに浮いている。しかし、今から会うのは犬猿の仲であるイライアスだ。安穏としていられるわけがない。
事の発端は、イライアスが二日前の任務の待機中に週末の予定を聞いてきたことだった。
独身で恋人もいないジェシカは、休日出勤の代打をしてほしいとよく頼まれる。休日はほとんど寝て過ごすだけだ。特に断る理由もないので快く引き受けることが多い。その日もまた、イライアスもまたどうせ休日にある業務を代わってほしいと頼みにきたのだと油断していたジェシカは、素直に暇だと答えた。
ところが、イライアスが「じゃあ、昼過ぎに噴水前で待ち合わせしよう」と言い出したので、ジェシカは面食らった。休日に二人きりで会おうと誘われたのだと、ジェシカは遅れて気付く。完全に予想外だ。
一体全体なんの冗談だと自分の耳を疑ったが、冗談の気配は少しも見受けられず、ジェシカはイライアスの真剣な雰囲気に気圧され、思わず頷いてしまった。――そうして今に至る。
(こうやって休日に会うなんて、目的はハッキリしてるっていうか、しすぎてるっていうか……)
DomとSub、しかもパートナー同士が会うとなれば目的は一つ。お互いのダイナミクスによる欲求を解消のためのプレイに決まっている。
騎士団長から定期的なプレイを命じられたのはつい先日。ついに、その時が来たというわけだ。
おそらく、イライアスはこれから王都の郊外にあるローデ家の屋敷にジェシカを連れていくのだろう。もしかしたら、手っ取り早くそこらへんの宿場で済ませるのかもしれない。
(……えっ、これからイライアスとあんなことやこんなこともやるの!? やだやだ、なんだか生々しくなってきた!)
とにかく気が重い。プレイ自体に抵抗感があるのはもちろん、その相手は騎士団のライバルであるイライアスだ。一番弱っているところを見られたくない相手でもある。
第一、イライアスに成り行きでアフターケアをされたのも、ジェシカにとってはかなり屈辱的なできごとだった。思い出すだけで、ジェシカは頭を抱えたくなる衝動に駆られる。
なによりも、イライアスの甘いアフターケアで、身も心も支配される歓喜に震えてしまった自分が恥ずかしくて仕方ない。Subとしての本能的なものだと頭では分かっているものの、自分がどんどん変わっていくようで怖い。
「どうしよう。今からでも帰ろうかしら……」
「ジェシカ。すまない、待たせた」
ぐるぐると考え込みはじめたジェシカは、背後から自分の名前を呼ぶ声がして勢いよく振り向いた。
そこには、こちらに駆け寄ってくるイライアスの姿があった。騎士団の制服を着ている時の凛々しい雰囲気とは違い、さっぱりとした仕立ての良い白色のシャツに、チャコールグレーのリボンタイを合わせている。体にピッタリと沿った焦茶色のズボンは、長い足をさらに強調しているようだ。
ラフな私服姿はなかなか新鮮で、思わず見惚れてしまいそうになる。どこからどう見ても完璧な美男子だ。通りがかりの町娘たちが頬を赤くしてイライアスを振り返っている。
イライアスは、じっとジェシカを見つめた。群青色の瞳がいつもより少し輝いている気がする。
「今日は、髪を下ろしてるのか」
「……そうよ。変?」
「いや、似合う。すごく魅力的だ」
刺々しく返したものの、さらりと褒め言葉が返ってくるものだから調子が狂う。
(うう、こんなことなら、ワンピースくらいは着るべきだったかも……)
今日のジェシカは、迷いに迷った末、今日の服はシンプルな薄緑色のシャツにすっきりとした細身のズボンという、いつも通り以上にいつも通りの出で立ちになってしまった。クローゼットの一番奥にあるワンピースを着ていこうとも考えたのだが、気恥ずかしくなってやめてしまったのだ。
なんとなくもじもじしていると、イライアスは自然とジェシカの手を取った。
「行こうか」
さりげないエスコートに、ジェシカはさらにぎょっとする。
(えっ、本当にこの人はあの冷徹騎士って呼ばれてるイライアスなの!? しかも、これってデートっぽくない!?)
人並みの中を歩くジェシカとイライアスは、さながら普通の恋人同士のようだった。これまで異性とデートをした経験がないため、嫌でも意識してしまうから悔しい。
イライアスが向かう先は、城下町の大通りの方面。ローデ家の屋敷のある郊外とは別方向だ。
「ど、どこに連れて行く気?」
「何か食べに行こう。どうせジェシカのことだから、待ち合わせの時間ギリギリまで寝て慌てて用意して、朝は抜いてきたんだろ」
言いあてられて、ジェシカはウッと言葉を詰まらせた。確かに、慌てて出てきたせいで朝食は食べていない。
「な、なんでわかったのよ……」
「当てずっぽうだったが、当たったのか。まったく、ジェシカはわかりやすいな」
イライアスは感情の乏しい顔にふっと淡い笑みを浮かべる。その笑顔は、ジェシカの心臓をきゅっとつかんだ。
(どうしよう。心臓が大変なことになりそう)
せめて顔には出すまいと表情筋に力を入れ、ジェシカはさっさとイライアスの先を歩き出す。
「い、いいからさっさと行くわよ!」
ぐいぐいとジェシカが腕を引っ張ると、イライアスは頷いて歩き出す。
到着したのは、大通りにあるこじんまりとした店構えのレストランだった。
城下町にあるレストランの中で、料理が美味しいと騎士たちの間で評判になっていた店だ。店内は落ち着いた雰囲気で、城下町にある店の割にはテーブル同士の距離がゆったり取られており、大きな声でなければ隣の席の会話も聞こえないようになっている。
二人で窓際の席に座り、各々好きなものを頼む。出てきた料理はどれもこれも美味しくて、不機嫌そうな顔を作っていたジェシカもいつの間にか表情を緩ませていた。特にペスカトーレは絶品で、ジェシカはもう一皿注文しようか迷ったほどだ。
美味しい料理で胃が膨れたためか、先ほどまでの緊張は多少ほぐれた。いつも喧嘩ばかりの会話も、今はスムーズだ。
食後のお茶を飲みながら、ジェシカは上目遣いでイライアスを見る。
「……いきなり家とか宿とかに連れこまれて、プレイして解散するのかと思った」
その言葉に、優雅に紅茶を飲んでいたイライアスはゴホッと咽た。
「あからさまに警戒してくるSubとプレイに及んでも、どうせ失敗するだけだろ」
冷めた口調だが、ジェシカを気遣っての判断だったらしい。
(ふーん。さすが、貴族階級のDomだわ。こうやって油断させて、プレイに持ち込むってわけ。Subの扱いにも慣れてるわね)
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