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伝えられなかった想いと……
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有頂天になっている恵麻と芽里を前に、詩奈の心は複雑だった。
瑞輝も凌空も純粋に、詩奈の怪我を心配し面会に来ているのに対し、恵麻と芽里は、詩奈を口実に下心をむき出しにしているのが、瑞輝達に申し訳無く思えていた。
(でも、それは、私も同じだ……この怪我のおかげで矢本君達と一緒にいられる時間に、つい期待し過ぎているんだから……)
「そうそう、詩奈って、好きな人がいないんだったよね?」
改めて確認を迫ってくる恵麻の言葉に、ビクッとなる詩奈。
「あっ、うん……」
「怪我して、優しくされたからって、北岡君や矢本君の事、好きになったりしてないよね?」
念を押してくる芽里。
「それくらいの事で、急に好きになったりしないよ~」
笑いながら、彼女達を安心させるような調子で答えた詩奈。
(2人よりもずっと前から片想いしていた事は、どのタイミングで2人に伝えたらいい? もう、ずっと隠し通すしかないのかな……?)
「さっき、車椅子から、下ろしてもらう時に、矢本君の身体にピッタリとくっ付いてたようだけど、男の人って、そういう接近だけでも、ドキドキしたりするんだから、抜け駆けとかしないでね!」
(私だって、そういうので十分ドキドキしてるんだけど......)
恵麻の厳しい口調に、心で反応した詩奈。
「大丈夫よ。私が貧乳だから、お色気の無い私を相手に、矢本君はそういう動揺するような事は無いみたい」
「えっ、何それ? もしかして、矢本君に言われたの?」
好奇心丸出しで尋ねた恵麻。
「一昨日、助けてもらった時に、矢本君がオンブしてくれたけど、その時にね、有川さんと比べられて、胸無いって言われたの! 失礼しちゃうよね~!」
その状況を思い出し、その件に関してだけは、腹立たしさが思い出されて来た詩奈。
「えっ、オンブしてもらってたの……? そういうの、抜け駆けっていうんだけど!」
恵麻が羨ましそうに言った。
「どうして、有川さんの胸と比べられるの? 有川さん、怪我してないのに、矢本君にオンブされた事あるの? それとも……」
恵麻と違い、その状況に対し感情的にならず、瑞輝だけではなく凌空と一緒にいる事も多い若葉の事を詳しく知りたがる芽里。
「有川さんって、幼馴染みだし、小学校の時から、よく矢本君と腕組んでいたりしていて、私は分からないけど、そういうので胸が腕にあたるから、大きさとか分かるんじゃない?」
瑞輝から聞いていた内容と、憶測を合わせて答えた詩奈。
「有川若葉か~! 私の最強のライバルだよね~! 今、矢本君と一緒の4組になっているし。奪えるような隙なんて無さそう!」
溜め息混じりの恵麻。
「でも、少なくとも、詩奈の足が治るまでは、もしかしたら、恵麻の方が、チャンス多いかもよ~?」
芽里に励まされて、恵麻の表情が明るくなった。
「そうだよね~、詩奈の入院期間のうちに、何とか前進しとかないと! 打倒、有川若葉だ~!」
恵麻が、右腕を高く上げ叫んだ時に、ドアが開き、母が戻って来た。
「あら、賑やかね! 恵麻ちゃん、芽里ちゃん、お見舞いに来てくれたの、ありがとう!」
「あっ、いえ、私達もうそろそろ、帰って勉強するので!」
右腕を上げて叫んだのを母に見られ、気恥ずかしそうにそそくさと退散した恵麻と芽里。
「お友達が来てくれていたなら、もう少ししてから戻った方が良かったかしらね?」
詩奈が、友人2人とゆっくり話したかったのではと、戻るタイミングが悪く感じられていた母。
「ううん、あの2人も試験勉強あるし、これくらいに帰った方が丁度いいと思う」
「そうなの? あっ、そういえば、今日は、矢本君とか北岡君は?」
彼らが見舞いに来てなかった場合を踏まえ、詩奈に尋ねにくそうな母。
「来てくれたけど、先に帰ったの」
約束通り、瑞輝達も面会に来ていたと知り、安心した母。
「車椅子も、初めて乗ってみたの! 矢本君が、手伝ってくれて、助かった! 外の空気が、あんなに気持ちいいって、入院して初めて知った!」
嬉しそうに報告して来た詩奈だが、そのわりに、いつもより沈んでいるのを見逃さない母。
「詩奈、私が家に戻っている間に、何か嫌な事とか有った?」
「ううん、そんな嫌な事は無かったけど、ただ……」
「ただ、なあに?」
話したくない事は無理に聞かない方が良いかと思いつつ、やはり、入院中という事で、いつもより心がデリケートになっているであろうと想定し、気がかりな事が有るのなら、早目に気付いてあげてケアしたい母。
「こんな2日くらい寝たきりしていただけなのに、車椅子に乗ろうとしたら、大丈夫なはずの左足が、身体を支え切れなくてグラついたの……」
自分は若いから大丈夫と過信していたわけでは無かったが、それでも、たった2日で、これほど体力が落ちるとは予想もしなかった詩奈。
「先生は、どちらでもいいって言ったから、手術の後からでもいいかなと思ったけど、松葉杖を使うようにして、リハビリを明日から一緒にスタートしようか?」
「うん! 手術終わるまで待っていたら、私、歩き方忘れてしまいそうだもん! これからは、なるべく人に迷惑かけたくないから、頑張る!」
詩奈が、少しスッキリしたような表情になったが、まだ何か引っかかるものが有るように思える母。
「気になるのは、それだけだった?」
「ううん、あともう1つ……恵麻も矢本君を好きなの」
リハビリの件より、ずっと小声でボソッと呟いた詩奈。
「そうなんだ、恵麻ちゃんもなの……? 北岡君もだけど、矢本君って、見るからにモテそうだもんね! それで、恵麻ちゃんは、詩奈も矢本君を好きだって事を知っているの?」
「知っているなら、悩まないんだけど……なんか言うタイミングを逃してしまって、私には好きな人がいないって事になっているの……」
女友達には話せず、もちろん、そんな事を瑞輝や凌空に相談に乗ってもらえるわけはなく、とりあえず母に聞いてもらう事で、少し気持ちが軽くなった詩奈。
「えっ、それは、微妙な感じだね……詩奈は、自分の気持ちを隠し通すつもりなの?」
「芽里は北岡君が好きなんだけど、男子2人にお見舞いに来てもらって優しくされても、好きになったり、抜け駆けしないと約束したの。恵麻と芽里の気持ち考えたら、それは守らなきゃ。そもそも私なんて、あの2人の眼中になんていなかった人間だから、大丈夫なんだけどね」
自分にそう言い聞かせるように詩奈《しいな》が言ったが、母は、それには同感出来ないようだった。
「思春期って、ちょっとした事で好きになったり、嫌いになったり、付き合い出したり、すぐ別れたりしがちなのよ。だから、詩奈が言うほど、大丈夫って事は無いかも知れないわよ。親バカかも知れないけど、詩奈だって十分可愛いし、自分に限って大丈夫と思っても、予測外の展開も突然起きるかも。友達を選ぶか? 彼氏を選ぶか? ってシチュエーションだって、これから無いとは限らないかもね」
母に言われて、ドキッとなった詩奈。
確かに、そんな事が絶対に起こり得ないなどと断言出来ないが、そういう状況下になった時は、果たしてどちらを選ぶべきか。
「まさか! 私、今まで、モテた事なんて無いし、そんな究極の選択を迫られるような事になんて、ならないと思うけど……もしも、なったとしても、私は、友情を大切にしたい!」
「詩奈に対しても、友情を選んでくれるような友達なら、当然そうするべきね。でも、さっきも言ったけど、女同士の友情も、ちょっとくらいの事で誤解されてヒビが入ったりしやすいから、気を付けないとね!」
詩奈と恵麻が瑞輝を好いていて、恵麻は友人間で公表しているが、詩奈は隠しているという時点で、不利な空気を感じ取っていた母。
「そんな~! 恵麻と芽里に限って、大丈夫よ~! 小5の時からずっと仲良しだし! 今、恵麻はクラス違うけど、こうやってお見舞いに来てくれるくらいに優しいし!」
詩奈は、母の前では友人達の事をかばいながらも、見舞いを口実に、瑞輝や凌空に接近する気満々な2人の様子を思い出し、内心では胸騒ぎを覚えずにいられなかった。
瑞輝も凌空も純粋に、詩奈の怪我を心配し面会に来ているのに対し、恵麻と芽里は、詩奈を口実に下心をむき出しにしているのが、瑞輝達に申し訳無く思えていた。
(でも、それは、私も同じだ……この怪我のおかげで矢本君達と一緒にいられる時間に、つい期待し過ぎているんだから……)
「そうそう、詩奈って、好きな人がいないんだったよね?」
改めて確認を迫ってくる恵麻の言葉に、ビクッとなる詩奈。
「あっ、うん……」
「怪我して、優しくされたからって、北岡君や矢本君の事、好きになったりしてないよね?」
念を押してくる芽里。
「それくらいの事で、急に好きになったりしないよ~」
笑いながら、彼女達を安心させるような調子で答えた詩奈。
(2人よりもずっと前から片想いしていた事は、どのタイミングで2人に伝えたらいい? もう、ずっと隠し通すしかないのかな……?)
「さっき、車椅子から、下ろしてもらう時に、矢本君の身体にピッタリとくっ付いてたようだけど、男の人って、そういう接近だけでも、ドキドキしたりするんだから、抜け駆けとかしないでね!」
(私だって、そういうので十分ドキドキしてるんだけど......)
恵麻の厳しい口調に、心で反応した詩奈。
「大丈夫よ。私が貧乳だから、お色気の無い私を相手に、矢本君はそういう動揺するような事は無いみたい」
「えっ、何それ? もしかして、矢本君に言われたの?」
好奇心丸出しで尋ねた恵麻。
「一昨日、助けてもらった時に、矢本君がオンブしてくれたけど、その時にね、有川さんと比べられて、胸無いって言われたの! 失礼しちゃうよね~!」
その状況を思い出し、その件に関してだけは、腹立たしさが思い出されて来た詩奈。
「えっ、オンブしてもらってたの……? そういうの、抜け駆けっていうんだけど!」
恵麻が羨ましそうに言った。
「どうして、有川さんの胸と比べられるの? 有川さん、怪我してないのに、矢本君にオンブされた事あるの? それとも……」
恵麻と違い、その状況に対し感情的にならず、瑞輝だけではなく凌空と一緒にいる事も多い若葉の事を詳しく知りたがる芽里。
「有川さんって、幼馴染みだし、小学校の時から、よく矢本君と腕組んでいたりしていて、私は分からないけど、そういうので胸が腕にあたるから、大きさとか分かるんじゃない?」
瑞輝から聞いていた内容と、憶測を合わせて答えた詩奈。
「有川若葉か~! 私の最強のライバルだよね~! 今、矢本君と一緒の4組になっているし。奪えるような隙なんて無さそう!」
溜め息混じりの恵麻。
「でも、少なくとも、詩奈の足が治るまでは、もしかしたら、恵麻の方が、チャンス多いかもよ~?」
芽里に励まされて、恵麻の表情が明るくなった。
「そうだよね~、詩奈の入院期間のうちに、何とか前進しとかないと! 打倒、有川若葉だ~!」
恵麻が、右腕を高く上げ叫んだ時に、ドアが開き、母が戻って来た。
「あら、賑やかね! 恵麻ちゃん、芽里ちゃん、お見舞いに来てくれたの、ありがとう!」
「あっ、いえ、私達もうそろそろ、帰って勉強するので!」
右腕を上げて叫んだのを母に見られ、気恥ずかしそうにそそくさと退散した恵麻と芽里。
「お友達が来てくれていたなら、もう少ししてから戻った方が良かったかしらね?」
詩奈が、友人2人とゆっくり話したかったのではと、戻るタイミングが悪く感じられていた母。
「ううん、あの2人も試験勉強あるし、これくらいに帰った方が丁度いいと思う」
「そうなの? あっ、そういえば、今日は、矢本君とか北岡君は?」
彼らが見舞いに来てなかった場合を踏まえ、詩奈に尋ねにくそうな母。
「来てくれたけど、先に帰ったの」
約束通り、瑞輝達も面会に来ていたと知り、安心した母。
「車椅子も、初めて乗ってみたの! 矢本君が、手伝ってくれて、助かった! 外の空気が、あんなに気持ちいいって、入院して初めて知った!」
嬉しそうに報告して来た詩奈だが、そのわりに、いつもより沈んでいるのを見逃さない母。
「詩奈、私が家に戻っている間に、何か嫌な事とか有った?」
「ううん、そんな嫌な事は無かったけど、ただ……」
「ただ、なあに?」
話したくない事は無理に聞かない方が良いかと思いつつ、やはり、入院中という事で、いつもより心がデリケートになっているであろうと想定し、気がかりな事が有るのなら、早目に気付いてあげてケアしたい母。
「こんな2日くらい寝たきりしていただけなのに、車椅子に乗ろうとしたら、大丈夫なはずの左足が、身体を支え切れなくてグラついたの……」
自分は若いから大丈夫と過信していたわけでは無かったが、それでも、たった2日で、これほど体力が落ちるとは予想もしなかった詩奈。
「先生は、どちらでもいいって言ったから、手術の後からでもいいかなと思ったけど、松葉杖を使うようにして、リハビリを明日から一緒にスタートしようか?」
「うん! 手術終わるまで待っていたら、私、歩き方忘れてしまいそうだもん! これからは、なるべく人に迷惑かけたくないから、頑張る!」
詩奈が、少しスッキリしたような表情になったが、まだ何か引っかかるものが有るように思える母。
「気になるのは、それだけだった?」
「ううん、あともう1つ……恵麻も矢本君を好きなの」
リハビリの件より、ずっと小声でボソッと呟いた詩奈。
「そうなんだ、恵麻ちゃんもなの……? 北岡君もだけど、矢本君って、見るからにモテそうだもんね! それで、恵麻ちゃんは、詩奈も矢本君を好きだって事を知っているの?」
「知っているなら、悩まないんだけど……なんか言うタイミングを逃してしまって、私には好きな人がいないって事になっているの……」
女友達には話せず、もちろん、そんな事を瑞輝や凌空に相談に乗ってもらえるわけはなく、とりあえず母に聞いてもらう事で、少し気持ちが軽くなった詩奈。
「えっ、それは、微妙な感じだね……詩奈は、自分の気持ちを隠し通すつもりなの?」
「芽里は北岡君が好きなんだけど、男子2人にお見舞いに来てもらって優しくされても、好きになったり、抜け駆けしないと約束したの。恵麻と芽里の気持ち考えたら、それは守らなきゃ。そもそも私なんて、あの2人の眼中になんていなかった人間だから、大丈夫なんだけどね」
自分にそう言い聞かせるように詩奈《しいな》が言ったが、母は、それには同感出来ないようだった。
「思春期って、ちょっとした事で好きになったり、嫌いになったり、付き合い出したり、すぐ別れたりしがちなのよ。だから、詩奈が言うほど、大丈夫って事は無いかも知れないわよ。親バカかも知れないけど、詩奈だって十分可愛いし、自分に限って大丈夫と思っても、予測外の展開も突然起きるかも。友達を選ぶか? 彼氏を選ぶか? ってシチュエーションだって、これから無いとは限らないかもね」
母に言われて、ドキッとなった詩奈。
確かに、そんな事が絶対に起こり得ないなどと断言出来ないが、そういう状況下になった時は、果たしてどちらを選ぶべきか。
「まさか! 私、今まで、モテた事なんて無いし、そんな究極の選択を迫られるような事になんて、ならないと思うけど……もしも、なったとしても、私は、友情を大切にしたい!」
「詩奈に対しても、友情を選んでくれるような友達なら、当然そうするべきね。でも、さっきも言ったけど、女同士の友情も、ちょっとくらいの事で誤解されてヒビが入ったりしやすいから、気を付けないとね!」
詩奈と恵麻が瑞輝を好いていて、恵麻は友人間で公表しているが、詩奈は隠しているという時点で、不利な空気を感じ取っていた母。
「そんな~! 恵麻と芽里に限って、大丈夫よ~! 小5の時からずっと仲良しだし! 今、恵麻はクラス違うけど、こうやってお見舞いに来てくれるくらいに優しいし!」
詩奈は、母の前では友人達の事をかばいながらも、見舞いを口実に、瑞輝や凌空に接近する気満々な2人の様子を思い出し、内心では胸騒ぎを覚えずにいられなかった。
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