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第2証【太陽の王国篇】
ep.7『時と運命の観察者』
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星の記憶 2nd season 第2証 【太陽の王国編】ep.7『時と運命の観察者』
*『始まりを告げる鐘…』
『これは何かの警鐘か?…あるいは…』
『…失礼、独り言である、気にするな』
フェンリル卿『は?…いつの間に!?…』
ファング王『こやつ!…何処から?…』
『全く気配を感じなかった!…』
その者は、扉を指差し
*『そこですよ!…貴方が開けたドアを私はただ、くぐっただけ…』
『…そう、貴方…達と一緒にね…』
その者は懐中時計を取り出し
『っと、失礼…油売りに時間がかかって、少々時間が圧してしまったようだ!…』
『観察者のサガですね、貴方は何を仕出かすか解らない男…ですのでね…興味を抱き足を止めてしまった…では、急ぐので失礼、元…王…』
ファング王『お、王だと!?』
フェンリル卿『はっ!…貴様何者だ?…』
*『失礼…いや、何度目かな?…私が頭を下げるのは…』
『お忘れですか?…まぁ無理もない…安心したまえ!…私はアストレイア様に仕える者…』
『急いでいるので、紹介は改めて…』
『では、また御逢いしましょう…ファング・マルコシアス!』
フェンリル卿『アストレイアの?…知らない!…あんな奴、見たことがない!…』
『いったい、何を考えているんだ!?…アストレイア…』
ファング王『アストレイアが、この時、情勢を動かしているのであれば…太陽の…この石の輝きは激しさを増していたであろう!』
『今にも、消えそうなこの石が、アストレイアの身の危険を知らせている!…』
(…なんだ?この既視感は?)
(私はアイツを知っている…はず、なのに何故?)
『今、一度問う!…フェンリル!』
『お前は、俺だけに留まらず、アストレイアをも恨んでいるのか?…』
フェンリル卿『言ったはずだ、私はこの国を愛し、国の為に動く男…』
『この国を間違った方向へ導く…たとえそれが、王や女王であったのならば!…私は情け容赦なくこの刃を振り下ろす!…』
『売国奴は許さない!』
『…それだけだ!…』
ファング王『ならば、大丈夫であろう!…』
『アストレイアの愛は偉大だ!…』
フェンリル卿『ところで…アイツは?…』
『さほど時間も経っていないのに、奴が歩いた形跡…それどころか姿が見えない!…』
『まるで、一瞬でここから消えた…かの様だ!…』
観察者と名乗った若い男は、ポケットからコンパスを取り出し そのコンパスに付いている小さなぜんまいのネジを巻いた
*(やれやれ…)
(初めから、こうすれば良かったのか…)
『普通のヒト達には通常の時間が流れているが…私は、その3分先の時を歩いている事となる…』
『これで、少しは遅れた時間を取り戻せたかな?…フフ』
『デジャブにジャメブ!…余興が過ぎた…後始末を頼む!…』
『ファング王よ!…』
『過去と未来に干渉し、貴方は特異点と成った!…』
『この時代…即ち、現代を生きるアストレイア』
『二人の出逢いは、必然的にタイムパラドックスを生む!』
『宇宙は破壊されるのだよ…我々特異点、いやライセンサーを残してね…』
*『なぁ~に、余裕かましているの?』
『5分遅刻よ、5分前集合…基本中の基本よね?…』
『しかも、女性を待たせるなんて…フフ』
『時間を司る、時のゲイザーが聞いて呆れるわ!…』
*時のゲイザー『フッ!…運命か…』
『お前がここで待たされる事も、運命で在るとしたら…抗えないよな!…フフ』
『で、そっちはどうなんだ!?』
*運命のゲイザー『特異点は、無事ガイア神殿に入殿したわ!…まもなく対象に接触…ね』
『まもなく、私達の悲願が達成される!…晴天の霹靂ね…』
*時のゲイザー『…【時】は流れて行く…残酷なものだな、【運命】と言うモノは…』
『ブラザーデジャブとシスタージャメブも首尾よく、仕事をしてくれているようだ…』
『既視感と未視感…』
『記憶を消し、そして生むもの』
『あらゆるイレギュラーを完全に排除し、正しき星の記憶を…』
*運命のゲイザー『すべて宇宙が決めた事象…星の意志!…あらかじめ定められたもの…私達は…偉大なるあの御方によってスターゲイザーの中より選ばれた極星…【ポラリス】、決して動かぬ歴史上の楔…』
『そして…パンドラの箱を開くモノ!…』
*時のゲイザー『1999年、7の月、(空から恐怖の大王)が来るだろう、アングルモワの大王を蘇らせるために…』
『まもなく、アストレイアは完全に(恐怖の女王)となる!…』
『(アンゴルモアの女王)パンドラを復活させるのだ!…』
『これが、詩篇に描かれた正当な歴史、真意だ!…』
※運命のゲイザー『ところで、時のゲイザー!…』
『…皇子…』
『…いや、1番目の子アルテミスは大丈夫なの?』
※時のゲイザー『ああ、まだ目覚めて間もないが…』
『太陽の力が失われ、月が覚醒すれば、自ずと我々に都合よく動いてくれるだろう』
『彼は、アストレイアから堕ちた断片の一部、星の子…だからね…』
『二面性を持つ男…』
『これ以上ない程のジェミニの適格者だ!…そうだろ?…フフ』
『我々が必要としているのは、闇に輝くもうひとつの光…』
『そう…、月だ!』
『彼は、選ばれし最初の月、新月の皇ジャニュアリーとなる御方だ!…』
※運命のゲイザー『で、彼はどう?…』
※時のゲイザー『ん?…彼?』
※運命のゲイザー『マルコシアス…』
『獅子王ファングよ!』
※時のゲイザー『ああ、彼は…間違いなくイレギュラー…』
『事象の地平面に堕ちたはず…』
『生きているはずがないのだが…』
『ま、いずれにせよ、彼の干渉によって、時は我々に味方する‼』
『もうすぐ、我々の新しい兄弟が先生の手により産み落とされる!…』
『ジレンマとパラドックス』
*『始まりを告げる鐘…』
『これは何かの警鐘か?…あるいは…』
『…失礼、独り言である、気にするな』
フェンリル卿『は?…いつの間に!?…』
ファング王『こやつ!…何処から?…』
『全く気配を感じなかった!…』
その者は、扉を指差し
*『そこですよ!…貴方が開けたドアを私はただ、くぐっただけ…』
『…そう、貴方…達と一緒にね…』
その者は懐中時計を取り出し
『っと、失礼…油売りに時間がかかって、少々時間が圧してしまったようだ!…』
『観察者のサガですね、貴方は何を仕出かすか解らない男…ですのでね…興味を抱き足を止めてしまった…では、急ぐので失礼、元…王…』
ファング王『お、王だと!?』
フェンリル卿『はっ!…貴様何者だ?…』
*『失礼…いや、何度目かな?…私が頭を下げるのは…』
『お忘れですか?…まぁ無理もない…安心したまえ!…私はアストレイア様に仕える者…』
『急いでいるので、紹介は改めて…』
『では、また御逢いしましょう…ファング・マルコシアス!』
フェンリル卿『アストレイアの?…知らない!…あんな奴、見たことがない!…』
『いったい、何を考えているんだ!?…アストレイア…』
ファング王『アストレイアが、この時、情勢を動かしているのであれば…太陽の…この石の輝きは激しさを増していたであろう!』
『今にも、消えそうなこの石が、アストレイアの身の危険を知らせている!…』
(…なんだ?この既視感は?)
(私はアイツを知っている…はず、なのに何故?)
『今、一度問う!…フェンリル!』
『お前は、俺だけに留まらず、アストレイアをも恨んでいるのか?…』
フェンリル卿『言ったはずだ、私はこの国を愛し、国の為に動く男…』
『この国を間違った方向へ導く…たとえそれが、王や女王であったのならば!…私は情け容赦なくこの刃を振り下ろす!…』
『売国奴は許さない!』
『…それだけだ!…』
ファング王『ならば、大丈夫であろう!…』
『アストレイアの愛は偉大だ!…』
フェンリル卿『ところで…アイツは?…』
『さほど時間も経っていないのに、奴が歩いた形跡…それどころか姿が見えない!…』
『まるで、一瞬でここから消えた…かの様だ!…』
観察者と名乗った若い男は、ポケットからコンパスを取り出し そのコンパスに付いている小さなぜんまいのネジを巻いた
*(やれやれ…)
(初めから、こうすれば良かったのか…)
『普通のヒト達には通常の時間が流れているが…私は、その3分先の時を歩いている事となる…』
『これで、少しは遅れた時間を取り戻せたかな?…フフ』
『デジャブにジャメブ!…余興が過ぎた…後始末を頼む!…』
『ファング王よ!…』
『過去と未来に干渉し、貴方は特異点と成った!…』
『この時代…即ち、現代を生きるアストレイア』
『二人の出逢いは、必然的にタイムパラドックスを生む!』
『宇宙は破壊されるのだよ…我々特異点、いやライセンサーを残してね…』
*『なぁ~に、余裕かましているの?』
『5分遅刻よ、5分前集合…基本中の基本よね?…』
『しかも、女性を待たせるなんて…フフ』
『時間を司る、時のゲイザーが聞いて呆れるわ!…』
*時のゲイザー『フッ!…運命か…』
『お前がここで待たされる事も、運命で在るとしたら…抗えないよな!…フフ』
『で、そっちはどうなんだ!?』
*運命のゲイザー『特異点は、無事ガイア神殿に入殿したわ!…まもなく対象に接触…ね』
『まもなく、私達の悲願が達成される!…晴天の霹靂ね…』
*時のゲイザー『…【時】は流れて行く…残酷なものだな、【運命】と言うモノは…』
『ブラザーデジャブとシスタージャメブも首尾よく、仕事をしてくれているようだ…』
『既視感と未視感…』
『記憶を消し、そして生むもの』
『あらゆるイレギュラーを完全に排除し、正しき星の記憶を…』
*運命のゲイザー『すべて宇宙が決めた事象…星の意志!…あらかじめ定められたもの…私達は…偉大なるあの御方によってスターゲイザーの中より選ばれた極星…【ポラリス】、決して動かぬ歴史上の楔…』
『そして…パンドラの箱を開くモノ!…』
*時のゲイザー『1999年、7の月、(空から恐怖の大王)が来るだろう、アングルモワの大王を蘇らせるために…』
『まもなく、アストレイアは完全に(恐怖の女王)となる!…』
『(アンゴルモアの女王)パンドラを復活させるのだ!…』
『これが、詩篇に描かれた正当な歴史、真意だ!…』
※運命のゲイザー『ところで、時のゲイザー!…』
『…皇子…』
『…いや、1番目の子アルテミスは大丈夫なの?』
※時のゲイザー『ああ、まだ目覚めて間もないが…』
『太陽の力が失われ、月が覚醒すれば、自ずと我々に都合よく動いてくれるだろう』
『彼は、アストレイアから堕ちた断片の一部、星の子…だからね…』
『二面性を持つ男…』
『これ以上ない程のジェミニの適格者だ!…そうだろ?…フフ』
『我々が必要としているのは、闇に輝くもうひとつの光…』
『そう…、月だ!』
『彼は、選ばれし最初の月、新月の皇ジャニュアリーとなる御方だ!…』
※運命のゲイザー『で、彼はどう?…』
※時のゲイザー『ん?…彼?』
※運命のゲイザー『マルコシアス…』
『獅子王ファングよ!』
※時のゲイザー『ああ、彼は…間違いなくイレギュラー…』
『事象の地平面に堕ちたはず…』
『生きているはずがないのだが…』
『ま、いずれにせよ、彼の干渉によって、時は我々に味方する‼』
『もうすぐ、我々の新しい兄弟が先生の手により産み落とされる!…』
『ジレンマとパラドックス』
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