星の記憶 2nd season

第２証【太陽の王国篇】

ep.11『閻魔王』

星の記憶 2nd season 第２証 【太陽の王国編】ep.11『閻魔王』

カプリコン卿『ワタシハ、紅キ焔二焼カレタ獄炎ノガイアヨリ来タ！…』
『地ナル星ガイア…』
『地球、呼バレル星』
『獄炎ノ焔二包マレタ…』
『ソレ、後二地獄呼バレル…』

『獄炎ノ焔、マルス…』

『マルスハ…幸福ニヨリ統治スル…』

サイラム『…な、！？』
『ノストラダムスの大予言！？』

ファング『ノストラダムス！？…』

サイラム『グリモアの詩篇』

ファング『マルスとはなんなのだ？…』

カプリコン卿『マルス火星…ワタシ居タ星、産マレタ星…』
『ワタシ、マルスノ中枢、グラスヘイム居タ…』
『ワタシ、貴方達知ッテル…』
『魔導師様ト、マルコシアス王…』
『デモ、貴方達、違ウ…』
『マルスノ焔ガワタシノ身体ヲ熱ク滾ラセル…』
『コノモノヲ屠レ、ト…』

サイラム『…な、成る程…エデンのケルビム』
『獣士隊…』
『これで、繋がった！…』
『ケルビム…獣士達は魔石…即ち！…サンプルを保持している！とな！…』
『火星、サンプル保持者…』
『そうか！…やはり、アカデミー』
『…五星騎士…ヴァルキュラス』
『シーズンと繋がっていたか？…』

流星『繋がっていた？…そもそも我々と五星騎士は兄妹』
『第一、我々の力は魔石ではない！…神より授かりし、焔の剣！…生命の樹アカシック(太陽)を守護する為遣わされた！…アストレイア様の騎士(惑星)！…』
『石は、その証だ！…』

ファング『アカデミー？…ヴァルキュラス！？』
『馬鹿な！…』
『我々は時を越え別の扉のその先にいる筈…』
『奴等が、ここに…いるはず…』

サイラム『私のもとから大量のサンプルが奪われているんだ』
『我々と同じくその技術を行使し、ここに現存し、この事象(パラレル)に干渉していても何ら不思議ではない！…』
『彼等の兄妹…その中に我々の行動を常に監視し学習したモノがいる！…』
『第4の子…』
『いや、違う！…』
『エイプリルの名を出し、敢えて鎌をかけたが…彼等はそれを軽く嘲笑い一蹴した…』
『あながち間違いではない…と』
『あながち…』
『だとすれば…』
『目的や彼等を動かす黒幕…監視者…』
『真のゲイザー(監視者)はエイプリルではなく別の誰かだ！…』

流星『フフフ、箱を開いたか…』
『推理の途中悪いが…我々には時間がない待たせている先客がいる…静流！…母上とリオン…それと我々の兄弟が待っている！…急ぐぞ！』
『後は卿が引き継ぐ！…』
『カプリコン、後は任せた…』
『いいな？…足留めだ！』
『まだ、殺すなよ』

カプリコン卿『出来ルカドウカ保証シカネマスガ？…手ヲ抜クト、ドウシテモ手元ガ狂ッテシマウ…』
『ワタシハ屠殺者…』
『相手ヲ苦シメズ一撃ヲ持ッテ仕留メル者！…』
『手加減ガ出来ルカドウカ…』

流星『カプリコン！！！』

カプリコン卿『冗談デスヨ…』

流星『…チッ！』
『その力、祖国の為に取っておけ！』
『独断専行は、貴様は愚か…祖国の首を締めることになる！…わかっているな！』
『重々承知しておけ！…』

カプリコン卿『…ハイ、ハイ、ット』
『…』
『トコロデ、サイエンテスト…』
『コレニ見覚エハ？…』

サイラム『ち、地球儀！？…』

『コレハ、貴方達ノ郷ガイアノ天文宮ニアッタモノダ…』
『コレハ、何ダ？何ヲ意味スル？…』

サイラム『た、ただの地球儀だ…』
『天文宮だ…天体模型や地球儀の１つ２つ有ろう…』

カプリコン卿『イイヤ！…ソンナ筈ハナイ！…』
『天文宮ニイタ、ウィザードノ一人ガ死ノ間際、大事ソウニコレヲ抱エテイタ』
『タダノオブジェデナイ事ハ確カダ！…』

サイラム『…』

『ナァニ、時間ハアル』
『ユックリト話ヲシマショウ』
『兄弟カラ(足留メ)ト言ワレテイルンデネ…』
『貴方達ハ、時間ガ来レバ…マタ、歩ヲ進メル事ヲ許可サレテイル！…』
『ワタシハ…ソウ判断スル』

ファング『…』

カプリコン卿『冷静ナ判断ヲ要求シマス…異形ノ王』
『ソシテ…サイエンテスト！…』
『ワタシニ剣ヲ抜カセナイデクダサイ！…』
『ニノ月(流星)ノ意ニ反シ ワタシガ剣ヲ抜イテシマエバ、ワタシハ本当ニ加減ガ出来ナイ…』
『彼ガソレヲ許サナイ…』
『ワタシ達五星トシーズンノポラリスガ違エテシマエバ…』
『分カリマスネ？…』
『星ト星トノ衝突ヲ意味スル』
『ツマリ、月ト火星…衝突…』
『ソコニ隣接スルガイア(地球)…当然、無傷デハイラレナイ！…』
『ココ、太陽ノ国エデンニイレバ安全ハ約束サレル…ガ…』
『貴方達ハ還ル場所(ガイア)ヲ失ウ！…』

『地獄イクカ、ココ天国(エデン)デ留マルカ…』
『貴方達ノ行キ先、ワタシガ握ッテイル！』
『ワタシヲ知ル者、屠ッタ者達、ワタシヲコウ呼ブ…』
『閻魔王ト…』

ファング『…なるほど…』
『焔の魔物、閻魔か？…』