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第1証
ep.1『レコンギスタ』
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星の記憶 2nd season 第1証 ep. 1『レコンギスタ』
義賊『いいか?みんな、気を抜くなよ…一瞬の誤算が、皇女と我々を地獄へ誘う!!』
『私は、ジャンヌが扮したセミラミス皇女の護衛として、ジャンヌと行動を共にする…故に、本当のセミラミス皇女奪還作戦の指揮を、このゲインに一任する!…いいな!』
『セミラミス皇女奪還が最優先課題故に、作戦に支障が出る場合は、私達を切り捨ててでも、皇女の安全を確保しろ!!…』
『以上だ!…散開し持ち場に着け!!』
『来たぞ!…ジャンヌ、セミラミスだ!…』
ジャンヌ『準備は出来ているわ、そして覚悟も!』
義賊『いや…まだだ!!…執政官と政府の要人が、観閲席に着くまで待て!』
『………………………』
『…ジャンヌ 執政官様の御登場だ!』
『いいか?…慎重に…よし!ジャンヌいまだ!!…』
ジャンヌ『さぁ!!皆の者…聞くがいい!!』
『私が名は、セミラミス!!』
『執政官に告ぐ!!…直ちに、その少女の拘束を解きなさい!!』
大勢の群衆の中で、ジャンヌの横に立っていた男が、小さな声で囁く
『馬鹿な奴だ…今、その名を口にすれば、死期を早めるだけのこと…』
『血眼になって探していた甲斐があったよ』
『まぁ、この際、おまえが何者で有ろうが、構わない…』
『おまえは、公然の前で、自ら、亡国の魔女の名を口にしたのだからな!…正に背水の陣』
『命を取れ、とクライアント(得意先)に言われていたが…』
『フハハ!!…面白い…俺の前に魔女が二人…フフフ』
謎の男が、ほくそ笑みを浮かべながら、突然その場に跪く
『はっ!…セミラミス様!!…セミラミス様!!…まっ、間違いない!…皆の衆!セミラミス様だぞ!!!!刮目せよ!!』
ジャンヌ『なっ?!…』
謎の男『どうした?続けろよ…セミラミス…』
ジャンヌ『あ、貴方…何者?…』
謎の男『怪しい者じゃねぇよ、警察だ!…だがぁ、俺は、普通の警察ったぁ訳が違う…』
『秘密警察…』
ジャンヌ『秘密…警察…?』
謎の男『言うなれば、ワンマンアーミー…つまりは、俺が、法であり、正義って言う訳だ!』
『乗る船間違えたら…』
その男は、地面を指差し
『沈むだけだ!!…』
『さっ、わかったら…は・や・く、お・ひ・め・さ・ま…』
ジャンヌ『貴方は、私達の味方なのですか?…』
謎の男『敵も味方もねぇよ、価値があるから生かす…価値があるから利用する…ただ、それだけだ!…』
『使わなきゃ意味ねぇだろ?…人もヘイキも…』
『俺も、亡国の出身者でねぇ!行商だったんだが…帰郷したら、国が亡かったのよ!…』
『俺は、生まれた国だけじゃない!…家族や大切なモノをほんの一瞬で、失ったんだ!…』
『あんたじゃねぇ!…俺は、あの姉ちゃんに用があるんだ、つまり、あの姉ちゃんに 今…逝かれたら…俺は、非常に困る!!…ってこと!』
ジャンヌ『さっきから、姉ちゃん姉ちゃんって!…』
謎の男『皇女とでも言って欲しいのかい?…もう国も、民もねぇのによ!…』
ジャンヌ『…………』
謎の男『ふん!…なら、創ればいいんだ!もう一度…俺の富と、セミラミスの名声!…後は、ここにいる大勢の民…』
『我々、1人1人の断片が、ひとつになれば結晶…即ち、国を再興できる!』
『…だろ?…』
『さぁ!…続けろ!ジャンヌ!!…セミラミスの名は、安物ではない!!セミラミスの名の下、断片(民)を集め結晶(国)を創るんだ!…』
義賊『いいか?みんな、気を抜くなよ…一瞬の誤算が、皇女と我々を地獄へ誘う!!』
『私は、ジャンヌが扮したセミラミス皇女の護衛として、ジャンヌと行動を共にする…故に、本当のセミラミス皇女奪還作戦の指揮を、このゲインに一任する!…いいな!』
『セミラミス皇女奪還が最優先課題故に、作戦に支障が出る場合は、私達を切り捨ててでも、皇女の安全を確保しろ!!…』
『以上だ!…散開し持ち場に着け!!』
『来たぞ!…ジャンヌ、セミラミスだ!…』
ジャンヌ『準備は出来ているわ、そして覚悟も!』
義賊『いや…まだだ!!…執政官と政府の要人が、観閲席に着くまで待て!』
『………………………』
『…ジャンヌ 執政官様の御登場だ!』
『いいか?…慎重に…よし!ジャンヌいまだ!!…』
ジャンヌ『さぁ!!皆の者…聞くがいい!!』
『私が名は、セミラミス!!』
『執政官に告ぐ!!…直ちに、その少女の拘束を解きなさい!!』
大勢の群衆の中で、ジャンヌの横に立っていた男が、小さな声で囁く
『馬鹿な奴だ…今、その名を口にすれば、死期を早めるだけのこと…』
『血眼になって探していた甲斐があったよ』
『まぁ、この際、おまえが何者で有ろうが、構わない…』
『おまえは、公然の前で、自ら、亡国の魔女の名を口にしたのだからな!…正に背水の陣』
『命を取れ、とクライアント(得意先)に言われていたが…』
『フハハ!!…面白い…俺の前に魔女が二人…フフフ』
謎の男が、ほくそ笑みを浮かべながら、突然その場に跪く
『はっ!…セミラミス様!!…セミラミス様!!…まっ、間違いない!…皆の衆!セミラミス様だぞ!!!!刮目せよ!!』
ジャンヌ『なっ?!…』
謎の男『どうした?続けろよ…セミラミス…』
ジャンヌ『あ、貴方…何者?…』
謎の男『怪しい者じゃねぇよ、警察だ!…だがぁ、俺は、普通の警察ったぁ訳が違う…』
『秘密警察…』
ジャンヌ『秘密…警察…?』
謎の男『言うなれば、ワンマンアーミー…つまりは、俺が、法であり、正義って言う訳だ!』
『乗る船間違えたら…』
その男は、地面を指差し
『沈むだけだ!!…』
『さっ、わかったら…は・や・く、お・ひ・め・さ・ま…』
ジャンヌ『貴方は、私達の味方なのですか?…』
謎の男『敵も味方もねぇよ、価値があるから生かす…価値があるから利用する…ただ、それだけだ!…』
『使わなきゃ意味ねぇだろ?…人もヘイキも…』
『俺も、亡国の出身者でねぇ!行商だったんだが…帰郷したら、国が亡かったのよ!…』
『俺は、生まれた国だけじゃない!…家族や大切なモノをほんの一瞬で、失ったんだ!…』
『あんたじゃねぇ!…俺は、あの姉ちゃんに用があるんだ、つまり、あの姉ちゃんに 今…逝かれたら…俺は、非常に困る!!…ってこと!』
ジャンヌ『さっきから、姉ちゃん姉ちゃんって!…』
謎の男『皇女とでも言って欲しいのかい?…もう国も、民もねぇのによ!…』
ジャンヌ『…………』
謎の男『ふん!…なら、創ればいいんだ!もう一度…俺の富と、セミラミスの名声!…後は、ここにいる大勢の民…』
『我々、1人1人の断片が、ひとつになれば結晶…即ち、国を再興できる!』
『…だろ?…』
『さぁ!…続けろ!ジャンヌ!!…セミラミスの名は、安物ではない!!セミラミスの名の下、断片(民)を集め結晶(国)を創るんだ!…』
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