みるく日記2022

みるく♪

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小説サイトと私

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アルファポリスに置かせてもらっている日記には、初めて書くことです。

私が小説サイトに出会ったのは、入院していたころでした。
大きな手術をした後でした。
臓器の一部を切除したのです。

ほんとなら。
仲良しの友だちと、いろんなこと話したかった。
将来どんな仕事に就きたいか。
どんな人に恋して結婚したいか。
などなど……。
自分の未来に。
いろんな思いを、羽ばたかせていたかったころです。
そんな少女時代でした。

でも。
自力で起き上がれるようになるまで、トイレへ行くにも看護師さんの介助が必要でした。
四六時中ベッドに寝ているほかありませんでした。

手術の跡は痛むし、個室に居ましたから話し相手もいません。
幼いころから親しんでいた読書すら、辛くてできませんでした。
なにしろ『リアルの本』には『重量』がありますから。
なので当時はいつも、暗い気持ちでふさぎこんでいたと思います。

そんなころ。

「みーちゃん、これなら『重くないよ』。
みーちゃんの好きな本が、見つかるといいね」
母が、最初の小説サイトを紹介してくれたのでした。

そのサイトで出会った作家さんがいました。
童話の作家さんでした。
その方の作品を通して、生きる力をいただきました。

作品を通して、いつも聞こえていた作家さんの声。
「みーちゃん、大丈夫。大丈夫よ!
約束します!  
大丈夫。大丈夫。大丈夫よ!」

※※※※※※※

時は過ぎて━━。

※※※※※※※

あれから私は、
さらに4回の手術をおこないました。

そして。

私は就職できました!
大好きな人と出会えました!
結婚しました!

それから。

声楽に惹かれ、一生懸命 勉強しました。
お仲間の皆さんと、コンサートしました。
合唱、オペラ、シャンソン、ジャズ……。

だから。
最初に出会った童話作家さんは
生涯私の命の人!

どんなに感謝してるか。
歌に乗せて、私の"思い"を届けたいと思いました!

小説サイトでは
課題曲の核にするために
お粗末ながら"物語りもどき"を
ごくたまに。
書いてみるようになりました。
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