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ご報告〜翼(つぐみの母)のモデルになったお婆さんの現状など〜
2019年以後、
つまり、外出の自粛生活が始まって以後、
昭和時代の体験を聞かせてもらっていたオバサマたちと
会う機会が持てなくなりました。
が、一人だけ
翼(つぐみの母)のモデルになったお婆さんと
ようやく会うことができました。
2024年7月初旬のことで、
場所は介護施設です。
面会できる時間は15分以内。
施設スタッフの方のたちあいのもと、
マスクを着用し、ついたてごしに、でした。
そして、とても悲しいです。
お婆さんは認知症がすすみ、
いろんなことを忘れてしまっていました。
家族のことも、
かつて自分がしてきた仕事のことも、
自分の名前さえも。
きっかけは、3年ほど前。
自宅の玄関前で転んでしまい
大腿骨を骨折してしまいました。
お年寄りの転倒は、とても危ないのです。
すぐに病院へ搬送され手術がおこなわれ
怪我自体は治すことができたのですが
数ヶ月の入院を余儀なくされました。
その数ヶ月という時間が、
悪い時期と重なってしまいました。
あのころ、病院はどこも
厳しいルールを設けていました。
お婆さんが入院していた病院のルールは、
家族でさえ面会禁止でした。
着替えの下着やパジャマ、差し入れなどを、
病院のスタッフに取り次いでもらうのみです。
家族に会えず、お友だちにも会えず、
お婆さんはどんなに寂しかったことでしょう。
せめて携帯電話を使えたらよかったのですが、
昭和7年生まれ(91歳)のお婆さんは
携帯電話を所持したことがなく、
使い方も知りませんでした。
親しい人たちと会えず
話す楽しみをなくしたお婆さんは、
大好きだった新聞を読むこともしなくなり
大好きだった読書もしなくなり……
ようやく退院してわが家へ帰れたころには
いろんなことを忘れてしまっていたのでした。
この作品『女の子だって羽ばたけるのよ!』は
お婆さんが話してくれる自分の人生や子どもの話がモトになっていました。
世の中が、より良く変わり、
より良い未来に繋がってほしいと
願って努力してきた庶民の歴史を
書いてみたいものだと
思っていたのです。
もう私は 書けないかもしれない。
ですが、私の思いが天に届いたのかな、と
泣きたいくらいうれしい出来事もありました。
今年2024年4月から始まった
NHK朝ドラマ『寅に翼』
お婆さんが話してくれたことが、そのまま重なるのです。
果たして主人公の寅子さんが
愛娘のユミちゃんが学校生活で経験する様々なことがらにも
向き会ってくれるかは、わかりませんが
多くの方々に視聴されますように
願っています。
・・・
私は、『女の子だって羽ばたけるのよ!』の中では
翼の夫であり つぐみの父親である
太郎の生き方と信条が大好きです。
太郎は翼に言いました。
『僕は、子どもたちのオムツを換えた。ミルクを与えた。
君と同じように家事を こなした。
世間は、赤ん坊を背負って通勤する僕を見て笑ったさ。
赤ん坊を抱いて買い物する僕を笑ったさ。
しかし これらの おこないは、人間の誇りなんだよ!
だのに、世間の男たちは、こんなに尊い 人間の おこないを、やりもせず、知りもせず、一生を終えるんだ。
笑う人たちのほうが 間違っているんだ。
僕たち夫婦は、社会を動かす貴重な一石を、この町に投じてきたのだからね』
これこそが日本国憲法です。
翼と太郎は、ふたり力を合わせて
社会進出を果たすべく努力してきました。
家庭進出を果たすべく努力してきました。
つまり、外出の自粛生活が始まって以後、
昭和時代の体験を聞かせてもらっていたオバサマたちと
会う機会が持てなくなりました。
が、一人だけ
翼(つぐみの母)のモデルになったお婆さんと
ようやく会うことができました。
2024年7月初旬のことで、
場所は介護施設です。
面会できる時間は15分以内。
施設スタッフの方のたちあいのもと、
マスクを着用し、ついたてごしに、でした。
そして、とても悲しいです。
お婆さんは認知症がすすみ、
いろんなことを忘れてしまっていました。
家族のことも、
かつて自分がしてきた仕事のことも、
自分の名前さえも。
きっかけは、3年ほど前。
自宅の玄関前で転んでしまい
大腿骨を骨折してしまいました。
お年寄りの転倒は、とても危ないのです。
すぐに病院へ搬送され手術がおこなわれ
怪我自体は治すことができたのですが
数ヶ月の入院を余儀なくされました。
その数ヶ月という時間が、
悪い時期と重なってしまいました。
あのころ、病院はどこも
厳しいルールを設けていました。
お婆さんが入院していた病院のルールは、
家族でさえ面会禁止でした。
着替えの下着やパジャマ、差し入れなどを、
病院のスタッフに取り次いでもらうのみです。
家族に会えず、お友だちにも会えず、
お婆さんはどんなに寂しかったことでしょう。
せめて携帯電話を使えたらよかったのですが、
昭和7年生まれ(91歳)のお婆さんは
携帯電話を所持したことがなく、
使い方も知りませんでした。
親しい人たちと会えず
話す楽しみをなくしたお婆さんは、
大好きだった新聞を読むこともしなくなり
大好きだった読書もしなくなり……
ようやく退院してわが家へ帰れたころには
いろんなことを忘れてしまっていたのでした。
この作品『女の子だって羽ばたけるのよ!』は
お婆さんが話してくれる自分の人生や子どもの話がモトになっていました。
世の中が、より良く変わり、
より良い未来に繋がってほしいと
願って努力してきた庶民の歴史を
書いてみたいものだと
思っていたのです。
もう私は 書けないかもしれない。
ですが、私の思いが天に届いたのかな、と
泣きたいくらいうれしい出来事もありました。
今年2024年4月から始まった
NHK朝ドラマ『寅に翼』
お婆さんが話してくれたことが、そのまま重なるのです。
果たして主人公の寅子さんが
愛娘のユミちゃんが学校生活で経験する様々なことがらにも
向き会ってくれるかは、わかりませんが
多くの方々に視聴されますように
願っています。
・・・
私は、『女の子だって羽ばたけるのよ!』の中では
翼の夫であり つぐみの父親である
太郎の生き方と信条が大好きです。
太郎は翼に言いました。
『僕は、子どもたちのオムツを換えた。ミルクを与えた。
君と同じように家事を こなした。
世間は、赤ん坊を背負って通勤する僕を見て笑ったさ。
赤ん坊を抱いて買い物する僕を笑ったさ。
しかし これらの おこないは、人間の誇りなんだよ!
だのに、世間の男たちは、こんなに尊い 人間の おこないを、やりもせず、知りもせず、一生を終えるんだ。
笑う人たちのほうが 間違っているんだ。
僕たち夫婦は、社会を動かす貴重な一石を、この町に投じてきたのだからね』
これこそが日本国憲法です。
翼と太郎は、ふたり力を合わせて
社会進出を果たすべく努力してきました。
家庭進出を果たすべく努力してきました。
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