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夢日記 (ショートショート)
死にぞこない 1/2
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1月20日
ウウー――――ッ!!!
ウウーーーーーッ!!!
けたたましく鳴り響くサイレンに、休日の買い物客はひどく混乱し、おびえていた。
どうやらこの町は津波に飲まれてしまうらしい。
私は高台に避難した。
遠くには紫色の、例えるなら知育菓子のねる〇るね〇ねのような粘性をもった液体が、押し寄せてきていた。
勢いこそないものの、波は高く、とても威圧的に見えた。
波はいよいよ迫ってきていた。
私は波から逃れようと、うろうろしている。
しかし波は狙っていたかのように盛り上がり、私を覆った。
波はずっしりとしてる。身動きなどとれない。
(一瞬で死ねるならいいや)
そう覚悟した。
しかし、波は案外すぐに通り過ぎ、すんでのところで助かった。
死を覚悟していただけに、なんだ~、死ねなかった、と思った。
その後も第二の紫津波がやってきて死の淵に立ち、今度こそ、と思ったが結局死ぬことはできなかった。
(6:35 起床)
ウウー――――ッ!!!
ウウーーーーーッ!!!
けたたましく鳴り響くサイレンに、休日の買い物客はひどく混乱し、おびえていた。
どうやらこの町は津波に飲まれてしまうらしい。
私は高台に避難した。
遠くには紫色の、例えるなら知育菓子のねる〇るね〇ねのような粘性をもった液体が、押し寄せてきていた。
勢いこそないものの、波は高く、とても威圧的に見えた。
波はいよいよ迫ってきていた。
私は波から逃れようと、うろうろしている。
しかし波は狙っていたかのように盛り上がり、私を覆った。
波はずっしりとしてる。身動きなどとれない。
(一瞬で死ねるならいいや)
そう覚悟した。
しかし、波は案外すぐに通り過ぎ、すんでのところで助かった。
死を覚悟していただけに、なんだ~、死ねなかった、と思った。
その後も第二の紫津波がやってきて死の淵に立ち、今度こそ、と思ったが結局死ぬことはできなかった。
(6:35 起床)
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