ことばゆうぎ

秋庭海斗

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で?

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日本語は難しい。

だからこそおもしろくもありおそろしくもある。

立憲民主党・野田佳彦元総理が国会で安倍晋三さんへの追悼演説をした、故人とのエピソードを織り込んだ心のこもった名演説だと思う。

だがそれを凌駕するように背後射撃的発信をする厄介者がいた、同党の蓮舫氏だ。




「勝ちっぱなしは、ないでしょう」と惜別の情感溢れる言い回しを「勝ちっぱなし《で》は無いでしょう」と堂々と発信して世間からの数多くの非難批判に対して削除も訂正もしていない('22/10/26早朝5:00現在)。

「で」のひと文字が意図的か無意識の心の表れか、はたまた単純な入力ミスか、印象操作かを蓮舫氏が語らないのであれば知る由もない。そのうちのどれであっても野田佳彦元総理に失礼であるし、蓮舫氏本人のイメージが上がることはない。

彼女に『で?』と問い掛けたい人は少なくないであろう。

【安倍晋三さんへ哀悼の誠を捧ぐ】
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