フォックスハンティング

 (笑)

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フォックスハンティング

フォックスハンティング 4

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 豹と狐とウサギのコスプレをさせられた3人は別荘の玄関前に立っていた。 
「あなた方がスタートしたら1時間後にゲームスタートです」 
3人はアナルにいれられた異物のせいでのろのろとしか歩けない。 
見つけられにくいようにと障害物の多い森の中に入って行く。 
「あいつら日本に戻ったら、ただじゃ置くものですか!」 
「本当です。訴えてるわ」 
「はぁ、はぁ、……」 
由美は傍の木に抱きついた。 
「こんなんじゃまともに歩けないです」 
「あのリサさん、今日子さん、私のことは構わず行って下さい」 
「由美ちゃん!しっかりして!」 
「そうよ。絶対にあきらめちゃだめよ」 
「今日子さん、リサさん。このままだと足手まといになります。どっか隠れられそうなとこを見つけてじっとしてます」 
「そのほうが安全かしら?」 
「そうね。その方がいいかも。今日子、私達も別々に逃げて隠れる場所を探したほうがいいわね。まとまってるほうが見つかる危険が大きいと思う。」 
「そうね。そうしましょ。」 
「リサさん、今日子さん、気をつけて。実は私の友達のお姉さんが先月、綺堂家のアルバイトに応募したんですけどそれきり行方不明なんです。それを調べるため友達と一緒に応募したんです。でも友達は面接で落ちてしまって……。でもまさかこんな事が行われててるとは……」 
「そんなことが……」 
「とりあえず今は逃げのびることを考えましょ。由美ちゃん!今日子!」 
「はい」 
「じゃあ2人とも無事を祈ってるわ」 
「あきらめちゃだめよ」 
3人はそれぞれ3方向に散った。 
由美は森の奥のほうにやっとの思いで30分ほど歩いてきた。 
そこには茨がうっそうとおい茂り行く手を阻んでいる。 
 由美はその茨の端の部分の蔦と地面と接してしてる部分にとげに触らないように手を入れると、持ち上げた。 
生い茂った茨に隠されていたがそこには人が、一人隠れられる窪みがあった。 
由美は茨を掻い潜り窪みに身を隠す。 
窪みの深さの半分ぐらいまで枯れ葉が堆積している。 
由美が枯葉の中を掻き分けるとディバックが見つかった。 
昨日の夕方この窪みを見つけた時に隠しておいたものだ。 
ディバックからナイフを取り出すと自分を拘束していたベルトを切る。 
ウサギの尻尾をつかんで引き抜く。 
「くぅ~~っ、うっ、あっ、あっ」 
球体が抜ける度に声が漏れる。 
「ふーっ」 
深いため息が漏れる。 
由美はうさ耳とレオタードを脱ぎ捨てディバックから着替えを取り出す。 
 デニム地のミニスカートにオレンジ色チューブトップに着替える。腰の部分に、ヒップホルスターを付け先ほどのナイフを収める。
さらにショルダーホルスターを身に付け。ホルスターには拳銃デザートイーグル.50AEを収めて上にパーカーを羽織る。 
この場所は別荘からきわめて近い。 
由美は消耗した体力回復を待つことにした。 
堆積した枯葉の中に完全にもぐり込みしばらく目を閉じた。
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