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フィーナ・アルファドル
第3話 一方その頃…
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「息子が国際テロだと!?なにを馬鹿な事を言っている!?」
「ええ、ご子息の馬鹿は存じ上げていたつもりでしたが我々には計り知れない馬鹿だったようで…本当に馬鹿ですよね、貴殿のご子息は」
「無礼だぞ貴様!!」
唾を飛ばして怒鳴り散らすのはビーツの父親、バゼット・ベークラ侯爵である。
ここはベークラ侯爵家の屋敷の客間で、向かい合わせに腰掛けているのは20の若さで侯爵の位を賜ったフィーナの実兄、レノード・アルファドル。
春の陽だまりのような笑顔に柔らかな声色は女性なら誰もが見とれてしまう美しさだ。
「そう言われても困りますよ。僕は嘘が下手なので肩書きだけ立派な人を敬うなんて…上辺だけの言葉なんて聞いている方も虚しいでしょう?その方がよっぽど無礼だと思います」
そんな美しい唇から紡がれる言葉は冬の北風のようである。
侯爵も先程から無礼だと叫び続けて喉がガラガラに乾涸びていた。
「まあまあお茶でも飲んで落ち着いてください。そもそも僕はご子息は無実だと信じていますよ。テロなんてする訳がありません」
「む…そうだろうそうだろう?ならばさっさと無罪にして、息子に汚名を…えーと…汚名を繁盛させてくれたまえ!」
「それならご安心ください。私が手を貸すまでもなくご子息の汚名は大繁盛の大儲けですよ」
レノードは紅茶を飲み干すと優雅に立ち上がった。
「では、失礼致します。貴重な情報提供ありがとうございました。これで可愛い妹と初恋の女の子を守ることが出来ますよ。貴殿のご子息もなんとしてでも無罪にしてみせます」
にっこりと爽やかに微笑んで立ち去る青年の後ろ姿を見て、息子の無事を確信する侯爵だった
しかし、レノードの頭の中はずっと一人の少女の笑顔しかなかったのだ
「ええ、ご子息の馬鹿は存じ上げていたつもりでしたが我々には計り知れない馬鹿だったようで…本当に馬鹿ですよね、貴殿のご子息は」
「無礼だぞ貴様!!」
唾を飛ばして怒鳴り散らすのはビーツの父親、バゼット・ベークラ侯爵である。
ここはベークラ侯爵家の屋敷の客間で、向かい合わせに腰掛けているのは20の若さで侯爵の位を賜ったフィーナの実兄、レノード・アルファドル。
春の陽だまりのような笑顔に柔らかな声色は女性なら誰もが見とれてしまう美しさだ。
「そう言われても困りますよ。僕は嘘が下手なので肩書きだけ立派な人を敬うなんて…上辺だけの言葉なんて聞いている方も虚しいでしょう?その方がよっぽど無礼だと思います」
そんな美しい唇から紡がれる言葉は冬の北風のようである。
侯爵も先程から無礼だと叫び続けて喉がガラガラに乾涸びていた。
「まあまあお茶でも飲んで落ち着いてください。そもそも僕はご子息は無実だと信じていますよ。テロなんてする訳がありません」
「む…そうだろうそうだろう?ならばさっさと無罪にして、息子に汚名を…えーと…汚名を繁盛させてくれたまえ!」
「それならご安心ください。私が手を貸すまでもなくご子息の汚名は大繁盛の大儲けですよ」
レノードは紅茶を飲み干すと優雅に立ち上がった。
「では、失礼致します。貴重な情報提供ありがとうございました。これで可愛い妹と初恋の女の子を守ることが出来ますよ。貴殿のご子息もなんとしてでも無罪にしてみせます」
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