13 / 115
12話 神の家庭教師
しおりを挟む
俺、グラフィエル・フィン・クロノアスの洗礼から1か月が過ぎた
ここ1か月は特に変わり映えのない日々を過ごしている
だが父は非常に困った状態だ
俺の家庭教師が未だに候補すら決まらないからである
そもそも、全属性持ちの魔法使いなど他にいるのかすらわからない
なので父は、1属性に特化又は突出した魔法使いで、無属性と時空間魔法と召喚魔法以外の者を家庭教師にお願いしようと探していた
この世界には冒険者って職業があり冒険者ギルドがある
魔物を狩ったり素材を採集したり雑用などの依頼をこなす
最近では新しくダンジョンと言うものが見付かったのでそれの攻略もある
家庭教師は雑用の部類に入るが、他の雑用に比べ高額の依頼が多い
我がクロノアス家も俺を除く兄姉全員に家庭教師はいた
兄姉達は時空間魔法以外の属性は多い者で4つ
父が言うには、子供達の代は全員魔法素質が異常に高いそうだ
これも神様達の仕業なのであろうか?
姉達は全員光属性を持っていた
光属性の代表的な魔法は回復魔法なので、姉達の家庭教師には教会のシスターを派遣してもらった
残りの属性の家庭教師は冒険者だ
各人に家庭教師は大変お金がかかる
冒険者への報酬は勿論の事、教会にも毎月の寄付を今までより多くしなければならない
更に冒険者は契約で動いている
当初の契約を変えるのは結構大変なのだ
だから兄姉達の家庭教師は長男・長女・次女(以降1番目)と次男・三女(以降2番目)で分かれている
俺は下に弟妹はいないので単独の家庭教師になる
1番目は火・水・風・光の属性を教えている
火と風を教えていた冒険者は、長男と長女が学校に入ったので次女が学校に入れば契約終了となる
2番目は水・風・土・光を教えている
三女が4属性持ちで、次男は適性が一番少なく風のみ
勿論、時空間魔法以外での話である
そして3番目となる俺だが・・・家庭教師探しは困難を極めている
何故ここまで見つからないのか?それは魔法神様の加護が高いのでそれなりに優秀で名の通った冒険者を家庭教師につけようとした為である
教会にも光属性の優秀な者をと相当無理難題を言ったらしいが光属性に関しては見つかったと言われた
教会本部でもあるセフィッド神聖国から派遣するので、到着に時間が掛かってしまうのは仕方ないのだ
属性家庭教師については、未だに誰からも依頼受諾が来ない
いや、正確には依頼自体は受けてきたのだが、依頼主である父が条件に見合う者ではないと断りまくっているのが一つの原因だ
断る理由はわからなくもないが・・・
父は最近では母二人に
「勉強が遅れる位なら依頼内容のランクをもう少し下げてみては?」
と、苦言されているようだ
基本母達はこういったことには口を出さない
それほどまでに難航しているのだ
だが父の言い分もわかる
冒険者ギルドに出している依頼内容は
【高ランク魔法が使える魔法使い。属性は1属性でも可。契約期間は子供が学校に入るまでの約4年。但し教える必要が無くなった場合には冒険者の都合も考慮し早期契約完了もある。要面談あり】
って内容だ
で、来た冒険者はと言うと中級魔法が大多数で、たまに上級の使い手が来る程度
父の気持ちも良くわかる・・・
教会からの派遣は王級の使い手が来ると父から聞いた
父は相当頑張ったに違いない
ここまでするのには訳があったりもする
この世界の魔法に関する等級だ
この世界には初級・中級・上級・超級・聖級・王級・帝級・神話級とわかれている
まぁその上に神様が使う神滅級の神滅魔法があるのだが
過去の資料には神話級が使えた魔法使いも存在した記録が残されている
父は最低でも聖級以上の使い手を家庭教師に雇いたいみたいだ
超級と聖級では大きな壁がある
超級までは学校でも覚えられる魔法だ
だが聖級以上になると高度継承魔法やオリジナル魔法と呼ばれるものが多い
それだけ聖級以上のクラスは魔力圧縮や魔力操作が必要になってくる
高い加護と才能(全属性の事)なので高度教育をさせたいようだ
そんな日々が続いていると一人の冒険者が面接に来た
父が面接を終えると俺は応接室に呼ばれ冒険者の男性を紹介されるのだが、その姿を見た瞬間に頭の中に神刀ゼロが浮かんだ
目の前の冒険者はゼロに似た力を醸し出していたからだ
まさか・・・と思いつつ、お互い挨拶をする
「クロノアス家三男のグラフィエル・フィン・クロノアスです」
「初めまして、グラフィエル君。俺はゼロだ。よろしくな」
冒険者の男性はゼロと名乗った
やはりそうなんだろうか?
もし俺の考え通りならこの冒険者は間違いなく原初の神だ
何も無いとは思うが、念の為、警戒をしておく
「そんなに警戒しないでくれ。あ、堅っ苦しいのは苦手だし、親睦を深めるためにラフィって呼んで良いか?」
こちらの毒気が抜かれるようなことをゼロは言い出した
こいつ一体何が目的なんだ?
まぁ敵意も害意も悪意も無いっぽいしとりあえず話をしてみるか
「それは構いませんが、自分は何とお呼びすれば?」
「好きに呼んでくれて構わないさ」
「じゃあゼロさんで」
そんな他愛もない会話をした後、父は席を外し俺は自室にゼロと共に行く
明日からの勉強内容の打ち合わせだ
当たり前の話だが、どこまで知ってどこから知らないかを聞かないと授業にならないからである
打ち合わせにはナリアも同席している
ゼロの部屋割と父へ報告する為であろう
さて・・どこまで言って良いものか
悩んでいるとゼロがナリアに
「ここから先はラフィの魔法素養に関する話だ。本人以外は席を外してもらいたいんだが」
と、語尾を少し強めに伝える
専属メイドであるナリアは今日あったばかりの男を信用など出来るわけもない
それに専属メイドとは護衛も兼ねている
ナリアは他のメイドを呼び、父に状況を説明しに行かせて判断を仰いだ
ナリアは当然、ゼロの申し出は拒否されると思っていた・・・のだが意外にも父はゼロの申し出を許可した
当主が決めた以上、ナリアは従う他ない
「御用の際にはお呼びください」
ナリアは部屋を出て行った
ナリアが部屋を出て行き、辺りに人の気配が無い事を確認したうえでゼロは魔法を使う
神気を込めた魔法である事は直ぐに分かったので俺の考えは間違っていなかった
どのような効果のある魔法なのかは判断できなかった
俺は警戒度を一気に引き上げるが・・・
「そこまで警戒しなくても良い。使ったのは防音と遮断だ」
ゼロは告げるとルリとハクを見て
「神獣二匹かよ・・・お前、可愛がられてるなぁ。加護も確か全員だったな?」
確認するかのように聞いてくる
俺が頷くとゼロ・・いや原初の神は更に色々聞いてきた
目的が全くわからない
質問に答える前にこちらの質問に答えて欲しいと伝えると「答えられる範囲ならな」と言質を取ったので俺は目的を聞いた
「ここに来た目的は・・まぁ、色々あるが一つは俺の神刀ゼロを受け継いだやつを見に。二つ目はジェネスのガキが図々しくも原初である俺に依頼をしてきやがってな。乗り気じゃなかったんだが神刀を託したって聞いたからな。興味が湧いた」
一気に喋ると紅茶を飲んで一息つく
後、どうしても気になることがあるのでそれも聞いてみた
「神がこの世界に降りても良いんですか?」
これ最もな疑問だと思わね?答えてくれないかもと聞いてみたがNGは何なのだろうか?これの答えも普通に話して貰えた
「俺と他の神達じゃ色々違うんだわ。今の俺は神でありながら人だからな。答え合わせをすると神人だな。後、別に神が下りたら駄目って事はねぇぞ」
え?そうなの・・・何かジェネス様に聞いた話と違う気が・・
腑に落ちない顔でもしてたのだろうか?ゼロは話を続ける
「降りた時のルールはあるぞ。世界のバランスを崩壊させないのは当たり前で神格を用いた力の行使、神としての威圧、この世界で定められてるルールを破る、他にも色々禁止されてるぜ。まぁ俺はいくつか破ってるけどな」
「最後の破ってるはダメでしょうが!!」
原初の神に思いっきりツッコミを入れてしまった
ヤッベー・・と思うが、ゼロはキョトンとした後「ぷっ・・・あははははは」と大爆笑した
「いやー、超腹いてー。久々に大爆笑したわ。俺にそんな風にツッコむやつなんざ今までいねぇーからな。久々に面白かったわ」
あ、やっぱりいなかったのね。大爆笑し終わったゼロは話を続けた
「そもそもルール作ったの俺だぜ。どの程度までなら破っても問題ないとかわかるに決まってるだろうが。安心しろ、世界がおかしくなるような真似はしてねぇからよ」
それでも破るのはどうかと思うが
あれだな・・ルールは破るためにあるとか極大解釈とか俺がルールだ的な
原初の神は俺の中でジャイアニスト神へとランクが変わった瞬間だった・・・
目的もわかったし、疑問もそれなりには解けたし、ジェネス様の依頼って言ってたし、多分大丈夫だろう
俺はゼロの質問に答えるために一応他言無用を誓わせ(この神、口軽そうだから)ステータスオープンして全て見せた
「これはまた・・・お前、人間辞めて神になれば?今ならジェネスと同格の神に俺権限でしてやろうか?」
またとんでもない事を言い出すなこの神は・・・
それに答えはNO!です
神なんて面倒くさそうだし
ゼロの冗談?に対し明確な意思を見せてから、俺は何故こうなったかを一から説明した
それを聞いたゼロは先程までとは違って真面目な顔で答えた
「おかしいな・・・そんな状況になっていれば流石に俺が出張る案件だ。俺は神でありながら神殺しでもある。ああ、だから神刀をお前に託したのか」
ゼロは一人で何か納得した様子だった
何となくではあるがゼロになら話した方が良いと思い、転生する時のあの神喰いの言葉をゼロに伝えた
「そいつの言葉は信用できるのか?」
当然の反応なので俺は経緯も説明すると神刀ゼロを見せろと言われた
言われた通り神刀を出しゼロに渡す
ゼロは柄をじっと見つめ、ため息をつきこう告げる
「浸食されてない神格を核に残したようだな。痕跡が残っている。下の神が俺に話をするのは勿論、会う事も出来ないからな。そいつなりの抵抗だったんだろう」
そう言うと俺に神刀を返す
顎に手を当て、真面目に何かを考えているようだ・・・
5分程だろうか?沈黙が流れる中、考えが纏まったのかゼロはとんでもない爆弾を落とす
「お前、俺の使徒になれ。当然だが加護も与える」
「はい?」
突然の事で俺は間の抜けた声を上げたのだった・・・
ここ1か月は特に変わり映えのない日々を過ごしている
だが父は非常に困った状態だ
俺の家庭教師が未だに候補すら決まらないからである
そもそも、全属性持ちの魔法使いなど他にいるのかすらわからない
なので父は、1属性に特化又は突出した魔法使いで、無属性と時空間魔法と召喚魔法以外の者を家庭教師にお願いしようと探していた
この世界には冒険者って職業があり冒険者ギルドがある
魔物を狩ったり素材を採集したり雑用などの依頼をこなす
最近では新しくダンジョンと言うものが見付かったのでそれの攻略もある
家庭教師は雑用の部類に入るが、他の雑用に比べ高額の依頼が多い
我がクロノアス家も俺を除く兄姉全員に家庭教師はいた
兄姉達は時空間魔法以外の属性は多い者で4つ
父が言うには、子供達の代は全員魔法素質が異常に高いそうだ
これも神様達の仕業なのであろうか?
姉達は全員光属性を持っていた
光属性の代表的な魔法は回復魔法なので、姉達の家庭教師には教会のシスターを派遣してもらった
残りの属性の家庭教師は冒険者だ
各人に家庭教師は大変お金がかかる
冒険者への報酬は勿論の事、教会にも毎月の寄付を今までより多くしなければならない
更に冒険者は契約で動いている
当初の契約を変えるのは結構大変なのだ
だから兄姉達の家庭教師は長男・長女・次女(以降1番目)と次男・三女(以降2番目)で分かれている
俺は下に弟妹はいないので単独の家庭教師になる
1番目は火・水・風・光の属性を教えている
火と風を教えていた冒険者は、長男と長女が学校に入ったので次女が学校に入れば契約終了となる
2番目は水・風・土・光を教えている
三女が4属性持ちで、次男は適性が一番少なく風のみ
勿論、時空間魔法以外での話である
そして3番目となる俺だが・・・家庭教師探しは困難を極めている
何故ここまで見つからないのか?それは魔法神様の加護が高いのでそれなりに優秀で名の通った冒険者を家庭教師につけようとした為である
教会にも光属性の優秀な者をと相当無理難題を言ったらしいが光属性に関しては見つかったと言われた
教会本部でもあるセフィッド神聖国から派遣するので、到着に時間が掛かってしまうのは仕方ないのだ
属性家庭教師については、未だに誰からも依頼受諾が来ない
いや、正確には依頼自体は受けてきたのだが、依頼主である父が条件に見合う者ではないと断りまくっているのが一つの原因だ
断る理由はわからなくもないが・・・
父は最近では母二人に
「勉強が遅れる位なら依頼内容のランクをもう少し下げてみては?」
と、苦言されているようだ
基本母達はこういったことには口を出さない
それほどまでに難航しているのだ
だが父の言い分もわかる
冒険者ギルドに出している依頼内容は
【高ランク魔法が使える魔法使い。属性は1属性でも可。契約期間は子供が学校に入るまでの約4年。但し教える必要が無くなった場合には冒険者の都合も考慮し早期契約完了もある。要面談あり】
って内容だ
で、来た冒険者はと言うと中級魔法が大多数で、たまに上級の使い手が来る程度
父の気持ちも良くわかる・・・
教会からの派遣は王級の使い手が来ると父から聞いた
父は相当頑張ったに違いない
ここまでするのには訳があったりもする
この世界の魔法に関する等級だ
この世界には初級・中級・上級・超級・聖級・王級・帝級・神話級とわかれている
まぁその上に神様が使う神滅級の神滅魔法があるのだが
過去の資料には神話級が使えた魔法使いも存在した記録が残されている
父は最低でも聖級以上の使い手を家庭教師に雇いたいみたいだ
超級と聖級では大きな壁がある
超級までは学校でも覚えられる魔法だ
だが聖級以上になると高度継承魔法やオリジナル魔法と呼ばれるものが多い
それだけ聖級以上のクラスは魔力圧縮や魔力操作が必要になってくる
高い加護と才能(全属性の事)なので高度教育をさせたいようだ
そんな日々が続いていると一人の冒険者が面接に来た
父が面接を終えると俺は応接室に呼ばれ冒険者の男性を紹介されるのだが、その姿を見た瞬間に頭の中に神刀ゼロが浮かんだ
目の前の冒険者はゼロに似た力を醸し出していたからだ
まさか・・・と思いつつ、お互い挨拶をする
「クロノアス家三男のグラフィエル・フィン・クロノアスです」
「初めまして、グラフィエル君。俺はゼロだ。よろしくな」
冒険者の男性はゼロと名乗った
やはりそうなんだろうか?
もし俺の考え通りならこの冒険者は間違いなく原初の神だ
何も無いとは思うが、念の為、警戒をしておく
「そんなに警戒しないでくれ。あ、堅っ苦しいのは苦手だし、親睦を深めるためにラフィって呼んで良いか?」
こちらの毒気が抜かれるようなことをゼロは言い出した
こいつ一体何が目的なんだ?
まぁ敵意も害意も悪意も無いっぽいしとりあえず話をしてみるか
「それは構いませんが、自分は何とお呼びすれば?」
「好きに呼んでくれて構わないさ」
「じゃあゼロさんで」
そんな他愛もない会話をした後、父は席を外し俺は自室にゼロと共に行く
明日からの勉強内容の打ち合わせだ
当たり前の話だが、どこまで知ってどこから知らないかを聞かないと授業にならないからである
打ち合わせにはナリアも同席している
ゼロの部屋割と父へ報告する為であろう
さて・・どこまで言って良いものか
悩んでいるとゼロがナリアに
「ここから先はラフィの魔法素養に関する話だ。本人以外は席を外してもらいたいんだが」
と、語尾を少し強めに伝える
専属メイドであるナリアは今日あったばかりの男を信用など出来るわけもない
それに専属メイドとは護衛も兼ねている
ナリアは他のメイドを呼び、父に状況を説明しに行かせて判断を仰いだ
ナリアは当然、ゼロの申し出は拒否されると思っていた・・・のだが意外にも父はゼロの申し出を許可した
当主が決めた以上、ナリアは従う他ない
「御用の際にはお呼びください」
ナリアは部屋を出て行った
ナリアが部屋を出て行き、辺りに人の気配が無い事を確認したうえでゼロは魔法を使う
神気を込めた魔法である事は直ぐに分かったので俺の考えは間違っていなかった
どのような効果のある魔法なのかは判断できなかった
俺は警戒度を一気に引き上げるが・・・
「そこまで警戒しなくても良い。使ったのは防音と遮断だ」
ゼロは告げるとルリとハクを見て
「神獣二匹かよ・・・お前、可愛がられてるなぁ。加護も確か全員だったな?」
確認するかのように聞いてくる
俺が頷くとゼロ・・いや原初の神は更に色々聞いてきた
目的が全くわからない
質問に答える前にこちらの質問に答えて欲しいと伝えると「答えられる範囲ならな」と言質を取ったので俺は目的を聞いた
「ここに来た目的は・・まぁ、色々あるが一つは俺の神刀ゼロを受け継いだやつを見に。二つ目はジェネスのガキが図々しくも原初である俺に依頼をしてきやがってな。乗り気じゃなかったんだが神刀を託したって聞いたからな。興味が湧いた」
一気に喋ると紅茶を飲んで一息つく
後、どうしても気になることがあるのでそれも聞いてみた
「神がこの世界に降りても良いんですか?」
これ最もな疑問だと思わね?答えてくれないかもと聞いてみたがNGは何なのだろうか?これの答えも普通に話して貰えた
「俺と他の神達じゃ色々違うんだわ。今の俺は神でありながら人だからな。答え合わせをすると神人だな。後、別に神が下りたら駄目って事はねぇぞ」
え?そうなの・・・何かジェネス様に聞いた話と違う気が・・
腑に落ちない顔でもしてたのだろうか?ゼロは話を続ける
「降りた時のルールはあるぞ。世界のバランスを崩壊させないのは当たり前で神格を用いた力の行使、神としての威圧、この世界で定められてるルールを破る、他にも色々禁止されてるぜ。まぁ俺はいくつか破ってるけどな」
「最後の破ってるはダメでしょうが!!」
原初の神に思いっきりツッコミを入れてしまった
ヤッベー・・と思うが、ゼロはキョトンとした後「ぷっ・・・あははははは」と大爆笑した
「いやー、超腹いてー。久々に大爆笑したわ。俺にそんな風にツッコむやつなんざ今までいねぇーからな。久々に面白かったわ」
あ、やっぱりいなかったのね。大爆笑し終わったゼロは話を続けた
「そもそもルール作ったの俺だぜ。どの程度までなら破っても問題ないとかわかるに決まってるだろうが。安心しろ、世界がおかしくなるような真似はしてねぇからよ」
それでも破るのはどうかと思うが
あれだな・・ルールは破るためにあるとか極大解釈とか俺がルールだ的な
原初の神は俺の中でジャイアニスト神へとランクが変わった瞬間だった・・・
目的もわかったし、疑問もそれなりには解けたし、ジェネス様の依頼って言ってたし、多分大丈夫だろう
俺はゼロの質問に答えるために一応他言無用を誓わせ(この神、口軽そうだから)ステータスオープンして全て見せた
「これはまた・・・お前、人間辞めて神になれば?今ならジェネスと同格の神に俺権限でしてやろうか?」
またとんでもない事を言い出すなこの神は・・・
それに答えはNO!です
神なんて面倒くさそうだし
ゼロの冗談?に対し明確な意思を見せてから、俺は何故こうなったかを一から説明した
それを聞いたゼロは先程までとは違って真面目な顔で答えた
「おかしいな・・・そんな状況になっていれば流石に俺が出張る案件だ。俺は神でありながら神殺しでもある。ああ、だから神刀をお前に託したのか」
ゼロは一人で何か納得した様子だった
何となくではあるがゼロになら話した方が良いと思い、転生する時のあの神喰いの言葉をゼロに伝えた
「そいつの言葉は信用できるのか?」
当然の反応なので俺は経緯も説明すると神刀ゼロを見せろと言われた
言われた通り神刀を出しゼロに渡す
ゼロは柄をじっと見つめ、ため息をつきこう告げる
「浸食されてない神格を核に残したようだな。痕跡が残っている。下の神が俺に話をするのは勿論、会う事も出来ないからな。そいつなりの抵抗だったんだろう」
そう言うと俺に神刀を返す
顎に手を当て、真面目に何かを考えているようだ・・・
5分程だろうか?沈黙が流れる中、考えが纏まったのかゼロはとんでもない爆弾を落とす
「お前、俺の使徒になれ。当然だが加護も与える」
「はい?」
突然の事で俺は間の抜けた声を上げたのだった・・・
0
あなたにおすすめの小説
付きまとう聖女様は、貧乏貴族の僕にだけ甘すぎる〜人生相談がきっかけで日常がカオスに。でも、モテたい願望が強すぎて、つい……〜
咲月ねむと
ファンタジー
この乙女ゲーの世界に転生してからというもの毎日教会に通い詰めている。アランという貧乏貴族の三男に生まれた俺は、何を目指し、何を糧にして生きていけばいいのか分からない。
そんな人生のアドバイスをもらうため教会に通っているのだが……。
「アランくん。今日も来てくれたのね」
そう優しく語り掛けてくれるのは、頼れる聖女リリシア様だ。人々の悩みを静かに聞き入れ、的確なアドバイスをくれる美人聖女様だと人気だ。
そんな彼女だが、なぜか俺が相談するといつも様子が変になる。アドバイスはくれるのだがそのアドバイス自体が問題でどうも自己主張が強すぎるのだ。
「お母様のプレゼントは何を買えばいい?」
と相談すれば、
「ネックレスをプレゼントするのはどう? でもね私は結婚指輪が欲しいの」などという発言が飛び出すのだ。意味が分からない。
そして俺もようやく一人暮らしを始める歳になった。王都にある学園に通い始めたのだが、教会本部にそれはもう美人な聖女が赴任してきたとか。
興味本位で俺は教会本部に人生相談をお願いした。担当になった人物というのが、またもやリリシアさんで…………。
ようやく俺は気づいたんだ。
リリシアさんに付きまとわれていること、この頻繁に相談する関係が実は異常だったということに。
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
最強賢者の最強メイド~主人もメイドもこの世界に敵がいないようです~
津ヶ谷
ファンタジー
綾瀬樹、都内の私立高校に通う高校二年生だった。
ある日、樹は交通事故で命を落としてしまう。
目覚めた樹の前に現れたのは神を名乗る人物だった。
その神により、チートな力を与えられた樹は異世界へと転生することになる。
その世界での樹の功績は認められ、ほんの数ヶ月で最強賢者として名前が広がりつつあった。
そこで、褒美として、王都に拠点となる屋敷をもらい、執事とメイドを派遣してもらうことになるのだが、このメイドも実は元世界最強だったのだ。
これは、世界最強賢者の樹と世界最強メイドのアリアの異世界英雄譚。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!
たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。
新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。
※※※※※
1億年の試練。
そして、神をもしのぐ力。
それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。
すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。
だが、もはや生きることに飽きていた。
『違う選択肢もあるぞ?』
創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、
その“策略”にまんまと引っかかる。
――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。
確かに神は嘘をついていない。
けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!!
そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、
神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。
記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。
それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。
だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。
くどいようだが、俺の望みはスローライフ。
……のはずだったのに。
呪いのような“女難の相”が炸裂し、
気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。
どうしてこうなった!?
異世界転移から始まるハーレム生活〜チートスキルを貰った俺は、妹と共に無双する〜
昼寝部
ファンタジー
2XXX年、X月。
俺、水瀬アキトは戦争の絶えない地球で『戦場の悪魔』と呼ばれ、数多の戦で活躍していた。
そんな日々を過ごしていた俺は、ひょんなことから妹と一緒に異世界へ転移することになった。
その世界にはダンジョンが存在しており、ライトノベルなどで登場する世界観と類似していた。
俺たちはその世界で過ごすため女神様からチートスキルを貰い、冒険者となって異世界での生活を満喫することにした。
これは主人公の水瀬アキトと妹のカナデが異世界へ転移し、美少女たちに囲まれながら異世界で無双するお話し。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる