神に気に入られて異世界転生~ついでに神殺ししてチートです~

あざらし

文字の大きさ
25 / 115

22話 色々な事後処理

しおりを挟む
オークの群れを発見して殲滅戦となり、俺の力の一部がバレるなど、この数時間で色々あったが、今は倒したオーク達の回収作業中である
ウォルド達ならもう隠す必要もないかと思い、俺は空間収納に全部突っ込んだ
ウォルド達の前で俺はある程度の自重を止め、それを見たウォルド達に色々と聞かれる
ただ空間収納は勿論の事、アイテムボックスに関してもクロノアス家の秘密が関わってくるので父からの許可が必要であり、万が一話せても誓約が必須と話せば「仕方ない」と引き下がった

次に新人冒険者(俺には未来の先輩かもしれない人)だが、ウォルドとバルドが彼らを睨みながらムムノが説明をしている
いやいや、そんな睨んでたら・・ほら、怖がってるじゃん
などと思ってるとバルドがこちらに来る

「ラフィ。ウォルドから言伝を預かってるんだが面倒がらずに受けろよ。これはウォルドがラフィを心配して言い出したことだからな」

内容は新人5人を連れ全員でギルマスに話を通すとの事だ
最悪の場合はゼロに全て擦り付けて俺達は知らぬ存ぜぬを決め通す方向に持って行き、辻褄を合わせるようにする
今、新人冒険者に話をしているのだが誓約がギルマスに話す時は発動しない様にして欲しいとも言われたので期間限定で変えると告げた
バルドはウォルドに伝えに行きウォルドは了承したようだ
ある程度この場で話を合わせて俺達全員は王都への帰路についた


時刻は夕方の少し前に一行は王都へと帰ってきた
直ぐにギルドへ向かいギルマスに取り次いでくれるようにする
ギルマスへの取り次ぎが終ると人数が多いせいもあり会議室へ案内された
会議室には、俺・輝く星・新人5人・ギルマス・サブマスの面々だ
森での出来事を話した後にオークについては殲滅させたことを伝える
話を聞いたギルマスがサブマスに指示し動こうとするがウォルドが制止して

「実はこのメンツでの話し合いの内容はここからが本題でして」

ウォルドがそう告げるとギルマスとサブマスは目をパチクリさせてウォルドを見た
Bランク冒険者パーティーの輝く星ならば上位種10体と普通のオーク40体の討伐報告など特別驚くような内容でもないが、変異種が複数体いたとなれば話は変わる
そもそも変異種は大抵の魔物に存在しており、またオークの変異種だけが特別強いわけでもない
強さをランク分けすると普通のオーク単体はEで上位種がD前後で変異種がCくらい
5体以上の集団になると討伐対象ランクが1つ上がる
前回も今回も討伐した変異種は最低でBといった強さだ
ギルドで注意喚起するのと情報公開の為に上位変異種と呼称することになった

そんな上位変異種4体を含むオークの群れ計50体を俺一人で討伐・・というか蹂躙した事をウォルドが告げるとサブマスは「またまた~」と言いギルマスは額に青筋浮かべて「はあぁぁぁ~」と深くため息をついた
普通は嘘か冗談(サブマスみたいに)と思うのだがギルマスは何故か疑っていなかった
ギルマスは取り次ぎ理由を察して

「この面子なのは目撃者と当事者とギルド内権力者の密談か・・」

と呟き、サブマスに

「ここで見た事、聞いた事は一切他言無用とする。情報漏洩を防ぐためにグラフィエル君以外は誓約をさせてもらう」

と一方的に告げる
この決定に反論は認めないと言っているのだ

ギルド職員は元々守秘義務があるのだが、それを差し置いてでも誓約を優先させたギルマスを見て、事態は考えているよりも重いと判断したサブマスは瞬時に同意した
会議室にいる冒険者全員も同意したので話を再開する
ギルマスとサブマスにとっては頭の痛くなる、本題の話が始まった


隠せる所は隠して俺自身の情報をいくつか開示する
開示した情報は以下の通りだ

全属性に適性があって使える

幼少期から魔力鍛錬を行っており魔力操作(正確には魔力精密操作)が出来る

剣技はゼロ直伝で事実上の免許皆伝である

ルリとハクの情報の一部(神獣は伏せてある)

空間収納についての情報

大雑把に纏めるとこのくらいの事を話した
ウォルド達も改めて聞いて全員が呆然自失って状態になる
ギルマスは「聞くんじゃなかった・・」と呟きサブマスと新人は絶句したままだ

「で、ギルマスはこの情報を聞いてどうしますか?」

ウォルドが悪い顔を浮かべながら聞く
珍しい悪ウォルドだ
それに対しギルマスは

「どうにもできんだろ・・少なくとも冒険者登録ができる年になって、ランクを上げて貰ってからしか漏らせんわ・・・それでも一部は闇の中だな」

「で、残る問題はオークの討伐に関してなんですが」

「わかってる・・再度確認するがオーク50体中39体が普通で上位種が7体に上位変異種が4体で間違いないな?それは秘密裏にこちらで買い取る」

「買取はそれで良いですが、討伐についてはこちらに考えがあります。それに乗って貰いたいのが本音ですが」

「良い案があまり無いからな・・・それに乗ろう」

「聞かずに乗るって言って良いんですか?」

「ウォルド、大体察しはつく。大方ゼロの名前を使う案だろう?こちらが上手い事やっておく」

ウォルドは苦笑しつつ「流石、ギルマス」と呟く
こうしてオーク蹂躙劇の事後処理はゼロという生贄を用意し真相は闇へと葬られた
尚、オークの肉は美味であり強ければ強いほど美味しく高値になるので、上位変異種1匹分と上位種1匹分が口止め料として新人5人に支払われた
輝く星の面々も同じ口止め料が支払われ、秘密裏に処理する手間賃で同じ料金を引かれ、残りが俺の取り分になった
始めは要らないから分けてくれと言ったのだが秘密裏に色々やるので全員に困ると言われてしまい、仕方なく代金を受け取る
こうしてこの件はようやく幕を閉じたのだった


その後の数か月は特に何事も無く、新年を迎える前に俺は養成所を史上最年少最短在籍で卒業して、新年を迎える


新年はクロノアス領に兄姉達全員が帰ってくる
両親には手紙を送り、兄姉達には王都の屋敷で養成所を卒業したと伝えると驚愕された
後日、両親から手紙が来て、これから1年間はどちらで過ごすのかと書いてあり、俺は実家に帰る事を決めて再び両親に手紙を出した

クロノアス領に帰る準備中に、輝く星が無償で護衛を申し出てくれた
例の件でランクが上がった事と実入りが良かったり、極秘だ一応は俺が命の恩人であるからだ
「ラフィに護衛は必要じゃないけど兄姉達は違うだろ?」とウォルドに言われ、クロノアス家は確かに護衛依頼を出す予定だったので、有難くウォルド達からの申し出を受けた
下手な冒険者より実力もあるし信用出来るからね

帰りも護衛すると申し出を受けた俺はクロノアス家の屋敷の部屋を使えば良いと提案した
父には養成所を早く卒業できたのも輝く星のメンバーが同行して訓練をしてくれ面倒を見て貰った事を手紙で先に伝え、クロノアス領に到着してから父に今回の行き帰りの護衛も率先して申し出てくれたと伝えて、ウォルド達の屋敷への滞在も父は快く承諾してくれた
食事も朝夕と出そうとしたが「流石に申し訳ない」と輝く星の皆に断られた
朝は店も閉まっているからと朝食だけは受けて貰ったが、夕食は街で済ませるそうだ

クロノアス領についてから年が明けて数日はこんな感じだ
王都行きは数日後なのだが、俺は凄く悩んでいる
1年間クロノアス領で過ごすと手紙には書いたが、心はかなり揺れていた
王都に戻るか?クロノアス領で1年ちょっとを過ごすか?

だが、俺の悩みは直ぐに無くなる
新年明けたら両親も王都に行くことになっていた
直轄地は後1年ちょっとでクロノアス家に渡される
その為に父は引き継ぎも兼ねて数度王都に行かなければならない
そこで陛下は政策の実験を父に頼んだそうだ
実験内容は以下の通りで

領地に代官を置き、当主は王都にて王城の仕事を別途与える

という事だが、これにはいくつかの思惑がある
先の事件で全貴族を目の届く範囲に置きたいのが一番の理由ではあるが
更にこの政策には相当のメリットとデメリットがある

メリットは
全貴族を目の届く範囲における
領地経営をしていたので有能な者が多い
引き継ぐ際に王家が介入し不正を暴きやすく出来る
領地経営の正常化及び1本化
王城勤務の無能を一掃
現地派遣による有能者の増加及び教育

デメリットは
王城勤務の失業者の増加
政策実施時の悪事に関する証拠隠滅
代官の不正横行
王城勤務の人事入れ替えによる混乱
貴族による代官への圧力
貴族と代官の密約

等が今はあげられている
上記以外にも何か出る可能性もあるので新領地が確定している父に白羽の矢が立ったわけだ
尚、実験中は新領地のみだが納税免除となっている

現在の直轄地では代官が治めており、王都で代官から引き継いで新領地となるのだが、引き継いだ後も現代官は新領地で代官職に就き、実験を共に始める
クロノアス領にも有事の際の代官はいるが、王都に滞在しつつもクロノアス領と新領地を安定させれるかの実験を同時に行い、何かあれば国が補填する
領地経営の報告書を毎月受け取り、問題があれば領地へ行く
最低でも1年に1度は当主が領地へ視察に行くので裏で色々やってると代官はクビになる
父もクロノアス領の代官へ年明け前に全ての引継ぎを終わらせていて来年春までは王都暮らしになる
以上の事を聞いた俺はクロノアス領に残る選択肢が消滅した



数日後、家族全員で王都に向けて出発する
馬車の数は5台となり、初めてクロノアス家が大貴族であると思い知らされた
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

付きまとう聖女様は、貧乏貴族の僕にだけ甘すぎる〜人生相談がきっかけで日常がカオスに。でも、モテたい願望が強すぎて、つい……〜

咲月ねむと
ファンタジー
この乙女ゲーの世界に転生してからというもの毎日教会に通い詰めている。アランという貧乏貴族の三男に生まれた俺は、何を目指し、何を糧にして生きていけばいいのか分からない。 そんな人生のアドバイスをもらうため教会に通っているのだが……。 「アランくん。今日も来てくれたのね」 そう優しく語り掛けてくれるのは、頼れる聖女リリシア様だ。人々の悩みを静かに聞き入れ、的確なアドバイスをくれる美人聖女様だと人気だ。 そんな彼女だが、なぜか俺が相談するといつも様子が変になる。アドバイスはくれるのだがそのアドバイス自体が問題でどうも自己主張が強すぎるのだ。 「お母様のプレゼントは何を買えばいい?」 と相談すれば、 「ネックレスをプレゼントするのはどう? でもね私は結婚指輪が欲しいの」などという発言が飛び出すのだ。意味が分からない。 そして俺もようやく一人暮らしを始める歳になった。王都にある学園に通い始めたのだが、教会本部にそれはもう美人な聖女が赴任してきたとか。 興味本位で俺は教会本部に人生相談をお願いした。担当になった人物というのが、またもやリリシアさんで…………。 ようやく俺は気づいたんだ。 リリシアさんに付きまとわれていること、この頻繁に相談する関係が実は異常だったということに。

スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する

カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、 23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。 急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。 完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。 そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。 最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。 すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。 どうやら本当にレベルアップしている模様。 「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」 最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。 他サイトにも掲載しています。

ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。

タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。 しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。 ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。 激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。

最強賢者の最強メイド~主人もメイドもこの世界に敵がいないようです~

津ヶ谷
ファンタジー
 綾瀬樹、都内の私立高校に通う高校二年生だった。 ある日、樹は交通事故で命を落としてしまう。  目覚めた樹の前に現れたのは神を名乗る人物だった。 その神により、チートな力を与えられた樹は異世界へと転生することになる。  その世界での樹の功績は認められ、ほんの数ヶ月で最強賢者として名前が広がりつつあった。  そこで、褒美として、王都に拠点となる屋敷をもらい、執事とメイドを派遣してもらうことになるのだが、このメイドも実は元世界最強だったのだ。  これは、世界最強賢者の樹と世界最強メイドのアリアの異世界英雄譚。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!

たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。 新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。 ※※※※※ 1億年の試練。 そして、神をもしのぐ力。 それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。 すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。 だが、もはや生きることに飽きていた。 『違う選択肢もあるぞ?』 創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、 その“策略”にまんまと引っかかる。 ――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。 確かに神は嘘をついていない。 けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!! そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、 神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。 記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。 それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。 だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。 くどいようだが、俺の望みはスローライフ。 ……のはずだったのに。 呪いのような“女難の相”が炸裂し、 気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。 どうしてこうなった!?

異世界転移から始まるハーレム生活〜チートスキルを貰った俺は、妹と共に無双する〜

昼寝部
ファンタジー
 2XXX年、X月。  俺、水瀬アキトは戦争の絶えない地球で『戦場の悪魔』と呼ばれ、数多の戦で活躍していた。  そんな日々を過ごしていた俺は、ひょんなことから妹と一緒に異世界へ転移することになった。  その世界にはダンジョンが存在しており、ライトノベルなどで登場する世界観と類似していた。  俺たちはその世界で過ごすため女神様からチートスキルを貰い、冒険者となって異世界での生活を満喫することにした。  これは主人公の水瀬アキトと妹のカナデが異世界へ転移し、美少女たちに囲まれながら異世界で無双するお話し。

処理中です...