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07.異空間系異世界転移ですってよ
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「っは~、自粛、自粛で課金がはかどるな~! 外に出られねえからな、グッズ買いに行けないし、イベントがないから新規の現場グッズも出ねえし。課金がはかどるな~!」
わたしは寝そべり、大の字になって叫んだ。
「そうなんだよ、世間は自粛ムードなんだよ、ここはどこだ!」
「××××しないと出られない部屋だそうだ」
「今年の夏コミは中止だぞ、おい! 同人誌みたいな展開やめろ!」
真っ白で何もない部屋。『××××しないと出られない部屋』と壁一面を使って、大きな黒字で書きなぐられている以外、めぼしいものは一つとして存在しない。
わたしの自室よりは狭いようだが、何もないのでそこまで窮屈ではない。わたしの部屋は八畳なので、五、六畳ほどの広さ……と言ったところか。
「確かに、異空間と言う点では異世界とも言えるが……」
「これを異世界にカウントしていいのか? 世界なのか?」
六畳だけの世界は流石に狭すぎるよ。狭いだけでなく、世界と定義するにはあまりにもお粗末で何もない。
「早く帰って課金したい」
「強制帰還は使えないのか?」
「新型ウイルスの自粛影響のため、お時間いただきますって書いてある」
メンテ中に開いちゃったソシャゲアプリみたいに、ウインドウの上に別の、小さなウインドウが出てくるのだ。そこにそう書いてあった。いや、ほんとに書いてあるのだ。
「どんなシステムなんだ、それは……」
「わたしが知りたい」
強制帰還だけでなく、他のチート魔法も同じようだ。一応、いつものように強制帰還の文字をタップして、発動させてみたが、結果としては帰れずにここに残っている。このチート魔法、中の人がいるのか?
新型ウイルスはチート能力にも勝るものだった……?
月一で異世界に呼ばれるわたしが無事に帰ってオタクライフを過ごせているのはこの強制帰還があるからである。
この魔法を失ってしまえば、流行りの異世界ラノベよろしく、異世界で第二の人生を送らねばならなくなるのだ。
それだけは絶対にごめんだ……!
「強制帰還への感謝が足りないから使えないというの……?」
「オレに聞かれても……」
「いうてエルの世界で手に入れていた能力やで、これ」
まあ、この強制帰還というチート魔法、あまり使い手がいないようだし、詳しくないのも無理はない。
と、思ったがどうやらそうじゃないらしい。
「言われてみればそうだったな。青葉があまりにも当たり前に使いこなすもんだから、生まれつきの能力だと錯覚していた」
そんなもん、最初から備わっている世界じゃないぞ、現代日本は。
なお、エルによる見解は、魔法が感情や意思を持つことはないから感謝云々は関係ないだろう、とのことだった。
まあ、どれだけすごい奇跡の魔法だろうと、結局は技術だもんね。なにか魔法の産物が意思を持つことはあっても、魔法自体に自我があるわけじゃないだろう。神様がどこかで操っている、ということも考えられるが、神様は何も知らないみたいだったしなあ。一回会ってるからね、神様。
「ただ、青葉は聖女として召喚されてその力を手に入れただろう? 何か特別な作用が働いていてもおかしくはないな」
「ここにきて余計な特典が……!」
異世界特典というか、チートというか、なんというか。
あの世界にいたのは三十分にも満たないのに、その世界で得た特典がいまだに存在すること自体がすごいのだが。もしかして、あの世界ならこんなラグは発生しなかった……? というかそもそも世界が違うから、新型ウイルスの影響を受けるわけがないか。
「くそ、散々使いまわされた同人ネタに今更振り回されるなんて……!」
盛大に舌打ちをしたい。エルがいなかったら、お菓子を買ってもらえない子供の様に、床に寝転がってじたばたしたい気持ちだった。いやまあ、ふてくされて寝っ転がっている時点であまり意味のない遠慮な気もするが。
「それはそうと青葉。先ほどから気になっていたのだが……『ナツコミ』やら『ドージン』とはなんだ?」
「ッッッッ!」
息が詰まって思考が止まる。
エルを一国の王子からオタクへと変貌させたわたしはすっかり忘れていた。
こいつ、まだ同人や二次創作のことを知らなかったんだ、ということを。
基本、エルのオタク知識はわたしから流れるもの。わたしが教えなくともある程度自分で調べることをしているみたいだから、二次創作に触れたときはそのときだ、と思っていたのだが……まだ知らなかったか。
同人や二次創作は、オタク趣味でもさらに深いところにあるし、好き嫌いが分かれるものだと分かっているので、簡単に教えることは躊躇われた。
「な、なんのことかなー?」
「誤魔化すの下手か?」
うるさいな!! 嘘をつくの、苦手なんだよ!!!
基本的には小心者だからなのか、嘘をついた罪悪感に耐えられない、というか。あと頭がそこまで良くないので、統合性を取ることが出来ない。その場で終わるささやかな嘘は平気だが、とっさに誤魔化したり、さらに嘘を重ねないといけないような大きいものは駄目なのだ。
あまり深く説明すると口を滑らせてしまいそうなので、ふんわりと説明する。
そう、なにも同人誌はエロ同人やBL同人だけじゃない。健全な全年齢、オールギャグ、そもそも漫画やアニメが関係ないものだって存在する!
親に説明するかの如く、わたしは、あくまでヤバいものではないという説明をする。
わたしがわたわたと説明していると、エルが肩を震わせ始めた。えっ、なにこいつ、明らかに笑うの我慢してるやんけ。そんなに滑稽か? うろたえるわたしは失笑ものか?
「す、すまない、青葉……。実は知ってるんだ、コミケとか、同人とか」
「エッッッ!?」
わたしが裏返るような、素っ頓狂な声をあげたのがトドメだったのか、エルは声をあげて笑い出した。こいつ、たばかったな……!
あっはっは、と馬鹿笑いするエルを殴りたくなる。
「そもそも、宮御井殿がいるだろう」
「みゃーちゃん……? あああっ! みゃーちゃん!」
みゃーちゃん、もとい、宮御井かなでというキャラクター。ドルキスに出てくるキャラの一人なのだが、彼女はアイドルであると同時に同人作家でもあり、なかなかに濃いオタクキャラだ。
そうだ、すっかり忘れていた。ドルキスオタクであるエルが、みゃーちゃんを知らないわけがない。みゃーちゃん経由で同人を調べたか、そうでなくとも作中でみゃーちゃんがそれなりに同人について触れている。
普段どちらかといえば女性向けのソシャゲしかプレイしなくて、ドルキスはアニメ版しか知らないわたしはすっかりみゃーちゃんのことを忘れていた。アニメ版での彼女の出番は多くない。
「すまんな」
全然悪びれた様子もなく、楽し気に笑っているエルを見て、文句の一つでも行ってやろうかと起き上がった時、時間差で強制帰還が適応されたようだ。
突然のことにバランスを崩したわたしは、そのまま、帰ってきた我が家の床に頭を打ち付けた。
ここで起き上がってわめくのも滑稽が過ぎるので、わたしはそのまま黙ることにしたのだった。拗ねた、とも言うけれど!
わたしは寝そべり、大の字になって叫んだ。
「そうなんだよ、世間は自粛ムードなんだよ、ここはどこだ!」
「××××しないと出られない部屋だそうだ」
「今年の夏コミは中止だぞ、おい! 同人誌みたいな展開やめろ!」
真っ白で何もない部屋。『××××しないと出られない部屋』と壁一面を使って、大きな黒字で書きなぐられている以外、めぼしいものは一つとして存在しない。
わたしの自室よりは狭いようだが、何もないのでそこまで窮屈ではない。わたしの部屋は八畳なので、五、六畳ほどの広さ……と言ったところか。
「確かに、異空間と言う点では異世界とも言えるが……」
「これを異世界にカウントしていいのか? 世界なのか?」
六畳だけの世界は流石に狭すぎるよ。狭いだけでなく、世界と定義するにはあまりにもお粗末で何もない。
「早く帰って課金したい」
「強制帰還は使えないのか?」
「新型ウイルスの自粛影響のため、お時間いただきますって書いてある」
メンテ中に開いちゃったソシャゲアプリみたいに、ウインドウの上に別の、小さなウインドウが出てくるのだ。そこにそう書いてあった。いや、ほんとに書いてあるのだ。
「どんなシステムなんだ、それは……」
「わたしが知りたい」
強制帰還だけでなく、他のチート魔法も同じようだ。一応、いつものように強制帰還の文字をタップして、発動させてみたが、結果としては帰れずにここに残っている。このチート魔法、中の人がいるのか?
新型ウイルスはチート能力にも勝るものだった……?
月一で異世界に呼ばれるわたしが無事に帰ってオタクライフを過ごせているのはこの強制帰還があるからである。
この魔法を失ってしまえば、流行りの異世界ラノベよろしく、異世界で第二の人生を送らねばならなくなるのだ。
それだけは絶対にごめんだ……!
「強制帰還への感謝が足りないから使えないというの……?」
「オレに聞かれても……」
「いうてエルの世界で手に入れていた能力やで、これ」
まあ、この強制帰還というチート魔法、あまり使い手がいないようだし、詳しくないのも無理はない。
と、思ったがどうやらそうじゃないらしい。
「言われてみればそうだったな。青葉があまりにも当たり前に使いこなすもんだから、生まれつきの能力だと錯覚していた」
そんなもん、最初から備わっている世界じゃないぞ、現代日本は。
なお、エルによる見解は、魔法が感情や意思を持つことはないから感謝云々は関係ないだろう、とのことだった。
まあ、どれだけすごい奇跡の魔法だろうと、結局は技術だもんね。なにか魔法の産物が意思を持つことはあっても、魔法自体に自我があるわけじゃないだろう。神様がどこかで操っている、ということも考えられるが、神様は何も知らないみたいだったしなあ。一回会ってるからね、神様。
「ただ、青葉は聖女として召喚されてその力を手に入れただろう? 何か特別な作用が働いていてもおかしくはないな」
「ここにきて余計な特典が……!」
異世界特典というか、チートというか、なんというか。
あの世界にいたのは三十分にも満たないのに、その世界で得た特典がいまだに存在すること自体がすごいのだが。もしかして、あの世界ならこんなラグは発生しなかった……? というかそもそも世界が違うから、新型ウイルスの影響を受けるわけがないか。
「くそ、散々使いまわされた同人ネタに今更振り回されるなんて……!」
盛大に舌打ちをしたい。エルがいなかったら、お菓子を買ってもらえない子供の様に、床に寝転がってじたばたしたい気持ちだった。いやまあ、ふてくされて寝っ転がっている時点であまり意味のない遠慮な気もするが。
「それはそうと青葉。先ほどから気になっていたのだが……『ナツコミ』やら『ドージン』とはなんだ?」
「ッッッッ!」
息が詰まって思考が止まる。
エルを一国の王子からオタクへと変貌させたわたしはすっかり忘れていた。
こいつ、まだ同人や二次創作のことを知らなかったんだ、ということを。
基本、エルのオタク知識はわたしから流れるもの。わたしが教えなくともある程度自分で調べることをしているみたいだから、二次創作に触れたときはそのときだ、と思っていたのだが……まだ知らなかったか。
同人や二次創作は、オタク趣味でもさらに深いところにあるし、好き嫌いが分かれるものだと分かっているので、簡単に教えることは躊躇われた。
「な、なんのことかなー?」
「誤魔化すの下手か?」
うるさいな!! 嘘をつくの、苦手なんだよ!!!
基本的には小心者だからなのか、嘘をついた罪悪感に耐えられない、というか。あと頭がそこまで良くないので、統合性を取ることが出来ない。その場で終わるささやかな嘘は平気だが、とっさに誤魔化したり、さらに嘘を重ねないといけないような大きいものは駄目なのだ。
あまり深く説明すると口を滑らせてしまいそうなので、ふんわりと説明する。
そう、なにも同人誌はエロ同人やBL同人だけじゃない。健全な全年齢、オールギャグ、そもそも漫画やアニメが関係ないものだって存在する!
親に説明するかの如く、わたしは、あくまでヤバいものではないという説明をする。
わたしがわたわたと説明していると、エルが肩を震わせ始めた。えっ、なにこいつ、明らかに笑うの我慢してるやんけ。そんなに滑稽か? うろたえるわたしは失笑ものか?
「す、すまない、青葉……。実は知ってるんだ、コミケとか、同人とか」
「エッッッ!?」
わたしが裏返るような、素っ頓狂な声をあげたのがトドメだったのか、エルは声をあげて笑い出した。こいつ、たばかったな……!
あっはっは、と馬鹿笑いするエルを殴りたくなる。
「そもそも、宮御井殿がいるだろう」
「みゃーちゃん……? あああっ! みゃーちゃん!」
みゃーちゃん、もとい、宮御井かなでというキャラクター。ドルキスに出てくるキャラの一人なのだが、彼女はアイドルであると同時に同人作家でもあり、なかなかに濃いオタクキャラだ。
そうだ、すっかり忘れていた。ドルキスオタクであるエルが、みゃーちゃんを知らないわけがない。みゃーちゃん経由で同人を調べたか、そうでなくとも作中でみゃーちゃんがそれなりに同人について触れている。
普段どちらかといえば女性向けのソシャゲしかプレイしなくて、ドルキスはアニメ版しか知らないわたしはすっかりみゃーちゃんのことを忘れていた。アニメ版での彼女の出番は多くない。
「すまんな」
全然悪びれた様子もなく、楽し気に笑っているエルを見て、文句の一つでも行ってやろうかと起き上がった時、時間差で強制帰還が適応されたようだ。
突然のことにバランスを崩したわたしは、そのまま、帰ってきた我が家の床に頭を打ち付けた。
ここで起き上がってわめくのも滑稽が過ぎるので、わたしはそのまま黙ることにしたのだった。拗ねた、とも言うけれど!
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