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カツカツと、ヒール音を鳴らす女の後を、警戒しながらリーデルとキキョウは歩く。
人間がいない。世界が滅んだ。
到底、信じられる内容ではなかった。
けれども、自分たちはつい先ほどまで閉じ込められていて、人の気配もなく。異常な空気の中、その言葉は妙な説得力があった。
少なくとも、この町は崩壊しているかもしれない、という想像はリーデルにも、そしてキキョウにもきっとあった。それが、まさか世界規模だとは、流石に予想が付かなかったが。
「……なあ、あんたのことはなんて呼べばいい」
先を行く女の背中に、リーデルは言葉を投げかける。
どれだけ朗らかな性格をしていても、自分を食料だとはっきり言い切った女と仲良くする気にはなれなかったが、それでもこのおかしな状況下では、協力体制をとった方が得策だ。その際、呼び名は必要不可欠だろう。
「アタシの名前はヴァンカリア。おねーさんって呼んでいいよ」
「……俺はリーデル。こっちはキキョウだ」
「リーデル君に、キキョウちゃん!」
楽しそうに言うヴァンカリアは本当に明るく、世界が滅んだのは彼女の冗談なのでは、と思えてしまう。最も、当たり前のように「人間が生きててうれしい!」というので、冗談か本当か図りかねてしまうのだが。
――と、ぴたりとヴァンカリアが足を止める。彼女の前には、少しだけ開いた扉があった。
「いるね」
ひそめた声で、彼女は言う。何が、と問おうとして、地下牢の看守室で見た謎の生物を思い出した。ず、ずず、べしゃ。あの足音がする。地下牢から上へと昇ってくるまでには一度も合わなかったが、まだいるのか。
ヴァンカリアと同じように、扉が大きく開かないように気を付けながら、隙間から覗くと、『いる』と言われたその生物の全容が見えた。
自警ギルドの制服に身を包んだ、一人の男が、どこを目指すでもなく、ぐるぐると自警ギルドの受付の前をさまよっていた。肌は赤黒く、髪はぼさぼさ。ず、ずず、べしゃ、と彼が歩くたび、不自然と言ってもいいほど、がくんと頭が前後し、首のあたりから赤黒い液が垂れる。
「なん、だ、あれ……」
ベッドの下に隠れていた時は、その足元しか見えなかったが、こうしてみると、その異様さがはっきりとわかる。不気味の代名詞ともいわれるアンデットより、ずっと恐ろしいものを感じた。
「リーデル、あれ、ハインさん、じゃない……?」
同じく扉の隙間から様子をうかがっていたキキョウが、呆然とした様子で呟く。
言われてみれば、似ているかもしれない。ハインは元冒険者で、結婚を機に自警ギルド職員へと転職した、リーデルとキキョウが新人冒険者だった時の先輩だ。あの歩く『なにか』の腕には、彼が嫁から貰ったと、散々自慢してきた腕輪と同じものが付いている。
「そんな馬鹿な……。だってあれ絶対、死んで、るよな……?」
がくん、と揺れる首は、首の根本ではなく、中央から前後していて、確実に折れているような動きをしている。
あれが、かつて世話になった男だと、どうして受け入れられようか。擬態を得意とする魔物が、人間の死体に化けて歩き回っているといった方が信じられる。
「アンデットの亜種、か?」
ハインだと思いたくないリーデルは、思い当たることを上げてみるが、ヴァンカリアに否定されてしまった。
「あれは《動く死体》と呼ばれる、魔法生体だよ。魔法生体といっても、純正じゃないけどね。意思もなく徘徊し、時折思い出したように人を襲う。魔力を求めているのか、『魔法の使い手』は真っ先にやられたみたい。知性は高くないけどね」
「死体、死体って……あれ、人間なのか!? ……じゃあ、本当に、あれは、ハインさんなのか……?」
アンデットはあくまでアンデット。元はない、最初からそういう魔物。分かっているが、どうしてもあれが知り合いだとは認めたくない。
「嘘、だよな、なあ、キキョウ……キキョウ?」
リーデルがキキョウのほうを見ると、彼女は《動く死体》をまっすぐ見ていた。その表情は不安げで、顔は真っ白だ。
「おい、大丈夫か?」
「……んで、魔法生体……嘘でしょ……」
呆然とする様子は、つい先ほどまで、地下牢の中で絶望していた時よりも、さらに覇気を感じられない。かたかたと震える彼女は、明らかに《動く死体》に恐怖の目を向けていた。ぶつぶつと言葉をつぶやく唇は、言葉数に対してほとんど動いていない。
「ヴァンカリア、魔法生体ってなんなんだ?」
どうしてキキョウがここまで怯えているのか、リーデルには見当がつかない。聞き出そうにも、本人は委縮してしまって、話にならなそうだ。
「魔法生体とは、魔法で作られた生物のことさ。ずっと昔からエルフが研究してきた実験のはず。何百年か前に実験は凍結された、と噂では聞いていたけれど……そこのエルフ女の反応じゃあ、嘘だったんだのかな」
ヴァンカリアの、嘘、という言葉に、キキョウの肩がびくりと跳ねた。キキョウは今にも泣き出しそうだ。
「《動く死体》は、死体が魔法で動くことで成り立っている魔法生体だよ。人間という素材がある分、純正の魔法生体とは言えないけど。それでも、人間にとっては脅威だよ。魔法生体を無効化するには、『魔法の使い手』じゃないとどうしようもないの」
『魔法の使い手』は、それなりに数がいる。けれど、エルフが生み出した魔法に対抗できるほどの人間は、どれだけいるだろうか。魔法を使える種族は数多いが、エルフに勝てる人間の『魔法の使い手』は、長い歴史の中で一人もいなかったとされている。
もちろん、歴史書に残されなかっただけで数人はいたかもしれない。これから先、一人もいないという証明にもならない。
しかし、人間はエルフに勝てないと、『魔法の使い手』だけでなく、魔法を使える者ならば誰もが口をそろえて言うだろう。それほどまでに、エルフと人間の魔法の実力はかけ離れているのだ。
しかし、地上最強と言われる吸血鬼には、エルフの魔法は大したものじゃないらしい。ヴァンカリアの笑みは崩れない。
――パキン。
ヴァンカリアが指を鳴らすと、ハインらしき男に火が付いた。
「なっ、おい!」
無詠唱の赤(せき)魔法。人間には到底できない領域だが、吸血鬼の彼女は、いとも簡単にやってのける。
いや、それよりも――。
「急に何をするんだ、まだ助かるかもしれない!」
到底あれは助けられない、とも思ったが、願望が口から叫びとなって出た。
「言ったでしょ、死体だ、ってね」
ヴァンカリアの声音は冷たい。興味のないものを、視界から消しただけ、人間でなくなったならどうでもいい、と言わんばかりだ。
価値観の違いに、リーデルは怖くなり、逃げ出したくなる。《動く死体》のせいで逃げ道のある方に逃げるのは、到底不可能な話だったが。
《動く死体》は、自らに火が付いたというのに、それに対してどうこうするようすはない。火をまとったまま、うろうろと不規則に歩き回るだけだ。
火はどんどんと勢いを強め、あっという間に《動く死体》を燃やしていく。
《動く死体》の歩みは、体が炎によって焼かれ、崩れ落ちるまで続いた。《動く死体》が崩れると、もう一度、ヴァンカリアが指を鳴らす。ぱしゃん、と《動く死体》の残骸を中心に水が降り、あたりを鎮火していく。
「人間にとって、死体は燃やすものなんだよね」
知らないけど、と言いたげな表情でヴァンカリアは言った。
「もう開けても平気かな」
ぎい、と扉を開けると、《動く死体》だけでなく、受付全体の惨状が目に飛び込んできた。
あたりに血が散乱し、ヴァンカリアが地下牢へ来るまでに燃やしたのであろう、《動く死体》らしき残骸がいくつもある。
カウンターも、壁も、床も、血と焦げで汚れてしまっていた。
「この程度で怖気づかれても。外はもっと酷いよ」
そういわれると、途端に外へ出るのが恐ろしくなってしまう。先ほどまで、もうこんな地下牢にはいたくない、と思っていたのに。今は外に出たくない。
しかし、おじけづいたリーデルに配慮することなく、ヴァンカリアは足を止めない。そして、ためらいなく外への扉が開いた。
そこには、地獄が広がっていた。
リーデル達が地下牢に収容されるまでの町の面影はない。建物は崩れ、血があちこちに飛び散り、人ではなく《動く死体》が不気味な足音と共にさまよっている。
話し声や笑い声でにぎやかだった町は静まり返っていて、《動く死体》の足音だけが、大きく響く。
「うそ、だろ……」
その有様に、リーデルは言葉を失った。
――君が、人類最後の一人だよ。
リーデルへと向けられた、ヴァンカリアの言葉が、現実味を帯びた。
人間がいない。世界が滅んだ。
到底、信じられる内容ではなかった。
けれども、自分たちはつい先ほどまで閉じ込められていて、人の気配もなく。異常な空気の中、その言葉は妙な説得力があった。
少なくとも、この町は崩壊しているかもしれない、という想像はリーデルにも、そしてキキョウにもきっとあった。それが、まさか世界規模だとは、流石に予想が付かなかったが。
「……なあ、あんたのことはなんて呼べばいい」
先を行く女の背中に、リーデルは言葉を投げかける。
どれだけ朗らかな性格をしていても、自分を食料だとはっきり言い切った女と仲良くする気にはなれなかったが、それでもこのおかしな状況下では、協力体制をとった方が得策だ。その際、呼び名は必要不可欠だろう。
「アタシの名前はヴァンカリア。おねーさんって呼んでいいよ」
「……俺はリーデル。こっちはキキョウだ」
「リーデル君に、キキョウちゃん!」
楽しそうに言うヴァンカリアは本当に明るく、世界が滅んだのは彼女の冗談なのでは、と思えてしまう。最も、当たり前のように「人間が生きててうれしい!」というので、冗談か本当か図りかねてしまうのだが。
――と、ぴたりとヴァンカリアが足を止める。彼女の前には、少しだけ開いた扉があった。
「いるね」
ひそめた声で、彼女は言う。何が、と問おうとして、地下牢の看守室で見た謎の生物を思い出した。ず、ずず、べしゃ。あの足音がする。地下牢から上へと昇ってくるまでには一度も合わなかったが、まだいるのか。
ヴァンカリアと同じように、扉が大きく開かないように気を付けながら、隙間から覗くと、『いる』と言われたその生物の全容が見えた。
自警ギルドの制服に身を包んだ、一人の男が、どこを目指すでもなく、ぐるぐると自警ギルドの受付の前をさまよっていた。肌は赤黒く、髪はぼさぼさ。ず、ずず、べしゃ、と彼が歩くたび、不自然と言ってもいいほど、がくんと頭が前後し、首のあたりから赤黒い液が垂れる。
「なん、だ、あれ……」
ベッドの下に隠れていた時は、その足元しか見えなかったが、こうしてみると、その異様さがはっきりとわかる。不気味の代名詞ともいわれるアンデットより、ずっと恐ろしいものを感じた。
「リーデル、あれ、ハインさん、じゃない……?」
同じく扉の隙間から様子をうかがっていたキキョウが、呆然とした様子で呟く。
言われてみれば、似ているかもしれない。ハインは元冒険者で、結婚を機に自警ギルド職員へと転職した、リーデルとキキョウが新人冒険者だった時の先輩だ。あの歩く『なにか』の腕には、彼が嫁から貰ったと、散々自慢してきた腕輪と同じものが付いている。
「そんな馬鹿な……。だってあれ絶対、死んで、るよな……?」
がくん、と揺れる首は、首の根本ではなく、中央から前後していて、確実に折れているような動きをしている。
あれが、かつて世話になった男だと、どうして受け入れられようか。擬態を得意とする魔物が、人間の死体に化けて歩き回っているといった方が信じられる。
「アンデットの亜種、か?」
ハインだと思いたくないリーデルは、思い当たることを上げてみるが、ヴァンカリアに否定されてしまった。
「あれは《動く死体》と呼ばれる、魔法生体だよ。魔法生体といっても、純正じゃないけどね。意思もなく徘徊し、時折思い出したように人を襲う。魔力を求めているのか、『魔法の使い手』は真っ先にやられたみたい。知性は高くないけどね」
「死体、死体って……あれ、人間なのか!? ……じゃあ、本当に、あれは、ハインさんなのか……?」
アンデットはあくまでアンデット。元はない、最初からそういう魔物。分かっているが、どうしてもあれが知り合いだとは認めたくない。
「嘘、だよな、なあ、キキョウ……キキョウ?」
リーデルがキキョウのほうを見ると、彼女は《動く死体》をまっすぐ見ていた。その表情は不安げで、顔は真っ白だ。
「おい、大丈夫か?」
「……んで、魔法生体……嘘でしょ……」
呆然とする様子は、つい先ほどまで、地下牢の中で絶望していた時よりも、さらに覇気を感じられない。かたかたと震える彼女は、明らかに《動く死体》に恐怖の目を向けていた。ぶつぶつと言葉をつぶやく唇は、言葉数に対してほとんど動いていない。
「ヴァンカリア、魔法生体ってなんなんだ?」
どうしてキキョウがここまで怯えているのか、リーデルには見当がつかない。聞き出そうにも、本人は委縮してしまって、話にならなそうだ。
「魔法生体とは、魔法で作られた生物のことさ。ずっと昔からエルフが研究してきた実験のはず。何百年か前に実験は凍結された、と噂では聞いていたけれど……そこのエルフ女の反応じゃあ、嘘だったんだのかな」
ヴァンカリアの、嘘、という言葉に、キキョウの肩がびくりと跳ねた。キキョウは今にも泣き出しそうだ。
「《動く死体》は、死体が魔法で動くことで成り立っている魔法生体だよ。人間という素材がある分、純正の魔法生体とは言えないけど。それでも、人間にとっては脅威だよ。魔法生体を無効化するには、『魔法の使い手』じゃないとどうしようもないの」
『魔法の使い手』は、それなりに数がいる。けれど、エルフが生み出した魔法に対抗できるほどの人間は、どれだけいるだろうか。魔法を使える種族は数多いが、エルフに勝てる人間の『魔法の使い手』は、長い歴史の中で一人もいなかったとされている。
もちろん、歴史書に残されなかっただけで数人はいたかもしれない。これから先、一人もいないという証明にもならない。
しかし、人間はエルフに勝てないと、『魔法の使い手』だけでなく、魔法を使える者ならば誰もが口をそろえて言うだろう。それほどまでに、エルフと人間の魔法の実力はかけ離れているのだ。
しかし、地上最強と言われる吸血鬼には、エルフの魔法は大したものじゃないらしい。ヴァンカリアの笑みは崩れない。
――パキン。
ヴァンカリアが指を鳴らすと、ハインらしき男に火が付いた。
「なっ、おい!」
無詠唱の赤(せき)魔法。人間には到底できない領域だが、吸血鬼の彼女は、いとも簡単にやってのける。
いや、それよりも――。
「急に何をするんだ、まだ助かるかもしれない!」
到底あれは助けられない、とも思ったが、願望が口から叫びとなって出た。
「言ったでしょ、死体だ、ってね」
ヴァンカリアの声音は冷たい。興味のないものを、視界から消しただけ、人間でなくなったならどうでもいい、と言わんばかりだ。
価値観の違いに、リーデルは怖くなり、逃げ出したくなる。《動く死体》のせいで逃げ道のある方に逃げるのは、到底不可能な話だったが。
《動く死体》は、自らに火が付いたというのに、それに対してどうこうするようすはない。火をまとったまま、うろうろと不規則に歩き回るだけだ。
火はどんどんと勢いを強め、あっという間に《動く死体》を燃やしていく。
《動く死体》の歩みは、体が炎によって焼かれ、崩れ落ちるまで続いた。《動く死体》が崩れると、もう一度、ヴァンカリアが指を鳴らす。ぱしゃん、と《動く死体》の残骸を中心に水が降り、あたりを鎮火していく。
「人間にとって、死体は燃やすものなんだよね」
知らないけど、と言いたげな表情でヴァンカリアは言った。
「もう開けても平気かな」
ぎい、と扉を開けると、《動く死体》だけでなく、受付全体の惨状が目に飛び込んできた。
あたりに血が散乱し、ヴァンカリアが地下牢へ来るまでに燃やしたのであろう、《動く死体》らしき残骸がいくつもある。
カウンターも、壁も、床も、血と焦げで汚れてしまっていた。
「この程度で怖気づかれても。外はもっと酷いよ」
そういわれると、途端に外へ出るのが恐ろしくなってしまう。先ほどまで、もうこんな地下牢にはいたくない、と思っていたのに。今は外に出たくない。
しかし、おじけづいたリーデルに配慮することなく、ヴァンカリアは足を止めない。そして、ためらいなく外への扉が開いた。
そこには、地獄が広がっていた。
リーデル達が地下牢に収容されるまでの町の面影はない。建物は崩れ、血があちこちに飛び散り、人ではなく《動く死体》が不気味な足音と共にさまよっている。
話し声や笑い声でにぎやかだった町は静まり返っていて、《動く死体》の足音だけが、大きく響く。
「うそ、だろ……」
その有様に、リーデルは言葉を失った。
――君が、人類最後の一人だよ。
リーデルへと向けられた、ヴァンカリアの言葉が、現実味を帯びた。
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