ひとりで生きたいわけじゃない

秋野小窓

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クリスマス番外

24:貴矢side*

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 足の間に潤を座らせ、後ろから抱きつくような格好でカップを動かす。

「ぁっ…ふぁっ……!」
「潤も一緒に持って」

 左手を取ってカップに添えさせる。怖いのか、右手は俺の右腕を掴んでいた。

「やっ……んっなに、これぇ……っ!」
「きもちい?」

 ガクガクと頷く。潤の息子は、手と口の感触しか知らないはずだ。新しい刺激に戸惑いながらも感じている様子にそそられる。

「どんな感じ?説明してくれる?」
「ひ、ひだひだが、絡みついて……ぅ…吸い付いてくるっ…みたい、な……」

 快感と羞恥で真っ赤に染まった耳に口を近づける。

「潤の中、こんな感じなんだよ」
「えっ……?」
「こんなにヒダはないけどね。それに、潤の中の方がもっと気持ちいい」

 恥ずかしいのか、腕を掴む手に力が籠る。
 右手を動かしたまま、左手を潤の服の内側に滑り込ませる。胸の突起を見つけ、くにくにと弄ぶ。

「…あっ……あぁんっ……」
「俺が潤とたくさんエッチしたくなっちゃう意味分かった?」
「んんっ……はぁ、っん……」

 悩ましく余裕のない表情で身を捩る。

 ーーえろ……。

「た、かやさ……イっちゃ、ぁあっ…イっちゃうっ!」
「うん、潤。出して」
「イクっ!あっあぁ……っ!」

 ビクビクと体を痙攣させ、甘い声を上げて潤が果てる。
 力尽きたようにベッドに倒れ込み、息を切らしている。今更ながら、パーカーに生足、下半身は靴下だけってエロすぎる。紅潮した頬に、潤んだ瞳。久しぶりに会えた愛しい人のあられもない姿に、思わず生唾を飲み込んだ。

 潤はイったばかりだ。今すぐ襲いたい気持ちを堪えて、頭を撫でる。

「気持ちよかったね」

 目を逸らしたまま、潤が恥ずかしそうに小さく頷く。

「潤も挿れる側やってみたくなっちゃった?」

 未知の快感に触れ、嗜好に変化があったらどうしよう。半分本気で心配になり問うと、潤がこちらを向いた。
 両目がしっかりと俺を捉え、口が薄く開く。

「貴矢さんに、挿れてほしくなっちゃった……」

 ん?
 ……んん!?

「潤?どこでそんな上手なおねだり覚えてきたの?」

 奥手で恥ずかしがり屋な潤。酒や香水に酔っているときならまだしも、今は素面のはずである。
 驚いて尋ねると、寝返りを打つようにして体ごとコロリとこちらを向いた。

「……貴矢さんですよ。僕にえっちなこと教えてくれたのは、全部」
「う……確かに」

 俺好みのエッチな子になってとお願いしたのは他でもない自分だ。今日も新しくイケナイことを教えてしまったし。

「ね、だから……貴矢さんが、責任取って?」

 潤の手が伸びてきて、俺の裾を掴む。

「貴矢さんのおちんちん、僕に挿れて……?」

 色っぽい誘いにゾクゾクする。潤は本当に、俺の理性を根こそぎ奪う天才だ。

「……煽ったこと、後悔するなよ?」
「あっ……あぁっ………!」


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