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3 笹竜胆の社
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「ようやく来たんですね?」
某は薄暗いところへ落とされた。
そこに耳から眼にかけて丸いものを付けて板のようなものを持っている女が立っていた。
ルナどのではなかった。
「では行きましょう!」
女が歩き出そうとした。
「いや、それよりも魔術師を・・・」
「私がその魔術師です!」
「え?」
耳にかけている丸い物のつるに手を触れている女をよく見た。
ルナどのとは全く違う胸元から足下までひとつなぎの装束だったが、よく見ると板と一緒に小さい杖を持っていた。
「今日、わたしの仕事の護衛にあなたを頼んだのですが、一向に来なくてずっとここで待っていました。さあ行きましょう!」
「どんな仕事を?」
「調査をして呪文をかけ直すのです。早く直して、とっととこの薄暗い所から出ましょう!」
誰かと間違えられた。
お主に付き合う暇など無いのだが、困っていたようだから付き合うことにしよう。
この魔術師と共に薄暗い通路を歩いた。
両側に水が流れている。
薄暗いせいか水が濁っているように見えた。
その水の流れと反対に進むとその先に庭園のような場所があった。
水はその庭園の周りを堀のように囲っていた。
「あれは!?」
庭園に日本の社があった。
大鎧が奉納され、その大鎧には笹竜胆が描かれていた。
ブヨブヨ・・・。
「あの鎧・・・」
「やはり、封印が弱まっている。私が、封印をかけ直します。その間周りを見張っていてください・・・ファイア!」
「う、うむ・・・」
女は某の言葉を遮り、魔術で周りの灯籠に火をつけた。
そして呪文を唱え始めた。
某はその間、周りを見た。
薄暗く、音がするといえば小さな水の音くらいしかいない場所で、見知らぬ女と2人っきりか。
「きゃあ!」
突然女が気を失い、某に倒れてきた。
某は慌てて女の身体を抱きしめた。
とても柔らかかった。
女は完全に意識を失っていた。
この意識を失った女をどうしよう。
「・・・・・・えっと」
某は女を寝かせた。
奇妙なことに女の体が濡れていた。
「・・・・・・えっと」
薄暗いこの場所に今居るのは某と気を失った女の2人っきり。
「・・・・・・えっと」
ボコ・・・。
「ん?」
突然庭園に流れる水が大きくうねりだし、そして泡のように膨らみ始めた。
そして黒い奇っ怪な塊がいくつもでき某に近づいてきた。
「魔物か!?」
某は太刀を抜いた。
1体の水の魔物が襲いかかった。
「むん!」
真っ二つに切るとその魔物は細かい泡となって消えた。次々と水面からその魔物達が現れた。
「もしかしてこの魔物が女に何かしたのか!?」
水の魔物達が襲いかかってきた。
某は鍛えられた太刀さばきで斬っていった。
数は多いが、それほど危険では無い。
我が太刀に易々と斬られていった。
水の魔物を何体か倒すと魔物は徐々に姿を消し残り一体となった。
「グルルル・・・」
「ん?」
残った水の魔物が大きくなり、巨大な口を開けて鋭い歯を見せた。
「面白い。首はないが討ち取らせてもらおう!」
某は太刀を鞘に収めた。
「グァアアアアアア!」
「むん!」
飛びかかった水の魔物を抜いた太刀で一刀のもとに真っ二つに斬った。
「グァアアアアアア」
「なんだと!?」
斬られた水の魔物は周りの水を取り込みさらに大きくなった。
「むん!」
でかくなった水の魔物をもう一度斬った。
だが、魔物はすぐにもとに戻り、斬ってもきりが無かった。
「確か師匠が言っていたな。身体を持たぬ魔物を倒すときは・・・」
ダァアアン!
「ぐあ!」
水の魔物が身体を広げ、某を飲み込もうとした。
「氷結(フリーズ)」
誰かがそう言うと無数の氷が水の魔物に取り付き凍らせた
「ここの地下水はね、ダークスライムの生息地なのさ。そのため、この地の水は直接飲むことはできなかったわ。でも、初代帝王が上級魔術師を連れてきてダークスライムを封印したの。そのおかげで、ノム国は発展したってわけ」
後ろにルナどのと同じ魔術師の杖を持った謎の女が立っていた。
顔は布で隠して見えなかった。
だが布から生の太ももが見え、赤い唇が笑っている。
どことなく危険な匂いがした。
「その初代帝王というのは、まさか?」
「封印(シール)!」
謎の女は社の前に立つと魔術を発動させた。
社が輝きだし、水も輝きだした。
「さすがに100ネンも経つと弱くなるね。あの鎧は封印として安置しておいたのさ」
謎の女は、大鎧がまた輝きだしたのを確認するとこちらを向いた。
「そうあんたと同じ武士さ。今この世界の中心に大きな国があってね。その国はこの世界を治めているけど、それを作ったのが100ネン前この世界に来た1人の武士さ」
「武士が、この世界を治めた?」
この見知らぬ世界へ来て、とんでもない衝撃を受けた。
地頭はもちろん鎌倉幕府どころの話では無い。
向こうの世界で海の向こうからやって来た蒙古どもらのように、この世界を治めた武士がいた。
何者だ。
「この子はあたしが何とかするよ。あんたが探している魔術師を見つけたよ」
「どこにいる!?早くここから出て会いたい!」
「落ちた場所に魔方陣が描かれてるからその上に乗るんだよ。地上に上がったら右にまっすぐ走るんだね。走るとアルゲ・・・一際豪華で大きな建物があって、その横にある路地裏を通っていったよ」
謎の女は、気絶した女を抱きかかえた。
「そ、そうか・・・かたじけない」
某は走ろうとした。
「あ・・・その気を失っている女子も人を探しおる。本来ならばその者がその女子を守るはずだったのだが?」
「多分約束した後に嫌になって約束破ったんだろうさ。あんたは早く、その子のところへ行っておあげ。落ちた場所に魔方陣があるから、その中に入れば地上にでられるさ」
「かたじけない!」
某は駆け出した。
「これか!」
落ちた場所に戻ると、地面に模様が描かれていた。そこに入ると、光に包まれ某は地上に出られた。
「ルナどの~」
地上に出ると空は橙色になり、人が少なくなっていた。先ほどの魔術師に言われたとおり、右に走った。
言われたとおり目の前に一際大きくて『アルゲンターリア』と読めるが何の意味か分からぬ豪華な建物があった。
その横にある路地裏に入った。
「いた!何だあいつらは?」
路地裏の先にある広い場所にルナどのと数名の人間と魔物を発見した。
数名の人間と魔物は嫌がるルナどのを無理矢理どこかへ連れて行こうとしていた。
「お前らー!」
ルナどのの腕を掴んでいる者の飛び膝蹴りを入れた。そいつは一発で気を失った。
「てめぇ何しやがる!」
横にいた男が某の襟を掴んだ。
そいつの鳩尾に一撃入れ、投げ飛ばした。
「このやろ!」
デカい豚の魔物が殴りかかろうと右拳を振り下ろそうとした。
ダン!
その豚の魔物の上腕二頭筋をぶん殴り、動きを止め、角の部分を掴むと顔面を地面に叩きつけた。
「やべ、逃げろ!」
悪い奴らは逃げ出した。
「ルナどの見つけ・・・」
「どこに行ってたんですか!」
ルナどのが怒っている。
「いつの間にか消えて、わたしずっと探していたんです!」
怒りのせいか瞳が涙目になっていた。
やってしまった。
女を泣くほど怒らせてしまった。
どうしよう。
「もうしわけござらぬ。誠にもってもうしわけござらぬ!」
必死に謝った。
「わたしから消えないで、側にいてください!」
「・・・すまぬ・・・」
某は薄暗いところへ落とされた。
そこに耳から眼にかけて丸いものを付けて板のようなものを持っている女が立っていた。
ルナどのではなかった。
「では行きましょう!」
女が歩き出そうとした。
「いや、それよりも魔術師を・・・」
「私がその魔術師です!」
「え?」
耳にかけている丸い物のつるに手を触れている女をよく見た。
ルナどのとは全く違う胸元から足下までひとつなぎの装束だったが、よく見ると板と一緒に小さい杖を持っていた。
「今日、わたしの仕事の護衛にあなたを頼んだのですが、一向に来なくてずっとここで待っていました。さあ行きましょう!」
「どんな仕事を?」
「調査をして呪文をかけ直すのです。早く直して、とっととこの薄暗い所から出ましょう!」
誰かと間違えられた。
お主に付き合う暇など無いのだが、困っていたようだから付き合うことにしよう。
この魔術師と共に薄暗い通路を歩いた。
両側に水が流れている。
薄暗いせいか水が濁っているように見えた。
その水の流れと反対に進むとその先に庭園のような場所があった。
水はその庭園の周りを堀のように囲っていた。
「あれは!?」
庭園に日本の社があった。
大鎧が奉納され、その大鎧には笹竜胆が描かれていた。
ブヨブヨ・・・。
「あの鎧・・・」
「やはり、封印が弱まっている。私が、封印をかけ直します。その間周りを見張っていてください・・・ファイア!」
「う、うむ・・・」
女は某の言葉を遮り、魔術で周りの灯籠に火をつけた。
そして呪文を唱え始めた。
某はその間、周りを見た。
薄暗く、音がするといえば小さな水の音くらいしかいない場所で、見知らぬ女と2人っきりか。
「きゃあ!」
突然女が気を失い、某に倒れてきた。
某は慌てて女の身体を抱きしめた。
とても柔らかかった。
女は完全に意識を失っていた。
この意識を失った女をどうしよう。
「・・・・・・えっと」
某は女を寝かせた。
奇妙なことに女の体が濡れていた。
「・・・・・・えっと」
薄暗いこの場所に今居るのは某と気を失った女の2人っきり。
「・・・・・・えっと」
ボコ・・・。
「ん?」
突然庭園に流れる水が大きくうねりだし、そして泡のように膨らみ始めた。
そして黒い奇っ怪な塊がいくつもでき某に近づいてきた。
「魔物か!?」
某は太刀を抜いた。
1体の水の魔物が襲いかかった。
「むん!」
真っ二つに切るとその魔物は細かい泡となって消えた。次々と水面からその魔物達が現れた。
「もしかしてこの魔物が女に何かしたのか!?」
水の魔物達が襲いかかってきた。
某は鍛えられた太刀さばきで斬っていった。
数は多いが、それほど危険では無い。
我が太刀に易々と斬られていった。
水の魔物を何体か倒すと魔物は徐々に姿を消し残り一体となった。
「グルルル・・・」
「ん?」
残った水の魔物が大きくなり、巨大な口を開けて鋭い歯を見せた。
「面白い。首はないが討ち取らせてもらおう!」
某は太刀を鞘に収めた。
「グァアアアアアア!」
「むん!」
飛びかかった水の魔物を抜いた太刀で一刀のもとに真っ二つに斬った。
「グァアアアアアア」
「なんだと!?」
斬られた水の魔物は周りの水を取り込みさらに大きくなった。
「むん!」
でかくなった水の魔物をもう一度斬った。
だが、魔物はすぐにもとに戻り、斬ってもきりが無かった。
「確か師匠が言っていたな。身体を持たぬ魔物を倒すときは・・・」
ダァアアン!
「ぐあ!」
水の魔物が身体を広げ、某を飲み込もうとした。
「氷結(フリーズ)」
誰かがそう言うと無数の氷が水の魔物に取り付き凍らせた
「ここの地下水はね、ダークスライムの生息地なのさ。そのため、この地の水は直接飲むことはできなかったわ。でも、初代帝王が上級魔術師を連れてきてダークスライムを封印したの。そのおかげで、ノム国は発展したってわけ」
後ろにルナどのと同じ魔術師の杖を持った謎の女が立っていた。
顔は布で隠して見えなかった。
だが布から生の太ももが見え、赤い唇が笑っている。
どことなく危険な匂いがした。
「その初代帝王というのは、まさか?」
「封印(シール)!」
謎の女は社の前に立つと魔術を発動させた。
社が輝きだし、水も輝きだした。
「さすがに100ネンも経つと弱くなるね。あの鎧は封印として安置しておいたのさ」
謎の女は、大鎧がまた輝きだしたのを確認するとこちらを向いた。
「そうあんたと同じ武士さ。今この世界の中心に大きな国があってね。その国はこの世界を治めているけど、それを作ったのが100ネン前この世界に来た1人の武士さ」
「武士が、この世界を治めた?」
この見知らぬ世界へ来て、とんでもない衝撃を受けた。
地頭はもちろん鎌倉幕府どころの話では無い。
向こうの世界で海の向こうからやって来た蒙古どもらのように、この世界を治めた武士がいた。
何者だ。
「この子はあたしが何とかするよ。あんたが探している魔術師を見つけたよ」
「どこにいる!?早くここから出て会いたい!」
「落ちた場所に魔方陣が描かれてるからその上に乗るんだよ。地上に上がったら右にまっすぐ走るんだね。走るとアルゲ・・・一際豪華で大きな建物があって、その横にある路地裏を通っていったよ」
謎の女は、気絶した女を抱きかかえた。
「そ、そうか・・・かたじけない」
某は走ろうとした。
「あ・・・その気を失っている女子も人を探しおる。本来ならばその者がその女子を守るはずだったのだが?」
「多分約束した後に嫌になって約束破ったんだろうさ。あんたは早く、その子のところへ行っておあげ。落ちた場所に魔方陣があるから、その中に入れば地上にでられるさ」
「かたじけない!」
某は駆け出した。
「これか!」
落ちた場所に戻ると、地面に模様が描かれていた。そこに入ると、光に包まれ某は地上に出られた。
「ルナどの~」
地上に出ると空は橙色になり、人が少なくなっていた。先ほどの魔術師に言われたとおり、右に走った。
言われたとおり目の前に一際大きくて『アルゲンターリア』と読めるが何の意味か分からぬ豪華な建物があった。
その横にある路地裏に入った。
「いた!何だあいつらは?」
路地裏の先にある広い場所にルナどのと数名の人間と魔物を発見した。
数名の人間と魔物は嫌がるルナどのを無理矢理どこかへ連れて行こうとしていた。
「お前らー!」
ルナどのの腕を掴んでいる者の飛び膝蹴りを入れた。そいつは一発で気を失った。
「てめぇ何しやがる!」
横にいた男が某の襟を掴んだ。
そいつの鳩尾に一撃入れ、投げ飛ばした。
「このやろ!」
デカい豚の魔物が殴りかかろうと右拳を振り下ろそうとした。
ダン!
その豚の魔物の上腕二頭筋をぶん殴り、動きを止め、角の部分を掴むと顔面を地面に叩きつけた。
「やべ、逃げろ!」
悪い奴らは逃げ出した。
「ルナどの見つけ・・・」
「どこに行ってたんですか!」
ルナどのが怒っている。
「いつの間にか消えて、わたしずっと探していたんです!」
怒りのせいか瞳が涙目になっていた。
やってしまった。
女を泣くほど怒らせてしまった。
どうしよう。
「もうしわけござらぬ。誠にもってもうしわけござらぬ!」
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「わたしから消えないで、側にいてください!」
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