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14 息子を探せ
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「ルナどの、刀を研ぎたい。良い研師はいるか?」
この前のメタルタートル戦で太刀の切れ味が少し鈍った気がした。
そういえば蒙古との戦以来、今日まで全く研いでいなかった。
「それでしたら、太刀そのものを強化してみるのはどうですか?」
「太刀そのものを強化?」
「はい、その為にわたしはメタルタートルの素石の一部をハルタアーマーに渡すことなくとっておいたんです」
確かにメタルタートルを倒した後、ルナどのは素石の半分を別の袋に入れていた。
「この街にハンツさんという凄腕のドワーフの鍛冶屋がいるんです。お店は町外れにあるんですが・・・もしかしたら《俺の人生》でお酒を飲んでるかもしれません!」
「俺の人生?」
「行きましょう!」
ルナどのはそう言って、俺の人生とやらまで連れて行ってくれた。
一番通り、最初に門をくぐって歩いた道の裏路地に入った。
そこにひっそりと一件の店があった。
「あ、これが・・・」
《俺ノ人生》と漢字で書かれた飯屋だった。
老舗といった古い感じの店構えで中から良い匂いが漂ってきた。
「いらっしゃいませ!あ、ルナさんー!」
中に入るとルナどのより背が低く肌の色が濃い若い女子がいた。
「ルビナちゃんお久しぶり!」
「わあ、ルナさんにまた会えたー。こちらの席へどうぞ!」
ハンツどのを探しに来たのだが、この女子に言われるがまま席についてしまった。
「ルナちゃん、久しぶりだね?」
奥から背の低い男がやって来た。我が国の言葉だったので某と同じ我が国の者かと思ったが違った。
鼻は高く、顔の彫りは深かった。人間にも見えるが、人間ではないように思える。
「ドワーフのキッツさん、ハンツさんを探しているんです」
「ハンツかい?そういや今日はまだ来てないな。まぁゆっくりしていきなよ。そのうち来ると思うよ」
「虎吉さま、何か頼みましょう!」
たしかに先ほどから腹が減っていて、この店の匂いで腹がますます減ってきた。
「よし、ルナちゃんとお付きの人にあっしの新作を作ろう!」
ドワーフのキッツどのは、奥へと戻っていった。
キッツは平べったい鉄の器具を手に取って何かを焼きはじめた。
一緒に働いている若いドワーフも、サラダの盛り付けをしている。
キッツどのが焼いているものに何かを振りかけると光り出した。
「どこかで嗅いだことのある臭いだな・・・」
「へい、お待ち!」
ルビナどのが持ってきたのは肉料理だった。
その肉の上に何かがかかっていた。
「これはもしかして!」
置いていた箸を手に取って肉を食べた。
「味噌だ!」
上にかかっていたのは味噌だった。
この世界で初めて見る料理を食べて感激したが、日本から来た某にとってやっぱり味噌が一番。
「中に入っているのは何だ?」
肉の塊の中に、何やら伸びるものが入っていた。初めて食うこの伸びる食べ物も実に旨かった。
「それは秘伝の魔法の調味料を使った秘伝のレシピで作ったチーズ入りハンバーグと味噌のソースをかけてあるからね・・・酒呑めるかい?」
「当たり前だ。ちゃんと元服はしている。ルナどのは?」
「わ、わたしは・・・無理です・・・」
であろうな。男は元服すれば酒を飲めるが、女はルナどのの年齢ではまだ呑めないだろう。
「これがドワーフ特性の酒だ!」
キッツどのが鉄瓶に入った酒を持ってきた。
「俺達ドワーフが地下に100年寝かせた最高級の鉄の味だ!」
「はい?」
「ドワーフが保証する鉄板の美酒だ。だから《鉄の味》だ」
「さ、さよか・・・」
某はキッツどのからその鉄の味が入った升を受け取った。透明な色をした綺麗な、鉄だ。
「ゴク・・・」
名前はいまいちだが悪くは無い。
「おう、キッツ。酒くれ」
1人のドワーフが入ってきた。
「ハンツもう酒飲んでるのかよ」
「ばかやろうこんなのはまだ飲んじゃいねぇよ」
「ルナどの、もしかしてこの者が?」
「はい、こちらが最高の鍛冶屋ハンツさんです!」
「ん、お前は何者だ?」
背は低いが筋骨隆々の男だった。
持参している瓶子に入った酒を飲みながら、顎と首が見えないほどのヒゲを伸ばした真っ赤な顔を俺に近づけた。
「某の太刀を鍛えて貰いたい」
「おめぇの太刀だぁ?見せてみろぉ~」
ハンツどのに太刀を見せた。
ハンツどのの分厚い手が某の太刀を握ったとき、酔っ払っていた目つきが変わった。
まるで戦人のような眼で刃を眺めていた。
「俺は色々な武器を知っている。もちろんお前の武器だって知っている。良い一振りじゃねぇか」
「いかにも。その太刀をさらに良い一振りに仕上げてもらいたい」
「他をあたれ」
「何だと?」
ハンツどのは太刀を某に返すと席に座った。
「ハンツ、まだ息子と仲直りしていないのか?」
「うるせぇ、あいつとは親子の縁を切ったんだよ!」
「どいうことだ?」
何が起きているのか某はキッツどのに尋ねた。
「いやね、実はハンツは一人息子と大げんかしてしまってね。そのせいでいまこうやって昼日中から酒を飲んでるのさ」
「おいキッツ余計なことを言うな!」
「どうすれば太刀を鍛えてもらえる?」
事情を聞いたとき某は自分の太刀を鍛えてもらいたいだけではなく、別の意味で引き下がれなかった。
「お前、冒険者だろ?それならば、俺の依頼を受けろ。それが太刀を鍛える代金だ」
「その依頼は?」
「息子を、ぷはぁ・・・連れ戻せ」
色黒の男が顔を真っ赤にしながら代金代わりの依頼を要求した。
「西にあるグロウ街の裏路地にいるだろう。あそこは不良共らのたまり場だ。あのやろう最近不良達とつるんでやがる!」
「よし、承った」
某は料理の代金を支払って店を出た。
「冒険者さんよ」
キッツどのが呼び止めた。
「あいつとは幼い頃からの友なんだ。あっしが一流の料理人になるなら、あいつは最高の鍛冶屋目指した戦友だ。あっしからもお願いだ!」
キッツどのが深々と頭を下げた。
ルナどのと一緒にグロウ街の裏路地へと向かった。
「虎吉さま・・・」
ガラの悪い奴らにルナどのがしがみつく。
ルナどのは怖いようだが、武士にこういった奴らはたくさんいる。
男は多少の乱暴さは必要だ。
「何の用だ?」
悪そうな奴ら10人ほどに絡まれ、こいつらの頭であろう奴が顔を近づけてきた。
「ここにドワーフがおらぬか?鍛冶屋ハンツの息子だ」
「あぁ!?おい、ハガネ!こいつはお前に用があるらしいぞ!」
頭の後ろから背の低い肌の色の濃い奴が現れた。
「何の用だ?ぶん殴られたいのか!?」
小さな背で某を一生懸命睨み付けていた。
「お主の父上が戻ってこいと申しておる」
「俺は親父のところには戻らねぇぞ!早く消えねえと痛い目見るぞ!」
何が原因か知らぬが、顔が絶対戻らないと正直に言っている。
さて、どうしたものか。
「よし、ならば某と喧嘩して負けたら父上のところへ戻れ」
「おもしれぇ、その喧嘩俺が買った!」
用はないのに、何故か頭が喧嘩を買った。己の強さを見せたいように拳を振っている。
「もちろん素手だぜ。武器なんて卑怯な真似はしねえよな?」
「よし、まずはお主から倒してやる」
某は太刀と脇差しをルナどのに預けた。相手は拳を握りしめて、足を小刻みに動かし、近づいてきて拳を飛ばしてきた。
よけて、相手の顔面に一撃を入れた。
「くっなめんな!」
あいてはむきになって拳を何度もふったが、某には当たらない。こいつらは強者を気取っているだけで、己を何一つ鍛えていない。
もう一発、相手の顔面に入れた。
「ふざけんな!」
相手は完全に怒って短刀を抜いた。
「武器は使わないんじゃ無かったのか?」
「うるせぇ!」
短刀を突いてきた。
某は短刀を握っている腕を絡め取ると相手の顎を掴んで地面に叩きつけた。
不良共らの頭は倒した。
周りの奴らは臆して戦おうとしない。
結局はそういうことだ。
奴らは吠えるだけで己を鍛えて勇敢に戦おうという強さなど持ってはいない。
ハガネを睨んだ。
ハガネは短刀を抜き、震えながら構えた。
「息子、お主は逃げるなよ」
ハガネは震えて動けない。
「某は14万の蒙古と戦った。・・・おのれは、某1人にも戦えないのかー!」
「うああああああ!」
ハガネは眼をつむって某に突進した。
ハガネの腕を掴むと地面に叩きつけた。
この前のメタルタートル戦で太刀の切れ味が少し鈍った気がした。
そういえば蒙古との戦以来、今日まで全く研いでいなかった。
「それでしたら、太刀そのものを強化してみるのはどうですか?」
「太刀そのものを強化?」
「はい、その為にわたしはメタルタートルの素石の一部をハルタアーマーに渡すことなくとっておいたんです」
確かにメタルタートルを倒した後、ルナどのは素石の半分を別の袋に入れていた。
「この街にハンツさんという凄腕のドワーフの鍛冶屋がいるんです。お店は町外れにあるんですが・・・もしかしたら《俺の人生》でお酒を飲んでるかもしれません!」
「俺の人生?」
「行きましょう!」
ルナどのはそう言って、俺の人生とやらまで連れて行ってくれた。
一番通り、最初に門をくぐって歩いた道の裏路地に入った。
そこにひっそりと一件の店があった。
「あ、これが・・・」
《俺ノ人生》と漢字で書かれた飯屋だった。
老舗といった古い感じの店構えで中から良い匂いが漂ってきた。
「いらっしゃいませ!あ、ルナさんー!」
中に入るとルナどのより背が低く肌の色が濃い若い女子がいた。
「ルビナちゃんお久しぶり!」
「わあ、ルナさんにまた会えたー。こちらの席へどうぞ!」
ハンツどのを探しに来たのだが、この女子に言われるがまま席についてしまった。
「ルナちゃん、久しぶりだね?」
奥から背の低い男がやって来た。我が国の言葉だったので某と同じ我が国の者かと思ったが違った。
鼻は高く、顔の彫りは深かった。人間にも見えるが、人間ではないように思える。
「ドワーフのキッツさん、ハンツさんを探しているんです」
「ハンツかい?そういや今日はまだ来てないな。まぁゆっくりしていきなよ。そのうち来ると思うよ」
「虎吉さま、何か頼みましょう!」
たしかに先ほどから腹が減っていて、この店の匂いで腹がますます減ってきた。
「よし、ルナちゃんとお付きの人にあっしの新作を作ろう!」
ドワーフのキッツどのは、奥へと戻っていった。
キッツは平べったい鉄の器具を手に取って何かを焼きはじめた。
一緒に働いている若いドワーフも、サラダの盛り付けをしている。
キッツどのが焼いているものに何かを振りかけると光り出した。
「どこかで嗅いだことのある臭いだな・・・」
「へい、お待ち!」
ルビナどのが持ってきたのは肉料理だった。
その肉の上に何かがかかっていた。
「これはもしかして!」
置いていた箸を手に取って肉を食べた。
「味噌だ!」
上にかかっていたのは味噌だった。
この世界で初めて見る料理を食べて感激したが、日本から来た某にとってやっぱり味噌が一番。
「中に入っているのは何だ?」
肉の塊の中に、何やら伸びるものが入っていた。初めて食うこの伸びる食べ物も実に旨かった。
「それは秘伝の魔法の調味料を使った秘伝のレシピで作ったチーズ入りハンバーグと味噌のソースをかけてあるからね・・・酒呑めるかい?」
「当たり前だ。ちゃんと元服はしている。ルナどのは?」
「わ、わたしは・・・無理です・・・」
であろうな。男は元服すれば酒を飲めるが、女はルナどのの年齢ではまだ呑めないだろう。
「これがドワーフ特性の酒だ!」
キッツどのが鉄瓶に入った酒を持ってきた。
「俺達ドワーフが地下に100年寝かせた最高級の鉄の味だ!」
「はい?」
「ドワーフが保証する鉄板の美酒だ。だから《鉄の味》だ」
「さ、さよか・・・」
某はキッツどのからその鉄の味が入った升を受け取った。透明な色をした綺麗な、鉄だ。
「ゴク・・・」
名前はいまいちだが悪くは無い。
「おう、キッツ。酒くれ」
1人のドワーフが入ってきた。
「ハンツもう酒飲んでるのかよ」
「ばかやろうこんなのはまだ飲んじゃいねぇよ」
「ルナどの、もしかしてこの者が?」
「はい、こちらが最高の鍛冶屋ハンツさんです!」
「ん、お前は何者だ?」
背は低いが筋骨隆々の男だった。
持参している瓶子に入った酒を飲みながら、顎と首が見えないほどのヒゲを伸ばした真っ赤な顔を俺に近づけた。
「某の太刀を鍛えて貰いたい」
「おめぇの太刀だぁ?見せてみろぉ~」
ハンツどのに太刀を見せた。
ハンツどのの分厚い手が某の太刀を握ったとき、酔っ払っていた目つきが変わった。
まるで戦人のような眼で刃を眺めていた。
「俺は色々な武器を知っている。もちろんお前の武器だって知っている。良い一振りじゃねぇか」
「いかにも。その太刀をさらに良い一振りに仕上げてもらいたい」
「他をあたれ」
「何だと?」
ハンツどのは太刀を某に返すと席に座った。
「ハンツ、まだ息子と仲直りしていないのか?」
「うるせぇ、あいつとは親子の縁を切ったんだよ!」
「どいうことだ?」
何が起きているのか某はキッツどのに尋ねた。
「いやね、実はハンツは一人息子と大げんかしてしまってね。そのせいでいまこうやって昼日中から酒を飲んでるのさ」
「おいキッツ余計なことを言うな!」
「どうすれば太刀を鍛えてもらえる?」
事情を聞いたとき某は自分の太刀を鍛えてもらいたいだけではなく、別の意味で引き下がれなかった。
「お前、冒険者だろ?それならば、俺の依頼を受けろ。それが太刀を鍛える代金だ」
「その依頼は?」
「息子を、ぷはぁ・・・連れ戻せ」
色黒の男が顔を真っ赤にしながら代金代わりの依頼を要求した。
「西にあるグロウ街の裏路地にいるだろう。あそこは不良共らのたまり場だ。あのやろう最近不良達とつるんでやがる!」
「よし、承った」
某は料理の代金を支払って店を出た。
「冒険者さんよ」
キッツどのが呼び止めた。
「あいつとは幼い頃からの友なんだ。あっしが一流の料理人になるなら、あいつは最高の鍛冶屋目指した戦友だ。あっしからもお願いだ!」
キッツどのが深々と頭を下げた。
ルナどのと一緒にグロウ街の裏路地へと向かった。
「虎吉さま・・・」
ガラの悪い奴らにルナどのがしがみつく。
ルナどのは怖いようだが、武士にこういった奴らはたくさんいる。
男は多少の乱暴さは必要だ。
「何の用だ?」
悪そうな奴ら10人ほどに絡まれ、こいつらの頭であろう奴が顔を近づけてきた。
「ここにドワーフがおらぬか?鍛冶屋ハンツの息子だ」
「あぁ!?おい、ハガネ!こいつはお前に用があるらしいぞ!」
頭の後ろから背の低い肌の色の濃い奴が現れた。
「何の用だ?ぶん殴られたいのか!?」
小さな背で某を一生懸命睨み付けていた。
「お主の父上が戻ってこいと申しておる」
「俺は親父のところには戻らねぇぞ!早く消えねえと痛い目見るぞ!」
何が原因か知らぬが、顔が絶対戻らないと正直に言っている。
さて、どうしたものか。
「よし、ならば某と喧嘩して負けたら父上のところへ戻れ」
「おもしれぇ、その喧嘩俺が買った!」
用はないのに、何故か頭が喧嘩を買った。己の強さを見せたいように拳を振っている。
「もちろん素手だぜ。武器なんて卑怯な真似はしねえよな?」
「よし、まずはお主から倒してやる」
某は太刀と脇差しをルナどのに預けた。相手は拳を握りしめて、足を小刻みに動かし、近づいてきて拳を飛ばしてきた。
よけて、相手の顔面に一撃を入れた。
「くっなめんな!」
あいてはむきになって拳を何度もふったが、某には当たらない。こいつらは強者を気取っているだけで、己を何一つ鍛えていない。
もう一発、相手の顔面に入れた。
「ふざけんな!」
相手は完全に怒って短刀を抜いた。
「武器は使わないんじゃ無かったのか?」
「うるせぇ!」
短刀を突いてきた。
某は短刀を握っている腕を絡め取ると相手の顎を掴んで地面に叩きつけた。
不良共らの頭は倒した。
周りの奴らは臆して戦おうとしない。
結局はそういうことだ。
奴らは吠えるだけで己を鍛えて勇敢に戦おうという強さなど持ってはいない。
ハガネを睨んだ。
ハガネは短刀を抜き、震えながら構えた。
「息子、お主は逃げるなよ」
ハガネは震えて動けない。
「某は14万の蒙古と戦った。・・・おのれは、某1人にも戦えないのかー!」
「うああああああ!」
ハガネは眼をつむって某に突進した。
ハガネの腕を掴むと地面に叩きつけた。
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