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35 バートの親友
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「何だと?」
「バートどのを殺して、次の海賊の大物になりたいのだろう?大物ならば、某との一騎打ちなどに臆したりはせぬだろう?なぁ小魚」
ダァン!
キッドが筒をこちらに向けて弾を飛ばした。
某は躱した。
「なめやがって。やってやるよ!」
キッドの黄褐色の身体に濃褐色の斑紋が現れ、ギザギザの刃になった刀にまで及んだ。
双剣を振り回し始めた。
「その肉体をバラバラにしてやる!」
ブラック・キッドが乱舞するかのごとく武器を振り回した。
その覇気がまるで無数の顎が襲ってくるかのように某を攻撃してきた。
「ふん!」
某が一振りするとそれらは消え失せた。
キッドの覇気はそれほどではない。
その攻撃を躱して懐に入ろうとした。
瞬間、振り下ろされた刃が某の胸めがけて突いてきた。それを読んでいた某はそれも躱して、キッドの武器を切り落とそうとした。
「!?」
キッドから3本目の攻撃がきた。
それは武器からでは無くキッドの口の中からだった。
「俺の顎は強力だぜ。俺の顎に一度でも噛まれてみろ。死ぬぜ」
奴の口の中からもう一つ顎が長い舌のように飛び出してきた。
ガンッ!
キッドが双剣で攻撃してきた。
メタルタートルの太刀で双剣を止めた。
バッ!
キッドが顎を飛ばしてきた。まるで海戦で見た、筒から鉄の塊が飛び出したように顎を近距離から飛ばしてくる。
「よく躱せるな。だが、いつまでもつかな?」
ダン!
キッドが側にあった岩を顎を飛ばして粉々に砕いた。
(・・・ならば!)
某は太刀を鞘に収めた。
一呼吸。
【疾風迅雷(ラピッドサンダーストーム)】の力がみなぎってくる。
「降参か?だが俺は許さねぇぞ!」
キッドが双剣を乱舞させる。
キッドの2つの刃の斑紋が最も濃くなった。
2本の刃が4本に錯覚するほどの激しい攻撃を繰り出してきた。
それを紙一重で躱し続けた。
ガッ!
躱し、抜いた某の太刀を二刀で受け止め、横に長し某の喉をキッドが切ろうとした。
だが、刹那に抜いた脇差しでキッドの刃を止めた。
バン!
二刀で敵の二刀を飛ばした。
すかさずキッドが顎を飛ばそうとした。
ザス!
ブラックキッドの顎を切り落とし、首筋を斬った。
「俺は・・・・・・ビッグな存在に・・・」
ブラックキッドは濃褐色の斑紋が入った黄褐色の素石に変わった。
「卑怯なことしか出来ない奴はビッグになれねぇんだよ」
バートはキッドの無数に散らばる素石の1つを、海の方へと蹴っ飛ばした。
「オーシャン、騒がしてすまねぇ」
バートどのが突然、誰かと話し出した。
しかし話しかけた先は暗い穴が見えるだけだった。
「!?」
その奥からあの赤い尻尾を持ったハサルトが現れた。
眼に圧倒された。
深い海のようにそしてなんと透き通った優しい蒼い眼だ。
「小さき者よ・・・」
ハサルトがしゃべり出した。
「しゃべれるのか?」
「我を単なるモンスターだと思ったか?」
「い、いやそんなことはない」
何だこの感覚は。
このハサルトの前に立っていると、まるで深い歴史の中にいるかのような錯覚に陥る。
「我は1万ネン生きてるんだよ」
「1万ネン?」
戸惑った。
某程度の人生では1万ネンという長さが分からない。
「1つ尋ねたい。先ほど某とルナどのは死にそうだった。そのとき貴方は龍を引き連れて我らを救った。間違いないか?」
ハサルトは頷いた。
「何故?」
「その首飾りだよ。それは昔、我がバートの父親にあげ、幼かったころのバートはそれを父から受け継ぎそして娘に身につけ我に見せに来た。その首飾りを身につけているのならば、そなた達はバートの友達なのであろう。助けねば」
ハサルトが笑みを浮かべた。
何とも優しい、平和な笑みだった。
「まこと、かたじけない」
イーミーの時に感じた聖獣の命がさらに重く感じた。
某には貴方の素石が必要だ。
だが、貴方の命は某の願いなど遙かに及ばぬほど貴重な命だ。
「素石ならば、もうすぐ手に入る・・・」
「知っていたのか?」
「1万ネンも生きていれば、その者の心が分かったりするんだよ。そなたはよほど大切なもののために我の素石が必要なようだね。良いよ。持ってお行き・・・」
「良いのか?」
ハサルトは頷いた。
「オーシャン・・・」
バートがオーシャンに話しかけた。
「バート、我の大切な友」
「俺がまだ、小さなガキだった頃、オーシャンはすでに大きな存在だった。大きくて、優しくて・・・俺は・・・オーシャンに・・・」
バートが涙を流し始めた。
「寂しいよ、オーシャン。出会った頃から今でもずっと一番の友達なんだ」
涙ぐむバートにオーシャンは深い海の色をした瞳で答えた。
「バート、そなたにオーシャンと名をつけてもらったこと昨日の事のように覚えているよ。そなたがまだ小さく可愛い笑顔を見せていたね」
「オーシャン、俺が海が大好きなのは。オーシャンがいてくれたからなんだ。オーシャンがいなくなった海は寂しくて、好きになれない」
「バート、我らにも新しい時代がくる。そこら辺を見てごらん」
我らは周りを見た。
周りに数百の卵があった。
「我らは1000年に一度、1万の卵を産む。そこから生まれた子供は海へと向かう。そしてその中から再び子孫を残せるものは20匹しかいない」
「1万匹中、20匹か!?」
某は驚いた。
ほとんどが死ぬというのか。
ハサルトは優しく頷いた。
「1つ尋ねたい」
「何だい?」
「貴公から見て、某はどう見える。・・・やはり小さいか?」
この問いにハサルトは笑みを浮かべて答えた。
「我は1万年の人生で他の生き物たちの人生も見てきた。全て価値のある命だよ」
「そうか・・・」
「バート、名前をつけてくれてありがとう。楽しかったよ・・・」
「友よ。さらばだ!」
ハサルトのオーシャンどのが光に包まれた。
オーシャンどのが消え、深い蒼に赤い模様が走った素石がいくつも現れた。
その亡骸ともいえる素石をバートどのは手にした。
バキッ・・・ピキッ。
卵にひびが入り、中から小さなハサルトの子供が現れた。
「なんて小さいんだ・・・」
大人なハサルトに比べて遙かに小さなその命達は海に向かって進み出した。
この中のほとんどは、オーシャンどののように1万年も生きられない。
それでも彼らは海へと向かっていた。
ザアアアア!
我らは光に包まれた。
「もとの海に戻るぞ。シークイーンに乗れ!」
我らは急いでシークイーンに戻った。
シークイーンは光と共に海の中に沈みだした。
ダン!
「戻ってきたか?」
もとの海に戻ったとき上空から4代目が小竜から飛び降りてきた。
バートは直立不動で頭を下げた。
「バートに伝える。ブラックキッドなる者は海を荒らし、海の安全を脅かし、帝国が治める平和に泥を塗った。従って余自ら鎮圧に出向いた。だが、これはお主の失態でもあるぞ」
「申し訳ない・・・」
「このことはホリー国にも伝える。そして帝国で対処を考える。後日それを伝える」
4代目はバートにそう言うと某を見た。
そして何も言わず小竜に飛び乗り、いずこへと去って行った。
綺麗な海の音だけが聞こえる。
「ふん、聞くところによると今4代目は、ああやって問題が起きてる場所に自らが赴いて、自ら事を収めて世界に己の帝王の威厳というのを知らしめているらしい」
バートが鼻で笑っていた。
「俺は小さい頃、初代帝王の話を聞いた。それならば俺は海賊として海を支配したいと思った。そして俺は最高の海賊と呼ばれ、ついには街1つを手に入れた。だがオーシャンは俺が生まれる遙か昔から広い海を泳いでいた。・・・ただそれだけだった・・・」
バートどのがオーシャンの素石を某にわたした。
「これを使って良い武器を作って、お前自身ももっと強くなれ!」
「バートどのを殺して、次の海賊の大物になりたいのだろう?大物ならば、某との一騎打ちなどに臆したりはせぬだろう?なぁ小魚」
ダァン!
キッドが筒をこちらに向けて弾を飛ばした。
某は躱した。
「なめやがって。やってやるよ!」
キッドの黄褐色の身体に濃褐色の斑紋が現れ、ギザギザの刃になった刀にまで及んだ。
双剣を振り回し始めた。
「その肉体をバラバラにしてやる!」
ブラック・キッドが乱舞するかのごとく武器を振り回した。
その覇気がまるで無数の顎が襲ってくるかのように某を攻撃してきた。
「ふん!」
某が一振りするとそれらは消え失せた。
キッドの覇気はそれほどではない。
その攻撃を躱して懐に入ろうとした。
瞬間、振り下ろされた刃が某の胸めがけて突いてきた。それを読んでいた某はそれも躱して、キッドの武器を切り落とそうとした。
「!?」
キッドから3本目の攻撃がきた。
それは武器からでは無くキッドの口の中からだった。
「俺の顎は強力だぜ。俺の顎に一度でも噛まれてみろ。死ぬぜ」
奴の口の中からもう一つ顎が長い舌のように飛び出してきた。
ガンッ!
キッドが双剣で攻撃してきた。
メタルタートルの太刀で双剣を止めた。
バッ!
キッドが顎を飛ばしてきた。まるで海戦で見た、筒から鉄の塊が飛び出したように顎を近距離から飛ばしてくる。
「よく躱せるな。だが、いつまでもつかな?」
ダン!
キッドが側にあった岩を顎を飛ばして粉々に砕いた。
(・・・ならば!)
某は太刀を鞘に収めた。
一呼吸。
【疾風迅雷(ラピッドサンダーストーム)】の力がみなぎってくる。
「降参か?だが俺は許さねぇぞ!」
キッドが双剣を乱舞させる。
キッドの2つの刃の斑紋が最も濃くなった。
2本の刃が4本に錯覚するほどの激しい攻撃を繰り出してきた。
それを紙一重で躱し続けた。
ガッ!
躱し、抜いた某の太刀を二刀で受け止め、横に長し某の喉をキッドが切ろうとした。
だが、刹那に抜いた脇差しでキッドの刃を止めた。
バン!
二刀で敵の二刀を飛ばした。
すかさずキッドが顎を飛ばそうとした。
ザス!
ブラックキッドの顎を切り落とし、首筋を斬った。
「俺は・・・・・・ビッグな存在に・・・」
ブラックキッドは濃褐色の斑紋が入った黄褐色の素石に変わった。
「卑怯なことしか出来ない奴はビッグになれねぇんだよ」
バートはキッドの無数に散らばる素石の1つを、海の方へと蹴っ飛ばした。
「オーシャン、騒がしてすまねぇ」
バートどのが突然、誰かと話し出した。
しかし話しかけた先は暗い穴が見えるだけだった。
「!?」
その奥からあの赤い尻尾を持ったハサルトが現れた。
眼に圧倒された。
深い海のようにそしてなんと透き通った優しい蒼い眼だ。
「小さき者よ・・・」
ハサルトがしゃべり出した。
「しゃべれるのか?」
「我を単なるモンスターだと思ったか?」
「い、いやそんなことはない」
何だこの感覚は。
このハサルトの前に立っていると、まるで深い歴史の中にいるかのような錯覚に陥る。
「我は1万ネン生きてるんだよ」
「1万ネン?」
戸惑った。
某程度の人生では1万ネンという長さが分からない。
「1つ尋ねたい。先ほど某とルナどのは死にそうだった。そのとき貴方は龍を引き連れて我らを救った。間違いないか?」
ハサルトは頷いた。
「何故?」
「その首飾りだよ。それは昔、我がバートの父親にあげ、幼かったころのバートはそれを父から受け継ぎそして娘に身につけ我に見せに来た。その首飾りを身につけているのならば、そなた達はバートの友達なのであろう。助けねば」
ハサルトが笑みを浮かべた。
何とも優しい、平和な笑みだった。
「まこと、かたじけない」
イーミーの時に感じた聖獣の命がさらに重く感じた。
某には貴方の素石が必要だ。
だが、貴方の命は某の願いなど遙かに及ばぬほど貴重な命だ。
「素石ならば、もうすぐ手に入る・・・」
「知っていたのか?」
「1万ネンも生きていれば、その者の心が分かったりするんだよ。そなたはよほど大切なもののために我の素石が必要なようだね。良いよ。持ってお行き・・・」
「良いのか?」
ハサルトは頷いた。
「オーシャン・・・」
バートがオーシャンに話しかけた。
「バート、我の大切な友」
「俺がまだ、小さなガキだった頃、オーシャンはすでに大きな存在だった。大きくて、優しくて・・・俺は・・・オーシャンに・・・」
バートが涙を流し始めた。
「寂しいよ、オーシャン。出会った頃から今でもずっと一番の友達なんだ」
涙ぐむバートにオーシャンは深い海の色をした瞳で答えた。
「バート、そなたにオーシャンと名をつけてもらったこと昨日の事のように覚えているよ。そなたがまだ小さく可愛い笑顔を見せていたね」
「オーシャン、俺が海が大好きなのは。オーシャンがいてくれたからなんだ。オーシャンがいなくなった海は寂しくて、好きになれない」
「バート、我らにも新しい時代がくる。そこら辺を見てごらん」
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周りに数百の卵があった。
「我らは1000年に一度、1万の卵を産む。そこから生まれた子供は海へと向かう。そしてその中から再び子孫を残せるものは20匹しかいない」
「1万匹中、20匹か!?」
某は驚いた。
ほとんどが死ぬというのか。
ハサルトは優しく頷いた。
「1つ尋ねたい」
「何だい?」
「貴公から見て、某はどう見える。・・・やはり小さいか?」
この問いにハサルトは笑みを浮かべて答えた。
「我は1万年の人生で他の生き物たちの人生も見てきた。全て価値のある命だよ」
「そうか・・・」
「バート、名前をつけてくれてありがとう。楽しかったよ・・・」
「友よ。さらばだ!」
ハサルトのオーシャンどのが光に包まれた。
オーシャンどのが消え、深い蒼に赤い模様が走った素石がいくつも現れた。
その亡骸ともいえる素石をバートどのは手にした。
バキッ・・・ピキッ。
卵にひびが入り、中から小さなハサルトの子供が現れた。
「なんて小さいんだ・・・」
大人なハサルトに比べて遙かに小さなその命達は海に向かって進み出した。
この中のほとんどは、オーシャンどののように1万年も生きられない。
それでも彼らは海へと向かっていた。
ザアアアア!
我らは光に包まれた。
「もとの海に戻るぞ。シークイーンに乗れ!」
我らは急いでシークイーンに戻った。
シークイーンは光と共に海の中に沈みだした。
ダン!
「戻ってきたか?」
もとの海に戻ったとき上空から4代目が小竜から飛び降りてきた。
バートは直立不動で頭を下げた。
「バートに伝える。ブラックキッドなる者は海を荒らし、海の安全を脅かし、帝国が治める平和に泥を塗った。従って余自ら鎮圧に出向いた。だが、これはお主の失態でもあるぞ」
「申し訳ない・・・」
「このことはホリー国にも伝える。そして帝国で対処を考える。後日それを伝える」
4代目はバートにそう言うと某を見た。
そして何も言わず小竜に飛び乗り、いずこへと去って行った。
綺麗な海の音だけが聞こえる。
「ふん、聞くところによると今4代目は、ああやって問題が起きてる場所に自らが赴いて、自ら事を収めて世界に己の帝王の威厳というのを知らしめているらしい」
バートが鼻で笑っていた。
「俺は小さい頃、初代帝王の話を聞いた。それならば俺は海賊として海を支配したいと思った。そして俺は最高の海賊と呼ばれ、ついには街1つを手に入れた。だがオーシャンは俺が生まれる遙か昔から広い海を泳いでいた。・・・ただそれだけだった・・・」
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