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秘密の時間®️
「もう!!ノエル様ったら
あんなに綺麗で優しい婚約者がいるのに
出迎えもしないなんて、おかしいよ!!」
「ノエル様が私達の言うことを聞いたことが一度でもあった?諦めなさい。」
「でもぉ……ロザリア様が可哀想だよ。」
「ったく、男ってのはどこまでも美人に弱いんだから。」
「ぼ、僕は別に……!!」
「ほら早くノエル様を探して来て。
私はディナーの準備をするから。」
メルは、僕をシッシと追い払うようにして、キッチンから閉め出した後
「あっ!!後でロザリア様の部屋に
紅茶も用意して持っていってよ!?
ディナーまでは出来るだけお部屋にいて貰ってね!下手に出歩いて、ノエル様と鉢合わせたら大変だから!」
「な、何で?ノエル様と会えたら
ロザリア様、喜ぶのに。」
「はぁ、ソルって本当に何もわからないのね。」
「え?え?」
「こんな時間までノエル様が現れないってことは…レイとお楽しみ中でしょ。」
「お楽しみ……?
2人で?なにそれ。」
「わからないならそれでもいいから!
早く出てって!邪魔よ!」
「わぁ!?酷いメル!教えてよー!?」
バタン!!目の前で閉まった扉。
メルって時々本当に容赦ない。
料理の邪魔になるのは本当だから、仕方ない。
ノエル様とレイ……探しにいかなくちゃ。
それからロザリア様のお茶を用意して。
あー、忙しい!!
**
「の、ノエル様……!?
いやっ、嫌です!!
ぁ、それ……以上したら……//」
「……こら、逃げないで。」
「だって、うぅ、恥ずかしい……ぃ。」
「泣いたってダメだよ?
……可愛いだけ。」
「指がっ、ふ、深……いですっ//」
「……痛い?無理そう?」
「痛くぁ……な、けど!?あっ……」
「ふふっ、口、回ってないよ。」
「だ、てぇ……」
嫌だ、もう、こんなのっ。
グポッと音を立てて、何度も抜き差しされるノエル様の指。
花の香りに包まれた明るい庭園で。
四つん這いにされた僕は。
「恥ずかしい……ですっ、ひっ……ぁ。
許して……ノエルさまっ。
誰か来ちゃう……っ、ん。」
もうどのくらい?
「……ここは、僕の城だよ。
他に誰がいるって言うの?
大丈夫……レイのこんな
可愛い顔を見た奴がいたら。」
ちゃんと、僕が消すから。
「!?……そんっ……な!」
物騒なことを言う……ノエル様の方を
息も絶え絶えに振り向くとすぐに
顎を取られて
「んっ、んむ……っ!?」
「はぁ、……レイ。」
唇を奪われる。直ぐに舌を巻き取られて絡み合う。
「レイは、どうしてこんなに
甘いの……?」
ゾクゾク……背筋から
「ん、ちゅ……ん、ふぁ……」
尾骨を這う甘い痺れが…止まらない。
ノエル様のキス。
甘い唾液が喉に流れ込む、溢れる蜜が首元に流れる刺激にさえ、ゾクゾクして体が小さく震える。
その間も僕のお尻の中で、くちゅ、くちゅ、と止むことなく掻き回す長い指。
頭が真っ白になりそう、ぼんやりする。
ゾクゾク、ゾクゾクッて
止まらなくて
「ノエ……ノエル……様っ
もう、止め……ッあぁ、ん」
「こんなに溢れてるのに?」
「やら……ゃあっ、♡」
気持ち、良くて仕方なくて。
口の中も……僕の……中の奥の奥の方も。
あぁ、やだよ。
もっと
「もっ………と」
「!?」
「……欲しくなるから……いやっ」
ノエル様が、欲しくなる。
離れなきゃ、いけないのに。
僕のものじゃないのに。
身体が
心が
「……これ以上、煽るつもり?」
「ちが……ごめんなさい僕……
ぼく……ッ、」
「……謝らなくていい。
君なら僕に何をしても。
何を言っても、許す。
だから、レイ……君も。」
「の、ノエル様……?」
「僕を……ゆるして。」
愛してる……。
「!?うあっ……!?」
……求めて、離れられなくなるよ。
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