ハプロック神話

アンジェロ岩井

文字の大きさ
上 下
48 / 526
第2章「ネメシスレジストン」

第47話「ビル・マクラインの過去」

しおりを挟む
ワンブリウェスは、こんな奴がいたかと首を傾げた、そして質問をこのオトコに浴びせた。
「おい?おれに恨み?どっかの戦いの遺児か?それとも?おれが襲った、家の子かい?」
マクラインは怒気を含みながら、ワンブリウェスの質問に答えた。
「覚えていないのか!私の父は!第58騎兵隊隊長、ノーグ・マクラインだッ」
ノーグ?そんな奴いたかと、ワンブリウェスは首を傾げた、そして傾げた後に、ああと思い出した。そういえば何年か前にそう名乗った騎兵隊の隊長がいたな…そこまで考えた後にこう考えた、なぜおれが恨まれんだ…奴は戦いの中で死んだんだ、それを恨まれんのはお お角違いだと考えた、その後にこう投げ掛けた。
「おいおい、あいつは一応覚悟して、俺たちの土地に手を出したんだぞ、それで死んでも、文句は言えねぇだろうよ?」
その言葉が、マクラインの怒りに火を付けたのか、マクラインはワンブリウェスに向けて、銃を発砲した、弾がワンブリウェスの側を通った。ワンブリウェスは少し驚き、その後にワンブリウェスも発砲した。そこにジョンソンが口を挟んだ。
「ふふ、そうか…君の私怨とはそのことだったとのか…ふふ、なら私が君の復讐を手伝ってやろうじゃぁないか?」
マクラインはそれに、反応した。
「本当ですか!?」
ジョンソンは微笑を浮かべながら答えた。
「本当さ…私は嘘を言わんよ…」
マクラインは、ジョンソンの指示通り更に銃を再び発砲した。
「聞いたか?ワンブリウェスッ!これで、おれは貴様への恨みは存分に晴らせるんだぞッ」
「へっ、てめえは利用されてるだけだぜッ、あいつの策によぉ~」
利用という言葉に、マクラインは怒ったのか、銃を更に発砲した。だが弾はワンブリウェスに当たらなかった、そして、ワンブリウェスはマクラインが落ち着いた後にこう言った。
「へへ、落ち着いたかい?闇雲によぉ~撃ちあってもキリがねえだろぉ~
ここは、ガンマン方式の撃ち合いといこうぜ?」
「ガンマン方式だと?」
「そっ、ガンマン方式、つまりガンマンの決闘さ…相手に背を向けて十歩歩いて、そっからバンと撃つやつさッ」
それを聞いた後に、マクラインは、そんなことを言って奴は十歩の前の9歩で撃つつもりだろうと、マクラインは推測した。その後にマクラインはこう考えた、なら私は奴の裏をかいて8歩めで奴を撃とうと考えた。そう考えた後に、マクラインは、ワンブリウェスの申し出を受けた。
「いいだろう」
ワンブリウェスは、グッドとマクラインの申し出を受けた。
しおりを挟む

処理中です...