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悲しみの王子あらわる!借金ヒーローは勝てるか!?
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「こ、これが奴の第二の形態……」
「おれは悲しみの王子!ブルーブラックスペシャルッ!」
「いや、どういうネーミングセンスしてるんだよ!?」
義喜は思わず突っ込みを入れてしまう。
だが、デザインとしては最高に格好がいい。青を基調とした鎧に額にはVマークが刻まれており、体の装甲には『BLACK Blue』の文字が刻まれているからだ。
加えて、武器には光の剣を固定した形の良い剣を持っているではないか。
「お、親父!不味いぜ!」
義喜の言葉を聞いて、高岩は無言で首を縦に動かし、今度はメールハンドを利用して、頭の中へと無心メールの内容を注ぎ込む。
流石にフォームチェンジをしていても、無心メールが頭の中へと流し込まれてはひとたまりもなかったのだろう。
再び、頭を抱えて地面の上をのたうち回っていく。
「ァァァァァァァァァァ~!!!わかった!貸す!貸す!貸すから、それを流し込むのはやめてくれ!」
ラクタが懇願を見ても、高岩は顔色を一つ変える事なく、ナイフハンドを用いて、ラクタに向かってナイフを投げ出していく。
ラクタの喉元にナイフが突き刺さるのかと思われたのだが、彼は咄嗟に水色のゲリ状の液体へと姿を変えていく。どうやら、咄嗟のところで無心メールを振り払い、難を逃れたらしい。
同時に地面にはナイフが突き刺さっていく様子だけが見えた。
どうやら、液体状態になり、高岩のナイフを避けたらしい。
だが、高岩も負けてはいない。彼には切り札である借り物ハンドがある。
彼は借り物ハンドを呼び出し、ラクタの能力を借りて、自身もゲル状の液体になっていく。
液体同士がぶつかり合う中、互いを罵倒し合う声も響き渡っていく。
「なにがヒーローだッ!この借金野郎!そのダサい聖子ちゃんカットを保つ暇があれば、債権者に金を返しやがれ!」
「お前こそ、ファンの人たちに投げ銭を強要するんじゃあない!なにがヒーローだッ!」
「お前こそ、ヒーローであるのに、ファンをラン○ーの様な殺しの訓練を受けたとかいって、人を脅すんじゃあない!」
「黙れ!お前こそ、魔王軍の幹部の一人を引き摺り下ろして、その第一人者になるとかほざいていたらしいそうじゃあないか!そっちの方が余程、失礼だろ!」
「黙れ!お前こそーー」
「ねぇ、知ってる?英雄っていうのは英雄になろうとした瞬間に失格なんだよ。あんたがそれを口にした瞬間にもうその資格は剥奪されてるって言った方がいいかな?」
義喜のどこぞの弁護士を真似た台詞を引用しての突っ込みが響いていく。まさか、モアイ像のような顔をした男から、その様な事を言われるとは思ってもいなかったのだろう。
ゲル状の液体と化した筈のラクタの体が激しく揺れ動いていく。
「今だッ!」
高岩は素早く元の姿に戻り、液体になっているラクタに向かってミサイルを発射していく。
動揺していた事もあったのだろう。ラクタの体は粉々に打ち砕かれてしまう。
恐らく、そのまま避ける事ができなかったのだろう。
かつてのヒーローがと考えれば、あまりにも気の毒な末路である。
高岩はラクタを倒したと勘違いして、その場から立ち去ろうとしたのだが、背後に気配を感じ、慌てて向き直る。
すると、そこには多少の手傷を負ってはいるものの、未だに戦意に満ちた瞳を浮かべるラクタの姿。
「危なかったぜ、流石のおれでも、今のは死ぬかと思ったぞ」
「バカな!お前は確かにミサイルを発射した筈!」
「あたしがやったのよ!あたしが回復させたのよ!残念だったわね!借金アフロ男!」
背後で叫ぶのはラクタの相棒であエルフのホーミ。
例え、盾にされていたとしても、彼女は死んでいなかったのだ。
寸前のところで起き上がり、ラクタに治癒魔法を送っていたのである。
「ありがとー、ホーミ!感謝してるぜ」
「こ、これくらい。愛するヒーローのためだもの。当然だわ」
ラクタは兜の下で微笑むと、動揺する高岩一家に人差し指を突き付けながら叫ぶ。
「どうやら、おれの力を見せる時がきたようだな。見せてやろう!第三の形態をッ!」
果たして、ラクタが見せる第三の形態というのはどのようなものなのか。
借金ヒーローを次はどのような魔の手が襲うのか。
勿論、高岩も彼の家族も知る術などない。
知っているのは神とラクタのみである。
すいません。17時の投稿の分は私のミスにより、投稿ができませんでした。大変、申し訳ありませんでした。
その分として、今晩は二話投稿させていただきます。
「おれは悲しみの王子!ブルーブラックスペシャルッ!」
「いや、どういうネーミングセンスしてるんだよ!?」
義喜は思わず突っ込みを入れてしまう。
だが、デザインとしては最高に格好がいい。青を基調とした鎧に額にはVマークが刻まれており、体の装甲には『BLACK Blue』の文字が刻まれているからだ。
加えて、武器には光の剣を固定した形の良い剣を持っているではないか。
「お、親父!不味いぜ!」
義喜の言葉を聞いて、高岩は無言で首を縦に動かし、今度はメールハンドを利用して、頭の中へと無心メールの内容を注ぎ込む。
流石にフォームチェンジをしていても、無心メールが頭の中へと流し込まれてはひとたまりもなかったのだろう。
再び、頭を抱えて地面の上をのたうち回っていく。
「ァァァァァァァァァァ~!!!わかった!貸す!貸す!貸すから、それを流し込むのはやめてくれ!」
ラクタが懇願を見ても、高岩は顔色を一つ変える事なく、ナイフハンドを用いて、ラクタに向かってナイフを投げ出していく。
ラクタの喉元にナイフが突き刺さるのかと思われたのだが、彼は咄嗟に水色のゲリ状の液体へと姿を変えていく。どうやら、咄嗟のところで無心メールを振り払い、難を逃れたらしい。
同時に地面にはナイフが突き刺さっていく様子だけが見えた。
どうやら、液体状態になり、高岩のナイフを避けたらしい。
だが、高岩も負けてはいない。彼には切り札である借り物ハンドがある。
彼は借り物ハンドを呼び出し、ラクタの能力を借りて、自身もゲル状の液体になっていく。
液体同士がぶつかり合う中、互いを罵倒し合う声も響き渡っていく。
「なにがヒーローだッ!この借金野郎!そのダサい聖子ちゃんカットを保つ暇があれば、債権者に金を返しやがれ!」
「お前こそ、ファンの人たちに投げ銭を強要するんじゃあない!なにがヒーローだッ!」
「お前こそ、ヒーローであるのに、ファンをラン○ーの様な殺しの訓練を受けたとかいって、人を脅すんじゃあない!」
「黙れ!お前こそ、魔王軍の幹部の一人を引き摺り下ろして、その第一人者になるとかほざいていたらしいそうじゃあないか!そっちの方が余程、失礼だろ!」
「黙れ!お前こそーー」
「ねぇ、知ってる?英雄っていうのは英雄になろうとした瞬間に失格なんだよ。あんたがそれを口にした瞬間にもうその資格は剥奪されてるって言った方がいいかな?」
義喜のどこぞの弁護士を真似た台詞を引用しての突っ込みが響いていく。まさか、モアイ像のような顔をした男から、その様な事を言われるとは思ってもいなかったのだろう。
ゲル状の液体と化した筈のラクタの体が激しく揺れ動いていく。
「今だッ!」
高岩は素早く元の姿に戻り、液体になっているラクタに向かってミサイルを発射していく。
動揺していた事もあったのだろう。ラクタの体は粉々に打ち砕かれてしまう。
恐らく、そのまま避ける事ができなかったのだろう。
かつてのヒーローがと考えれば、あまりにも気の毒な末路である。
高岩はラクタを倒したと勘違いして、その場から立ち去ろうとしたのだが、背後に気配を感じ、慌てて向き直る。
すると、そこには多少の手傷を負ってはいるものの、未だに戦意に満ちた瞳を浮かべるラクタの姿。
「危なかったぜ、流石のおれでも、今のは死ぬかと思ったぞ」
「バカな!お前は確かにミサイルを発射した筈!」
「あたしがやったのよ!あたしが回復させたのよ!残念だったわね!借金アフロ男!」
背後で叫ぶのはラクタの相棒であエルフのホーミ。
例え、盾にされていたとしても、彼女は死んでいなかったのだ。
寸前のところで起き上がり、ラクタに治癒魔法を送っていたのである。
「ありがとー、ホーミ!感謝してるぜ」
「こ、これくらい。愛するヒーローのためだもの。当然だわ」
ラクタは兜の下で微笑むと、動揺する高岩一家に人差し指を突き付けながら叫ぶ。
「どうやら、おれの力を見せる時がきたようだな。見せてやろう!第三の形態をッ!」
果たして、ラクタが見せる第三の形態というのはどのようなものなのか。
借金ヒーローを次はどのような魔の手が襲うのか。
勿論、高岩も彼の家族も知る術などない。
知っているのは神とラクタのみである。
すいません。17時の投稿の分は私のミスにより、投稿ができませんでした。大変、申し訳ありませんでした。
その分として、今晩は二話投稿させていただきます。
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