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助けて!借金怪人が借りパクしてくるよ!
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「冒険者を倒せば、上から支給される金が増えるってのは本当かい?」
起き上がった時の高岩の顔は歓喜に満ち溢れていた。
その顔にトルスも戸惑いを隠しきれなかったらしい。困惑した表情を浮かべて小刻みに首を縦に動かす。
「そうか、そうか……よし、オレも魔王軍に入れてくれッ!」
「お、お父さん!?」
これには菜穂子も声を上げずにはいられまい。おまけにその上げた声も衝撃のために、ひどくもつれているではないか。
だが、高岩にはもうトルスの語る金の事しか頭にないのだろう。魔王軍に入るための状況を問い続けていく。
呆れたような声で説明を続けるトルス。この時の高岩の表情は喜びに満ち溢れている。焦るのはトルスと戦闘状態に入っている菜穂子。
父が目の前の金に目が眩み、地獄行きの事を忘れてしまわないのかが不安でならないのだ。
思わず悲痛に満ちた声を父へと届ける菜穂子。そして、その声を聞いて、ハッと叫ぶ高岩。
「あ、危なかった!おのれぇぇぇぇ~!!よくも卑怯な真似をして、オレを貶めてくれようとしたなッ!」
「いや、お前が勝手に魔王軍の給料について聞いてきたんだろうが!?」
トルスの突っ込みが轟く。この言葉は敵の言葉であるのだが、菜穂子を含む全ての冒険者が一同に首を縦に頷かせていく。
だが、高岩は反対にトルスを怒鳴る事で自らの行いを帳消しにしようと目論んだのだが、トルスを相手に怒鳴り散らしていく。
そして、一通り、それこそ息が切れるまで怒鳴り終えると、高岩は人差し指をトルスに向かって自身の考えを叫ぶ。
「もうお前の攻撃には惑わされんぞ!カモーン!借り物ハンド!お前の鞭を永遠に借りさせてもらうぞ!」
高岩が手袋を嵌めるのと同時に彼の両手にトルスが持っていた鞭が握られていた。同時に、菜穂子は自分の剣からトルスの縄のように太い鞭が離れている事に気が付く。
高岩は菜穂子に向かって安堵の微笑みを向けると、かつてヒーローを演じていた時のように声を張り上げて叫ぶ。
「これが拳法の達人が送る鞭の攻撃だぁぁぁぁぁ~!!」
高岩はトルスに向かって鞭を放っていく。トルスの顔の側面を高岩の鞭が直撃し、トルスの体を横転させていく。
体のバランスが崩れたためか、トルスの鞭が菜穂子の側から離れていく。
「おのれ!よくも、この暴力の達人、トルスに血を出させたなッ!」
トルスは体が横転した際に頬と地面とが擦れたのか、頬から流れる血を拭いながら叫ぶ。
まるで、どこぞのトレンディドラマ戦隊の悪役組織の幹部の台詞を。
「よくも、このトルス様に血を流させたなァァァァァ~!!」
そう、完全にどこかのラディ○さんである。トルスは手に持っていた鞭を飛ばし、高岩にそれを喰らわせようとするが、高岩も負けてはいない。
トルスは流石に魔王軍の幹部というべきか、新たな鞭を作り出すと、高岩に向かってその鞭を振っていく。
高岩の放つ鞭とトルスの放った鞭とが空中で絡み合い、互いに自身の手元を引っ張り合う姿が見られた。
高岩の所業を知らない人が見れば、ヒーローと悪役による綱引き勝負に見えたかもしれない。
二人が互いに鞭を引っ張っている時に、ようやくモアイ像のような顔をした長男が両手にいろいろな品物を下げた状態で現れた。
起き上がった時の高岩の顔は歓喜に満ち溢れていた。
その顔にトルスも戸惑いを隠しきれなかったらしい。困惑した表情を浮かべて小刻みに首を縦に動かす。
「そうか、そうか……よし、オレも魔王軍に入れてくれッ!」
「お、お父さん!?」
これには菜穂子も声を上げずにはいられまい。おまけにその上げた声も衝撃のために、ひどくもつれているではないか。
だが、高岩にはもうトルスの語る金の事しか頭にないのだろう。魔王軍に入るための状況を問い続けていく。
呆れたような声で説明を続けるトルス。この時の高岩の表情は喜びに満ち溢れている。焦るのはトルスと戦闘状態に入っている菜穂子。
父が目の前の金に目が眩み、地獄行きの事を忘れてしまわないのかが不安でならないのだ。
思わず悲痛に満ちた声を父へと届ける菜穂子。そして、その声を聞いて、ハッと叫ぶ高岩。
「あ、危なかった!おのれぇぇぇぇ~!!よくも卑怯な真似をして、オレを貶めてくれようとしたなッ!」
「いや、お前が勝手に魔王軍の給料について聞いてきたんだろうが!?」
トルスの突っ込みが轟く。この言葉は敵の言葉であるのだが、菜穂子を含む全ての冒険者が一同に首を縦に頷かせていく。
だが、高岩は反対にトルスを怒鳴る事で自らの行いを帳消しにしようと目論んだのだが、トルスを相手に怒鳴り散らしていく。
そして、一通り、それこそ息が切れるまで怒鳴り終えると、高岩は人差し指をトルスに向かって自身の考えを叫ぶ。
「もうお前の攻撃には惑わされんぞ!カモーン!借り物ハンド!お前の鞭を永遠に借りさせてもらうぞ!」
高岩が手袋を嵌めるのと同時に彼の両手にトルスが持っていた鞭が握られていた。同時に、菜穂子は自分の剣からトルスの縄のように太い鞭が離れている事に気が付く。
高岩は菜穂子に向かって安堵の微笑みを向けると、かつてヒーローを演じていた時のように声を張り上げて叫ぶ。
「これが拳法の達人が送る鞭の攻撃だぁぁぁぁぁ~!!」
高岩はトルスに向かって鞭を放っていく。トルスの顔の側面を高岩の鞭が直撃し、トルスの体を横転させていく。
体のバランスが崩れたためか、トルスの鞭が菜穂子の側から離れていく。
「おのれ!よくも、この暴力の達人、トルスに血を出させたなッ!」
トルスは体が横転した際に頬と地面とが擦れたのか、頬から流れる血を拭いながら叫ぶ。
まるで、どこぞのトレンディドラマ戦隊の悪役組織の幹部の台詞を。
「よくも、このトルス様に血を流させたなァァァァァ~!!」
そう、完全にどこかのラディ○さんである。トルスは手に持っていた鞭を飛ばし、高岩にそれを喰らわせようとするが、高岩も負けてはいない。
トルスは流石に魔王軍の幹部というべきか、新たな鞭を作り出すと、高岩に向かってその鞭を振っていく。
高岩の放つ鞭とトルスの放った鞭とが空中で絡み合い、互いに自身の手元を引っ張り合う姿が見られた。
高岩の所業を知らない人が見れば、ヒーローと悪役による綱引き勝負に見えたかもしれない。
二人が互いに鞭を引っ張っている時に、ようやくモアイ像のような顔をした長男が両手にいろいろな品物を下げた状態で現れた。
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