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冒険編
不穏な動き
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受話器を返すと、背後には深刻そうな顔を浮かべるルイーダの姿。
「どうやら、楽しい休暇……というわけにはいかんらしいな」
「あぁ、推測ばかりだが、否定できる証拠もない事ばかりだからな。オレンジの国がアクロニアのルドルフとガレリアの魔女の両名から狙われているって話だぜ」
「また、三つ巴になるのか、しかも、キュルテンの時よりも遥かに厄介ときている。何せ、今回の我々の敵は海の向こうの大陸最大の帝国と我が祖国を牛耳る政党なのだからな。単なる一部隊や殺人鬼を相手にするのとはわけが違う」
ルイーダは真剣な表情を浮かべながら言った。その口調には何処か重々しいものがあった。
だが、そうなるのも理解ができた。というのも、今回の敵があまりにも強大であるからだ。
放置して旅行を楽しむ。或いは全てを放棄して、街へと帰るという選択肢は二人の中には存在していない。
小国であるオーランジェ王国を見捨てるという考えは二人にはなかった。
二人はこの大いなる陰謀と戦う決意を固めた。
二人が椅子の上に座り、コーヒーと紅茶でも飲みながら、今後の計画を話し合うとしたところだ。レストラン兼ホテルの扉を叩く音が聞こえた。二人が扉の方向を振り向くと、そこには美しい卵型の顔に整った目鼻に唇をした端正な顔立ちの男がいた。
唯一、人間と違う点を挙げるとするのならば、その耳が鋭く尖っている事だろうか。
鉄砲とそれで獲ったと思われる鹿を担いでいるエルフの青年は和やかに笑うと、カウンターへと現れて、マスターに売買を持ち掛ける。
暫くの後に、顔に朗らかな笑みを浮かべながら、数枚の紙幣をズボンの中へと突っ込んで、外へと向かっていく。
だが、帰る直前になり、背後から声を掛けられた。
「し、失礼だが!?貴君はエルフではないか!?」
「えっ、はい、そうですが、なにか?」
エルフの青年の顔には明らかにルイーダに対する嫌悪のようなものが感じられた。
芸術品のような鼻先に皺を寄せている事がその何よりの証拠になるだろう。
大方、多くの観光客から珍獣のように扱われて、それを不快に思っているところもあったのだろう。
だが、ルイーダは己に寄せられた嫌悪など気にする事もなく、エルフの青年へと近付き、その手を強く握り締める。
「よかった!生きていてくれて、ありがとう……」
大袈裟な感涙を目にして、ありがたいやら、困るやらという態度でエルフの青年は接していた。
そんな大胆な行動をする妻を青年は慌てて引き離す。
それから、困惑して苦笑いを浮かべている青年に対し、平身低頭の姿勢で謝罪を行う。
幸いにも、青年は寛容な姿勢を見せてあっさりと許し、二人に手を振っていく。
エルフの青年が去った直後に、それまでの経緯を見ていたのか、ホテルのオーナーがカウンターから身を乗り出しながら尋ねた。
「エルフがそんなに珍しいのかね?確かに、この国は他の国に比べればエルフが多いがな」
「私はな、この時代に目覚めてから、ようやくエルフに会えたのだッ!私の時代に実在していた方々と……これは泣かずにはいられないだろう!?」
それを聞いたオーナーが両眉を上げながら、未だに感涙を流している男装の女性を指差す。
「き、気にしないでください。ウチの女房はたまにおかしくなる時があるんです。それに、昔からエルフが好きでしてね。今回の旅行もエルフに会えるのが楽しみだったらしくて、それで盛り上がってしまったんだと思います」
嘘と真実とを混ぜた言い訳を行い、なんとか、オーナーを誤魔化せたらしい。
未だに部屋の真ん中で感激に打ちひしがれている妻の腕を引っ張り、強制的に外へと連れ出す。
少しばかり大草原の上を散歩して、気も紛れたのか、彼女の気持ちも落ち着いたらしい。
先程の子供のような軽やかな声とは打って変わり、いつも通りの凛とした調子の声へと戻っていく。
「どうも、私は昔の事が絡むと良くないらしいな」
「そうだぞ、お前、気を付けろよ」
「それよりもだ。他にゴブリンやオーク、ドワーフにケンタウロスは何処にいる?」
「オーランジュ王国にはエルフだけだよ。後は北の方にチョロチョロとくらいかな?なにせ、人間が増える一方で、彼らの数は少なくなっていたからな。後はアクロニア帝国の方に何人か移り住んだらしいぞ」
ジードによれば、広大な海の向こうの帝国に移り住んだ亜人種たちはそれぞれの得意分野を利用して生活しているのだという。
ドワーフや製鉄業なんかで、ケンタウロスはケンタウロス車という車を引っ張って、観光客や人々を楽しませる仕事で生活を営んでいるらしい。
ゴブリンやオークはその肉体を利用した肉体労働や軍隊の方でも一部が活躍しているらしい。中には帝国士官学校を出たエリートもいるらしい。
「時代も変わったものだ。ゴブリンやオークが人間の兵士を指揮する時代が来るとは……」
「そりゃあ、千年前と今とじゃ価値観も全然違うよ」
二人はここ千年の間の亜人種の事を道外れの草原の上に寝転び、青く広がる空を見上げながら話していた。
暫く空を眺めていると、彼はふと思い出したように言った。
「そういえばさ、価値観とか建物とか亜人種の事は変わったけどさ、この空の景色だけは変わらないんだよな?」
「あぁ、この空だけは変わらないさ」
ルイーダは自分の横で寝転ぶ夫に向かって告げた。
それから後は二人とも何も言わずにずっと空と空の雲が作り出す様々な雲を見つめていた。
両者とも、コルネリアの言葉を思い出したに違いない。
このまま時が止まっていてほしい。そんな思いである。だが、二人の平穏を願う思いはたった一人の立派な剣を抱えた少女によっていとも簡単に破られてしまう。
少女だというのに、男の子の格好をした勝ち気な顔の少女は二人に向かって懇願した。
「た、頼む!あたしを助けてくれよ!」
困惑する二人を他所に、彼女は身勝手な懇願を続けていく。
上手い具合に追い返す思索を練っていた二人であるが、有無を言わさない状況になり、少女を守らざるを得ない状況へと陥ってしまう。
というのも、目の前に自動車に乗った黒いスーツに黒い中折れ帽を被った男たちが現れたからだ。
男たちは高圧的な態度で二人に言った。
「そのガキを引き渡してもらおうか」
「生憎と、私がそんな事を聞くと思うか?」
ルイーダは少女が持っていた柄頭に立派な赤い宝石が付いた剣を取り、鞘からそれを引き抜くと、そのまま男たちと対峙していく。
「どうやら、楽しい休暇……というわけにはいかんらしいな」
「あぁ、推測ばかりだが、否定できる証拠もない事ばかりだからな。オレンジの国がアクロニアのルドルフとガレリアの魔女の両名から狙われているって話だぜ」
「また、三つ巴になるのか、しかも、キュルテンの時よりも遥かに厄介ときている。何せ、今回の我々の敵は海の向こうの大陸最大の帝国と我が祖国を牛耳る政党なのだからな。単なる一部隊や殺人鬼を相手にするのとはわけが違う」
ルイーダは真剣な表情を浮かべながら言った。その口調には何処か重々しいものがあった。
だが、そうなるのも理解ができた。というのも、今回の敵があまりにも強大であるからだ。
放置して旅行を楽しむ。或いは全てを放棄して、街へと帰るという選択肢は二人の中には存在していない。
小国であるオーランジェ王国を見捨てるという考えは二人にはなかった。
二人はこの大いなる陰謀と戦う決意を固めた。
二人が椅子の上に座り、コーヒーと紅茶でも飲みながら、今後の計画を話し合うとしたところだ。レストラン兼ホテルの扉を叩く音が聞こえた。二人が扉の方向を振り向くと、そこには美しい卵型の顔に整った目鼻に唇をした端正な顔立ちの男がいた。
唯一、人間と違う点を挙げるとするのならば、その耳が鋭く尖っている事だろうか。
鉄砲とそれで獲ったと思われる鹿を担いでいるエルフの青年は和やかに笑うと、カウンターへと現れて、マスターに売買を持ち掛ける。
暫くの後に、顔に朗らかな笑みを浮かべながら、数枚の紙幣をズボンの中へと突っ込んで、外へと向かっていく。
だが、帰る直前になり、背後から声を掛けられた。
「し、失礼だが!?貴君はエルフではないか!?」
「えっ、はい、そうですが、なにか?」
エルフの青年の顔には明らかにルイーダに対する嫌悪のようなものが感じられた。
芸術品のような鼻先に皺を寄せている事がその何よりの証拠になるだろう。
大方、多くの観光客から珍獣のように扱われて、それを不快に思っているところもあったのだろう。
だが、ルイーダは己に寄せられた嫌悪など気にする事もなく、エルフの青年へと近付き、その手を強く握り締める。
「よかった!生きていてくれて、ありがとう……」
大袈裟な感涙を目にして、ありがたいやら、困るやらという態度でエルフの青年は接していた。
そんな大胆な行動をする妻を青年は慌てて引き離す。
それから、困惑して苦笑いを浮かべている青年に対し、平身低頭の姿勢で謝罪を行う。
幸いにも、青年は寛容な姿勢を見せてあっさりと許し、二人に手を振っていく。
エルフの青年が去った直後に、それまでの経緯を見ていたのか、ホテルのオーナーがカウンターから身を乗り出しながら尋ねた。
「エルフがそんなに珍しいのかね?確かに、この国は他の国に比べればエルフが多いがな」
「私はな、この時代に目覚めてから、ようやくエルフに会えたのだッ!私の時代に実在していた方々と……これは泣かずにはいられないだろう!?」
それを聞いたオーナーが両眉を上げながら、未だに感涙を流している男装の女性を指差す。
「き、気にしないでください。ウチの女房はたまにおかしくなる時があるんです。それに、昔からエルフが好きでしてね。今回の旅行もエルフに会えるのが楽しみだったらしくて、それで盛り上がってしまったんだと思います」
嘘と真実とを混ぜた言い訳を行い、なんとか、オーナーを誤魔化せたらしい。
未だに部屋の真ん中で感激に打ちひしがれている妻の腕を引っ張り、強制的に外へと連れ出す。
少しばかり大草原の上を散歩して、気も紛れたのか、彼女の気持ちも落ち着いたらしい。
先程の子供のような軽やかな声とは打って変わり、いつも通りの凛とした調子の声へと戻っていく。
「どうも、私は昔の事が絡むと良くないらしいな」
「そうだぞ、お前、気を付けろよ」
「それよりもだ。他にゴブリンやオーク、ドワーフにケンタウロスは何処にいる?」
「オーランジュ王国にはエルフだけだよ。後は北の方にチョロチョロとくらいかな?なにせ、人間が増える一方で、彼らの数は少なくなっていたからな。後はアクロニア帝国の方に何人か移り住んだらしいぞ」
ジードによれば、広大な海の向こうの帝国に移り住んだ亜人種たちはそれぞれの得意分野を利用して生活しているのだという。
ドワーフや製鉄業なんかで、ケンタウロスはケンタウロス車という車を引っ張って、観光客や人々を楽しませる仕事で生活を営んでいるらしい。
ゴブリンやオークはその肉体を利用した肉体労働や軍隊の方でも一部が活躍しているらしい。中には帝国士官学校を出たエリートもいるらしい。
「時代も変わったものだ。ゴブリンやオークが人間の兵士を指揮する時代が来るとは……」
「そりゃあ、千年前と今とじゃ価値観も全然違うよ」
二人はここ千年の間の亜人種の事を道外れの草原の上に寝転び、青く広がる空を見上げながら話していた。
暫く空を眺めていると、彼はふと思い出したように言った。
「そういえばさ、価値観とか建物とか亜人種の事は変わったけどさ、この空の景色だけは変わらないんだよな?」
「あぁ、この空だけは変わらないさ」
ルイーダは自分の横で寝転ぶ夫に向かって告げた。
それから後は二人とも何も言わずにずっと空と空の雲が作り出す様々な雲を見つめていた。
両者とも、コルネリアの言葉を思い出したに違いない。
このまま時が止まっていてほしい。そんな思いである。だが、二人の平穏を願う思いはたった一人の立派な剣を抱えた少女によっていとも簡単に破られてしまう。
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「た、頼む!あたしを助けてくれよ!」
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というのも、目の前に自動車に乗った黒いスーツに黒い中折れ帽を被った男たちが現れたからだ。
男たちは高圧的な態度で二人に言った。
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