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揺れ動く心
23
近づくに連れて、
瑞紀が小さいながらも抵抗してるのが
目を閉じて涙を流してるのが
分かる。
夢中でキスしてる男の肩を後ろからぐっと掴んで。
瑞紀から引き離す。
俺に驚く瑞紀の腕を掴んで、自分の背後に隠すと。
若い男は、突然の俺の行為に怒っているようで。
「…何ですか、貴方はぁ?」
…うわ。
最悪。
思わず顔をしかめる。
こいつ、泥酔してる。
その状態でも女にキスするとは。
俺は軽蔑の目を向けながら、
「ちょっと、君さ、何やってんの。」
俺はいつもより数段低い声で。
「…はぁ?俺は自分の婚約者に「あぁ、それ、無しにしたから。」
「…っえ?」
背後から瑞紀の驚いた声。
えっ、て。
何だ。
えっ、て。
こいつが気に入ってるのか。
ふざけるな。
そう思いながらも。
「お前になんの権限があって言ってんだよ!俺は副社長の「息子でしょ、知ってるよ。」
俺はそう言いながら男に一歩一歩近づく。
「…副社長の、“息子”でしょ。何勘違いしてんの、偉そうに。君が偉いんじゃなくて、お父さんが偉いだけ。そこ、きちんと覚えておく頭ぐらい用意してもらえなかったの?」
「…おい、てめぇ!「流石、人の嫁をかっさらって行こうとするだけあるよね。親子揃って常識がない。」
俺がそう言うと、男は俺が誰なのか分かったようで、
「てめ、会社にいられなくしてやる!」
「あぁ、出たね、そうやって自分でどうにも出来ないから親に頼る二世の特性。ま、良いよ、好きにしなよ。」
背後で流石にそれはまずいんじゃないかと瑞紀が心配して俺のスーツの裾を引っ張る。
その手をキュッと握りながら。
「…知哉さ「その分、会社にどれだけの損害が出るか、君は分からないだろうけどお父さんは分かるだろうからね。」
「…」
男の顔が、
「良いよ、クビにするなりなんでもすれば良い。その代わり、そうなったあかつきには、この会社の上がり株、全て買い取って潰してあげるよ、この会社。」
怒りで
「会社員への賠償金、有力株主への見舞金、退職手当金。さて、手元に残る借金はいくらになるかな。」
歪む。
その顔を笑って見つめながら。
「…そこら辺まできちんとお伝えになって、ご検討下さいね、副社長の“息子”さん。」
そう言うと。
男は、ちっ。、と盛大に舌打ちをかましてバルコニーから出て行った。
瑞紀が小さいながらも抵抗してるのが
目を閉じて涙を流してるのが
分かる。
夢中でキスしてる男の肩を後ろからぐっと掴んで。
瑞紀から引き離す。
俺に驚く瑞紀の腕を掴んで、自分の背後に隠すと。
若い男は、突然の俺の行為に怒っているようで。
「…何ですか、貴方はぁ?」
…うわ。
最悪。
思わず顔をしかめる。
こいつ、泥酔してる。
その状態でも女にキスするとは。
俺は軽蔑の目を向けながら、
「ちょっと、君さ、何やってんの。」
俺はいつもより数段低い声で。
「…はぁ?俺は自分の婚約者に「あぁ、それ、無しにしたから。」
「…っえ?」
背後から瑞紀の驚いた声。
えっ、て。
何だ。
えっ、て。
こいつが気に入ってるのか。
ふざけるな。
そう思いながらも。
「お前になんの権限があって言ってんだよ!俺は副社長の「息子でしょ、知ってるよ。」
俺はそう言いながら男に一歩一歩近づく。
「…副社長の、“息子”でしょ。何勘違いしてんの、偉そうに。君が偉いんじゃなくて、お父さんが偉いだけ。そこ、きちんと覚えておく頭ぐらい用意してもらえなかったの?」
「…おい、てめぇ!「流石、人の嫁をかっさらって行こうとするだけあるよね。親子揃って常識がない。」
俺がそう言うと、男は俺が誰なのか分かったようで、
「てめ、会社にいられなくしてやる!」
「あぁ、出たね、そうやって自分でどうにも出来ないから親に頼る二世の特性。ま、良いよ、好きにしなよ。」
背後で流石にそれはまずいんじゃないかと瑞紀が心配して俺のスーツの裾を引っ張る。
その手をキュッと握りながら。
「…知哉さ「その分、会社にどれだけの損害が出るか、君は分からないだろうけどお父さんは分かるだろうからね。」
「…」
男の顔が、
「良いよ、クビにするなりなんでもすれば良い。その代わり、そうなったあかつきには、この会社の上がり株、全て買い取って潰してあげるよ、この会社。」
怒りで
「会社員への賠償金、有力株主への見舞金、退職手当金。さて、手元に残る借金はいくらになるかな。」
歪む。
その顔を笑って見つめながら。
「…そこら辺まできちんとお伝えになって、ご検討下さいね、副社長の“息子”さん。」
そう言うと。
男は、ちっ。、と盛大に舌打ちをかましてバルコニーから出て行った。
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